ゲーミングPCを購入するときは、既製品メーカーとBTOメーカーの大きく分けて二通りの選択肢があります。購入ではなく自作という手もあるものの、初心者に自作はハードルが高めです。
BTOメーカーは、マウスコンピューターなど近年CMなどでも話題になっており、注目が集まっています。市販品と違い、購入時にパーツのカスタマイズが可能などメリットが大きいのが特徴です。
本記事では、そんなゲーミングPCを取り扱うBTOメーカーの選び方と、おすすめBTOメーカーについて比較表を交えながら紹介していきます。
本記事は「コンテンツ制作ポリシー」に則って制作されています。
また、本記事にはプロモーションが含まれます。
BTOゲーミングPCとは
BTOというのは、「Build To Order」の略です。日本語訳にすると、受注生産になります。
ユーザーが購入してから製品を作るのが、受注生産です。そのため、BTOメーカーではゲーミングPCの購入時にパーツをある程度の範囲でカスタマイズできます。ストレージを追加したり、メモリの容量を増やしたり自分好みの構成にできるのが魅力的です。
もちろん、自作と比べると選択肢は限られます。
ただ、自作と比べて簡単なのがいいところです。注文時に変更したい点や追加したい点を選び、購入するだけで自分好みにカスタマイズされたゲーミングPCが届きます。
また、カスタマイズしなくとも構成のバランスがいいゲーミングPCが多いのがいいところです。
そのうえ、市販品よりもコスパが高い傾向があります。たとえば同じ10万円台前半のモデルでも、一般的な市販モデルよりも性能が高いモデルが多いです。
細かいカスタマイズがしたい方、少しでも高いコスパでゲーミングPCを購入したい方にはBTOメーカーでの購入をおすすめします。
BTOゲーミングPCメーカーの選び方
BTOゲーミングPCメーカーは、数が多いです。有名どころだけでも、ドスパラ・マウスコンピューター・ツクモ・パソコン工房などなど、さまざまなメーカーがあります。メーカーごとに特色が異なるので、メーカー選びが重要です。
そこで、BTOゲーミングPCメーカーの選び方について紹介していきます。
納期の早さで選ぶ
ゲーミングPCの納期は、BTOメーカーによって異なります。
通常納期が3営業日というメーカーもあれば、1週間程度のメーカーもあるので、少しでも早く使いたい場合は納期が早いBTOメーカーを選びましょう。メーカーによっては、即納モデルという最短翌日に発送されるような製品もあります。
自分好みのスペックのゲーミングPCに即納モデルがあれば、そちらを選ぶのがおすすめです。
もちろん、納期の早さにこだわりすぎて、自分が本当に求める性能のゲーミングPC以外を購入してしまっては、元も子もありません。
あくまでも、自分好みのスペックかどうかを優先し、そのなかで比較的納期が早いメーカーやモデルを選ぶのが大切です。
保証期間やサポートのサービス内容で選ぶ
BTOゲーミングPCメーカーを選ぶ際は、保証期間の長さやサポートのサービス内容も重要です。
初心者の方や、ゲーミングPCのメンテナンスに自信がない方の場合は、特に重要な要素になります。保証期間が長かったり修理サポートが充実していたりすれば、万が一故障した際にも安心です。
そのうえ、メンテナンス時にわからないことがあれば電話で質問できる場合があります。
サービス内容は、「24時間365日のサポート対応」「故障時の修理料金」などをチェックするのがおすすめです。
24時間365日サポート対応していれば、故障時にすぐ対応できます。故障時の修理料金に関しては、メーカーによってさまざまです。保証期間中は修理が無料だとしても、送料を負担しなければならないことがあります。
修理料金が無料か有償か、また、送料負担はあるのかどうかをチェックしましょう。
カスタマイズ性・拡張性で選ぶ
BTOゲーミングPCメーカーを選ぶ際は、カスタマイズ性や拡張性も重要です。
カスタマイズは、BTOゲーミングPCメーカーで購入する醍醐味のひとつ。カスタマイズ性が低ければ、BTOメーカーの醍醐味を思う存分楽しめません。
CPUとGPUを機種内で選択できるか、CPUクーラーの変更はできるかなど、チェックするべきポイントは多いです。特にCPUとGPUに関しては、機種内での選択ができないメーカーが多い傾向があります。
ここが選択できるBTOメーカーは、比較的カスタマイズ性が高いです。
ラインナップで選ぶ
ゲーミングPCのラインナップで選ぶのも、BTOメーカー選びでは重要です。
ラインナップ数が少なければ、選択肢が少なくなります。ある程度はカスタマイズできるとは言っても、各モデルの根幹になるCPUとGPUは自由に選択できないケースが多いです。ラインナップ数が多ければ、そこをカスタマイズできなくても選びやすくなります。
さらに、遊びたいゲームや使いたい用途に合わせやすくもなるので、ラインナップの数や自分好みのモデルの有無は非常に重要です。
BTOメーカーを選ぶ際は、ラインナップを見比べてより自分好みのゲーミングPCのラインナップが多いメーカーを選びましょう。
デザインで選ぶ
ゲーミングPCのデザインは、BTOメーカーごとに異なります。多くのメーカーではモデルごとにデザインが変わるということはなく、メーカーを選んだ時点でデザインがある程度決まるのが特徴です。
そのため、デザインにこだわりたい場合はメーカー選びの時点で気を配る必要があります。
たとえばドスパラ、パソコン工房、ツクモはどのモデルでもデザインが同じです。ドスパラは少しごつめのケースで、ツクモは少しスタイリッシュなケースになっています。
一方、フロンティアやストームはガラスパネルのモデルもあり、ブラックだけでなくホワイトのカラーリングも販売しているのが特徴です。一般的には、フロンティアやストームのほうがおしゃれだと言われています。
支払い方法で選ぶ
支払い方法も、BTOメーカー選びでは重要です。
支払い方法はメーカーごとにあまり変わりがないものの、分割払いの方法などには違いがあります。
たとえばクレジットカードのほかにショッピングローンでの分割払いを用意するメーカーが多いですが、その会社が異なるという違いです。多くは、オリコかジャックスのいずれかが使われています。
会社によって審査の厳しさや分割手数料などが異なるので、しっかりとチェックしておきましょう。
サイトの見やすさで選ぶ
サイトの見やすさも、BTOメーカー選びでは重要なポイントです。
サイトが見やすくないと、自分好みのモデルを選びにくくなります。サイトのレイアウトの見やすさ、検索システムの充実度などが特に大切なポイントです。それら二つが見やすく充実していれば、より自分好みのゲーミングPCを探しやすくなります。
また、カスタマイズ画面の見やすさも重要です。
長々とスクロールしないと合計価格が見られなかったり、カスタマイズ内容が確認しにくかったりすると、選択ミスが起きかねません。それらの二つの情報が画面の右に常に表示されていれば、ミスは比較的起きにくくなります。
【初心者向け】ゲーミングPCのおすすめBTOメーカー3選
ここまで、ゲーミングPCのおすすめBTOメーカーの選び方について紹介してきました。ここからは、カテゴリ別にゲーミングPCのおすすめBTOメーカーを合計10社紹介していきます。
まずは、初心者におすすめのBTOメーカーを3つ紹介していくので、ぜひご参考ください。
メーカー | 商品数 | コスパ | 保証期間 | サポート対応時間 | 納期 |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | 多 | ◯ | 1年(最長5年) | 9:00~21:00 | 即納あり |
マウスコンピューター | 多 | ◯ | 3年(最長5年) | 24時間対応 | 決済日より約4日で出荷*¹ |
ツクモ | 多 | ◯ | 1年(最長5年) | 平日 11:00~19:00 土日・祝 10:30~18:30 |
即納あり |
※1 翌営業日出荷サービス(有料)を利用すれば、ほぼ即納になります。
ドスパラ
ドスパラは、1992年に創業し、長年BTOゲーミングPCを販売してきた老舗のメーカーです。
初心者から上級者まで、幅広い方が満足できる豊富なラインナップが特徴。CPUとGPU、CPUクーラーのカスタマイズは自由度が高くないものの、それ以外の部分は自由にカスタマイズできます。
そんなドスパラが初心者におすすめな理由は、構成の完成度が高いことです。
標準構成でも、パーツがバランスよく組まれています。モデルのラインナップが豊富なことと合わせて、カスタマイズしなくても快適に使えるのがいいところです。購入時に選択するだけだと言っても、カスタマイズにはある程度の知識が必要。
そのため、カスタマイズをしなくても完成度が高いゲーミングPCが購入できるドスパラは、初心者におすすめだと言えます。
GALLERIA RM5R-R35
By: dospara.co.jp
- 多少重めの2Dゲームでも快適
- 軽い3Dゲームが快適
- コスパが高い
- 高フレームレートは厳しい
- CPUとGPUのカスタマイズができない
本機は、ドスパラのエントリークラスゲーミングPCです。
Ryzen 5 4500とRTX 3050を組み合わせています。2Dゲームなら、重くても快適に動かせる程度の性能です。昨今は2Dでも演出面やグラフィックなどが凝られていて、重いゲームも多くなっています。
そのようなメトロイドヴァニアなどの2Dゲームが好きな方には、使いやすいモデルです。
さらに、Apexなどの軽いゲームなら3Dゲームでも100fps以上のフレームレートが出せます。
フレームレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数を示す値のことです。画像の枚数が多くなるほど、映像が滑らかになります。FPS・TPSにおいては144fps以上が有利とされているものの、快適に遊びたいだけなら60fps以上が出せれば十分です。
また、予算に余裕があるならストレージを1TBに増やすのがおすすめ。標準構成では500GBですが、ゲームをインストールする場合は500GBでは足りません。後から外付けSSDを購入するのも手ですが、それよりもカスタマイズで追加したほうが楽です。
そのうえ、場合によっては外付けSSDのほうが高くつくこともあります。
1TBに増設しても約11万7000円。これでも性能と比べると安く、コスパが損なわれません。むしろ、増設したほうがコスパが高くなると言えます。
CPU | Ryzen 5 4500 |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
マウスコンピューター
マウスコンピューターは、マイクロソフトのOEM認定を受けた数少ないメーカーのひとつです。マイクロソフトのOEM認定は、品質などの面において厳しい条件があります。それをクリアしていることから、品質面で非常に信頼できるBTOメーカーです。
さらに、マウスコンピューターのPCは全て国内で生産されています。輸送の手間や運賃などがかからないうえに、出荷から配送までも長いのがいいところです。そのうえ、熟練の職員により組み立てられるため、品質も高い傾向があります。
そんなマウスコンピューターを初心者におすすめする理由は、コスパの高さです。
マウスコンピューターのゲーミングPCは、どれもスペックと比べると価格が安い傾向があります。Photoshopなどの重いソフトもサクサクと動かせて、ゲームも快適にプレイできるようなPCが安く手に入るのがいいところです。
ゲームも仕事も、より快適になります。
また、マウスコンピューターはサポート体制が充実しているのも特徴です。
24時間・365日電話サポートに対応しており、一部製品に関しては標準の保証期間が3年と長くなっています。トラブルが起きても、安心してサポートに問い合わせられるのも初心者におすすめの理由です。
G-Tune DG-I5G60
By: mouse-jp.co.jp
- ゲーム性能に対して価格が低い
- 軽いゲームならフルHDで144fps以上が出せる
- CPUクーラーの選択肢が多い
- CPUとGPUはカスタマイズできない
本機は、マウスコンピューターの高コスパミドルクラスゲーミングPCです。
特筆すべきは、ゲーム性能が高く価格が低いところ。
GPUには、GeForce RTX 4060が搭載されています。処理性能が高いCore i5-13400Fとの組み合わせであれば、Apexなどの軽いゲームでフルHDで144fps以上が出せるのがいいところです。
さらに、Core i5-13400はエントリークラスではあるものの、少々重いソフトでも快適に動かせる処理性能があります。クリエイティブな作業は難しいものの、一般的な作業程度なら快適に使えるのがいいところです。
また、マウスコンピューターはCPUクーラーの選択肢が多いのも魅力的。
本機のようなエントリークラスでも、数種類の空冷クーラーと水冷クーラーのなかから選べます。
空冷は空気の力で冷やす方式で、比較的安いものの音が大きいのがネックです。それでも、選択肢が多いので比較的静音性の高いものに変えられます。
水冷式は、循環液で熱を吸い取り、ラジエーターという金属部品に熱を集めてファンで空気を送る方式です。液体と風の両方の力で冷却するので、冷却性能と静音性能が高いのがいいところ。
本機のようなエントリークラスでも、重い作業をすれば熱を発しやすくなるので、気になる場合は水冷式もおすすめです。
CPU | Core i5-13400F |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ツクモ
ツクモは、ヤマダ電機系列のBTOメーカーです。
ツクモは、同じモデルで複数の構成を用意しているのが特徴。同じモデルのなかでCPUとGPUの組み合わせが選べるので、ゲーム性能と処理性能の両方を優先させたりコスパを優先させたりと自分好みのモデルを見つけやすいです。
さらに、そこからカスタマイズで微調整もできます。カスタマイズ性が特に高いBTOメーカーです。
また、オリジナルBTOゲーミングPCだけでなく、他社メーカーパソコンの販売もしています。BTOだけでなく、市販品とも比較しながらゲーミングPCを選びたいという方にもおすすめです。
G-GEAR GA5J-C230/B3
By: tsukumo.co.jp
- フルHDで144fpsが出せる
- 複数の構成から選べる
- CPUのカスタマイズも可能
- GPUの選択肢が非常に豊富
- 良くも悪くも落ち着いたデザイン
- ボトルネックに気を配る必要がある
本機は、ツクモのミドルクラスゲーミングPCです。
構成を3種類から選べますが、本記事では、最も安価な標準構成を基準に紹介します。
Core i5-13400FとRTX 4060の組み合わせで、軽いゲームなら画質を下げなくてもフルHDで144fps以上でのプレイが可能です。多少重いゲームでも、画質設定を下げれば高フレームレートを維持できます。
さらに、カスタマイズの幅が非常に広いです。
たとえば、CPUは「Core i5-13400F」「Core i5-13400」「Core i5-13500」の3つから選べます。同一シリーズ内のカスタマイズに留まるものの、CPUを選べるBTOゲーミングPCは少ないので、貴重な存在です。
そのうえ、GPUの選択肢も非常に豊富。大幅にスペックアップできます。
ただし、GPUのカスタマイズ時はボトルネックに気を付けないといけません。
ボトルネックというのは、GPUの性能を最大限引き出せなくなることです。CPUの性能が不足している場合に、発生します。CPUはGPUを含むさまざまなパーツの制御もしているので、GPUの性能をどれだけ引き出せるかはCPUにかかっていると言っても過言ではありません。
本機は、カスタマイズ時にRTX 4070 SUPERなどのハイスペックなGPUも選べますが、標準のCPUのままではボトルネックが発生します。
少なくとも、Core i5-13500へのカスタマイズは必要です。それでも少し不安があるので、GPUを大幅にスペックアップするには購入後にCPUを換装するのがおすすめ。
とはいえ、初心者には少し難しいです。
本機を購入する際は、GPUにはあまり手をつけず、ほかの部分を細かく自分好みに調整していきましょう。
CPU | Core i5-13400F |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB |
【コスパ重視】ゲーミングPCのおすすめBTOメーカー3選
初心者向けにおすすめのBTOメーカーを紹介してきました。それにあわせて初心者向けのモデルを紹介しましたが、もちろんBTOメーカーにはミドルクラスのゲーミングPCも多いです。そのうえ、コスパが高いミドルクラスゲーミングPCを取り扱うBTOメーカーもあります。
そこで今度は、コスパ重視の方におすすめのゲーミングPCのBTOメーカーを3つ紹介していくので、ぜひご参考ください。
メーカー | 商品数 | コスパ | 保証期間 | サポート対応時間 | 納期 |
---|---|---|---|---|---|
フロンティア | 中 | ◎ | 1年 | 10:00~19:00 | 1週間程度 |
ストーム | 中 | ◯ | 1年 | 10:00~11:50 12:50~18:00 |
4~6営業日出荷 |
パソコン工房 | 多 | ◯ | 1年(最大4年) | 10:00~19:00 | 2~3週間後 |
フロンティア
フロンティは、セールの割引額が非常に大きいことで人気のBTOメーカーです。
セール時には、人気モデルが3万円以上の割引になることがよくあります。台数限定や期間限定という制限を設けてはいるものの、コスパが非常に高いです。
そのうえ、セールをしていない平常時のコスパも高い傾向があります。性能に対して全体的に価格が低く、特にミドルクラスゲーミングPCのコスパの高さはBTO業界でも随一です。
さらに、ケーブルの配線が綺麗なのもいいところ。フロンティアはガラスサイドパネルを搭載するモデルが多いので、ケーブル配線が綺麗なのは非常に魅力的です。細部にまでこだわって、つくられています。
性能がよく価格が低く、デザイン面も良質。
ドスパラやマウスコンピューターと比べると知名度は低いものの、幅広い方におすすめしやすいBTOメーカーです。
FRGAG-B760/4070TC/NTK
- WQHDでも144fpsで遊べる
- フルHDなら240fpsも可能
- 処理性能が高く重い作業にも向いている
- メモリ容量が大きくて便利
- カスタマイズで選べるパーツ数が少ない
- 水冷クーラーが選べない
本機は、フロンティアのミドルクラスゲーミングPCです。
Core i7-14700FとRTX 4070 Ti SUPERを組み合わせており、高性能。
Apexなどの軽めのゲームであれば、WQHD解像度でも144fpsで遊べます。フルHDであれば、画質設定を下げずとも240fps付近が出せるのがいいところです。
ゲーム性能だけで見れば、ハイエンドモデルに引けを取りません。快適に遊べないゲームはないと言えるほどに、性能が高いです。
そのうえ、処理性能も高くなっています。Core i7-14700Fは動画編集や配信など、同時並行処理に強いです。32GBの大容量メモリと合わせて、クリエイティブな作業にも十分通用します。
そして、CPUをワンランク上のCore i9-14900Fに変更可能です。これに変更すれば、ゲーム配信やVtuber配信でも快適に使える処理性能になります。
ただ、カスタマイズで選べるパーツの数が少ないです。たとえばCPUクーラーは、サイドフローの空冷のみで水冷は選べません。
細かくカスタマイズしたい方には注意が必要ですが、それ以外の方には非常におすすめのゲーミングPCです。
CPU | Core i7-13700F |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
ストーム
ストームは、非セール時も含めてコスパが非常に高いゲーミングPCのBTOメーカーです。
他社と同じ価格帯で、GPUがワンランク上というようなモデルが多数ラインナップされています。ゲーム性能を重視する方にとっては、特にコスパが高いモデルが多いのが魅力です。
さらに、サポートが充実しているのもストームの魅力のひとつです。
購入から1年間は、無償修理保証がつきます。そのうえ、訪問サポートが土日祝日に対応しているので、非常に便利です。ほかにもアップグレード、カスタマイズなどの有料サポートもしています。
購入後にカスタマイズがしたいものの、自分で交換するのは不安という場合でも対応可能です。
ただ、購入時のカスタマイズの幅が全体的に狭くなっています。まったくカスタマイズできないモデルもあるので、幅広いパーツのなかから選んで購入したいという方には不向きです。
PG-PSKXB7T
By: stormst.com
- 幅広いゲームを高フレームレートで遊べる
- エアフロー効率が高い
- 動画編集などにも使える
- カスタマイズができない
Core i7-13700Fと、RTX 4070Tiを組み合わせたミドルクラスゲーミングPCです。
この組み合わせであれば、多少重いゲームでも144fps程度で快適に遊べます。軽いゲームなら、200fps以上張り付きでのプレイも十分可能です。フレームレートをそれほど重視しないゲームの場合は、WQHD解像度でも快適に遊べます。
そのうえ、処理性能が高くメモリ容量が高いため、動画編集などの高い処理性能が求められる作業にも使いやすいです。
ゲームも作業も、両方快適にしたい方には最適。
また、エアフロー効率が高いのも本機の大きな魅力です。
エアフローというのは、空気の通り道のことです。本機は、通気性が高いメッシュ構造のフロントパネルを採用しています。そこに3基のケースファンが付いているので、効率よく空気を取り込めるのがいいところです。
排気も、裏面だけでなく天面でもできるようになっています。
新しい空気を積極的に取り入れ、熱を持った空気を効率よく排出できるためゲームを長時間プレイしても熱がこもりにくいです。
CPU | Core i7-13700F |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
パソコン工房
パソコン工房は、実店舗が多いことが特徴のゲーミングPCのBTOメーカーです。
実店舗が多いので、持ち込み修理などの点において便利。配達での修理よりも、対面して実際にPCの状態を見ながら相談できるのでスムーズです。
さらに、販売価格が安いのもパソコン工房のいいところ。エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いラインナップがあり、どれもが他社よりも安いです。
そのうえ、セールを頻繁に行っています。タイミングを見計らわなくても、お得な特典を受けながら購入できる可能性が高いです。
コスパを重視するのであれば、優先して検討したいBTOメーカーだと言えます。
iiyama LEVEL-M7P5-R57X-UL3X
By: pc-koubou.jp
- 同価格の他社製品よりGPU性能が高い
- カスタマイズ画面が見やすい
- 水冷クーラーも選択可能
- 標準のストレージ容量が小さい
本機は、Ryzen 7 5700XとRTX 4070 Tiを組み合わせたゲーム性能重視のゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700Xは、ゲーム性能に特化したCPU。作業適性がCore i7より低いものの、省電力でなおかつゲーム性能が高いのがいいところです。そのうえ、価格もCore i7より安く高コスパ。
RTX 4070 Tiとの組み合わせであれば、ApexをフルHDで200fps以上張り付きで遊べます。高フレームレートを狙う必要がないゲームなら、WQHDでも快適です。
さらに、カスタマイズで水冷クーラーを選択できます。RTX 4070 Tiは性能が高い分、発熱もしやすいので水冷が選べるのは大きなメリットです。
一方、ストレージ容量は標準で500GBと小さいので、1TB以上にカスタマイズする必要があります。
とはいえ、水冷に変えてストレージを1TBに増設しても、まだ他社製品より安いです。予算に少しでも余裕があれば、これらのパーツのカスタマイズをおすすめします。
CPU | Ryzen 7 5700X |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB |
【性能重視】ゲーミングPCのおすすめBTOメーカー4選
コスパよりも性能を重視したいという方には、ハイエンドゲーミングPCを視野に入れるのがおすすめです。今度は、ハイエンドゲーミングPCのクオリティが高い性能重視のBTOメーカーを4つ紹介していきます。
メーカー | 商品数 | コスパ | 保証期間 | サポート対応時間 | 納期 |
---|---|---|---|---|---|
パソコンショップアーク | 多 | ◯ | 1年(最長3年) | 24時間対応 | 7~10日で出荷 |
サイコム | 少 | ◯ | 1年(最長3年) | 平日 10:00~12:00 13:00~17:00 |
土日・祝を除く13日以内で出荷 |
パソコンショップセブン | 少 | ◯ | 1年(最長3年) | 10:00~17:00 | 1~5日で出荷 |
DELL | 少 | △ | 1年(最長5年) | 24時間対応 | 約10日で出荷 |
パソコンショップアーク
パソコンショップアークは、BTOゲーミングPCだけでなく他社の市販品やPCパーツなども幅広く扱うショップです。
パソコンショップアークのゲーミングPCは、構成パーツのメーカーと型番が表記されています。一部表記がないものもありますが、他社よりも公表しているパーツの数が非常に多いです。
メーカーと型番がわかるので、個別に調べれば各パーツの信頼性や性能がわかります。ほかのBTOメーカーではわからない部分がわかるので、よりゲーミングPC選びがしやすいです。
さらに、arkhive以外にもさまざまな製品を取り扱っています。MSIなど、海外メーカーの取り扱いがほかのショップと比べて非常に豊富です。
BTOゲーミングPCだけでなく、幅広いパソコンのなかから選びたいという方には特におすすめのメーカーだと言えます。
arkhive AG-AR8X67AGL9-CM
By: ark-pc.co.jp
- ゲーム性能がトップクラス
- CPUのカスタマイズが可能
- カスタマイズ画面が使いやすい
- 処理性能は同価格帯他社製品より劣る
本機は、ゲーム性能が非常に高いハイエンドゲーミングPCです。
GPUに、RTX 4090を搭載しています。2024年時点ではトップクラスに高性能なGPUで、4Kでも高フレームレートでゲームをプレイ可能です。
ただし、フルHD環境しかない場合は、少々持て余してしまう可能性があります。
さらに、ゲームだけでなくイラスト制作などでも使いやすいです。
ただ、処理性能が同価格帯の他社製品と比べて、少し劣ります。同価格帯の他社製品には、このクラスのゲーミングPCの場合、Core i9-14900を搭載していることが多いです。
本機に搭載されているRyzen7 7800X3Dは、それよりも処理性能が劣ります。ゲームには問題がないものの、クリエイティブな作業にも使いたい場合はRyzen 9 7900X3DまたはRyzen 9 7950X3Dに変更しましょう。
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4090 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
サイコム
サイコムは、品質管理の良さに定評のあるBTOゲーミングPCです。
製品の品質に関する評判の良さは、BTOメーカー業界でも随一だと言えます。価格が高いのがネックですが、その分品質が高く高性能な製品が多いので、パフォーマンスの安定性や堅牢性などが気になる方には非常におすすめです。
さらに、自作に近いレベルでのカスタマイズができます。細かくカスタマイズできるうえに、パーツのメーカーと型番が公表されているものが多いのがいいところです。
そのうえ、独自にGPUを水冷化するなどサイコムならではのパーツもあります。ほかのBTOメーカーでは、手に入らないゲーミングPCが手に入るのもサイコムの大きな魅力です。
G-Master Hydro Z790/D5
By: sycom.co.jp
- CPUを選べる
- 水冷式CPUクーラーを搭載
- 独自水冷化したRTX 4080を搭載
- 高性能かつ信頼性の高いパーツを搭載
- GPUのカスタマイズには注意が必要
本機は、RTX 4080を搭載したハイエンドゲーミングPCです。
WQHD解像度でも、多くのタイトルを200fps以上で遊べる性能があります。フルHD環境なら、より高フレームレートも見込めるのでどちらの運用でもおすすめです。もちろん、フレームレートはある程度下がるものの、4Kでの運用も視野に入れられます。
さらに、RTX 4080やRTX 4090 RTX 4070 SUPERがカスタマイズ時に選べますが、いずれも独自に水冷化されているのがいいところです。これらのGPUは高性能な分、発熱しやすくなります。
それを抑えられるので、安心して運用可能。
そして、CPUに関しては、選択式です。
Core i7-14700K、Core i9-14900Fなど幅広いパーツから選べます。Core i7-14700Kが標準の構成になっており、これより性能が低いモデルも選べますが、ここがボトルネックが起きないラインです。
性能を落とすとボトルネックが起きるので、カスタマイズ時には注意しましょう。
また、GPUのアップグレード時には、電源を1000Wにグレードアップする必要があります。GPUのカスタマイズにも、注意しましょう。
CPU | Coreシリーズから選択 |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB |
パソコンショップセブン
パソコンショップセブンは、フルカスタマイズ系のゲーミングPCのBTOメーカーです。
サイコムもそうでしたが、パソコンショップセブンはゲーミングPC購入時にさまざまな項目を細かくカスタマイズできます。自作PCと遜色がないレベルで選べるのが、いいところです。
そのうえ、PCケースのカスタマイズまでできます。これはサイコムではできないので、パソコンショップセブン独自の魅力です。多くのBTOメーカーのゲーミングPCには、自社開発の独自ケースが用いられます。
一方パソコンショップセブンでは、市販のケースから選べるため、デザインが多彩です。
パーツだけでなく、ケースにまでこだわりたい方には特におすすめのBTOメーカーだと言えます。
ZEFT Z45BM
By: pc-seven.co.jp
- どこを取っても高性能
- 高性能PCケースを採用
- ゲームも作業も非常に快適になる
- 重い作業をしない場合は持て余す
本機は、Core i9-14900KFとRTX 4070を組み合わせているハイエンドゲーミングPCです。
この二つの組み合わせであれば、幅広いゲームをフルHD解像度で高フレームレートで遊べます。WQHDでは少しフレームレートが下がるものの、十分快適にプレイできる範囲です。フルHDでも、WQHDでもどちらでも使いやすい構成だと言えます。
さらに、処理性能の高さは2024年時点でトップクラスです。
Core i9-14900KFは、動画編集や配信などを積極的に行う方が使うような高性能CPU。ゲーム制作などにも使えるだけの、高い処理性能を誇ります。
そして、本機はどこを取っても高性能です。
メモリが32GBと大容量で、ストレージ容量も2TBと非常に大きくなっています。
そのうえ、PCケースも高性能なCooler Master COSMOS C700Mが採用されており、エアフロー効率が高いうえにデザイン性も高いです。フロントインターフェイスも、Type-CポートやUSB3.0ポートなど、充実しています。
カスタマイズしなくてもクオリティが高く、そのうえ上級者はフルカスタマイズしてより自分の好みに近づけられるのが本機の大きな魅力です。
CPU | Core i9-14900KF |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB |
DELL
DELLは、言わずと知れたアメリカのPCメーカーです。日本国内でも、ネット通販だけでなく、実店舗や家電量販店などでの販売を積極的に行っています。
それだけではなく、ALIENWAREという自社ゲーミングPCの開発と販売も行っているのが特徴です。BTOメーカーではないものの、メモリやストレージの増設などが可能な受注生産モデルの販売もしています。
カスタマイズ項目は限定的ですが、独自デザインのケースを採用しているなど、他社にはない魅力が多いメーカーです。
さらに、サポートの質が非常に高いのがいいところ。
DELLには、訪問修理サービスがあります。有償サポートにはなるものの、5年の長期保証に対応しているうえに費用もほかのBTOメーカーより安いです。
ハイエンドゲーミングPCの寿命が5年とされているので、買い換え時期が来るまで保証が続くことになります。
そのうえ訪問修理なら、自分で梱包してゲーミングPCを送る必要がなく、安心です。自宅まで専門スタッフが来て、その場で修理を行います。
これが非常にお得なので、DELLでゲーミングPCを購入する場合は、訪問修理込みの長期保証サービスを選択するのがおすすめです。
ALIENWARE AURORA R16
By: dell.com
- 処理性能とゲーム性能の両方が高い
- どこを取っても不足感がない
- 上位モデルのCPUも選択可能
- ストレージ容量が価格に対して小さい
本機は、Core i9-14900FとRTX 4090を組み合わせたハイエンドゲーミングPCです。
この組み合わせであれば、どのようなゲームでも高解像度・高フレームレートで遊べます。その状態で、配信しても余裕のある処理性能があるのも魅力的です。もちろん、4Kでのゲームプレイにも対応しています。
さらに、以前はCPUをアップグレードしない限り空冷CPUクーラーしか選べませんでしたが、選んだCPUに限らず1000W電源と水冷クーラーが搭載されるようになりました。これにより、コスパがさらに高くなっています。
全体的に構成のバランスもよく、不足感があまりありません。
唯一あるとすれば、ストレージ容量が価格に対して1TBと小さいことです。ストレージ容量はカスタマイズできるので、不足を感じる場合は2TB以上にアップグレードしましょう。
CPU | Core i9-14900F |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 4090 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB |
BTOゲーミングPCに関するQ&A
ここまで、ゲーミングPCのおすすめBTOメーカーをカテゴリ別に10社紹介してきました。最後に、BTOゲーミングPC全体に関するよくある質問の答えについて、それぞれ簡単に解説していきます。
BTOメーカーのゲーミングPCは高い?
メーカーやモデルによります。
一般のパソコンメーカーとBTOメーカーを比べると、BTOメーカーのほうが性能に対して価格が低いモデルが多いのは確かです。
ただ、メーカーやモデルによって値付けが大きく異なります。表面上は同じ構成に見えても、採用しているパーツの種類や品質などによっても値段が増減するため、一概に評価はできません。
そのため、価格やコスパを気にするのであれば、市販品とBTOゲーミングPCの両方を含めてさまざまなモデルを比較しながら検討することをおすすめします。
ゲーミングPCはBTOと自作のどっちがいい?
初心者には、BTOメーカーのゲーミングPCのほうがおすすめです。
自作ゲーミングPCは、自分が決めた予算内で自分の好みに最大限近づけられるという魅力があります。BTOメーカーとは違い、無数と言えるほどにあるパーツの組み合わせのなかから選べるので、自由度も非常に高いです。
ただ、各パーツの知識が必要になります。
初心者には、少々ハードルが高いです。
そのため、初心者にはBTOメーカーのほうがおすすめ。
ただ、パソコンに対する知識が十分にある場合は、一度自作に手を出してみるのもおすすめです。
BTOメーカーでゲーミングPCを分割払いできる?
多くのBTOメーカーでは、ゲーミングPCの分割払いが可能です。
分割払い方法は、多くの場合「クレジットカード」と「ショッピングローン」の2種類があります。
ショッピングローンは、「オリコ」「ジャックス」の二社が一般的です。カードと違い、分割手数料無料キャンペーンが行われるなどのメリットがあります。
一方、購入の度に審査が行われるので手間と時間がかかるのがデメリットです。審査結果によっては、利用できないケースもあります。
そのため、カードを持っているならカードで分割払いをするほうがおすすめです。
カードを持っていない場合は、ショッピングローンを使いましょう。
BTOメーカーのゲーミングPCのセール情報は?
各メーカーが、ゲーミングPCのセール情報をSNSや公式ショップなどで告知しています。
特に3月から4月にかけては、新生活応援キャンペーンなどが行われることが多いです。5月にはゴールデンウィークセール、夏にはサマーセールなど、その時期に応じたセールはどのメーカーも力を入れています。
ほかのセールに関しては、メーカーごとに開催時期が大きく異なるので、気になるメーカーのSNS投稿や公式ショップのセール情報をチェックしましょう。
ドスパラは店舗で買うのとネットで買うのどっちがいい?
店舗がある場合は、店舗のほうがおすすめです。
これは、ドスパラに限らず、どこのBTOメーカーでも同じことが言えます。
店舗でも結局、カスタマイズする際にはWebを閲覧して選ぶのが基本です。このとき、目の前に店員がいるため、疑問に思ったことをすぐに相談できます。
よくわからない場合は、用途や遊びたいゲームのジャンルなどから、どのモデルがいいか、どのようなカスタマイズがいいか相談できるのが魅力です。
ただ、相談せずとも自分で選べるという方には、ネットのほうがおすすめ。
ドスパラに限らず、BTOメーカーは受注生産メインです。店頭在庫がないことが多く、店舗で購入しても結局は届くのを待つことになります。
店員に相談しない場合は店舗にはあまりメリットがないので、ネットを使いましょう。
まとめ
本記事では、ゲーミングPCのおすすめBTOメーカーについて紹介してきました。
BTOメーカーと一口に言っても、種類は豊富です。どのメーカーも独自の個性を打ち出しており、それぞれに違う魅力があります。
カスタマイズ性を重視するのか、コスパを重視するのか、サポートを重視するのか。重視するところで選ぶべきメーカーが変わるのが、ポイントです。自分が何を求めているのかをハッキリさせたうえで、BTOメーカーとゲーミングPCのモデル選びを行いましょう。