ゲーミングPCに搭載されている各パーツの性能を最大限に引き出すには、適切な電源ユニットを搭載させる必要があります。
電源ユニットは、PCのパーツに必要な電力を供給して動作させるためのパーツです。各パーツが必要としている電力量以上の容量がなければ、各パーツの性能を最大限発揮できません。動作が安定しなくなったり、そもそも動作しなかったりといった不具合を引き起こします。
ただ、電源ユニットはどれを選べばよいのかが難しいです。適切な電源ユニットを選ぶには、各パーツの消費電力を把握したうえで、電源ユニットの各モデルの違いについても知らなければなりません。
そこで本記事では、ゲーミングPCに最適な電源ユニットを選ぶための前提知識と選び方、おすすめの電源ユニットについて紹介していきます。
>>ゲーミングPCの電源ユニットおすすめ7選をすぐに知りたい方はコチラ
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ゲーミングPCに必要な電源容量の目安と計算方法
ゲーミングPCに搭載させる電源ユニットを選ぶための前提知識として、必要な電源容量の目安と計算方法をまずは紹介していきます。
必要な電源容量はあくまでも目安ですが、自分が作ろうとしているゲーミングPCやカスタマイズしようと思っているBTOパソコンの性能に対してどの程度必要なのかを考えるため、ぜひご参考ください。
ゲーミングPCの電源容量の目安
ゲーミングPCの電源容量は、システムの最大消費電力の2倍程度がよいと言われています。理由は、安定して電力を供給できるうえに電源ユニットに負荷がかかりにくいことです。余裕を持たせることで、寿命が伸びたり拡張性が高くなったりします。
クラスごとの電源容量の目安は、以下の通りです。
- エントリークラス(Core i5とRTX 4050など):500W以上
- ミドルクラス(Core i7とRTX 4060など):750~850W前後
- ハイエンドクラス(Core i7以上とRTX 4080以上など):1000W程度
エントリークラスで2024年時点で主流なCore i5-14400Fの消費電力は、最大で60W程度です。RTX 4050は、140W。二つ合わせて、200W程度になります。メモリやストレージ、クーラーの消費電力と合わせても250W以下です。
その2倍なので、500W以上ということになります。
拡張性を持たせるなら、600Wから650Wの電源ユニットを搭載させるのもおすすめです。
ゲーミングPCの電源容量の計算方法
ゲーミングPCの電源容量を計算するには、まず搭載させる各パーツの消費電力を調べる必要があります。パーツのモデル名などで調べればすぐに出てくるので、手間は意外とかかりません。
ただし、BTOの場合は、ストレージとメモリとクーラーは型番がわからないことが多いです。CPUとGPUだけ個別で調べ、あとは目安で計算しましょう。
メモリは1枚あたり5~8W程度が目安です。8GBの2枚組で16GBにしている場合、16W前後が目安になります。
ストレージは、SSDの場合消費電力が大きくなる読み込み時でも5W以下になることが多いです。1TBのSSDであれば、2.5~3W前後が目安になります。
CPUクーラーは、120mmの空冷式で1.5~2W程度です。
マザーボードは目安として50W程度、そのほかで10W程度を見ておきましょう。
こうして目安と実際のスペックで足していけば、消費電力がわかります。
また、ネット上には消費電力のシミュレーターも多数公開されているので、そのようなツールを使うのもおすすめです。
ゲーミングPCの電源ユニットおすすめ7選
ここからは、ゲーミングPCにおすすめの電源ユニットを7つ紹介していきます。エントリークラス向けからハイスペック向けまで、幅広く紹介していくので、ぜひご参考ください。
CORSAIR CX550
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- 550W・650W・750Wから選べる
- コスパに優れている
- 音が静かで気にならない
- ハイエンドクラスの対応はやや厳しい
CORSAIR CX550は、550Wの電源容量を持つ電源ユニットです。
550Wと650W、750Wの3種類から電源容量を選べます。エントリークラスであれば、550Wまたは余裕を持たせて650Wがおすすめです。ミドルハイクラス程度までは対応できる容量が揃っており、ラインナップには過不足ありません。
さらに、音が静かです。電源パーツも稼働中にある程度の音がしますが、CORSAIR CX550は音が気になりません。電源供給効率が高いため、CPUファンも高速回転になりにくいです。静かにPCを運用したい方にもおすすめの電源ユニットだと言えます。
メーカー | CORSAIR |
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容量 | 550W |
80PLUS認証 | BRONZE |
サイズ | 約150×125×86mm |
重量 | 約2.18kg |
玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源
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- 静音性が高い電源ユニット
- さまざまな点が高クオリティ
- 大型ヒートシンクを搭載
- ケーブルの着脱時に誤挿入を注意する
KRPW-BKは、玄人志向という名前の通り、さまざまな点が高クオリティな電源ユニットです。高性能で、電源供給が非常に安定します。同じ容量でも、安価な製品と比べると電源が原因で不具合が発生するリスクが低いです。
さらに、静音性も高くなっています。電源ユニットに搭載されているファンの音は、まったく聞こえません。実際にはある程度の音は鳴るものの、PCケースの遮音性で十分カットできる音量です。大型のヒートシンクを搭載しており、電源内部で発生した熱を効率よく放熱しているのが静音性を高めている要因になっています。
また、ケーブルの着脱が可能なのも本機の大きな魅力です。電源ユニットは使わないケーブルが邪魔になりがちですが、本機は使わないケーブルを抜いておけるので、邪魔になりません。PC内部がスッキリとします。
メーカー | 玄人志向 |
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容量 | 650W |
80PLUS認証 | BRONZE |
サイズ | 約150×140×86mm |
重量 | 約1.5kg |
Fractal Design Ion+ 2 Platinum
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- 電源容量850Wで大容量
- 高スペックのPCパーツにも安定した電力供給
- ケーブルが柔らかい材質でできている
- ある程度のスペックがあるPCパーツでないと電力を持て余す
電源容量850Wの大容量で、80PLUS認証はPlatinumという高性能な電源ユニットです。
850Wの電源容量があれば、ミドルハイクラスの構成でも余裕をもって電力供給できます。ハイスペックな構成にしても、よほどでない限りは不足しません。とはいえ、ミドルクラスからミドルハイクラスでの拡張性が特に高いので、それらの構成のPCに搭載させるのが最もおすすめです。
さらに、ケーブルが柔らかい材質でできているのがポイント。無理なく曲げられるため、ケーブル管理がしやすいです。PC内部の配線にこだわる方には特に、おすすめしやすい電源ユニットだと言えます。
そして、80PLUS Platinum認証の電源供給効率の高さが魅力的。動作の安定性が非常に高く、電源が原因でPCが落ちるという心配は無用です。電力ロスによる発熱も抑えられるので、長時間使用によるパーツ劣化のリスクも低くなっています。
ストレスなくPCを組み、長時間かつ長期間ストレスフリーでPCを使いたい方におすすめの電源ユニットです。
メーカー | Fractal Design |
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容量 | 860W |
80PLUS認証 | PLATINUM |
サイズ | 約150×150×86mm |
重量 | 約2.53kg |
Seasonic SSR-850FX FOCUS Plusゴールド850W
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- 安定性が高い電源ユニット
- 電源容量が850Wで安心
- 耐久性が高くて壊れにくい
- 販売価格が高い
SSR-850FXは、ユーザーからの評価が高いSeasonicの人気モデルです。電源容量が850Wと大容量で、80PLUS認証はGold。大容量なだけでなく、電源供給効率も高いので安心して使えます。
安定性の高さに定評があり、電力ロスに伴う発熱などが気になりません。そのうえ保証期間が10年と長く設けられているのが、よいところです。Seasonicの電源ユニットは、10年の間に壊れた場合に新品交換対応という保証があります。多くの製品では10年を使えば壊れてしまうことが多いですが、Seasonicの製品は耐久性が高く壊れにくいです。
PCの長期使用にかかるパーツ交換代金が電源ユニットの分浮くので、決して安くはない製品ですが、長期的に考えれば高コスパだと言えます。
さらに、静音性も高いです。ケースの設計によって音がどの程度漏れるかは変わりますが、一般的なケースでも無音と言えるほどには静かになっています。
メーカー | シーソニック |
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容量 | 850W |
80PLUS認証 | GOLD |
サイズ | 約150×140×86mm |
重量 | 約1.6kg |
Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB
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- 幅広いラインナップが用意されている
- RGBライティング機能が搭載
- 動作安定性が高い電源ユニット
- ライティング機能を使わない場合は少し合わない
TOUGHPOWER GRAND RGBは、80Plus GOLD認定を取得した非常に安定性の高い電源ユニットです。ラインナップは、650Wと750W・850Wの3種類が用意されています。ミドルクラスから、ハイスペックモデルまで幅広く対応可能です。
特徴的なのは、冷却ファンにRGBライティング機能が搭載されている点。256色に光る140mmのファンが搭載されており、好みの色に光らせられます。不要な場合はLEDオフにもでき、気分や好みに応じてライティングを調整可能です。
さらに、低負荷時にファンの回転を止める機能もあります。電源の負荷が一定以上にならない限りファンが作動しないモードがあるので、静音性が高いです。もちろん、常にある程度ファンを回しておく一般的な設定にもできます。
動作安定性はもちろん、モード切り替えやライティング機能など性能だけでなく機能も楽しみたいという方におすすめの電源ユニットです。
メーカー | Thermaltake |
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容量 | 850W |
80PLUS認証 | GOLD |
サイズ | 約150×160×86mm |
重量 | 約3kg |
Corsair RM850x 2024年モデル
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- すべてのケーブルの着脱が可能
- 配線管理がしやすい電源ユニット
- 高品質なPCパーツにも対応できる
- 販売価格が2万円以上と高い
Corsair RM850x 2024年モデルは、フルモジュラーの電源ユニットです。
フルモジュラーというのは、電源ユニットの全てのケーブルの着脱が可能だということ。フルモジュラーは、使うケーブルの種類や数を選べるのが強みです。必要なケーブルだけを接続し、使わないケーブルは抜いておくことで配線がスッキリとします。
配線が整理されることで見た目がよくなるだけでなく、空気の流れもよくなるので一石二鳥です。
さらに、RM850xには140mmの静音仕様のファンが搭載されています。動作時の音が静かなだけでなく、ゼロRPMモードに切り替えれば電源負荷が低い場面ではファンの動作を停止させることも可能です。
配線整理がしやすく、高性能なファンを搭載している電源ユニットが欲しい方には、特におすすめのモデルだと言えます。
メーカー | Corisair |
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容量 | 850W/1000W |
80PLUS認証 | GOLD |
サイズ | 160×150×86mm |
重量 | 3.28kg |
MSI MPG A1000G PCIE5
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- 1000Wの大容量電源ユニット
- デザインと耐久性のどちらにも優れる
- フラットケーブルが採用されている
- ほかのPCパーツのスペックによっては電力を持て余す
本電源ユニットは1000Wの大容量なのでハイスペックモデルにも高いレベルで対応できるため、将来的にカスタマイズを視野に入れているケースにもおすすめです。
安定性が高く低負荷時には静音での動作をおこなうので、ゲームサウンドやゲーム音を邪魔せずにパフォーマンスを発揮します。
洗練されたデザインと優れた耐久性を併せ持っているだけでなく、幅広いコンポーネントにも対応可能です。
フラットケーブルを採用してPCケース内部でのケーブルマネジメントを簡単にするのに加えて、エアフロー向上にも効果的といえます。
メーカー | MSI |
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容量 | 1000W |
80PLUS認証 | GOLD |
サイズ | 150×150×86mm |
重量 | 1.0kg |
ゲーミングPCの電源の選び方
ゲーミングPCのおすすめ電源ユニットについて、紹介してきました。本記事で紹介したモデルのほかにも、高性能な電源ユニットは数多くあります。
そこで今度は、自分でも選べるようゲーミングPCの電源の選び方について解説していくので、ぜひご参考ください。
各パーツの消費電力から選ぶ
電源ユニットを選ぶ際は、必ず各パーツの消費電力をチェックしましょう。
適切な電源容量の目安は、システム最大消費電力の2倍程度だと言われています。理由はアップグレードしたり拡張したりできる余地を残すことと、余裕があるほうが電力変換効率が高くなることです。
パーツの消費電力に関しては、各パーツの商品ページの仕様欄に記載されています。それらをチェックして、消費電力量を調べましょう。
PCケースの規格から選ぶ
電源ユニットには、ATX規格とSFX規格の2種類の規格があります。
ATXは、サイズと電源容量が大きい規格です。ミドルタワー以上のPCケースによく使われます。ゲーミングPCの性能も、ミドルクラス以上で作りやすいです。
SFXは、ATXよりサイズが小さい規格のこと。ミニタワーやミニPCなどで使われます。
電源ユニットにもATX・SFXといった規格があり、ケースの規格と合っていなければ取り付けられないので注意しましょう。
コネクタから選ぶ
ゲーミングPCの電源ユニットの各製品には、コネクタの種類と数という違いがあります。
たとえばSATAケーブルが多く搭載されているモデルもあれば、少ないモデルもあるということです。SATAKEケーブルは、ストレージの接続に必要になるコネクタのこと。複数のストレージを搭載させたい場合には、複数のコネクタを備える電源ユニットが必要になります。
このように、コネクタの種類と数によって搭載できるパーツの種類と数が異なるので、必ずチェックしてください。
80PLUS規格から選ぶ
電源ユニットを選ぶ際は、80PLUS規格も重要です。
80PLUSというのは、電源変換効率が80%以上の電源ユニットに与えられる認証規格のこと。この規格に準拠していない電源としている電源を比べると、各部への負荷のかかり方や省電力性などが準拠している製品のほうが良好です。
そんな80PLUSに準拠している製品には、「80PLUS GOLD」「80PLUS BRONZE」などの文言が書かれています。
グレードが高ければ高いほど、電力変換効率が高くなるのが特徴です。電源に負荷がかかっている状態でも、効率よく電力変換を行えます。消費電力量を抑えられるだけでなく、各パーツへの電源供給がより安定化するので、グレードは非常に重要です。
グレードが低い順に6つのグレードを並べると、以下のようになります。
- スタンダード
- ブロンズ
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
- チタン
電力変換効率をより重視したい場合は、同じ容量でもより80PLUSグレードが高いモデルを選びましょう。
ゲーミングPCの電源についてよくある質問
ここまで、ゲーミングPCの電源についてさまざまなことを解説してきました。最後に、ゲーミングPCの電源に関するよくある質問の答えを紹介します。わからないことがある方は、ぜひご参考ください。
ゲーミングPCの電源の交換は難しい?
ゲーミングPCの電源の交換は、実際には難しい作業ではありません。
以下の手順で、比較的簡単に交換できます。
- PC本体に挿しているケーブルを全部抜く
- PCのカバーを外す
- パーツの位置を確認して写真を撮っておく
- 電源ユニットから全てのケーブルを抜く
- PC本体から電源ユニットを取り外す
- 新しい電源のコネクタを挿す
- PC本体に電源を固定してカバーを付ける
パーツの交換をする際は、電源に限らず、マザーボードが付けられている側面を下にして寝かせると作業がしやすいです。電源に接続されているケーブル類は、どこにどれを挿し込むのかがわからなくならないように、写真を撮っておくことをおすすめします。
さまざまな角度から写真を撮っておくと、元の配線に戻しやすいです。
ゲーミングPCの電源は切るべき?
長時間使用しないときは、ゲーミングPCの電源を切るべきです。
ゲーミングPCの電源をつけっぱなしにしていると、CPUクーラーの冷却効率やメモリのデータ送信効率などのパフォーマンスが低下することがあります。PCの寿命も短くなるうえに、電気代も多少なりともかかるため、常時つけっぱなしにしてよいことがありません。
ただ、短時間であればシャットダウンと再起動の際にかかる負担のほうがつけているときの負担よりも大きいため、切らないことをおすすめします。
基本的には、寝るときや仕事に行っているときなどに電源を切っておけば問題ありません。
ゲーミングPCの電気代って高い?
ゲーミングPCの電気代は、一般向けのPCと比べて高い傾向があります。
理由は、一般的なPCと比べるとパーツの性能が高いことです。高性能なパーツのパフォーマンスを発揮させるには、より多くの電力を必要とします。動作に必要な電力量が大きいため、電気代も必然的に高くなるということです。
ただ、電気代を抑える方法はあります。
たとえば発熱を抑えて負担を減らしたり、高負荷をかけ続けないように注意しながら利用したり方法はさまざまです。
>>ゲーミングPCの電気代について詳しく知りたい方はコチラ。
ゲーミングPCの電源はつくけど画面が映らないときは?
ゲーミングPCの電源はつくけど画面が映らないときは、GPUが故障している可能性があります。
GPUの故障を疑うべきときは、ケーブル類が正常に接続されており、モニターが正常に動作しているときです。GPUはPCの映像を映し出すためのパーツなので、故障すると正常に画面が映らなくなります。
まったく映らない場合もあれば、画面にノイズが走ったような表示になる場合もあるので注意しましょう。
ゲーミングPCの電源がうるさいときは?
ゲーミングPCの電源ユニットがうるさいときは、まず掃除をしましょう。
ファンにホコリが溜まっていると、音が大きくなることがあります。ホコリによってファンの冷却効率が下がるためです。ほかにも、カリカリとした異音が鳴る場合もホコリや汚れの可能性があります。
掃除をしてもうるさいと感じたり異音がおさまらなかったりする場合は、電源ユニットのファンの故障の可能性があるため、注意が必要です。ベアリングが劣化したり、ブレードが破損したり軸が変形したりすると、音が大きくなることがあります。
また、最初からうるさい場合はそもそも静音性が低い電源ユニットを使っている可能性が高いです。
静音性の高い電源ユニットに交換するか、静音性の高いケースに交換するか、いずれかの方法で対処できます。
ゲーミングPCの電源がすぐ落ちる原因は?
ゲーミングPCの電源がすぐ落ちる原因は、多岐にわたります。
よく挙げられるのは、以下の通りです。
- 電源ユニットの電圧が低下している
- 発熱が激しすぎる
- バッテリーが劣化している
- メモリが不足している
- 高い負荷がかかっている
- ウイルスに感染している
電源供給に問題がある場合は見分けるのが難しいので、まずはほかの原因の有無をチェックしましょう。
パソコンが熱を持ちすぎて冷却できていない場合、すぐに落ちることがあります。再起動したとしても熱が取り除かれていないままなので、同様にすぐ落ちてしまうということです。これは掃除をしたりファンをより冷却性能が高いモデルに交換したりすることで、対処できます。
メモリ不足に関しては、常駐ソフトウェアを入れすぎることで発生しがちです。購入時や組み立て後には問題がなかったのに、急に落ちるようになったときには常駐ソフトウェアを減らしてみましょう。
また、ほかの原因がなくおそらく電源ユニットに問題がある場合は、タコ足配線になっていないかどうか、電源ケーブルの接触不良が起きていないかどうかをチェックしてください。
接触不良に関しては、少しの衝撃や振動で電源が落ちるようになることがあります。電源ケーブルをさしなおして、改善するかチェックしましょう。
まとめ
本記事では、ゲーミングPCにおすすめの電源ユニットなどについて紹介してきました。
電源ユニットは、ゲーミングPCの動作安定性に直結する重要なパーツです。電源ユニットの選び方を間違えるだけで、ゲーミングPCの動作が不安定になります。最悪の場合はまったく動作しなかったり、ほかのパーツが壊れてしまったりするので、注意が必要です。
本記事で紹介したおすすめモデルと選び方を参考に、自分の要望に合う電源ユニットを選びましょう。