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GeForce RTX 4060 Ti搭載のゲーミングPCおすすめ8選!性能や特徴・メモリの違いも解説

RTX 4060 Tiは、人気のRTX 3060 Tiの後継モデルです。軽いゲームを144fps程度で遊べて、なおかつ価格が抑えられるということで高コスパモデルが多いのが、RTX 3060 Tiの特徴でした。

各BTOメーカーでも、既存モデルをRTX 4060 Tiに変えた後継機が販売されています。前世代はコスパが高いモデルで人気でしたが、RTX 4060 Tiもまたコスパが高いモデルが多いです。

ただ、RTX 4060 Tiの性能と特徴を知り、自分に合うかどうかを見極めることが大切。

そこで今回は、RTX 4060 Tiの性能と特徴を簡単に解説したうえで、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを8つ紹介していきます。

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RTX 4060 Ti搭載のおすすめゲーミングPC一覧表

製品名 GALLERIA XA7C-R46T GALLERIA RM5C-R46T G-Tune PG-I5G6T G-Tune DG-I7G6T FRGPLB760W/SG1 FRGHLB760/SG1 S2-144F46Ti8G ZEFT Z47AL
メーカー ドスパラ ドスパラ マウスコンピューター マウスコンピューター フロンティア フロンティア ストーム セブン
CPU Core i7-14700F Core i5-14400F Core i5-14400F Core i7-14700F Core i5-14400F Core i5-14400F Core i5-14400F Core i7-14700F
グラフィクボード(GPU) GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 32GB 16GB 16GB 16GB 32GB 32GB 32GB 32GB
ストレージ 1TB SSD 500GB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD

RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCの評判

ここまで、RTX 4060 Tiの性能と特徴について紹介してきました。難点もありますが、消費電力が低かったり144fps程度でゲームをプレイできたり、よいところも多いです。今度は、そんなRTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCの実際の評判を簡単に紹介していきます。

RTX 4060 Tiはコスパがよい

RTX 4060 Tiは、DLSS3に対応しています。RTX 3060 Tiでは、DLSS2までの対応でした。DLSS3を有効にしたときのフレームレートの伸び率が高いため、コスパがよいということです。

グラフィック処理が重いことで有名なサイバーパンクでも、DLSS3を有効にすれば113fpsが出せます。

前世代のハイエンドモデルであるRTX 3080よりもフレームレートが高く、それでいて価格はミドルクラスという点が魅力的です。

RTX 4060 Tiでフレームレートが上がった

Core i7-13700FとRTX 4060 Tiは、どちらも最新世代のパーツです。2023年時点では、ミドルクラスゲーミングPCに非常に多く見られる構成だと言えます。

Core i7-13700Fは16コア24スレッドで、ゲームの処理性能と配信などの重い作業の処理性能が両方高いのが魅力のCPUです。RTX 4060 Tiと組み合わせると、GPU性能を最大限発揮できます。

一方、前世代のミドルクラスでは、Core i7-12700Fが搭載されることが多いです。

Core i7-12700Fは、12コア20スレッド。Core i7-13700Fのほうが、コア数とスレッド数の両方が多いです。

同じGPUでも、Core i7-12700F搭載モデルよりも、Core i7-13700F搭載モデルのほうがより処理に余裕が生まれます。

そのため、前世代のミドルクラスから買い換える場合、フレームレートの伸びが良くなるのを実感できる可能性が高いです。

RTX 4060 Tiは省電力が魅力的

先述の通り、RTX 4060 Tiは消費電力が低いです。RTX 3070と比較すると、60Wも省電力になっています。

消費電力が低くなると、熱を比較的持ちにくくなるのが特徴です。電力は熱源でもあるので、当然電力量が小さいほうが熱は低くなります。RTX 3070やRTX 3070 Tiは、消費電力が高めで熱を持ちやすいため、ファンの音がうるさくなりがちです。

一方RTX 4060 Tiは、熱を持ちにくいため、ファンの音も比較的穏やかになるということ。

電源のコストを抑えられることや、電気代を抑えられることはもちろん、RTX 4060 Tiには熱を持ちにくく静音性能が高くなるというメリットもあります。

RTX 4060 Ti搭載のゲーミングPCおすすめ8選

ここまで、RTX 4060 Tiの性能や特徴、評判などについて解説してきました。ゲーミングPCをはじめて購入する方や、エントリークラスからのグレードアップを考えている方にはRTX 4060 Tiは非常におすすめ。

今度は、そんなRTX 4060 Tiを搭載しているゲーミングPCのなかから、おすすめモデルを8つ紹介していきます。

ドスパラ GALLERIA XA7C-R46T

メリット
  • 人気モデルで安定している
  • マインクラフトを同梱している
  • CPUとGPUのバランスがよい構成
デメリット
  • ミドルハイスペックという中途半端なスペック

本機は、ドスパラの人気ミドルクラスゲーミングPCです。

構成は、Core i7-14700FとRTX 4060 Ti 8GBと、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCでは一般的な部類になります。

この組み合わせであれば、ApexではフルHD高画質設定で144fps以上で安定してプレイ可能です。WQHDでも、フレームレートがあまり下がらず快適にプレイできます。

そのうえ、DLSS3をオンにすれば、重い3Dゲームでも100fps前後でプレイ可能です。

さらに、フロント上部のコンソールパネルも特徴的。斜め45°に設計されており、どこに本体を置いてもアクセスしやすくなっています。

また、Java版のマイクラとXbox Game Passが同梱するのもよいところです。初期設定を完了したら、すぐ人気ゲームで遊べます。

CPU Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T

メリット
  • コスパが非常に優れている
  • フルHDでさまざまなゲームを快適にプレイできる
  • ゲーム以外の作業も快適
デメリット
  • ゲームによってはCPU性能が低い

本機は、コストを抑えつつ性能を維持している高コスパモデルです。

CPUには、Core i5-14400Fを採用しています。14コア20スレッドで高性能ですが、比較的低価格なのが特徴のCPUです。ゲームなどのシングルコア性能が高いうえに、スレッド数が多いため動画編集などのマルチコア性能も高いのが魅力的。

さらに、RTX 4060 Tiと組み合わせても、ボトルネックが発生しません。

ボトルネックというのは、GPUの性能を十分に引き出せなくなる現象のことです。GPUの処理性能に対して、CPUの処理性能が低いと起こります。これは、CPUはGPUも含め、PCの処理・制御を総合的に行っているためです。

本機はXA7C-R46Tよりも安価ですが、コストカットされているのはCPUのみ。メモリやストレージなどはまったくカットされていないのが、よいところです。

3Dモデリングやイラストなど、非常に重い作業を行うならXA7C-R46Tのほうが有利ですが、ゲームと簡単な作業程度の用途なら、本機の性能でも十分だと言えます。

CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 16GB
メモリ 16GB
ストレージ 500GB NVMe SSD

マウスコンピューター G-Tune PG-I5G6T

メリット
  • コスパがよく初心者に向いている
  • コンパクトなサイズなので置き場所に困らない
  • 取っ手が付いており移動に便利
デメリット
  • CPUの性能が物足りない

本機は、コスパが高いのが魅力のゲーミングPCです。

構成は、RM5C-R46Tからストレージ容量を下げたような組み合わせ。Core i5-14400FとRTX 4060 Tiの組み合わせで、GPU性能を最大限引き出せるようにしつつコストカットをはかっています。

軽いFPS/TPSを144fps以上でプレイしたい方や、WQHDで快適に作業がしたい方におすすめの構成です。

さらに、ケースのつくりが魅力的。

幅178×奥行395×高さ330mmのコンパクトなケースを採用しており、置き場所に困ることがありません。そのうえ、持ち運びのためのハンドルが付いています。家のなかで場所を気軽に変えられるので、模様替えが楽です。

そして、ケース底面には取り外しが簡単なメッシュカバーが搭載されています。ホコリが溜まりがちな背面のエアインテーク部にあり、ホコリをしっかりと防げるのがよいところです。取り外して簡単に洗えるので、メンテナンスも楽になります。

単純な構成のクオリティが高いだけでなく、ケースの工夫・メンテナンス性などの扱いやすさも魅力のモデルです。

CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 16GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

マウスコンピューター G-Tune DG-I7G6T

メリット
  • CPUとGPUのバランスがよい
  • ゲーム配信や動画編集にも向いている
  • フロントにHDMIが付いている
デメリット
  • 内部パーツが安価

本機は、ゲーム配信も快適に行える高性能ゲーミングPCです。

構成は、Core i7-14700FとRTX 4060 Tiの王道の組み合わせで、ゲームでの処理性能が高くなっています。さらに、DLSS3を有効にしたときのフレームレートの高さが魅力です。

そのうえ、ゲーム配信などの重い作業も快適に行えるだけのマルチコア性能があります。ゲームに作業に、マルチに使えるのが特徴の構成です。

PCケースのフロントのコンソールパネルにHDMI端子を搭載しています。フロントにHDMI端子を搭載させているゲーミングPCは、珍しいです。

サイドパネルは、上部のアタッチメントがワンプッシュで簡単に開くようになっています。サイドパネルを取り外して、簡単に掃除ができるのがよいところです。

高性能で、なおかつ扱いやすいゲーミングPCを探している人に向いています。

CPU Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 16GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

フロンティア FRGPLB760W/SG1

 

メリット
  • 水冷式CPUクーラーで安定している
  • ストレージが1TBと十分な容量
  • メッシュ構造でエアフローが優秀
デメリット
  • 最新タイトルをプレイするには物足りない

安価ながら、高いゲーミング性能を備えたミドルレンジモデルです。

CPUには、Core i5-14400Fを採用しています。搭載しているRTX 4060 Tiの性能をフルに引き出しつつ、価格を抑えられるのが魅力のCPUです。簡単なゲーム配信や、動画編集などの作業も快適に行えます。

メモリは32GB、ストレージは1TB搭載しています。数量限定ではありますが、512GBのSSDが無料で追加されるキャンペーンが開催されていますので、キャンペーン中はかなりお得になっています。

また、PC内部を見れるようにしたおしゃれなケースも目を引きます。

CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

フロンティア FRGHLB760/SG1

 

メリット
  • フルHDでさまざまなゲームを快適にプレイできる
  • 白と黒のケースから選べる
  • ストレージが1TBと容量十分
デメリット
  • WQHD以上の解像度はタイトル次第になる

おしゃれな見た目と高いゲーミング性能を兼ね備えたミドルレンジモデルです。

CPUはCore i5-14400Fを搭載しており、GeForce RTX 4060 Tiの性能をしっかりと引き出せます。そのため、フルHD環境であれば重いゲームも快適に遊べる性能になっています。

メモリは32GB、ストレージは1TB。ゲーム用途であれば十分な容量なので、あとはお好みでカスタマイズしましょう。

本機の特徴は、おしゃれなPCケースです。内部が見える構造の黒と白のPCケースで、黒を選べば内部のパーツは黒で統一し、白を選べば内部のパーツも白で統一されます。

見た目にもこだわった性能の高いゲーミングPCが欲しい方におすすめです。

CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

ストーム S2-144F46Ti8G

メリット
  • メモリが32GBと高い処理能力
  • CPU性能がよくゲームロード時間が短い
  • マザーボードが高品質
デメリット
  • CPUに対してGPUが少し劣る

本機は、ストームの大容量メモリ搭載モデルです。

CPUには、Core i5-14400Fを搭載しています。

さらに、メモリが32GBと大容量。Core i5-14400Fは、ゲーム配信や3DCG制作などの負荷が高い作業にも使える性能があります。16GBでは心もとないですが、32GBもあれば作業も快適です。CPUの処理性能を最大限引き出せるメモリ容量だと言えます。

全体的に構成のバランスがよく、マザーボードなど細部までこだわっているおすすめのRTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCです。

CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

セブン ZEFT Z47AL

メリット
  • ケースがASUSのキューブ型とスタイリッシュ
  • ゲーム以外のクリエイティブ作業にも向いている
  • メッシュ構造で冷却性能が高い
デメリット
  • キューブ型なので面積が必要

本機は、特徴的なデザインのASUS製ケースを採用したRTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCです。

CPUは、Core i7-14700Fを搭載しています。RTX 4060 Tiとの組み合わせで、144fps以上でFPS/TPSを遊ぶのに適した構成です。そのうえ、動画編集など、重い作業にも使いやすく、ゲームだけでなくマルチに使えます。

さらに、電源には650Wの80Plus BRONZE認証ユニットを採用。電力供給に余裕があるため、CPUやGPUの処理性能が安定します。

ケースにはASUSのキューブケースを採用しており、コンパクトなキューブ型で、置き場所に困りません。

また、ケースのフロント・サイドパネルには、メッシュ加工が施されているため、空気を自然と取り込めるので、冷却効率が高くなります。

高性能で、デザイン・実用性共に高いコンパクトなゲーミングPCが欲しい方におすすめのモデルです。

CPU Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

RTX 4060 Tiの性能と特徴を解説

RTX 4060 Tiは、GeForceのRTX 40シリーズのミドルクラスモデルです。フルHDでの高フレームレートを狙いたい方や、WQHD以上の高解像度を狙いたい方におすすめ。まずは、そんなRTX 4060 Tiの性能と特徴について、ほかのGPUと比較しながら解説していきます。

RTX 4060 Tiのスペック【性能比較】

GPU性能 RTX 4060 Ti 8GB RTX 3060 Ti RTX 4070 SUPER
アーキテクチャ Ada Lovelace Ampere Ada Lovelace
CUDAコア 4352 4864 7168
RTコア数 34基 38基 56基
ベースクロック 2310MHz 1410Mhz 1980MHz
ブーストクロック 2535MHz 1665MHz 2475MHz
メモリ 8GB DDR6 8GB DDR6 12GB DDR6X
メモリ速度 18Gbps 14Gbps 21Gbps
メモリ帯域幅 288GB/s 448GB/s 448GB/s
消費電力 160W 200W 220W

RTX 4060 Tiには、8GBモデルと16GBモデルの2種類があります。ここでは、基本となる8GBモデルを基準に、スペックを比較解説していくので、ぜひご参考ください。

まず、RTX 4060 Ti 8GBの大きな特徴として、消費電力の低さが挙げられます。RTX 3060 Tiよりも、40Wも省電力化しており、扱いやすいのが魅力です。高性能とされるRTX 4070 SUPERと比べても、RTX 4060 Tiのほうが60Wも省電力。

電源まわりのコストカットに繋がるため、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCには、高コスパモデルが多いです。

一方で、メモリの性能が控えめという弱点があります。

RTX 3060 Tiと比べても、メモリ帯域幅が低いです。

メモリ帯域幅というのは、1秒あたりにどれだけのデータを転送できるかを示す値のこと。高解像度で美麗な3Dグラフィックを表現する際、データ量が大きくなります。

そのため、高解像度で運用したい場合やフレームレートを高く維持したい場合には、メモリ帯域幅が大きいほうが有利です。

RTX 4060 Tiは、高解像度環境では若干不利になります。WQHDまでならフレームレートが大きく下がるケースは少ないものの、4Kでは大きく下がるので注意が必要です。

RTX 4060 Tiの特徴

RTX 4060 Tiの特徴としては、省電力でコスパが非常に優れている点です。本体の価格だけではなく、ランニングコストが低いため、ゲーマーから注目されています。

スペックとしては、フルHD~WQHDで快適にゲームができる性能です。フォートナイトでは、WQHDでも100fps付近で遊ぶことが可能です。

ゲーム性能としては、前世代のRTX 3070にも劣らない性能になっているため、FPS以外のRPGやシミュレーションも高解像度で楽しめます。

購入するタイミングについては、価格推移が激しいモデルになっているため、時期を見越して購入するとお得にRTX 4060 Ti搭載モデルを購入可能です。

RTX 4060 Ti 8GBと16GBの違い

GPU性能 RTX 4060 Ti 8GB RTX 4060 16GB
アーキテクチャ Ada Lovelace Ada Lovelace
CUDAコア 4352 4352
RTコア数 34基 34基
ベースクロック 2310MHz 2310MHz
ブーストクロック 2535MHz 2535MHz
メモリ 8GB DDR6 16GB DDR6
メモリ速度 18Gbps 18Gbps
メモリ帯域幅 288GB/s 288GB/s
消費電力 160W 165W

RTX 4060 Ti 8GBとRTX 4060 Ti 16GBの違いは、単純にメモリが大きくなったことと、それに伴って消費電力が5W高いことのみです。

ほかに、スペック面での違いはありません。

GPUメモリは、映像に関する情報を一時的に保存するための領域です。メモリに保存しているデータの処理を、GPUが行います。メモリ容量が大きければ大きいほど、より多くのデータを保存でき、処理を素早く行えるのがメリットです。

フルHD環境では、RTX 4060 Tiの8GB版と16GB版でフレームレートに大きな差は出ません。

ただ、4K環境ではRTX 4060 Ti 16GBのほうが、8GB版よりもフレームレートが伸びやすいです。4KではGPUメモリを大量に消費する場面が多いため、差が出やすくなります。

また、DLSSを使う場合は両者間の差が大きくなるのが特徴です。

DLSSは、ゲームのフレームレートを高めるAI技術のこと。ゲーム映像をAIにあらかじめ学習させており、そのデータを使ってゲーム映像をリアルタイムで高画質化します。これにより、負荷を下げながら高解像度にできるため、フレームレートが伸びる仕組みです。

タルコフでDLSS 2を有効にすると、16GB版は62fps付近が出ます。一方8GB版は、50fps台。

4Kでゲームを快適にプレイしたい場合は、RTX 4060 Tiの16GB版でDLSSを有効にするのがおすすめです。

ただ、フルHDやWQHDでの使用を考えている方には、違いがなかなか感じられないため、RTX 4060 Ti 8GB版をおすすめします。

RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCの注意点

RTX 4060 Ti搭載のゲーミングPCを購入する際に心配される注意点を紹介します。
こちらの注意点を読んでから購入することでスムーズにモデルを選ぶことが可能です。

ゲーム性能は16GBと8GB版とであまり変わらない

RTX 4060 Tiの16GB版と8GB版とではゲーム性能があまり変わりません。フレームレートには違いが出ないので、16GB版の価値は薄いです。

4Kでゲームをプレイしたいけど、価格は抑えたいという方には16GB版にも価値がありますが、それ以外の方には8GB版で十分といえます。

クリエイティブ用途としては、メモリ不足による処理が重くなるということが発生しにくくなるため、16GB版の価値は高いです。

とくに3Dモデリングや動画編集を頻繁に行う人はRTX 4060 Ti 16GB版が向いています。

総じて、フルHDでのゲームを目的としている人は8GBで十分で、高解像度でのゲームやクリエイティブ作業を目的としている人は16GBがおすすめです。

メモリ性能はRTX 3060 Tiのほうが高い

RTX 4060 TiとRTX 3060 Tiを比較するとメモリ性能は前世代のRTX 3060 Tiのほうが優秀です。

しかし、RTX 3060 TiはDLSS3に対応していないため、DLSS3対応のゲームをプレイする場合はRTX 4060 Tiのほうが向いています。

ほかにも消費電力はRTX 4060 Tiのほうが低くなっており、メモリ以外の性能は現世代のRTX 4060 Tiの性能が高いです。

RTX 3060 Tiは世代が古いため、価格が抑えられるメリットがあります。価格を抑えたい人やDLSS3に対応していないゲームを目的としている人はRTX 3060 Tiがおすすめです。

最新タイトルやDLSS3対応しているゲームをする予定の人はRTX 4060 Tiが向いています。

ほかのモデルと比べると価格変動が激しい

RTX 4060 Tiは価格変動が激しいモデルとして知られています。

2024年11月現在は400ドル前後になっており、発売当初と大きく変わっていません。2024年初頭に大きく値下がりがあったため、これからも年末年始で価格が変動する可能性があります。

本体価格以外に円安や世界情勢によって価格が変動する可能性もあるため、いつころ値下がりになるのかはわかりません。

しかし、今後RTX 4060 Ti搭載モデルの購入を考えている人は、年末年始のセールまで待つことでお得に購入できる可能性があります。

急に価格が下がることはないため、セールのタイミングを狙うのがおすすめです。

RTX 4060 Ti搭載のゲーミングPCに関するよくある質問

ここまで、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCのおすすめモデルなどについて紹介してきました。最後に、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCに関するよくある質問の答えを簡単に解説します。RTX 4060 Tiの必要電源など、疑問点がある方はぜひご参考ください。

RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCの中古ってどう?

RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCの中古は、2024年11月時点ではあまりおすすめしません。

理由は、RTX 4060 Ti搭載モデルは現行世代で、あまり値下がりしていないためです。

中古でゲーミングPCを購入する利点は、価格が安いことにあります。それ以外は、新品のほうが耐用年数が長かったりカスタマイズができたりと利点が多いです。

現時点では中古で購入することの恩恵があまり得られないので、新品の購入をおすすめします。

RTX 4060 Tiは不人気?

RTX 4060 Tiは、PCに詳しい方からは不人気です。

RTX 3060 Tiよりもメモリの性能が低く、高解像度環境で不利なことなどが理由として挙げられます。PCにある程度詳しい方や、ゲーミングPCが好きな方は既にRTX 3060 Tiと同等かそれ以上のスペックのPCを所持している可能性が高いです。

そのため、買い換え先としては選択肢に入りにくく、不人気になってしまっています。

ただ、これまでエントリークラスのゲーミングPCを使っていた方や、ゲーミングPCをはじめて購入するという方からの人気は高いです。

また、評判の項目でも述べた通り、DLSS3に対応しているのが大きな利点。DLSS3を有効にした状態では、前世代のハイエンドモデルにも匹敵するフレームレートが出せる場面があります。

RTX 4060 Tiの利点もあるので、ミドルクラスをはじめて購入する方には非常におすすめです。

RTX 4060 Tiの必要電源は?

RTX 4060 Tiの必要電源は、550W以上です。

RTX 4060 Tiは消費電力が低いので、Core i5-13400FやCore i7-13700Fと組み合わせる分には、550Wでも実用上問題はありません。

ただ、余裕を持たせたい場合や後からアップデートしたい場合は、650~750Wを選ぶのがおすすめです。

実際のモデルを見ても、650W電源を搭載しているモデルが多い傾向があります。BTOメーカーはカスタマイズを前提としているため、電源容量が少し大きめのパーツを最初から搭載させることが多いです。

自作の場合は、どれだけ余裕を持たせたいかを考えて選びましょう。

まとめ

本記事では、RTX 4060 Ti搭載ゲーミングPCについて紹介してきました。

RTX 4060 Tiは、前世代や上位モデルと比較すると、難点が目立つGPUです。

ただ、DLSS3に対応しているなど、前世代にはない魅力があります。DLSS3を有効にすれば、RTX 3080にも匹敵する性能があり、コスパが高いです。そのうえ、値下がり傾向にあります。

高性能なゲーミングPCを比較的安く手に入れたい方には、RTX 4060 Ti搭載モデルは非常におすすめ。

とはいえ、組み合わせるCPUやメモリの容量なども大切です。ほかのパーツとの組み合わせがよくなければ、RTX 4060 Tiの性能を最大限引き出せません。

今回紹介した選び方やおすすめモデルなどを参考に、自分に合うモデルをじっくりと選びましょう。