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【2024】Core i5搭載ゲーミングPCおすすめ10選|i7との違いも解説

ゲーミングPCの選び方に悩んでいる人にとって、Intel Core i5を搭載したPCは一つの理想的な選択肢です。
Core i5は、コスパと性能のバランスに優れており、ゲーマーにとって魅力的となっています。

とくに最新の第14世代や第13世代のCore i5は、これまでのバージョンと比べて大幅な性能向上が図られており、リアルタイムレイトレーシングや高フレームレートでのプレイが可能です。
本記事では、2024年におすすめのCore i5搭載ゲーミングPCを10選ご紹介するとともに、Core i5とi7の違いについても解説していきます。

これを読めば、あなたのゲーミングPC選びが一層スムーズになること間違いありません。

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Core i5搭載ゲーミングPCおすすめモデル7選

Core i5は、ゲームを十分快適に遊べる性能を持っていると解説しました。ただ、Core i5搭載のゲーミングPCは多いです。そこで今回は、Core i5搭載のゲーミングPCのなかからおすすめモデルを7つ紹介します。

メーカー 製品名 CPU GPU メモリ ストレージ
ドスパラ GALLERIA RM5C-R35 Core i5-14400F GeForce RTX 3050 6G 16GB 500GB Gen4 SSD
ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T Core i5-13400 GeForce RTX 4060 Ti 16GB 500GB NVMe SSD
マウスコンピューター G-Tune PG-I5G60 Core i5-14400F GeForce RTX 4060 16GB 1TB Gen4 SSD
サイコム G-Master Velox II Intel Edition Core i5-14400F GeForce RTX 4060 16GB 1TB NVMe SSD
フロンティア G-GEAR GA5J-C230B3/CP6 Core i5-14400F GeForce RTX 4060 16GB 1TB NVMe M.2 SSD
セブン ZEFT Z47E Core i5-14400F GeForce RTX 4060 16GB 1TB NVMe SSD
ストーム PG-PSKKS46Ti Core i5-13400 GeForce RTX 4060 Ti 32GB 1TB NVMe SSD

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

メリット
  • 重厚感のあるケースデザイン
  • 静音性と冷却性能を両立している
  • ゲームやクリエイティブ作業ができる
デメリット
  • 追加ストレージがないため、大量保存はできない

本モデルは、人気のエントリークラスのゲーミングPCです。

CPUはCore i5-14400F、グラボはRTX 3050 6GBを搭載。価格を抑えたパーツを採用しつつ、フルHD環境で快適なプレイが楽しめるゲーミング性能を発揮します。

エントリーモデルですが拡張性にも優れているため、将来的にアップグレードしたいと考えた際にも柔軟に対応可能です。

ストレージは500GBが標準装備になっています。

メーカー ドスパラ
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 3050 6GB
メモリ 16GB
ストレージ 500GB Gen4 SSD

ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T

メリット
  • バランスのとれた性能
  • スペックに対するコスパが優れている
  • 冷却性と静音性のバランスがよい
デメリット
  • ストレージが物足りない

CPUにCore i5に、RTX 4060 Tiという高性能GPUを合わせたミドルクラスゲーミングPCであり、PCパーツのバランスがよくコスパにも非常に優れているのが魅力です。

RTX 4060 Tiはグラフィック性能が高く、ゲームを高解像度でプレイするのに向いています。

ゲームによっては解像度やフレームレートが重要になるものも多いため、安心して使用できるゲーミングPCとしておすすめです。

ストレージも1TBを確保しているので、長期的な使用をしても容量不足になりにくいといえます。

メーカー ドスパラ
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 500GB NVMe SSD

マウスコンピューター G-Tune PG-I5G60

メリット
  • フルHDで快適にゲームプレイができる
  • 最新規格のDDR5メモリを搭載
  • 消費電力が低く、電気代を気にするユーザーにも最適
デメリット
  • 内部の拡張性には限界がある

第14世代Core i5とRTX 4060を組み合わせたミドルクラスゲーミングPCです。大人気モデルで、セール時には必ずと言ってよいほど値引き対象品になります。

通常時のコスパは群を抜いて高くはありませんが、セール時のコスパは今回紹介しているゲーミングPCのなかでは最高クラスになります。

フルHDでゲームを快適にプレイできる性能があるのが人気の理由ですが、デザインもまた魅力的です。

小型のミニタワーゲーミングPCで、ハンドルが付いています。持ち運びに便利なので、たとえばデスクの上に置いたり置き場所を変えたりするのも苦になりません。

程よくゲーミングデバイスらしさを残しながらも、派手すぎないデザインで万人受けします。

メーカー マウスコンピューター
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

サイコム G-Master Velox II Intel Edition

メリット
  • フルHDでのゲーミングに適した性能
  • 初心者でも扱いやすく、自分の好みや予算に合わせて自由にカスタマイズできる
  • オプションでRGB LEDを追加できる
デメリット
  • 品質がよいがコスパがイマイチ

第14世代Core i5に、RTX 4060を組み合わせたミドルクラスゲーミングPCです。ゲーミングPC初心者向けに開発されたモデルですが、初心者向けとしては非常に高性能な部類になります。

高性能CPUグリスと、世界屈指の空冷メーカーNoctua製NH-U12S reduxという非常に高性能なCPUクーラーを搭載。冷却性能が非常に高いです。

ゲーミングPCをはじめて購入してゲームをプレイすると、あまりに熱を発するため心配になる場面も。実際高熱になると負荷がかかりますが、発熱対策は完璧です。

初心者向けであり、安心してゲームが楽しめるように工夫されています。

ケースもサイドパネルが透明で内部構造が見えて、オシャレです。

非常に高コスパのため、はじめてゲーミングPCを購入するときに予算があれば迷いなく購入するのがおすすめです。

メーカー サイコム
CPU Core i5-14400
GPU GeForce RTX 4060 12GB
メモリ 16GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

フロンティア FRGAMLB760M/SG1

メリット
  • 白と黒のカラーから選べる
  • ASRock製 B760マザーボードを採用している
  • 最新のゲームやアプリケーションに対応可能
デメリット
  • メモリとストレージが最新規格ではない

本モデルは、コンパクトにまとまった高い処理性能が魅力のゲーミングPCです。

第14世代CPUと合わせるのはRTX 40シリーズのRTX 4060。消費電力を抑えながらも高いゲーミング性能を発揮します。

PCケースは黒と白の2色から選ぶことができるため、自分の好みに合わせやすいです。

構成のバランスが非常によいため、あらゆるゲームやクリエイティブ作業が快適にできます。

もの足りない人はカスタマイズでスペックをあげることが可能です。

メーカー フロンティア
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

セブン ZEFT Z47E

メリット
  • CPUとGPUのバランスがよい
  • 大容量メモリと高速SSDを搭載している
  • 将来的なアップグレードやカスタマイズが可能
デメリット
  • 光らせることはできないモデル

セブンのZEFT Z47EはシンプルなデザインのPCケースが特徴として挙げられ、大型マザーボードや大型ラジエーターなどを搭載できる拡張性を備えています。

ゲームプレイしていると長時間になるケースは非常に多いため、搭載しているCPUクーラーやエアフローにもこだわりを持って設計されているモデルです。

価格が抑えられている点も高く評価されており、初めてのゲーミングPCを探してる方にも適しています。

CPUにはRTX 4060が搭載されて幅広いゲームタイトルに対応できますが、さらに快適に使用したい場合はメモリ増設なども視野に入れておきましょう。

メーカー セブン
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

ストーム K2-144FB46Ti8G

メリット
  • 同価格帯の平均よりコスパが高い
  • フルHD画質でのゲームプレイが非常に快適
  • 32GBのDDR5メモリと1TBのNVMe SSDが搭載している
デメリット
  • PCケースが特定のモデルに限定されている

ストームの本モデルは、RTX 4060 Tiを搭載した高い処理性能が魅力のゲーミングPCです。

長時間の使用を想定して設計されているため、PCケースはデザインを重視した透明のパネルを採用しています。

ミドルスペックゲーミングPCとして幅広いゲームタイトルが遊べるだけでなく、動画編集やゲーム配信でも使用可能です。

メモリも32GBが標準装備されているのも処理能力を高めている理由の1つであり、ゲーマー以外にクリエイターにもおすすめといえます。

メーカー ストーム
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

Core i5搭載ゲーミングノートPCおすすめモデル3選

もちろんCore i5搭載のゲーミングPCは、デスクトップ型以外にもノート型があります。

ノートPCに搭載するIntel CPUは、型番の末尾にY、U、G/P、Hの文字が振られており、ゲーミングノート向けのハイスペックCPUにはHが振られています。

デスクトップに搭載されているCPUよりもコア数やクロック周波数が低く設定されていますが、サイズを小型にして排熱効率を重視した設計が施されています。

そこで今回は、Core i5搭載のゲーミングノートPCからおすすめモデルを3つ紹介します。

メーカー 製品名 CPU GPU メモリ ストレージ
ASUS ASUS FX517ZR-I5R3070B Core i5-12450H GeForce RTX 3070 Laptop 16GB 512GB SSD
Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル Core i5-13450HX GeForce RTX 4050_Laptop 16GB 512GB SSD
Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー
Core i5-13450H GeForce RTX 3050_Laptop 16GB 512GB NVMe SSD

ASUS FX517ZR-I5R3070B

メリット
  • ゲームや動画編集などの要求の高いタスクに対応可能
  • 144Hzのリフレッシュレートを持つ15.6インチのフルHDディスプレイを搭載
  • 充実した接続性でさまざまな周辺機器との接続が可能
デメリット
  • スペックに対してストレージが物足りない

FX517ZR-I5R3070Bは、第12世代Core i5-12450HとRTX 3070_Laptopを搭載したゲーミングノートPCです。

世代が古いため、Core i5-13400Hと比べ、スペックは劣りますがコスパは優れています。

8GBのメモリと高速ストレージを採用しており、ゲーム用途はもちろん幅広い場面で活躍

ゲームやビジネスユースにも使用できるモデルです。

15.6インチの液晶ディスプレイは、144Hz対応。持ち運びにも便利な大きさです。

幅広い用途で活躍する大容量ゲーミングPCが欲しい人におすすめ。

メーカー ASUS
CPU Core i5-12450H
GPU GeForce RTX 3070 Laptop
メモリ 16GB
ストレージ 512GB NVMe M.2 SSD

Lenovo Legion 5i Gen 9:カスタマイズモデル

メリット
  • 高性能なCPUとGPUを搭載している
  • 32GB DDR5-4800MHzメモリを搭載している
  • 進化した冷却システムで長時間プレイも快適
デメリット
  • 大画面ディスプレイを搭載しているため、持ち運びには不向き

Legion Pro 5i Gen 9:カスタマイズモデルは、ミドルクラスのゲーミングノートPCです。

CPUはCore i5-13450HX、グラボはRTX 4050_Laptopを搭載。デスクトップ並みのパフォーマンスを発揮します。

スリムかつスタイリッシュな外観ですが、ビジネスユースにも違和感のないデザインです。堅牢ながら軽量なモデルで持ち運びにも便利。

16型の液晶ディスプレイは165Hz対応で、動きの激しいタイトルも鮮明にプレイできます。

複数のカスタマイズモデルが用意されており、価格やパーツを好みに応じて選択できるのもポイント。

用途に合わせて自分好みのゲーミングノートPCが欲しい人におすすめです。

メーカー レノボ
CPU Core i5-13450HX
GPU GeForce RTX 4050_Laptop
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD

Lenovo LOQ 15IRX9 – ルナグレー

メリット
  • CPUとGPUのバランスがよく、快適にゲームプレイ可能
  • 16GBのDDR5-4800MHzメモリを搭載している
  • 144Hzのリフレッシュレートで滑らかな映像を楽しめる
デメリット
  • ポート類が背面に集約されており、ユーザーによっては使いにくい

本モデルは、次世代向けの新設計によって生まれたゲーミングノートPCです。

CPUはCore i5-13450HX、グラボはRTX 3050_Laptopを搭載。高いゲーミング性能で、さまざまなタイトルを快適にプレイできます。

15.6型に最適化された144Hz対応 フルHD IPS液晶ディスプレイを採用。幅広い画面で、高速なゲームを楽しめます。

デュアルファン&4方向排気により冷却性能を発揮。ファンノイズを抑えて、没入感のあるプレイが可能です。

ストームグレーの本体にブルーのアクセントを採用したスタイリッシュなデザイン。ゲーミングPCらしい外観ですが、ビジネスユースにも違和感のない落ち着いたデザインが人気です。

幅広いカスタマイズモデルや即納モデルから選べるため、自分の理想の一台を選びましょう。

メーカー レノボ
CPU Core i5-13450HX
GPU GeForce RTX 3050_Laptop
メモリ 16GB
ストレージ 512GB NVMe SSD

Core i5の特徴・メリット

Core i5は、初心者~中級者向けのモデルという印象がありますが、性能が年々向上しています。

特に、第14世代Core i5-14400は、手頃な価格とミドルクラス以上のゲーミングPCでもパフォーマンスを発揮できる性能が魅力です。

2023年に最も販売されたCPUがCore i5-13400Fで、CPU内蔵グラフィックス搭載のCore i5-13400も非常に高い人気ぶりでした。

以下では、Core i5シリーズの特徴・メリットを解説します。

コスパとゲーミング性能を両立

Core i5最大の魅力は、コスパとゲーミング性能を両立している点です。

ミドルクラスのグラボとも相性がよく、RTX 4060 Tiとの組み合わせはミドルクラスゲーミングPCの定番と言えます。

ハイエンドモデル並みのスペックが求められる場面以外では、Core i5の性能で十分であり、多くのPCに採用されました。

第14世代Core i5-14400になり、第13世代に比べると大幅な強化はないものの、クロックが少し向上してるため、よりコスパがよく、高性能です。

価格は大きく高騰するという懸念がありましたが、ミドルクラスらしい価格帯に抑えられています。

1~2世代前のCore i7を超える性能を持っており、おすすめのモデルです。

WQHD環境以上でも活躍

最近では、ミドルクラスのグラボに、WQHD環境での快適なプレイが求められています。

グラボの性能向上とともに、CPUにもグラボの性能を引き出すパフォーマンスが期待されており、Core i5は十分にその役割を果たしているグラボです。

数世代前までは、Core i5はフルHD環境で活躍するグラボでした。現在では、WQHD環境でも快適なプレイができるため、高い人気を誇ります。

4K環境や240fpsを超える高リフレッシュレートが求められるタイトルでなければ、ストレスなくプレイ可能です。

Core i5とCore i7との違いとは?

Core i5とCore i7が、現在主流なCPUだと紹介しました。どちらもゲーミングPCではよく使われますが、この違いを明確に知らないという人も多いです。そこで、まずはCore i5とCore i7との違いについて解説します。

本記事で使用するスペック表の見方は以下のとおりです。

名称 内容
コア CPU内部に存在する物理的なプロセッサコア。
コンピュータが計算を行う部分で、多ければ多いほど処理が早い。
Pコア:高い処理性能を発揮するパフォーマンスコア
Eコア:軽い作業をバックグラウンドで行うエフィシエントコア
スレッド CPUが同時に処理できる作業数。多ければ多いほど平行作業できる数が増える。
L3キャッシュ データを一時的に保存する場所。
TDP CPUがどれだけ発熱するかを表した数値。
定格クロック メーカーが規定しているCPUの動作速度。
最大クロック CPUの負荷が高まったときクロック周波数を上げられる最大の数値。
ベンチマーク 共通のソフトウェアを実行させたときの実行速度を数値化したもの。

第13世代Core i5とCore i7の違い

第13世代におけるCore i5とCore i7は、大きな性能差があります。

主な違いは、コア数、スレッド、キャッシュの3つです。

ゲームプレイにおいて性能差が顕著に現れており、オンラインゲームでプレイヤー同士が密集した時や、スキルのエフェクトが激しい戦闘においてCore i7のほうが安定したフレームレートを維持します。

最新のハイエンドGPUにおけるスコアも違いが顕著です。RTX 30シリーズを使用する人はCore i5を使用し、RTX 40シリーズを使用する人はCore i7を使用するとボトルネックを回避できる傾向にあります。

ただし、Core i7はエントリークラスを想定した遊び方においてオーバースペックといえます。軽い処理のゲームでは性能差を感じられないため、自分がプレイしたいタイトルに合わせて選ぶことが重要です。

CPU名称 Core i5 13600K Core i7 13700K
コア 14 (6P+8E) 16 (8P+8E)
スレッド 20 24
L3キャッシュ 24MB 30MB
TDP 125W 125W
定格クロック 3.5GHz 3.4GHz
最大クロック 5.1GHz 5.4GHz
ベンチマーク
(PassMark)
38227 46633

第14世代Core i5とCore i7の違い

第14世代におけるCore i5とCore i7は、バランスを取るか性能を取るかという2択を選びやすいことが挙げられます。

Core i5は、性能面と価格のバランスが非常に優れているため、低負荷のゲームを遊び続ける人にとって安心です。ワンランク上の画質設定で安定したフレームレートを出したいという人や、高価なCPUを導入するまではいかないがマルチタスクが必要な人にはCore i7という選択肢があります。

Core i5は第13世代と比べると大きな差はないですが、Core i7はコア数とスレッド数が向上しており、より高性能です。

CPU名称 Core i5 14600K Core i7 14700K
コア 14 (6P+8E) 20 (8P+12E)
スレッド 20 28
L3キャッシュ 24MB 33MB
TDP 125W 125W
定格クロック 3.5GHz 3.4GHz
最大クロック 5.3GHz 5.6GHz
ベンチマーク
(PassMark)
39709 53665

Intel Coreは末尾文字でも性能が違う

Core i5やCore i7というシリーズ以外にも、CPU名称の末尾文字でも性能が大きく違います。

Core i7-12700Kの「K」のような末尾文字は主に使用用途を表し、どのような作業に向いたCPUであるか、その特徴を一目で知ることができる仕組みとなっています。

オーバークロックに対応した末尾文字Kモデルや、CPU内蔵グラフィックが非搭載のFモデル。末尾文字によって選ぶべきGPUの性能も把握できることから、自作PCを組む際には注意が必要です。

代表的な末尾文字を簡単に表したものが以下の図です。

Core i5搭載ゲーミングPCに関するQ&A

本章では、Core i5を搭載したゲーミングPCに関する質問にお答えいたします。

古いCore i7と新しいCore i5ならどっちが高性能?

先に結論を述べると、古いCore i7よりもCore i5のほうが高性能といえます。

CPUの性能は年々上昇しています。例えば、第13世代のCore i5 13600Kは、第12世代のCore i7 12700Kを超えるスペックをマークするほどです。

その理由として、Eコアが倍増したことによるマルチスレッド能力の向上が挙げられます。同時に処理できる容量が増えたことで、ゲームをしながら配信を行ったり、動画編集におけるエンコード時間が減少したりと大きな恩恵が受けられます。

また、第13世代CPUとGPUの組み合わせは、ボトルネックが小さくなりやすいです。RTX 40シリーズなどの消費電力を抑えたモデルの搭載を検討している人は、Core i5を選ぶことで性能を最大限発揮できるようになります。

以上の理由から、古いCore i7よりも最新の第13世代Core i5のほうが高性能といえます。

ゲームに使うならCore i5とCore i7のどちらがいい?

処理の軽いゲームで遊ぶのであればCore i5で十分です。特にフルHD~WQHD環境においては、性能不足を感じる場面はほとんどありません。

ただし、近年の没入感を高めたリアルなゲームにおいては、GPUの性能を最大限発揮できないことからCore i5では力不足です。このことから、高負荷のゲームを快適に遊ぶためにはGPUの性能を引き出せるかどうかという観点が重要になります。

レイトレーシングなどに高いレンダリング性能を持ったGPUが欲しいように、高フレームレートを維持し続けたいならパフォーマンスコアとスレッドの多いCPUが必要です。このような観点から、FPSやバトロワ系ゲームにおいてはCore i7が圧倒的に有利といえます。

Core i5と相性のいいGPUは?

Core i5と相性のいいGPUは、RTX 4060からRTX 4070 SUPERまでの製品です。

ここでいう相性は、ボトルネックが小さいことを指します。

RTX 4060よりも下のグレードにおいてはボトルネックが比較的小さい傾向にありますが、RTX 4080 以上のGPUを選ぶと差が大きく開き始めます。

また、RTX 40シリーズの搭載においても向き不向きが存在します。Core i5-13600KではRTX 40シリーズを搭載しても相性は良好ですが、Core i5-13400ではボトルネックが大きく働き相性が悪いです。

このことから、RTX 40シリーズを購入する場合は、オーバークロックを搭載した上位モデルのCore i5を選ぶことをおすすめします。

まとめ

ここまで、Core i5搭載ゲーミングPCについて紹介してきました。

Core i5はゲーミングPCのなかではエントリーグレードに搭載される場合が多いですが、ゲームを快適に遊ぶためのスペックは十分です。ミドルクラスのGPUを搭載する製品も多く、2Dゲームも3Dゲームも快適に遊べます。

予算があれば、性能の選択肢が広がるのもよいところです。

ただ、Core i5搭載ゲーミングPCはピンからキリまであります。今回紹介したゲーミングPCを参考にしつつ、自分の用途に合ったゲーミングPCを選びましょう。