PCを自作する際、ケース選びは非常に重要です。ケースのサイズや規格などによって、選べるパーツが変わります。
デザインもケース次第なので、性能面・デザイン面の両方で重要です。
そんな自作PCケースで人気があるサイズが、ミドルタワー。
そこで今回は、ミドルタワーPCケースの選び方とおすすめモデルについて紹介していきます。
>>すぐにおすすめのミドルタワーPCケースをチェックしたい方はここをタップ
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ミドルタワーPCケースとは?特徴とメリット
ミドルタワーはPCケースの一種で、フルタワー(大型)とミニタワー(小型)といった3種類のうちの一つです。
サイズは3つの中間に位置し、特徴についても以下にまとめました。
ケースサイズ | 特徴 |
---|---|
フルタワー (大型) |
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ミドルタワー (中型) |
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ミニタワー (小型) |
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ミドルタワーのPCケースは、バランスの取れたサイズではありますが、なかには「ミドルタワーは、やめとけ」と言うユーザーもいます。理由としては、小型PCが欲しい人には大きすぎて設置スペースがせまくなる。
ほかにも、フルタワーほどの拡張性がないといった理由が挙げられますが、サイズの選び方次第で快適に使用できるので、自分にあったものならば問題はありません。
ミドルタワーPCケースの選び方
ミドルタワーPCケースには、さまざまなタイプがあります。冷却性能、静音性、メンテナンス性などが製品ごとに大きく違うので、購入前によくチェックするのが大事です。そこで、ミドルタワーPCケースの選び方について解説していきます。
冷却性能で選ぶ
ゲームや配信など負荷が高い用途で使いたい場合、冷却性能を重視して選ぶのがおすすめです。
冷却性能が高いPCケースには、さまざまな特徴があります。
まず、パネルの加工です。フロントパネルまたは天板に、メッシュ加工が施されているPCケースがあります。
メッシュ加工が施されていると、通気性が高くなり、内部が冷えやすくなるのがよいところです。エアフロー(空気の流れ)が最適化され、ファンの効果が高くなり、冷却性能が高くなります。
さらに、ケース内に多くのファンを搭載できるPCケースや、水冷式クーラーに対応しているPCケースは、冷却性能が高いです。
もちろん、対応しているだけでなく、実際にファンを多く搭載させたり水冷式クーラーを搭載させたりしなければなりません。
予算に余裕があれば、水冷式クーラー搭載可能モデルを選ぶのがおすすめです。
静音性で選ぶ
夜に使いたい方や集中を妨げたくない方には、静音性を重視して選ぶのがおすすめです。
静音性を重視する場合、遮音材や吸音材がついているかどうかチェックしましょう。近年は、最初から性能が高い遮音材・吸音材が付属するケースが多く売られています。
このようなケースであれば、PCケース内部の振動やファンの音をカットできるので、おすすめです。
また、ケース内部の音が外部に漏れるのを防ぐため、密閉性が高いミドルタワーPCケースを選ぶのも大切。メッシュ加工は通気性が良くなりますが、音が漏れやすくなるので静音性を重視する場合には避けるのがおすすめとなっています。
メンテナンスのしやすさで選ぶ
自作PC初心者の方には、メンテナンス性でミドルタワーPCケースを選ぶのもおすすめです。
メンテナンスのしやすさは、PCケースの構造などによって変わります。
たとえばサイドパネルがワンプッシュで開くタイプのケースの場合、ドライバーを使わずケース内部にアクセスできるので、比較的メンテナンスがしやすいです。
さらに、工具不要や裏配線対応のPCケースもメンテナンス性が高いと言えます。
工具不要の場合、ストレージを拡張する際に簡単に取り付けができるのがいいところです。頻繁にパーツ構成を見直したい方や、後から増設したいけど経験がなくて不安な方には特におすすめ。
また、裏配線に対応しているPCケースの場合、ケーブルを背面に回せます。ケーブルがごちゃごちゃとしていると掃除の際も邪魔になるので、裏配線に対応しているPCケースのほうが掃除が楽です。
デザインと外観(おしゃれ・かわいいPCケース)
性能だけでなく、デザインで選ぶのも大切なポイントです。
せっかく自作でパーツにこだわれるので、デザインもこだわる方が楽しくなります。PCはデスクに座っているときに視界に入ることも多いので、好みのデザインのミドルタワーPCケースを選びましょう。
内部のレイアウトにこだわりたい場合は、ケース内部が見えるアクリルまたは強化ガラス製のサイドパネルを採用しているPCケースがおすすめです。
パーツのデザインにこだわれば、PC内部も外部もかっこいいPCに仕上がります。
また、ガラスサイドケースのPC内部に小さいフィギュアを置くなどして、レイアウトを作ることも可能です。
デザインの自由度が高くなるので、デザイン性を重視したい方には内部が見えるミドルタワーPCケースをおすすめします。
エアフロー設計で選ぶ
PCケースにおいて、エアフローは非常に重要です。
エアフローというのは、その名前の通り「空気の流れ」のこと。
一般的に、PCはフロントパネルなどにある通気孔から空気を取り入れ、内部にあるファンで空気をPC内に循環させています。空気が熱を吸い取り、そのまま背面などから排出される仕組みです。
ただ、この空気の流れがあまりよくないと、熱された空気がいつまでもPC内に留まってしまいます。そうなると、冷却性能が下がるので、注意が必要です。
エアフローに工夫があるPCケースであれば、より最適な空気の循環の流れを作り出せます。冷却性能が高くなるだけでなく、ファンの回転数を抑えやすくなるのがいいところです。冷却性能と静音性を比較的両立しやすくなります。
対応マザーボードの規格で選ぶ
PCケースによって、対応しているマザーボードの規格が異なります。
ミドルタワーPCケースの場合は、ATXまたはMicro-ATXに対応している製品が多いです。
ATXは、縦最大244×横最大305mmのサイズ。少し大きいサイズなので、フルタワーまたはミドルタワーに使われます。ゲーミングPCでは、最も標準的な規格です。
拡張スロットが最大7基、メモリスロットが4~8と拡張性が高いのが特徴となっています。
Micro-ATXは、少し小さめのミドルタワーまたはミニタワーPCケースで使われることが多い規格です。
サイズは、縦最大244×横最大244mmとATXより一回り小さくなっています。長方形だったのを正方形に縮めたような形です。
小さいため、拡張スロットが最大4基、メモリスロットが2~4になっています。
また、省スペースかつ大型GPUを搭載できるのがいいところです。
このように、規格によってサイズやスロット数などが変わるので、PCケースを購入する際には対応しているマザーボードの規格をしっかりとチェックしましょう。
比較的小さいミドルタワーPCケースが欲しい場合は、ATXに対応していない場合があるので、特に注意が必要です。
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|高コスパ
ここからは、実際におすすめのミドルタワーPCケースをカテゴリごとに5つずつ、合計20種類紹介していきます。
まずは、コスパが高いことで人気のあるミドルタワーPCケースを5つ紹介するので、コスパ重視の方はぜひご参考ください。
メーカー | 商品名 | 対応マザーボード | 前面インターフェイス | ドライブベイ | CPUクーラー |
---|---|---|---|---|---|
Thermaltake | ![]() CA-1J5-00M6WN-01 |
ATX/MicroATX/Mini-ITX |
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全高160mm |
MSI | ![]() MAG FORGE 110R |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高160mm |
ZALMAN | ![]() T8 CS8140 |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高160mm |
Thermaltake | ![]() |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高160mm |
Thermaltake | ![]() |
ATX/MicroATX/Mini-ITX |
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全高180mm |
Thermaltake CA-1J5-00M6WN-01
By: amazon.co.jp
本機は、フルサイズのアクリルサイドパネルを搭載しており、LEDカラーや水冷クーラント液のカラーといった内部パーツを自由に組み合わせられるのが特徴です。
対応マザーボードは、ATX、microATX、Mini-ITXに対応しているので、柔軟に組み合わせることができます。
また、前面と背面には各1基ずつ120mmのファンが搭載されていますが、最大7基まで取り付けることが可能です。
高コスパではありますが、拡張カードの搭載スペースも、最大310mmとハイエンドグラボの搭載できる内容となっています。
対応マザーボード | ATX/MicroATX/Mini-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高160mm |
MSI MAG FORGE 110R CS8337
By: amazon.co.jp
本機は、MSIの高コスパミドルタワーPCケースです。
エアフローの設計が優れています。フロントパネルはメッシュ構造になっており、通気性がいいです。ここからケースファンを使って空気を積極的に取り入れ、PC内部を冷却しながら同じくメッシュ構造になっている天板または背面から排気される仕組みになっています。
この設計のため、空気が逃げ場を失うことがなく、常に新しい空気が内部を循環できるのがいいところです。
さらに、前面にUSB 3.2 Gen1が搭載されているのも魅力的。大容量データの高速伝送に向いている規格なので、前面に外付けHDDなどを取り付けられます。
ポートの数は一般的な範囲ですが、規格が優れているため使いやすいです。
全体的にクオリティが高く、扱いやすいミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高160mm |
ZALMAN T8 CS8140
By: amazon.co.jp
5.25インチベイを搭載しています。
ドライブベイは、ストレージなどのパーツを取り付けるための空間のことです。5.25インチベイは、空間が広いのが特徴。大型のディスクドライブを取り付けたり、SSDを複数搭載させたりするのに有利です。
本機の5.25インチベイは、機器の一部が外に露出する外部ドライブベイなので、ディスクドライブなどが主な用途になります。
さらに、前面には最大240mmの水冷ラジエーターが取付可能です。簡易水冷を取り入れたいけれど、PCケースにあまり予算を割けないという方には最適だと言えます。
ほかにも、耐久性を高めるためのパウダーコーティングが施されていたり、前面インターフェイスの種類が豊富だったりと魅力が多いPCケースです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高160mm |
Thermaltake Versa H26 Black/w casefan
By: amazon.co.jp
Versa H26は、さまざまな構成のPCを組みやすいミドルタワーPCケースです。
まず、ケースファンの取付可能数が多いのが特徴。最大7基まで、取り付け可能です。ケースファンは、前面と背面で1つずつ、120mmのものが付属します。付属ファン以外のケースファンも大量に付けたい場合は、便利です。
さらに、最大360mmの水冷ラジエーターの取り付けに対応しています。大型ラジエーターの水冷CPUクーラーを取り付けられるので、冷却性能を高くしやすいです。
そして、最大310mmの拡張カード搭載スペースがあります。
このように、拡張性が非常に高いため、さまざまな構成のPCを組み上げるのに有利です。
これだけの拡張性と機能を有しており、拡張性を求める方にとっては、最高クラスでコスパが高いミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高160mm |
Thermaltake H200 TG RGB Snow Edition
By: amazon.co.jp
エレガントなデザインと高い機能性を備えたミドルタワー型PCケースです。
本機は、リアに120mmのファンが標準装備されており、最大6基のファンや240mmのラジエーターが取り付け可能となっています。
左側面には、4mm厚の強化ガラス製スイングドアパネルを使用し、内部パーツが見えるデザインを楽しみながら、メンテナンスの利便性も向上されているのが特徴です。
また、最大320mmのグラボ、180mmのCPUクーラー、160mmの電源ユニットに対応し、幅広いカスタマイズが可能となっています。
対応マザーボード | ATX/MicroATX/Mini-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高180mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|静音
PCは、用途によっては音が大きくなりがちです。
ゲームや重めの作業などに使いたい場合は、静音性を高めるのがポイント。そこで今度は、静音性が高いミドルタワーPCケースのおすすめモデルを5つ紹介していきます。
メーカー | 商品名 | 対応マザーボード | 前面インターフェイス | ドライブベイ | CPUクーラー |
---|---|---|---|---|---|
Fractal | ![]() Design Define 7 Compact White |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高169mm |
Fractal | ![]() Design Define R5 |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高180mm |
ANTEC | ![]() P10C |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高175mm |
Corsair | ![]() FRAME 4000D RS ARGB |
ATX/MicroATX/Extended ATX/Mini-ITX |
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全高170mm |
Cooler Master | ![]() Silencio S600 |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高167mm |
Fractal Design Define 7 Compact White
By: amazon.co.jp
Define 7 Compactは、静音性と冷却性を両立させているミドルタワーPCケースです。
フロントパネルは、つや消しアルミニウムが採用されています。ヘアライン加工のようになっており、美しい外観が魅力的です。そのうえ、静音性が高くなる剛性の高い素材なのがいいところ。
さらに、産業グレードの防音材が前面・上面・側面に配置されています。PC内部の音や振動を吸収できるので、ゲームプレイ中も静かです。
そして、トップパネルはスチールパネルまたは換気性の高いパネルに交換可能。換気性の高いパネルに交換すれば、エアフローを最適化できます。
また、最大360mmの水冷ラジエーターを搭載可能です。最大360mmのラジエーターを搭載しても、305mmまでのGPUを搭載できます。240mmラジエーターを搭載した場合は、360mmのGPUが搭載可能です。
これらの特徴によって、静音性と冷却性を高いレベルで両立できます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高169mm |
Fractal Design Define R5
By: amazon.co.jp
Define R5は、静音かつ5インチベイを搭載しているのが特徴のミドルタワーPCケースです。
フロントパネルがメッシュではないので、通気性は損なわれるものの音が外部に漏れにくくなっています。静音性を重視してPCケースを選ぶ場合、ここは非常に重要です。メッシュだと通気性が高いのはいいものの、音や振動が外に漏れやすくなります。
さらに、本機には高密度な防音素材がケース全体に採用されているので、内部の音と振動が外部に漏れにくいです。そのうえで、ケース内の通気の邪魔にならないように設計が工夫されています。
そして、上部420mm、前面360mmまでの水冷ラジエーターに対応。静音性と冷却性を両立させるのには、最適なPCケースです。
また、冷却ファンを増設時に触ることになるファンスロットカバーが工具不要なのも、いいところ。冷却ファンの増設が楽になるうえに、ファンスロットを閉めたままにすることで静音性もアップします。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高180mm |
ANTEC P10C
By: amazon.co.jp
ANTEC P10Cは、コスパが高い静音型ミドルタワーPCケースです。
本機には、防音パネルが搭載されています。遮音性の高い素材が使われたパネルで、内部の騒音と振動をしっかり吸収するのがいいところです。この防音パネルは、フロント・両サイド・トップに使われています。
そのうえ、フロントに取り付けるための静音ファンが3基付属。エアフローを効率化して、内部の冷却性能を高めます。
さらに、最大6基の120mmファンを搭載可能。ケースファンを増やして、よりエアフローを効率化できるのがいいところです。付属品の3基に加えて、静音ファンを別途取り付ければ、より静音性と冷却性能の両立がしやすくなります。
そして、裏配線スペースも完備。フロント側で最大34.5mm、マザーボード裏で最大26.5mmと広いスペースがあります。多くのドライブやパーツを搭載しても、掃除がしやすいです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高175mm |
FRAME 4000D RS ARGB
By: amazon.co.jp
CORSAIRの「FRAME 4000D RS ARGB」は、カスタマイズ性と冷却性能に優れたミドルタワー型PCケースです。
本機は、ファンの配置を柔軟に調整でき、最大12基のケースファンや360mmサイズの水冷ラジエーターを取り付け可能となっています。
また、背面コネクタ設計のマザーボードに対応し、内部のケーブルをすっきりとまとめられるので、見た目もすっきりするのも特徴です。
さらに、RS120 ARGBファンを3基標準装備し、フロントパネルには3D Yパターンの通気孔を採用することで、冷却効率を高めています。
USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを備え、最新の接続性も確保。ブラックとホワイトの2色展開で、スタイリッシュなデザインが特徴です。
対応マザーボード | ATX/MicroATX/Extended ATX/Mini-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高170mm |
Cooler Master Silencio S600
By: amazon.co.jp
Cooler Master Silencio S600は、静音性能に特化しているミドルタワーPCケースです。
ケースの内側に、防音材が使われています。音源、共鳴パターンや周波数などに基づいて設計されており、PC内部で発生しやすい周波数の騒音を適切に抑えられるのが特徴です。
そのうえ、防音材はフォーム材、高密度ビニール材などさまざまな素材のものが使われています。特定の周波数を正確に除去するため、どこにどの素材の防音材を配置するかまで考えて設計されているのが本機の魅力です。
さらに、サイドパネルは強化ガラスサイドパネルまたはスチール遮音パネルを選択可能。それぞれモデルが別になっており、デザインを重視するか静音性を重視するかで選べます。
そして、ケース天板は遮音カバーになっており、遮音性が高いです。そのうえ、ダストフィルターが付属しています。これと取り替えることによって、通気性を高めることも可能です。
豊富なポート類・付属の交換パーツなど、静音性が高いだけでなく、細かな気配りが感じられる高クオリティなミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高167mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|冷却性能
ここまで、静音性能が高いミドルタワーPCケースを5つ紹介してきました。今度は。冷却性能を重視したい方におすすめのミドルタワーPCケースを5つ紹介します。
ゲームを長時間プレイする方などは、ぜひご参考ください。
メーカー | 商品名 | 対応マザーボード | 前面インターフェイス | ドライブベイ | CPUクーラー |
---|---|---|---|---|---|
NZXT | ![]() H9 Elite CM-H91EW-01 |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高165mm |
Fractal | ![]() Design Define 7 Compact White |
ATX/MicroATX/Mini-ITX |
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全高169mm |
NZXT | ![]() H6 Flow White |
ATX |
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最大163mm |
Silver Stone | ![]() SST-PS13B |
標準PS2(ATX) |
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最大162mm |
RAIJINTEK | ![]() 0R200054 |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高170mm |
H9 Elite CM-H91EW-01
By: amazon.co.jp
本機はATX規格のPCケースとなっており、デュアルチャンバー構造を採用しています。
マザーボードエリアと電源・ケーブル管理のエリアを分離することで、最大435mmまでの大型グラボが搭載可能となりました。
最大10基の120mmファンを取り付けられるため、冷却性能に関して高機能となっています。
また、上面・側面・背面・底面の計4面にファンを配置することで、最大360mmのラジエーターもサポートできるのも特徴です。
RGB & Fan Controller V2を搭載し、NZXTのCAMソフトウェアでファン速度や発光パターンを自在にカスタマイズでき、オリジナルモデルを完成させることもできます。
また、USB 3.2 Gen2 Type-CポートやUSB 3.2 Gen1 Type-Aポートを備えています。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高165mm |
Fractal Design Define 7 Compact White
By: amazon.co.jp
本機は、最新のDefine 7シリーズの優れた設計をコンパクトなフレームに凝縮したATXタワー型PCケースです。
ミドルタワーではありますが、ATX、microATX、Mini-ITXマザーボードに対応しながらも、高さ474mm、幅210mm、奥行き427mmと置き場所の選択肢が広がるコンパクトさとなっています。
フロント・トップ・サイドの3面に高密度の防音素材を使用しており、静音性に長けているのが特徴です。
また、トップパネルはスチール製と高通気性タイプに交換可能となっており、ユーザーのニーズに合わせた冷却オプションにすることもできます。
拡張スロットは7基搭載で、ラジエーターはフロント最大360mm、トップ最大240mm、リアおよびボトムは120mmに対応しています。
対応マザーボード | ATX/MicroATX/Mini-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高169mm |
NZXT H6 Flow White
By: amazon.co.jp
本機は、デュアルチャンバー構造を採用した高エアフローミッドタワーPCケースです。
右フロントコーナーは角度がついており、その部分には120mmのファンが3基標準搭載されています。
そのため、熱を発生しやすいコンポーネントを協力に冷却することができるのが特徴です。
トップとサイドには穴開きパネルを採用しており、エアフローも高いのもポイントとなっています。
内部空間は広々とした設計となっており、トップに最大360mmのラジエーターを取り付け可能で、最大365mmのGPU、最大200mmのPSUクリアランスがあります。
対応マザーボード | ATX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 最大163mm |
SilverStone SST-PS13B
By: amazon.co.jp
本機は、コンパクトなミドルタワーATXケースで、奥行き400mmの省スペース設計ながら高い拡張性を備えています。
最大6基の120mmファンが搭載可能となっており、フロントには120mmのファンが1基、標準搭載されているのが特徴です。
フロントI/OポートにはUSB 3.0×2、オーディオ入出力を備え、利便性も高い設計となっています。
最大347mmのグラボや157mmのCPUクーラーに対応しており、コンパクトさと拡張性、冷却性能を兼ね備えたバランスのよいPCケースです。
また、内部はブラックで統一されており、見た目もスタイリッシュなPCケースを探すユーザーには、おすすめとなっています。
対応マザーボード | 標準PS2(ATX) |
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前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 最大162mm |
RAIJINTEK 0R200054
By: amazon.co.jp
本機は、コンパクトなサイズながらATXマザーボードに対応したキューブ型PCケースです。
外装には1.5mm厚のアルミニウムパネルを採用し、両サイドに3mm厚の強化ガラスを装備することで、高級感を兼ね備えています。
内部設計は最適化されており、ATX電源ユニットや最大長さ280mmのグラボ、全高170mmのCPUクーラーが搭載可能です。
冷却性能も優れており、背面には120mmのLEDファンを標準装備し、トップとボトムには追加の120mmファンを取り付けることができます。
一部のユーザーレビューでは、組み込み時に内部スペースの制約や配線処理の難しさが指摘されていますが、全体的な満足度は高く、デザイン性と機能性を両立したケースとして評価されています。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高170mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|白ケース
ここまで、ミドルタワーのPCケースのおすすめモデルを紹介してきましたが、その多くが黒色でした。
昨今は、白いガジェットで揃えたいという方も多いです。そこで今度は、ミドルタワーの白いPCケースのおすすめモデルを5つ、紹介していきます。
メーカー | 商品名 | 対応マザーボード | 前面インターフェイス | ドライブベイ | CPUクーラー |
---|---|---|---|---|---|
XR | ![]() PASTEL PURPLE |
ATX/MicroATX/Mini-ITX |
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高さ175mm |
NZXT | ![]() H6 Flow RGB White |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高163mm |
Fractal | ![]() Design North Chalk White TG Clear |
ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高170mm |
NZXT | ![]() H5 Flow v2 White |
E-ATX/ATX/Micro-ATX/Mini-ITX |
|
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最大175mm |
ZALMAN | ![]() Z3 Iceberg White |
ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX |
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全高163mm |
XR PASTEL PURPLE
By: dospara.co.jp
本機は、ドスパラ限定のパステルパープルカラーが特徴的なPCケースです。
フロントと左サイドに強化ガラスパネルを使用し、内部のライティングを美しく演出するピラーレスデザインを採用しています。
120mmのARGBファンは3基が標準で搭載されており、ATX、MicroATX、Mini-ITXマザーボードに対応しているのが特徴です。
最大420mmのグラボや175mmのCPUクーラーも搭載可能で、トップやサイドには、追加のファンを設置できます。
フロントにはUSB Type-CやUSB 3.0ポートを備え、利便性も高い設計です。
対応マザーボード | ATX/MicroATX/Mini-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 高さ175mm |
NZXT H6 Flow RGB White
By: amazon.co.jp
NZXT H6 Flow RGBは、外装も内装も白で統一したい方におすすめのミドルタワーPCケースです。
外側だけではなく、内側も全て白で統一されています。一部にワンポイントとして黒い部分もあるものの、気にならない程度です。
さらに、フロントとサイドには強化ガラスパネルが採用されています。フロントのケースファンはフロントパネル付近と切り離されており、外観にはあまり影響を与えません。
そのうえ、熱を発しやすいパーツに直接風を当てやすい位置に設置できるので、エアフロー効率がいいです。
そして、最大365mmの大型GPUを搭載できます。高性能GPUを搭載させてゲーム性能を高めたい方にも、おすすめの白PCケースです。
デザインと性能を両立させて白いPCを自作したい方には、特に最適なミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高163mm |
Fractal Design North Chalk White TG Clear
By: amazon.co.jp
Fractal Design Northは、木材と合金の両方を使っている独特なデザインのミドルタワーPCケースです。
ホワイトを含む四色のカラーバリエーションがあり、白PCを作りたい方にも黒PCを作りたい方にもおすすめ。ホワイトだけでも、二色あるのがいいところです。Chalk White TG Clearは、白筐体にガラスサイドパネルが特徴。
サイドパネルがガラスではなく、メッシュ加工になっているChalk Whiteもあります。
さらに、フロントパネルには木材が使われているのが特徴です。木材以外の部分は、メッシュになっています。メッシュが木材で隠れつつ、木材の隙間から空気をしっかりと取り込めるのでデザイン性とエアフロー効率を両立できるのが魅力です。
そして、トップにもメッシュがあります。全体的に通気性が高いケースなのが特徴です。
個性的なデザインで、なおかつ冷却効率を高めたい方におすすめのミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高170mm |
NZXT H5 Flow v2 White
By: amazon.co.jp
本機は、優れたエアフローとGPU冷却性能を兼ね備えたコンパクトなミドルタワー型PCケースです。
フロントパネルには微細なメッシュ構造を採用しており、豊富なエアフローを確保するとともに、ダストフィルターとしての機能も果たします。
また、E-ATX、ATX、microATX、Mini-ITXマザーボードに対応し、最大410mmの拡張カードスペースを確保できるのも特徴です。
冷却オプションも充実しており、最大360mmサイズのラジエーターがフロントに設置可能となっており、最大8基のケースファンも取り付けられます。
対応マザーボード | E-ATX/ATX/Micro-ATX/Mini-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 最大175mm |
ZALMAN Z3 Iceberg White
By: amazon.co.jp
ZALMAN Z3は、個性的なデザインの白ミドルタワーPCケースです。
フロントには、多角形デザインが採用されています。氷山をイメージしており、凹凸があるのが面白いところ。ほかの製品ではなかなか見ないデザインなので、個性を出したい方には最適です。
さらに、サイドパネルには4mm厚の強化ガラスが採用されています。内部のパーツの色を統一したり、イルミネーションを楽しんだりしやすいのがいいところです。
そして、拡張性が高くなっています。
最大315mmの拡張カード搭載スペースがあり、後からでも拡張しやすいです。電源ユニットも最大210mmのものまで設置できるため、高性能なゲーミングPCを作りやすくなっています。
また、フロントには最大360mmの水冷ラジエーターの取り付けも可能です。
デザイン性、拡張性のいずれも魅力的な白ミドルタワーPCケースを探している方には、特におすすめの製品だと言えます。
対応マザーボード | ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
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ドライブベイ |
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CPUクーラー | 全高163mm |
ミドルタワーPCケースに関するよくある質問
ここまで、ミドルタワーPCケースのおすすめモデルをカテゴリ別に20個紹介してきました。デザインがいいケース、冷却性が高いケースなどさまざまなモデルがあります。最後に、そんなミドルタワーPCケースに関するよくある質問の答えを紹介していくので、ぜひご参考ください。
ミドルタワーとフルタワーの違いは?どちらが適している?
ミドルタワーとフルタワーのどっちがいいかは、性能と好みで判断するのがおすすめです。
ミドルタワーは、比較的コンパクトなのが特徴。それでいて、ミドルハイクラスまでのゲーミングPCを組むのには、十分な容量があります。E-ATXに対応しているモデルを選べば、さらに高性能にしやすいです。
一方、マザーボードに制限がかかるのがネックになります。
ハイエンドクラスのゲーミングPCやワークステーションを組みたい場合は、フルタワーのほうが有利です。
フルタワーはサイズが大きいのがネックですが、マザーボードの制限がありません。
さらに、高性能にしてもパーツ同士が近くなりすぎず、冷却効率を高めやすいのがいいところです。熱を発するパーツ同士が隣接しすぎると、お互いの熱が干渉し合って、冷えにくくなります。
また、容量の大きさを活かして内部にフィギュアを入れるなど、レイアウトの自由度も高いです。
これらの違いを踏まえたうえで、目指す性能と好みから判断しましょう。
ミドルタワーと小型ケースの違いは?
小型PCケースは、一般的にはミドルタワーよりも小さい製品を指します。
小型PCケースのサイズ感は、ミドルタワーよりも一回りほど小さい程度です。全高が特に下げられており、全体的に四角い製品が多い傾向があります。
省スペースなのが魅力ですが、拡張性と排熱性能が低いのがネックです。
サイズが小さい分、容量も小さくなるため、拡張する余裕がありません。大型のパーツも入れにくいため、性能も初心者向けにとどまってしまいます。
さらに、ケースが小さいことで内部のスペースに余裕がなくなり、排熱性能が低くなるのもデメリットのひとつです。大型ラジエーターの水冷クーラーなど、冷却性能を高めるための工夫もしにくくなります。
これらを踏まえると、小型PCケースはエントリークラス程度のスペックで自作PCを組みたい初心者向けです。
一方ミドルタワーは、初心者から上級者まで幅広い層の需要に応えられます。
特別な理由がないなら、ミドルタワーPCケースを選ぶのがおすすめです。
ミドルタワーはやめた方がいい?後悔しない選び方
ミドルタワー型のPCケースは、拡張性と冷却性能のバランスが取れており、選択肢から外すのはじっくりと検討してからがおすすめです。
しかし、検討するにしても「何を基準にしてよいのか?」と悩まれるユーザーのために、検討ポイントを以下にまとめました。
- サイズは高さ約450~500mm、幅200~250mm、奥行き400~500mm程度
- 拡張スロットやドライブベイの数
- エアフロー設計やファンの取り付け位置
- ラジエーター対応サイズ
設置場所のスペースがまず重要なので、デスクや部屋に置く場所のスペースを測り、設置できるか確認しましょう。
また、使用するパーツが個数などを含めて対応しているかを確認することが重要となります。
ミドルタワー型PCケースは、一般的に多機能で使いやすいですが、自分の使用目的や設置環境に合ったものを選ぶことが、後悔しない選び方につながります。
5インチベイ付きPCケースは必要?使い道は?
5インチベイ付きのPCケースは、ユーザー間のなかでは使用頻度が低下していますが、特定の用途には有効的に活用できます。
主な活用方法としては、光学ドライブの搭載です。
DVDやBlu-rayドライブを内蔵することで、メディアの再生やソフトウェアのインストールが可能となります。
また、カードリーダーを取り付けることで、SDカードやmicroSDカードのデータ転送が簡単に行えます。
必要かどうかはユーザーにより異なりますが、ツールがほしい場合は、検討する必要があることを覚えておきましょう。
まとめ
本記事では、ミドルタワーPCケースについて紹介してきました。
ミドルタワーは、自作PCでは最も一般的だと言えるサイズ感です。エントリークラスからミドルハイクラスまで、幅広い性能のPCが組めるのがいいところ。製品によっては、より高性能なPCにもできます。
性能とサイズ感のバランスがいいので、初心者でも扱いやすいです。
今回紹介した製品を参考にしながら、自分の用途や好みに合うミドルタワーPCケースを探しましょう。