PCを自作する際、ケース選びは非常に重要です。ケースのサイズや規格などによって、選べるパーツが変わります。
デザインもケース次第なので、性能面・デザイン面の両方で重要です。
そんな自作PCケースで人気があるサイズが、ミドルタワー。
そこで今回は、ミドルタワーPCケースの選び方とおすすめモデルについて紹介していきます。
>>すぐにおすすめのミドルタワーPCケースをチェックしたい方はここをタップ
本記事は「コンテンツ制作ポリシー」に則って制作されています。
また、本記事にはプロモーションが含まれます。
PCケースのミドルタワーって何?
ミドルタワーというのは、PCケースのサイズの一種です。
PCケースには、以下のようなサイズがあります。
- フルタワー(大型)
- ミドルタワー(中型)
- ミニタワー(小型)
ミドルタワーは、ちょうど中間に位置するサイズです。高性能なパーツを搭載させられる余裕がありつつ、場所を取りにくいのが魅力。扱いやすいサイズなので、初心者から上級者まで幅広い方に人気があります。
さらに、ミドルタワーのなかにもさまざまなサイズがあるのが特徴です。比較的小型のミドルタワーを選べば、ミニタワーほどではないにしても省スペースにできます。
逆に、比較的大型のミドルタワーケースを選べば、フルタワーほどでないにしても大型パーツを搭載させやすいです。
ミドルタワーPCケースの選び方
ミドルタワーPCケースには、さまざまなタイプがあります。冷却性能、静音性、メンテナンス性などが製品ごとに大きく違うので、購入前によくチェックするのが大事です。そこで、ミドルタワーPCケースの選び方について解説していきます。
冷却性能で選ぶ
ゲームや配信など負荷が高い用途で使いたい場合、冷却性能を重視して選ぶのがおすすめです。
冷却性能が高いPCケースには、さまざまな特徴があります。
まず、パネルの加工です。フロントパネルまたは天板に、メッシュ加工が施されているPCケースがあります。
メッシュ加工が施されていると、通気性が高くなり、内部が冷えやすくなるのがいいところです。エアフロー(空気の流れ)が最適化され、ファンの効果が高くなり、冷却性能が高くなります。
さらに、ケース内に多くのファンを搭載できるPCケースや、水冷式クーラーに対応しているPCケースは、冷却性能が高いです。
もちろん、対応しているだけでなく、実際にファンを多く搭載させたり水冷式クーラーを搭載させたりしなければなりません。
予算に余裕があれば、水冷式クーラー搭載可能モデルを選ぶのがおすすめです。
静音性で選ぶ
夜に使いたい方や集中を妨げたくない方には、静音性を重視して選ぶのがおすすめです。
静音性を重視する場合、遮音材や吸音材がついているかどうかチェックしましょう。近年は、最初から性能が高い遮音材・吸音材が付属するケースが多く売られています。
このようなケースであれば、PCケース内部の振動やファンの音をカットできるので、おすすめです。
また、ケース内部の音が外部に漏れるのを防ぐため、密閉性が高いミドルタワーPCケースを選ぶのも大切。メッシュ加工は通気性が良くなりますが、音が漏れやすくなるので静音性を重視する場合にはおすすめしません。
メンテナンス性で選ぶ
自作PC初心者の方には、メンテナンス性でミドルタワーPCケースを選ぶのもおすすめです。
メンテナンスのしやすさは、PCケースの構造などによって変わります。
たとえばサイドパネルがワンプッシュで開くタイプのケースの場合、ドライバーを使わずケース内部にアクセスできるので、比較的メンテナンスがしやすいです。
さらに、工具不要や裏配線対応のPCケースもメンテナンス性が高いと言えます。
工具不要の場合、ストレージを拡張する際に簡単に取り付けができるのがいいところです。頻繁にパーツ構成を見直したい方や、後から増設したいけど経験がなくて不安な方には特におすすめ。
また、裏配線に対応しているPCケースの場合、ケーブルを背面に回せます。ケーブルがごちゃごちゃとしていると掃除の際も邪魔になるので、裏配線に対応しているPCケースのほうが掃除が楽です。
デザインで選ぶ
性能だけでなく、デザインで選ぶのも大切なポイントです。
せっかく自作でパーツにこだわれるので、デザインもこだわる方が楽しくなります。PCはデスクに座っているときに視界に入ることも多いので、好みのデザインのミドルタワーPCケースを選びましょう。
内部のレイアウトにこだわりたい場合は、ケース内部が見えるアクリルまたは強化ガラス製のサイドパネルを採用しているPCケースがおすすめです。
パーツのデザインにこだわれば、PC内部も外部もかっこいいPCに仕上がります。
また、ガラスサイドケースのPC内部に小さいフィギュアを置くなどして、レイアウトを作ることも可能です。
デザインの自由度が高くなるので、デザイン性を重視したい方には内部が見えるミドルタワーPCケースをおすすめします。
エアフローで選ぶ
PCケースにおいて、エアフローは非常に重要です。
エアフローというのは、その名前の通り「空気の流れ」のこと。
一般的に、PCはフロントパネルなどにある通気孔から空気を取り入れ、内部にあるファンで空気をPC内に循環させています。空気が熱を吸い取り、そのまま背面などから排出される仕組みです。
ただ、この空気の流れがあまりよくないと、熱された空気がいつまでもPC内に留まってしまいます。そうなると、冷却性能が下がるので、注意が必要です。
エアフローに工夫があるPCケースであれば、より最適な空気の循環の流れを作り出せます。冷却性能が高くなるだけでなく、ファンの回転数を抑えやすくなるのがいいところです。冷却性能と静音性を比較的両立しやすくなります。
マザーボードの規格で選ぶ
PCケースによって、対応しているマザーボードの規格が異なります。
ミドルタワーPCケースの場合は、ATXまたはMicro-ATXに対応している製品が多いです。
ATXは、縦最大244×横最大305mmのサイズ。少し大きいサイズなので、フルタワーまたはミドルタワーに使われます。ゲーミングPCでは、最も標準的な規格です。
拡張スロットが最大7基、メモリスロットが4~8と拡張性が高いのが特徴となっています。
Micro-ATXは、少し小さめのミドルタワーまたはミニタワーPCケースで使われることが多い規格です。
サイズは、縦最大244×横最大244mmとATXより一回り小さくなっています。長方形だったのを正方形に縮めたような形です。
小さいため、拡張スロットが最大4基、メモリスロットが2~4になっています。
ただ、省スペースかつ大型GPUを搭載できるのがいいところです。
このように、規格によってサイズやスロット数などが変わるので、PCケースを購入する際には対応しているマザーボードの規格をしっかりとチェックしましょう。
比較的小さいミドルタワーPCケースが欲しい場合は、ATXに対応していない場合があるので、特に注意が必要です。
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|高コスパ
ここからは、実際におすすめのミドルタワーPCケースをカテゴリごとに5つずつ、合計20種類紹介していきます。まずは、コスパが高いことで人気のあるミドルタワーPCケースを5つ紹介するので、コスパ重視の方はぜひご参考ください。
MSI MAG FORGE 110R CS8337
By: amazon.co.jp
本機は、MSIの高コスパミドルタワーPCケースです。
約5000円という低価格が優れている点ですが、本PCケースのよいところはそれだけではありません。
まず、エアフローの設計が優れています。フロントパネルはメッシュ構造になっており、通気性がいいです。ここからケースファンを使って空気を積極的に取り入れ、PC内部を冷却しながら同じくメッシュ構造になっている天板または背面から排気される仕組みになっています。
この設計のため、空気が逃げ場を失うことがなく、常に新しい空気が内部を循環できるのがいいところです。
さらに、前面にUSB 3.2 Gen1が搭載されているのも魅力的。大容量データの高速伝送に向いている規格なので、前面に外付けHDDなどを取り付けられます。
ポートの数は一般的な範囲ですが、規格が優れているため使いやすいです。
全体的にクオリティが高く、扱いやすいミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高160mm |
ZALMAN T8 CS8140
By: amazon.co.jp
ZALMAN T8は、約3000円の超高コスパミドルタワーPCケースです。
非常に低価格ですが、機能性が豊かなのが魅力的。
まず、5.25インチベイを搭載しています。
ドライブベイは、ストレージなどのパーツを取り付けるための空間のことです。5.25インチベイは、空間が広いのが特徴。大型のディスクドライブを取り付けたり、SSDを複数搭載させたりするのに有利です。
本機の5.25インチベイは、機器の一部が外に露出する外部ドライブベイなので、ディスクドライブなどが主な用途になります。
さらに、前面には最大240mmの水冷ラジエーターが取付可能です。簡易水冷を取り入れたいけれど、PCケースにあまり予算を割けないという方には最適だと言えます。
ほかにも、耐久性を高めるためのパウダーコーティングが施されていたり、前面インターフェイスの種類が豊富だったりと魅力が多いPCケースです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高160mm |
Thermaltake Versa H26 Black/w casefan
By: amazon.co.jp
Versa H26は、さまざまな構成のPCを組みやすいミドルタワーPCケースです。
まず、ケースファンの取付可能数が多いのが特徴。最大7基まで、取り付け可能です。ケースファンは、前面と背面で1つずつ、120mmのものが付属します。付属ファン以外のケースファンも大量に付けたい場合は、便利です。
さらに、最大360mmの水冷ラジエーターの取り付けに対応しています。大型ラジエーターの水冷CPUクーラーを取り付けられるので、冷却性能を高くしやすいです。
そして、最大310mmの拡張カード搭載スペースがあります。
このように、拡張性が非常に高いため、さまざまな構成のPCを組み上げるのに有利です。
これだけの拡張性と機能を有して、価格は約6000円と非常に安価。拡張性を求める方にとっては、最高クラスでコスパが高いミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高160mm |
Scythe 旋風 SCY-CFS3-BK
By: amazon.co.jp/a>
Scythe 旋風は、冷却性と拡張性の高さ、および組やすさに定評のあるミドルタワーPCケースです。
本機はフロントメッシュ構造になっており、空気が内部に入りやすくなっています。天板と背面にもメッシュ加工がされている部分があるので、排気もしやすいです。エアフローに工夫のある設計なので、冷却性能が高いPCケースだと言えます。
さらに、5.25インチベイが3つ搭載されているのが特徴です。
近年は、5.25インチベイは省略されることが多い傾向があります。それが3つも搭載されているので、ディスクドライブなどを搭載させるのには非常に便利です。
そして、内部の2.5・3.5インチベイの数も多く、レールにも対応しています。
レールというのは、ネジ止めをせずに取り付けられる仕組みのことです。2.5インチシャドウベイは1本だけネジ止めが必要になりますが、基本的にはネジ止め不要で簡単に取りはずしできるのがいいところ。
また、ファンが3つ付属します。そのうえ静音性能が高めのファンなので、付属ファンのままでも十分使いやすいのが魅力的です。
これだけの機能と性能を備えて、価格は約5700円。コスパが非常に高いミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高155mm |
Thermaltake H200 TG RGB Snow Edition
By: amazon.co.jp
本機は、デザイン性の高さが魅力の高コスパミドルタワーPCケースです。
安価なPCケースは、黒い筐体で少し地味なデザインが多い傾向があります。
一方本機は、白筐体なのが魅力的です。サイドパネルには、強化ガラスを採用しています。内部が見える白PCを作りたい方には、最適です。内部に搭載するパーツも白いパーツで統一すれば、よりデザインがよくなります。
さらに、強化ガラス製のサイドパネルはスイングドアになっているのがいいところです。ドライバー不要で、簡単に開け閉めできます。組み立ても掃除も楽なので、初心者でも安心です。
そして、裏配線用のスペースも用意されています。ケーブルをまとめたり隠したりしやすいので、ケーブルでデザインが損なわれにくいです。
デザイン性が高くてコスパもいいミドルタワーPCケースが欲しい方には、最適な製品だと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高180mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|静音
PCは、用途によっては音が大きくなりがちです。ゲームや重めの作業などに使いたい場合は、静音性を高めるのがポイント。そこで今度は、静音性が高いミドルタワーPCケースのおすすめモデルを5つ紹介していきます。
Fractal Design Define 7 Compact White
By: amazon.co.jp
Define 7 Compactは、静音性と冷却性を両立させているミドルタワーPCケースです。
フロントパネルは、つや消しアルミニウムが採用されています。ヘアライン加工のようになっており、美しい外観が魅力的です。そのうえ、静音性が高くなる剛性の高い素材なのがいいところ。
さらに、産業グレードの防音材が前面・上面・側面に配置されています。PC内部の音や振動を吸収できるので、ゲームプレイ中も静かです。
そして、トップパネルはスチールパネルまたは換気性の高いパネルに交換可能。換気性の高いパネルに交換すれば、エアフローを最適化できます。
また、最大360mmの水冷ラジエーターを搭載可能です。最大360mmのラジエーターを搭載しても、305mmまでのGPUを搭載できます。240mmラジエーターを搭載した場合は、360mmのGPUが搭載可能です。
これらの特徴によって、静音性と冷却性を高いレベルで両立できます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高169mm |
Fractal Design Define R5
By: amazon.co.jp
Define R5は、静音かつ5インチベイを搭載しているのが特徴のミドルタワーPCケースです。
フロントパネルがメッシュではないので、通気性は損なわれるものの音が外部に漏れにくくなっています。静音性を重視してPCケースを選ぶ場合、ここは非常に重要です。メッシュだと通気性が高いのはいいものの、音や振動が外に漏れやすくなります。
さらに、本機には高密度な防音素材がケース全体に採用されているので、内部の音と振動が外部に漏れにくいです。そのうえで、ケース内の通気の邪魔にならないように設計が工夫されています。
そして、上部420mm、前面360mmまでの水冷ラジエーターに対応。静音性と冷却性を両立させるのには、最適なPCケースです。
また、冷却ファンを増設時に触ることになるファンスロットカバーが工具不要なのも、いいところ。冷却ファンの増設が楽になるうえに、ファンスロットを閉めたままにすることで静音性もアップします。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高180mm |
ANTEC P10C
By: amazon.co.jp
ANTEC P10Cは、コスパが高い静音型ミドルタワーPCケースです。
本機には、防音パネルが搭載されています。遮音性の高い素材が使われたパネルで、内部の騒音と振動をしっかり吸収するのがいいところです。この防音パネルは、フロント・両サイド・トップに使われています。
そのうえ、フロントに取り付けるための静音ファンが3基付属。エアフローを効率化して、内部の冷却性能を高めます。
さらに、最大6基の120mmファンを搭載可能。ケースファンを増やして、よりエアフローを効率化できるのがいいところです。付属品の3基に加えて、静音ファンを別途取り付ければ、より静音性と冷却性能の両立がしやすくなります。
そして、裏配線スペースも完備。フロント側で最大34.5mm、マザーボード裏で最大26.5mmと広いスペースがあります。多くのドライブやパーツを搭載しても、掃除がしやすいです。
これだけの機能を備えていて、価格は約1万1000円。静音PCケースはミドルタワーでも2万円近い価格になることが少なくないので、比較的安価だと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高175mm |
MSI MAG VAMPIRIC 100R
By: amazon.co.jp
MAG VAMPIRIC 100Rは、エアフローを重視しているミドルタワーPCケースのなかでは、比較的静音性が高いのが特徴の製品です。
本機のフロントパネルの一部には、メッシュ加工が施されています。全面メッシュではないので、ある程度の遮音性を確保できるのがいいところです。それでいて、フロントパネルから空気を積極的に取り入れられます。
さらに、天板もメッシュ構造。マグネットフィルターが使われているので、ホコリを防ぎながら前面から取り込んだ空気を適切に排出できます。
そして、最大240mmの水冷ラジエーターを搭載可能です。簡易水冷クーラーを使うのに、適しています。
このようにエアフローを最適化して、冷却性能を高めているのが特徴です。
静音性に関しては、本体素材の剛性の高さや作りの精巧さなどから高めています。
本記事で紹介しているほかの静音ミドルタワーPCケースよりは音が漏れやすいものの、冷却性能を高めたいけど静音性はあまり犠牲にしたくないという方には最適なPCケースです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高160mm |
Cooler Master Silencio S600
By: amazon.co.jp
Cooler Master Silencio S600は、静音性能に特化しているミドルタワーPCケースです。
ケースの内側に、防音材が使われています。音源、共鳴パターンや周波数などに基づいて設計されており、PC内部で発生しやすい周波数の騒音を適切に抑えられるのが特徴です。
そのうえ、防音材はフォーム材、高密度ビニール材などさまざまな素材のものが使われています。特定の周波数を正確に除去するため、どこにどの素材の防音材を配置するかまで考えて設計されているのが本機の魅力です。
さらに、サイドパネルは強化ガラスサイドパネルまたはスチール遮音パネルを選択可能。それぞれモデルが別になっており、デザインを重視するか静音性を重視するかで選べます。
そして、ケース天板は遮音カバーになっており、遮音性が高いです。そのうえ、ダストフィルターが付属しています。これと取り替えることによって、通気性を高めることも可能です。
豊富なポート類・付属の交換パーツなど、静音性が高いだけでなく、細かな気配りが感じられる高クオリティなミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高167mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|冷却性能
ここまで、静音性能が高いミドルタワーPCケースを5つ紹介してきました。今度は。冷却性能を重視したい方におすすめのミドルタワーPCケースを5つ紹介します。ゲームを長時間プレイする方などは、ぜひご参考ください。
Cooler Master MasterBox E501L
By: amazon.co.jp
Master Box E501Lは、CPUクーラーなどで人気が高いCooler Masterの高冷却性ミドルタワーPCケースです。
フロントパネルには、グラデーション状のメッシュ加工が施されています。これにより、通気性が高くなり、冷却効率がよくなるのが特徴です。そのうえ、グラデーション状になっていることで、デザイン性も両立されています。
さらに、最大280mmまでの水冷ラジエーターも搭載可能です。ケースファンの拡張性も高く、1万円未満の安価なミドルタワーPCケースとしては、比較的冷却性能を高めやすくなっています。
そして、裏配線スペースが広いのも本PCケースのいいところです。マザーボードトレイの背面に、19~27mmの配線スペースがあります。ここにケーブルを通すことで、スッキリとした外観になるうえに、掃除がしやすくなるのが魅力的です。
冷却性能とメンテナンス性を両立しているミドルタワーPCケースが欲しい方には、最適なモデルだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高165mm |
Corsair 4000D Airflow Tempered Glass Black
By: amazon.co.jp
本PCケースは、少し珍しいE-ATX規格にも対応している冷却性能が売りのミドルタワーPCケースです。
E-ATXは、305×330mmという大きなATX規格のこと。本来はワークステーション用フルタワーでよく使われる規格です。それがミドルタワーでも対応しているのが、面白いところ。ミドルタワーでも大型パーツを使いたい方には、最適です。
さらに、本PCケースはエアフローの効率が高いのも特徴的。フロントパネルは網目が少し大き目のメッシュ状になっており、通気性が高いです。ケースファンも3つ、フロントに搭載可能。空気をしっかり取り込み、内部を冷却しながら背面から効率よく排気できます。
そして、最大6基のケースファンの取付が可能。そのうえ、フロントには最大360mmの大型水冷ラジエーターを搭載できます。
多くのファンを付け、大型ラジエーターの水冷クーラーを使いたい方には最適です。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/E-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高170mm |
Fractal Design Torrent Compact FD-C-TOR1C-01
By: amazon.co.jp
本PCケースは、対応しているマザーボードの規格の種類が豊富なミドルタワーPCケースです。大型のE-ATXにも対応しており、拡張性が高いのが魅力のひとつとなっています。
さらに、フロントには大型ファンの取付が可能です。大型のケースファンとラジエーターを搭載して、エアフロー効率を最適化できます。ケースファンのマウント数は、最大6つです。多くのファンを取り付けることもできます。
また、サイドパネルは工具が不要です。プッシュロック式になっており、簡単に開きます。PCケース内部へのアクセスが楽で、簡単にメンテナンスができるのもいいところです。
PCは、あまりメンテナンスをしていないと冷却性能が下がっていきます。冷却性能を維持するためにも、メンテナンスは重要。
最大360mmのラジエーターを取り付けられ、大型ファンにも対応し、メンテナンス性も良好。さまざまな面から、冷却性能にアプローチできるミドルタワーPCケースです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/E-ATX/M-ITX/SSI-CEB |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高174mm |
ZALMAN Z10 CS8510
By: amazon.co.jp
ZALMAN Z10は、エアフロー効率を重視しているミドルタワーPCケースです。
フロントパネルには、細かいメッシュ加工が施されています。フロントパネルから外部の空気をしっかりと取り込み、背面および天面・サイドから排出する仕組みです。サイドパネルの片側と天面にもメッシュ加工が施されているのが、いいところです。
そのうえ、ケースの各所にはダストフィルターを搭載しています。エアフローを重視しながら、ほこりの侵入を防げるのがいいところです。
さらに、適度にスチール素材を使っているのも魅力的。1万円未満のミドルタワーPCケースとしては、質感が高いです。そのうえ、熱伝導率が高い金属が熱をしっかりと逃がすのがいいところ。
夏場には部屋のエアコンをつけておけば、部屋の冷気で冷えやすくなります。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/-M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高173mm |
ASUS TUF Gaming GT502
By: amazon.co.jp
GT502は、ゲーミングPC向けのミドルタワーPCケースです。
特徴的なのは、デュアルチャンバーケースの存在。GT502は、CPU・GPUおよびストレージ・PSUに、それぞれ独立した冷却スペースをあてがう設計になっています。独立しているので、互いの熱が干渉しにくく冷却しやすいのがいいところです。
さらに、メインチャンバーと背面チャンバーを合わせて、最大13個のファンを取り付けられます。取付可能なファンの数は、数多のミドルタワーPCケースのなかでも最多クラスです。
そして、トップパネルにはキャリーハンドルが搭載されています。耐荷重は30kgもあるので、安心してハンドルを持って移動できるのがポイントです。
頻繁にデスクレイアウトを変える方には、非常に便利なところだと言えます。
また、360mmのブラケットが背面チャンバーに搭載されており、ラジエーターとファンの組み合わせか、3つのストレージを入れるかを選択できるのも本機の特徴のひとつです。冷却性能を高めたい方には、ラジエーターとファンを設置するのがおすすめ。
ただ、冷却性能はもう十分だという場合には、ストレージデバイスを入れて容量を強化するのがおすすめです。
さまざまなところに工夫が見られ、自作PCケースとしての自由度が高いミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高163mm |
ミドルタワーPCケースおすすめ5選|白ケース
ここまで、ミドルタワーのPCケースのおすすめモデルを紹介してきましたが、その多くが黒色でした。昨今は、白いガジェットで揃えたいという方も多いです。そこで今度は、ミドルタワーの白いPCケースのおすすめモデルを5つ、紹介していきます。
DEEPCOOL CC560ドスパラ限定モデル
By: dospara.co.jp
CC560は、ドスパラ限定のミドルタワーPCケースです。
全体的に白いケースで、白デスク環境によく合います。サイドケースはガラス製になっており、内部パーツが見えるのでパーツも白い製品で合わせればより白デスク環境に最適な自作PCが作れるのがいいところです。
さらに、ホワイト単色LEDのケースファンが付属します。LEDの色も白で統一できるのも、魅力的です。
ただ、内部がブラックになっているので注意が必要。ツートーンカラーになりおしゃれではありますが、全てを白で揃えたいという方には合わない可能性があります。
一方、外側を白、内部を黒で揃えてツートーンにしたいという方には最適なデザインです。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高163mm |
NZXT H6 Flow RGB White
By: amazon.co.jp
NZXT H6 Flow RGBは、外装も内装も白で統一したい方におすすめのミドルタワーPCケースです。
外側だけではなく、内側も全て白で統一されています。一部にワンポイントとして黒い部分もあるものの、気にならない程度です。
さらに、フロントとサイドには強化ガラスパネルが採用されています。フロントのケースファンはフロントパネル付近と切り離されており、外観にはあまり影響を与えません。
そのうえ、熱を発しやすいパーツに直接風を当てやすい位置に設置できるので、エアフロー効率がいいです。
そして、最大365mmの大型GPUを搭載できます。高性能GPUを搭載させてゲーム性能を高めたい方にも、おすすめの白PCケースです。
デザインと性能を両立させて白いPCを自作したい方には、特に最適なミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高163mm |
Fractal Design North Chalk White TG Clear
By: amazon.co.jp
Fractal Design Northは、木材と合金の両方を使っている独特なデザインのミドルタワーPCケースです。
ホワイトを含む四色のカラーバリエーションがあり、白PCを作りたい方にも黒PCを作りたい方にもおすすめ。ホワイトだけでも、二色あるのがいいところです。Chalk White TG Clearは、白筐体にガラスサイドパネルが特徴。
サイドパネルがガラスではなく、メッシュ加工になっているChalk Whiteもあります。
さらに、フロントパネルには木材が使われているのが特徴です。木材以外の部分は、メッシュになっています。メッシュが木材で隠れつつ、木材の隙間から空気をしっかりと取り込めるのでデザイン性とエアフロー効率を両立できるのが魅力です。
そして、トップにもメッシュがあります。全体的に通気性が高いケースなのが特徴です。
個性的なデザインで、なおかつ冷却効率を高めたい方におすすめのミドルタワーPCケースだと言えます。
対応マザーボード | ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高170mm |
NZXT H5 ELITE White
By: amazon.co.jp
NZXT H5 ELITEは、冷却性能が高い白ミドルタワーPCケースです。
ケース底面には、GPU用の120mmファンが搭載されています。そのうえ、フロントには140mmのRGB LEDファンを2基搭載。上面には、120mmファンを2基、背面には120mmファンを1基まで追加可能です。
さらに、前面のファンマウントは着脱でき、280mmまでの水冷用ラジエーターを取り付けられるように設計されています。
そして、フロントの下部、サイドの下部に通気口があるのもいいところです。下部から入った空気が底面のファンを通じて、GPUを直接冷やします。
そのうえ、背面と上面に排気のためのメッシュがあるので、排気もしやすいです。
また、フロントおよびサイドに強化ガラスを採用。自作PCの醍醐味のひとつであるレイアウトづくりを思う存分楽しめるのも、H5 ELITEの魅力です。
対応マザーボード | ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高165mm |
ZALMAN Z3 Iceberg White
By: amazon.co.jp
ZALMAN Z3は、個性的なデザインの白ミドルタワーPCケースです。
フロントには、多角形デザインが採用されています。氷山をイメージしており、凹凸があるのが面白いところ。ほかの製品ではなかなか見ないデザインなので、個性を出したい方には最適です。
さらに、サイドパネルには4mm厚の強化ガラスが採用されています。内部のパーツの色を統一したり、イルミネーションを楽しんだりしやすいのがいいところです。
そして、拡張性が高くなっています。
最大315mmの拡張カード搭載スペースがあり、後からでも拡張しやすいです。電源ユニットも最大210mmのものまで設置できるため、高性能なゲーミングPCを作りやすくなっています。
また、フロントには最大360mmの水冷ラジエーターの取り付けも可能です。
デザイン性、拡張性のいずれも魅力的な白ミドルタワーPCケースを探している方には、特におすすめの製品だと言えます。
対応マザーボード | ATX/E-ATX/M-ATX/M-ITX |
---|---|
前面インターフェイス |
|
ドライブベイ |
|
CPUクーラー | 全高163mm |
ミドルタワーPCケースに関するよくある質問
ここまで、ミドルタワーPCケースのおすすめモデルをカテゴリ別に20個紹介してきました。デザインがいいケース、冷却性が高いケースなどさまざまなモデルがあります。最後に、そんなミドルタワーPCケースに関するよくある質問の答えを紹介していくので、ぜひご参考ください。
PCケースはミドルタワーとフルタワーどっちがいい? 違いは?
ミドルタワーとフルタワーのどっちがいいかは、性能と好みで判断するのがおすすめです。
ミドルタワーは、比較的コンパクトなのが特徴。それでいて、ミドルハイクラスまでのゲーミングPCを組むのには、十分な容量があります。E-ATXに対応しているモデルを選べば、さらに高性能にしやすいです。
一方、マザーボードに制限がかかるのがネックになります。
ハイエンドクラスのゲーミングPCやワークステーションを組みたい場合は、フルタワーのほうが有利です。
フルタワーはサイズが大きいのがネックですが、マザーボードの制限がありません。
さらに、高性能にしてもパーツ同士が近くなりすぎず、冷却効率を高めやすいのがいいところです。熱を発するパーツ同士が隣接しすぎると、お互いの熱が干渉し合って、冷えにくくなります。
また、容量の大きさを活かして内部にフィギュアを入れるなど、レイアウトの自由度も高いです。
これらの違いを踏まえたうえで、目指す性能と好みから判断しましょう。
ミドルタワーPCケースと小型ケースの違いは?
小型PCケースは、一般的にはミドルタワーよりも小さい製品を指します。
小型PCケースのサイズ感は、ミドルタワーよりも一回りほど小さい程度です。全高が特に下げられており、全体的に四角い製品が多い傾向があります。
省スペースなのが魅力ですが、拡張性と排熱性能が低いのがネックです。
サイズが小さい分、容量も小さくなるため、拡張する余裕がありません。大型のパーツも入れにくいため、性能も初心者向けにとどまってしまいます。
さらに、ケースが小さいことで内部のスペースに余裕がなくなり、排熱性能が低くなるのもデメリットのひとつです。大型ラジエーターの水冷クーラーなど、冷却性能を高めるための工夫もしにくくなります。
これらを踏まえると、小型PCケースはエントリークラス程度のスペックで自作PCを組みたい初心者向けです。
一方ミドルタワーは、初心者から上級者まで幅広い層の需要に応えられます。
特別な理由がないなら、ミドルタワーPCケースを選ぶのがおすすめです。
まとめ
本記事では、ミドルタワーPCケースについて紹介してきました。
ミドルタワーは、自作PCでは最も一般的だと言えるサイズ感です。エントリークラスからミドルハイクラスまで、幅広い性能のPCが組めるのがいいところ。製品によっては、より高性能なPCにもできます。
性能とサイズ感のバランスがいいので、初心者でも扱いやすいです。
今回紹介した製品を参考にしながら、自分の用途や好みに合うミドルタワーPCケースを探しましょう。