ゲーミングアンプは、PCやゲーム機などに接続してヘッドホンの音質を向上させられる便利なオーディオ機器です。アンプなので、増幅器としての役割を持ち、ヘッドホンの出力がより高くなるのもゲーミングアンプの魅力のひとつ。
製品によっては、ほかにもイコライザーに対応していたり入出力の音量バランスを調整できたり、さまざまな機能が搭載されています。
ただ、ゲーミングアンプは種類が多く、選び方がわからなければ手が出しにくいです。
そこで本記事では、ゲーミングアンプのおすすめモデルを10個紹介した後、選び方や必要性などについても解説していきます。
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ゲーミングアンプおすすめモデル一覧
商品名 | GMMW50BK | Sound Blaster G3 |
Sound Blaster Play! 4 |
Astro MIX AMP PRO TR | GameDac Gen2 | Sound BlasterX G6 SBXG6 |
Sound Blaster GC7 B-GC7 | ZG01 | Bridge Cast | K7 |
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メーカー | ELECOM | Creative | Creative | Logicool | SteelSeries | Creative | Creative | YAMAHA | Roland | FIIO |
インターフェイス | USB Type-A to Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-A to microUSB | USB Type-C to A | micro USB | USB Type-C | USB Type-C to C | USB Type-C | USB Type-A to B |
入力端子 | 3.5mm4極ミニ |
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3.5mmヘッドセット端子 |
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ボリューム調整 | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
マイクミュート機能 | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし |
【安い】ゲーミングアンプおすすめモデル3選
ゲーミングアンプは高価な製品も多いですが、1万円以下の安い製品も多いです。そこでまずは、安いゲーミングアンプのおすすめモデルを3つ紹介していきます。
ELECOM GMMW50BK
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GMMW50BKは、エレコムが販売している安いゲーミングアンプです。
通話の音とゲームの音をミックスさせて再生することをメインの機能としており、そのほかの機能を絞ることによってコスパを高めています。
まず特徴的なのは、ワイヤレス接続という点です。ゲーミングアンプは、PCやゲーム機とはUSBで接続するのが基本となります。
一方本機は、ワイヤレスでPCやゲーム機などと接続するのが特徴です。USB端子を塞がないため、スマホなど端子が少ないデバイスでも使いやすいのが魅力的。Bluetooth接続なので若干のラグがありますが、FPSプレイ時のボイスチャット程度の用途であれば気にならない程度です。
そのうえ、有線ヘッドホンやイヤホンを擬似的にワイヤレス化できるのが便利なところ。スマホで音楽を聞きたいときなどにも、本機と接続すればスマホを遠くに置いていても有線イヤホンが使えます。
ポータブルアンプとしても使いやすいです。
さらに、1回の充電での連続使用時間は約8時間。この手の製品としては、比較的長めになっています。1日使っても十分充電が持つので、ストレスフリーです。
インターフェイス | USB Type-A to Type-C |
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入力端子 | 3.5mm4極ミニ |
ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | なし |
Creative Sound Blaster G3
By: amazon.co.jp
Sound Blaster G3は、約6000円で購入できるCreativeのゲーミングアンプのエントリーモデルです。
価格は安いですが、機能性は十分。DACチップの性能が比較的高く、高い音質改善効果が見込めます。音質傾向としては、低音を若干ブーストさせるようなイメージです。それでいて、中音域と高音域が引っ込むということもありません。ゲームで使いやすい音質です。
さらに、手のひらサイズで300Ωまでのヘッドホンを鳴らせます。高インピーダンスのヘッドホンでも、問題なく使えるので、対応機器の種類に悩まなくて済みます。
インピーダンスというのは、抵抗のことです。抵抗が大きければ大きいほど、電流が流れにくくなります。出力が上がりにくいということなので、高インピーダンスのヘッドホンを高出力で鳴らすには、アンプ側の出力が必要です。
本機は手のひらにおさまる小ささで、300Ωという非常に高インピーダンスの機器でも鳴らせるのが魅力的。
そして、スマホアプリとの連携機能が優秀です。
スマホアプリで、さまざまな機能を調整できます。イコライザー調整、サイドトーンの切り替え、マイクのゲインなども調整可能です。配線もUSB Type-Cに挿すだけの簡単接続で、使いやすさに重点を置いています。
据え置き型ではなくポータブル型ということもあり、PCよりもSwitchやスマホなどで使うのがおすすめのゲーミングアンプです。
インターフェイス | USB Type-C |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
Creative Sound Blaster Play! 4
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Sound Blaster Play! 4は、ゲーミングアンプとしても使えるポータブルUSB DACです。
DAC機能をメインに据えて、ゲーム向けの機能を削ることで価格を約2500円にまで抑えています。本記事で紹介するモデルでは、最も安いゲーミングアンプです。
この値段でもハイレゾ認証を得ており、DACとしての性能は折り紙付き。スマホのサブスクサービスでハイレゾ音源を気軽に楽しめるのが、いいところです。スマホ単体ではハイレゾに対応していない場合や、スマホの音質では満足できない場合に使いやすいモデルだと言えます。
さらに、ヘッドセットを接続すればマイク機能も使えるのがいいところです。マイクミュートボタンもあり、PCやゲーム機と接続してボイスチャットや通話を高音質で楽しめます。
そして、双方向のノイズキャンセルが可能な機能も搭載。自分側のノイズだけでなくて、通話相手の音声から聞こえるノイズも除去できます。そのうえ、ホワイトノイズなどだけでなく環境音などの背景ノイズも除去可能。
よりクリアな音質で通話ができます。
細かな調整機能は不要だという方には、非常におすすめのゲーミングアンプ・USB DACです。
また、イコライザーボタンを搭載しています。
ダイナミックとバスブーストの2つのプリセットがあり、それぞれ異なる音質傾向に調整可能です。
ダイナミックは、本機本来の音。空間の広がりを重視した音で、音楽再生に非常に向いています。単純に音質がよくなり空間表現が巧みになるようなプリセットです。
一方バスブーストは、名前通り低音をブーストさせるプリセットになっています。FPSなどの銃撃戦のあるゲームや、映画のアクションシーンなどの迫力をより高めるのに向いている機能です。
ただ、ゲームプレイ時の「音の聞き取りやすさ」「定位のわかりやすさ」は、ダイナミックのほうが上になっています。
そのため、「ゲームは低音」というイメージでバスブースト機能を使うと、かえってゲームに使いにくくなることがあるので注意しましょう。バスブースト機能はあくまでも、低音を強めて弱ドンシャリ傾向にするためのプリセットです。
インターフェイス | USB Type-C |
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入力端子 | 3.5mmヘッドセット端子 |
ボリューム調整 | 非対応 |
マイクミュート機能 | あり |
【高コスパ】ゲーミングアンプおすすめモデル4選
ここまで、安いゲーミングアンプのおすすめモデルを3つ紹介してきました。2500円から約6000円まで、非常に安く魅力的なモデルでしたが、機能に関しては最低限です。
そこで今度は、音質・機能・価格のバランスがよい高コスパなゲーミングアンプのなかから、おすすめモデルを5つ厳選して紹介します。
Logicool Astro MIX AMP PRO TR
By: amazon.co.jp
MIX AMP PRO TRは、Logicoolが販売しているAstroブランドのゲーミングアンプです。
単純な音質面や対応入出力端子の豊富さよりも、使いやすさに重点を置いているのが特徴。使いやすさで言えば、後続の製品群が充実してきた2024年時点でもトップクラスです。
特徴的なのは、ツマミの大きさ。右側のツマミでは、ボイス音量のバランス調整ができます。左側のツマミでは、メインボリュームの調整が可能です。メインボリュームのほうが大きくなっており、わかりやすいのがいいところ。複雑なボタン類も特になく、初心者でも説明書を読まずに使えます。
さらに、上部にはステレオとバーチャルサラウンドの切り替えボタンを搭載。音楽などではステレオ、エコーロケーションが重要なゲームではバーチャルサラウンドに切り替えて快適に使い分けられます。
下部には、イコライザープリセットの切り替えボタンを搭載。専用アプリでイコライザーのプリセットを登録しておけば、このボタンで簡単に切り替えられます。
そのうえ、初期状態でも4つのプリセットが用意されており、設定が面倒だという場合でもそのなかから気に入ったものを使えるので便利です。もちろん、こだわって細かく調整することも可能。各音域を細かく調整できるものの、調整できるバーの本数は5本です。
本数がそう多くないため、初心者でも比較的わかりやすくなっています。
このように、初心者でも使いやすいのが本機の最大の魅力です。音質改善も十分で、定位感も悪くはありません。分離感が若干弱い傾向がありますが、分離感が強いヘッドホンを使えば気にならなくなります。
インターフェイス | USB Type-A to microUSB |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
SteelSeries GameDac Gen2
By: amazon.co.jp
SteelSeries GameDac Gen2は、音質重視の高コスパゲーミングアンプです。
高性能なDACチップ「Sabre Quad Core DAC」を搭載しています。本DACチップの特徴は、歪みの少ないクリアな音になることです。
歪みが少ない解像度の高い音で、ボリュームを抑えた状態でも足音や銃声などが聞こえやすくなっています。定位感が非常に良好で、各方角だけでなく距離の把握も可能です。特にカスタマイズをしなくても、十分過ぎるほどにゲーム向けの音が楽しめます。
音質傾向としては、高解像度のフラット傾向。ゲームだけでなく、音楽鑑賞や動画鑑賞など幅広い用途で使いやすい音です。
さらに、イコライザー設定が可能。イコライザーで細かく音を調整することにより、自分好みの音質傾向に近づけられます。イコライザー調整後の音も特に違和感がなく、馴染みやすいです。
本体だけでもイコライザー設定が可能ですが、PCのソフトウェアを使うことでより細かく調整可能。ソフトウェアを使えば、ソフト側にイコライザー設定を保存しておけます。それを本体に書き込んで使うことにより、ゲームごとの使い分けも可能です。
そして、チャットとの音量バランス調整も可能。
音質が良好なのはもちろん、各種調整機能が充実しているのも本機の大きな魅力です。価格がライバル機種よりも安い約1万7000円で、この音質と機能性は非常にコスパが高いと言えます。
音質に関しては特に、同価格帯の製品では群を抜いてよいです。
インターフェイス | USB Type-C to A |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
Creative Sound BlasterX G6 SBXG6
By: amazon.co.jp
Sound BlasterX G6は、ソフトウェアの利便性が非常に高いゲーミングアンプです。
本体の操作系統は、必要最低限になっています。各種端子に、調整用のノブ、マイクミュートボタンなどを備えるだけの簡素なつくりです。サイズが小さく、据え置きでもポータブルでも使えます。
ノブは、デフォルト状態ではヘッドホン出力音量の調整用として使用可能。そのうえ、マイク入力とサイドトーンの調整用として機能させられます。使用中のモードに関しては、インジケーターランプで表示される仕組みです。モードの切替は、ノブのクリックで行います。
さらに、ソフトウェアの機能が非常に豊富です。
ダッシュボードにはライブラリとして、イコライザーのプリセットが表示されます。初期状態からいくつかのプリセットがあるので、設定が面倒な方でも使いやすいです
イコライザーの調整が細かく可能なうえに、Acoustic Engineの設定も可能。サラウンドの強弱や音の明瞭さの調整、低音の強調度合い、音量の強弱などを細かく調整できます。UIがわかりやすいので、初心者でも難なく調整可能です。
ほかにも、足音などを聞き取りやすくする設定や、Dolby Degitalメディアの設定、フィルター機能の設定、マイク設定などが可能。本体の光り方の変更もでき、さまざまな部分を自分の好みに合わせられます。
また、音質に関しても非常に良好です。
全音域に対して、音の厚みを付与するかのような調整がされています。低音はアタック感重視というよりも、深み重視。深みのある低音で中高音の下支えをし、全体のバランスを高めています。中高音に関しても厚みのある音になるので、ゲームだけでなく音楽鑑賞なども楽しくなるのがよいところです。
インターフェイス | micro USB |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
Creative Sound Blaster GC7 B-GC7
By: amazon.co.jp
Sound Blaster GC7は、本体の機能が充実している高コスパなゲーミングアンプです。
まず、調整用のノブが3つ搭載されています。
左にマスターボリューム、右に音量ミックス、真ん中にマイクの調整用ノブがあり、本体だけで音量の細かな調整が可能です。マイクボリュームは数字で表記されるので、非常にわかりやすいのもよいところ。マイクを個別で調整できるのは、ゲーミングアンプでは少し珍しい機能です。
さらに、カスタムボタンを4つ搭載しています。
専用ソフトウェアを使い、さまざまな機能の割り当てが可能です。マイクモニタリング機能、サウンドモード切り替え機能など便利な機能を割り当てられます。サウンドモードは、調整したイコライザー設定を3つまで保存可能です。
そして、ボイスチェンジャー機能も搭載。非常にクオリティが高いというほどではないものの、友人間で遊ぶ分には十分な性能です。PS4などのコンシューマー機では、ボイスチェンジャーを使うとなると機器を揃えなければならないので、手間がかかります。
本機はPCだけでなく、PS4などでもボイスチェンジャーを気軽に使えるのが魅力的。
また、端子もゲーミングアンプとしては比較的充実しています。多いからよいというものではありませんが、さまざまな使い方ができるという点においては大きな利点です。
ソフトウェアでの機能カスタマイズやイコライザー調整、本体での各種機能の呼び出しなどさまざまなことができます。機能性が豊富で使いやすいゲーミングアンプを探している方には、特におすすめの製品です。
インターフェイス | USB Type-C |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
【高性能】ゲーミングアンプおすすめモデル3選
ここまで、数千円から2万円台までのおすすめゲーミングアンプを紹介してきました。比較的性能が高く安価なものも多いですが、より高性能なゲーミングアンプを求めるのなら予算は3万円台は必要です。
今度は、そんな予算3万円台の高性能なゲーミングアンプのなかからおすすめモデルを3つ厳選して、紹介していきます。
YAMAHA ZG01
By: amazon.co.jp
ZG01は、大手楽器メーカーYAMAHAのゲーミングアンプです。
YAMAHAはさまざまなオーディオインターフェイスを手掛けていますが、本機はそのゲーミングモデルとなっています。YAMAHAのほかの製品と比べると、ゲームや配信向けの機能と性能が充実しているのが特徴です。
まず、本体機能が充実しています。
本体右下には、マスターボリューム調整用の大きなノブを搭載。その左には、HDMIからインプットされた音声にイコライザーをかけられるエフェクトセレクターが3つ搭載されています。FPSで足音や銃声を強調したり、音楽再生時に好みの音質傾向にしたりするのに使えるのが便利なところです。
さらに、ノブの上にはボイスのコントローラーがあります。ボイスチャットの音量の調整ができ、便利です。
ほかにも、マイク・ヘッドセットの調整用のノブとスライダーが搭載されており、本体だけで各種音量バランスの調整ができます。いちいちソフトウェアを開く必要がないので、非常に便利です。
そして、音質が非常に良好。バーチャルサラウンドのクオリティが高く、不自然さがまったくありません。空間表現力も巧みで、友達とオフラインで遊んでいるかのような臨場感があります。イコライザー設定もソフトウェアで細かくできるため、より好みの音に近づけることも可能です。
バーチャルサラウンドオフの音質も非常によく、使っているヘッドホンやイヤホンの音質を引き上げられます。楽器メーカーらしく素直で明瞭度の高い高音質サウンドです。
また、ボイスエフェクト機能やゲームサウンドにエフェクトをかける機能なども搭載。機能性と性能が共に高く、配信用オーディオインターフェイスとしてもゲームアンプとしても非常に使いやすいです。
インターフェイス | USB Type-C to C |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
Roland Bridge Cast
By: amazon.co.jp
本機は、ゲーミングアンプのなかでは最も高機能だと言える製品です。
入出力を一元管理するためのオーディオインターフェイスとしての機能が非常に豊富で、ボリュームノブの多さが目を引きます。左からマイク、AUX端子、チャット、ゲームの調整が可能です。
ノブをひねるとノブを囲むようにして配置されているLEDが光り、現在の設定がどの程度なのかを示します。直感的に調整ができるので、初心者でも使いやすいです。
さらに、入出力端子の種類が豊富です。一般的な3.5mmステレオミニ端子を複数備えるだけでなく、XLRマイクにも対応しています。高性能コンデンサーマイクやダイナミックマイクなど、XLR接続以外に対応していない機器の接続に便利です。
ボイスチャットでも、配信でも、幅広い環境と用途で便利に使えます。
そして、クリアで癖がない音質傾向も魅力的です。ゲーミングアンプにありがちな低音偏重という雰囲気はまったくなく、どの音域の音も聞き取りやすくなっています。それでいて細かい足音もしっかりと聴き取れるうえに、方向や距離感も把握可能です。
ゲーム用と配信用だけでなく、音楽再生用としても使いやすいのが魅力的。本機一台で、PCまわりのオーディオ環境のクオリティを引き上げられます。
幅広い用途に便利に使える高性能・高機能なゲーミングアンプが欲しい方には、特におすすめのモデルです。
インターフェイス | USB Type-C |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
Fiio K7
By: amazon.co.jp
Fiio K7は、ゲーミングブランドではない据え置き型ヘッドホンアンプです。
機能面はゲーミングアンプのほうが充実していますが、単純な音質向上効果の高さと対応している端子の種類の豊富さなどは、本機のような一般的な据え置き型ヘッドホンアンプに軍配が上がります。
本機は、バランス接続に対応しているのが特徴です。4.4mmバランス接続端子を搭載しており、ノイズに強いクリアなサウンドを楽しめます。音質をよりクリアにしたい方には、おすすめです。
さらに、音質が非常に良好。全体的に輪郭がハッキリとするような音で、高解像度です。分離感も高く、各楽器の音が粒のように感じられます。
対応インピーダンスが最大300Ωまでと高出力で、よい音を楽しむのに最適です。抵抗が高いヘッドホンでも、逆に抵抗が低いヘッドホンでもしっかりと鳴らせます。使っているイヤホンやヘッドホンの音質を気軽に引き上げられるのが、魅力です。
そして、複数機器と接続して出力を切り替えられる機能があります。
たとえば日中はスピーカー、夜はヘッドホンというスタイルでゲームや音楽を楽しむ場合に、両方とも繋ぎっぱなしにできるのが魅力的です。出力先の機器をワンボタンで切り替えられ、非常に便利。
高音質でさまざまな機器との接続が簡単にできるゲーミングアンプが欲しい方は、敢えて本機のような非ゲーミングブランドの据え置き型ヘッドホンアンプを使うのもおすすめです。
本機は、そのなかでも特に初心者でも扱いやすく高コスパなのが魅力のモデルとなっています。
インターフェイス | USB Type-A to B |
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入力端子 |
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ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | なし |
ゲーミングアンプはいらない? 必要性を解説
ゲーミングアンプはいらない、という意見があります。PCにもゲーム機にも、3.5mm端子が搭載されているため、ヘッドホンを接続可能です。そのうえ、ゲーミングヘッドセットのなかにはUSB接続のものも多く、ゲーミングアンプは不要だというのも間違いではありません。
ただ、ゲーミングアンプにはさまざまなメリットがあります。そこで今度は、ゲーミングアンプの必要性について解説していくので、ぜひご参考ください。
音質が向上する
多くのゲーミングアンプには、DACが搭載されています。
DACというのは、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する機能・機器のことです。デジタル信号をアナログ信号に変換し直さないと、スピーカーやヘッドホンで音を出せません。
もちろんPCにもDAC機能は搭載されていますが、性能は必要最低限。
一方ゲーミングアンプなどに搭載されているのは、高性能なDACチップです。PC内蔵の機能よりも高性能なので、ゲーミングアンプなど高性能DAC搭載機器を介して接続すると、同じイヤホンやヘッドホンでも音質が向上します。
また、出力が増加することによる音質の向上効果もあるのがゲーミングアンプの特徴です。
ヘッドホンなどのオーディオ機器は、音量が十分にないと音質が悪くなります。音量が下がると、徐々に特定の周波数の音が聞こえなくなるためです。高音が聞こえにくくなり、中音が聞こえにくくなり、低音が聞こえにくくなります。
アンプは、元々音声信号の増幅器です。ゲーミングアンプを使うと、抵抗が高いイヤホンやヘッドホンでも、十分な音量を確保しやすくなります。
これも、ゲーミングアンプによって音質が向上する理由のひとつです。
ノイズの低減効果がある
ゲーミングアンプのなかには、ノイズを低減する工夫が施されている製品が多いです。ホワイトノイズには特に強い傾向があり、サーッというノイズがヘッドホン直挿しよりも軽減されます。
ノイズがなく音がクリアになるので、音楽をより楽しめるのが魅力です。
さらに、FPSやTPSなどのゲームにおいても、敵の銃声や足音が聞こえやすくなります。音楽再生でもゲームでも、ノイズが低減されるのは大きなメリットです。
ケーブル管理がしやすくなる
ゲーミングアンプには、イヤホン端子とマイク端子の両方が搭載されているモデルがあります。イヤホンとマイクを同じ機器に接続しておくことで、ケーブル管理がしやすくなるのがいいところです。
PCに直挿しするとなると、PCからケーブルが二本伸びることになります。PCを置く位置はあまり自由には変えにくく、ケーブル管理もしにくいです。
一方、ゲーミングアンプであれば配置を自由に変えられます。ケーブルの管理もしやすく、ケーブルをスッキリとさせやすいです。
音量バランス調整がしやすくなる
ゲーミングアンプには、音量バランス調整機能を搭載しているモデルが多いです。
1万5000円を超える製品には特に、多く搭載されています。
ヘッドホンとマイクの音量バランスを調整できるノブがあり、ノブを回すだけで手元で簡単にボリューム調整ができるのが非常に便利です。
さらに、相手のボイス音量とゲーム音量のバランス調整機能が搭載されているモデルもあります。ボイスチャットの声が聞こえにくい場合や、逆にボイスチャットだけが浮いて聞こえるという場合に非常に便利です。
ゲーミングアンプの選び方
ゲーミングアンプのおすすめモデルを紹介しましたが、本記事で紹介しただけ製品だけでもさまざまなモデルがあります。紹介していない名機も当然あり、それらのなかから自分に適したモデルを選ぶには、選び方を知らないといけません。
そこで今度は、ゲーミングアンプの選び方について解説していきます。
接続端子の種類で選ぶ
ヘッドホンやマイクの接続端子には、種類があります。
- 3.5mmオーディオミニ端子
- 2.5mmバランス接続端子
- 4.4mmバランス接続端子
- XLR端子
- USB端子
XLR端子は、マイクに多く使われる規格です。バランス接続端子は、イヤホンとヘッドホンに用いられます。ほかは、入出力の両方で使われる端子です。
ゲーミングアンプの多くに搭載されているのは、3.5mm端子になります。
ASTRO MixAmp Pro TRなどのように、3.5mm端子をひとつだけ搭載しているというモデルが多いです。この場合、ヘッドセットでなければ入出力を同時に接続できません。マイクが非搭載のヘッドホンを使いたい場合には、別途USBマイクを接続してゲーミングアンプにはヘッドホンだけを接続する必要があります。
さらに、バランス接続というのは左右の音の信号を独立させて接続する方法のことです。左右の音声の信号が混じり合うことによるノイズが発生せず、よりクリアな音になります。
そのうえ、後述する「音の定位」がよくなるのがよいところです。
バランス接続端子を搭載しているゲーミングアンプは、多くありません。一般的なヘッドホンアンプやオーディオインターフェイスにはよく搭載されるので、ゲーミングブランドではない製品を購入するのもおすすめです。
そして、XLR端子はマイクでよく使われる規格のこと。バランス接続で、ノイズが発生しにくく音質がいいのが特徴です。XLR端子を搭載しているアンプやオーディオインターフェイスなどを導入すれば、USBマイク以外も使えるようになります。
このように、接続端子の種類によって使える機器が異なり、音質なども変わってくるため、接続端子の種類と数は重要な要素です。
音質傾向で選ぶ
ゲーミングアンプは、音質傾向で選ぶのもおすすめです。
音質傾向というのは、聞こえ方の傾向のことを指す言葉のこと。たとえば低音と高音が非常に強い音をドンシャリ、全帯域の音がバランスよく聞こえる音をフラットな音と表現することが多いです。これが、音質傾向になります。
同じヘッドホンを使って同じ音源を聞く場合でも、ゲーミングアンプが違えば音質傾向が若干変わるので注意しましょう。
ゲームにおいては、低音と中音が強いのが有利です。ゲームの効果音や音楽には低音が使われることが多く、足音などは中音になっています。人の声も中音なので、ボイスチャットをする場合には中音が弱いとチャット音声が聞こえにくくなり、不便です。
ただ、音質傾向は人によって好みがあります。
若干中音寄りのフラットが好きなのか、低音が強いほうが好きなのかなど音質傾向の好みを考慮してアンプを選ぶと、ゲームも音楽もより楽しめるので、おすすめです。
定位感と分離感で選ぶ
音の定位というのは、音の方向のことです。
定位感が良好というと、音がそれぞれどこから鳴っているのかがわかりやすいということになります。たとえばバンドミュージックであれば、右にリードギターがいて左にベース、中央にボーカルがいて、中央の奥のほうにドラムがいるというのがハッキリわかるのが定位感のよい音だということです。
定位感が良好なオーディオ機器を使うと、ゲームにおいても足音や銃声の音がわかりやすいというメリットが得られます。
さらに、分離感も重要です。
音の分離感というのは、それぞれの音がしっかりと分離して聞こえるかどうかを指す言葉のこと。たとえば、足音と銃声がしっかり聞き分けられるかどうかというようなことです。
音の分離感と定位感が両方良好なオーディオ機器を使えば、音から敵の位置を察知するのが容易になります。音楽でも、各楽器の音を聞き分けやすくなるので、より聞いていて楽しいのがよいところです。
バーチャルサラウンド機能で選ぶ
バーチャルサラウンドとは、二つのスピーカーを使って擬似的にサラウンドシステムを再現する機能のことです。
二つのスピーカーでは、基本的にはステレオ音声になります。
サラウンド音声環境を構成するには、最低でも前後左右で合計4つのスピーカーを配置しなければなりません。これを二つのスピーカーだけで、擬似的に前方後方からも音が鳴っているように聞こえるようにするのがバーチャルサラウンド機能の役割です。
これが搭載されていると、定位感がより良好になります。
また、ゲームだけでなくバイノーラルマイクで収録したASMRなどもより臨場感がアップして楽しくなるので、ゲーム以外でもゲーミングアンプを使いたい方にもおすすめです。
さまざまな音源をより定位を重視して楽しみたいなら、バーチャルサラウンド機能は必須だと言えます。
EQ(イコライザー)機能で選ぶ
ゲーミングアンプには、イコライザー機能が搭載されているモデルがあります。
イコライザーというのは、音質傾向を調整する機能のことです。低音をより強くしたり、逆に弱くしたりといったことができます。
イコライザーは本体に搭載されているモデルもあれば、専用ソフトウェアで調整を行うモデルもあるので、注意が必要です。より気軽で便利なのは、本体に搭載されているモデルになります。
ただ、本体に搭載させるとサイズが大きくなるうえに、ノブが増えてわかりにくくなるのがデメリットです。そのうえ、価格も高くなる傾向があります。3万円台のゲーミングアンプやオーディオインターフェイスには搭載されていることが多いですが、2万円台では少ないです。
一方、ソフトウェアで調整を行うモデルの場合は、調整する度にソフトウェアを開く必要があります。
その分、本体の操作系統がスッキリとするのがメリットです。価格も、低価格帯から高価格帯まで揃っています。
また、ソフトウェアで調整できるモデルの場合、オンボードメモリもチェックしましょう。オンボードメモリは、本体にプリセットを登録できる機能のことです。プリセットをいくつか登録できれば、ゲームごとにワンボタンで調整を変えられます。
非常に便利なので、音質傾向にこだわりがある方は本体にプリセット登録して簡単に呼び出せる機能があるモデルを選びましょう。
専用ソフトウェアの機能性で選ぶ
ゲーミングアンプには、専用ソフトウェアが用意されているモデルが多いです。
専用ソフトウェアの機能性が豊かだと、本体の機能を大幅に拡張できます。たとえばイコライザーをより細かく調整できたり、プリセット登録ができたり、バーチャルサラウンドの設定ができたり便利に使えるので、なるべく高機能なモデルを選ぶのがおすすめです。
ソフトウェアの機能は、公式ページに記載されていることもあれば、ソフトウェア専用ページに記載されていることもあります。
気になるモデルのソフトウェアを調べ、機能をチェックしましょう。
ゲーミング製品以外で選ぶ
ゲーミングアンプ以外に、同等かそれ以上の効果が得られる製品カテゴリに、ヘッドホンアンプというものがあります。
ヘッドホンアンプは、PCなどに接続して使う増幅器です。ヘッドホンの出力を増幅するだけでなく、DACチップによる音質向上効果が得られます。イコライザーや入出力のバランス調整機能などが搭載されていることが多く、ゲーミングアンプと同じような感覚で使えるのが特徴です。
そもそも、ゲーミングアンプはヘッドホンアンプの一種だと言えます。
そんなヘッドホンアンプを選ぶメリットは、以下の通りです。
- マイク端子が別で搭載されているモデルが多い
- バランス接続や光デジタルなど接続端子の種類が豊富
- 音質向上効果は同価格帯のゲーミング製品より高い傾向がある
- 近年は定位感を増幅させるゲームモード搭載モデルも多い
- より高音質再生が可能なフォーマットに対応している
もちろん、ヘッドホンアンプと言っても製品によりさまざまな特徴があるため、一概には言えません。
ただ、これらの特徴を備えているモデルが多いです。ゲーミングブランドは、デザイン性やLEDなどさまざまな部分にこだわっているモデルが多く、単純な音質や機能だけで見れば割高な傾向があります。
一方ヘッドホンアンプは、PCなどでオーディオ機器を使うという基礎的な部分に注力している製品が多いです。そのためか、単純な音質や入出力端子の豊富さ、フォーマットの種類などだけで考えればゲーミングアンプよりもコスパが高い傾向があります。
そのため、さまざまな入出力端子を試したい方や、マイクとヘッドホンを別で使いたい方、音質にこだわりたい方にはゲーミング製品以外から選ぶのもおすすめです。
本記事で紹介したなかでは、Fiio K7がゲーミング製品ではないヘッドホンアンプになっています。
ゲーミングアンプのおすすめメーカー
ゲーミングアンプを選ぶ際、メーカーから選ぶのもおすすめです。メーカーによって、重視しているポイントが異なるもの。音質を重視しているメーカーもあれば、配信者向けに調整機能を重視しているメーカーもあり、それぞれのこだわりが製品に反映されるため、メーカーによって好みが分かれます。
そこで今度は、ゲーミングアンプを販売しているおすすめメーカーを5つ簡単に紹介していくので、ぜひご参考ください。
SteelSeries
SteelSeriesは、デンマークのゲーミングデバイスメーカーです。Apex Proなどのキーボードが有名ですが、ゲーミングアンプも販売しています。
SteelSeriesのゲーミングアンプは、2024年時点では一種類のみです。ハイレゾ音源をサポートしており、音質を重視しているのが特徴。内蔵されているDACチップの性能も高く、コンパクトなのがいいところです。
ただ、製品の種類が一種類しかないので、SteelSeriesのみに絞るのはあまりおすすめしません。
Roland
Rolandは、大手電子楽器メーカーです。日本の大阪に本社を置く正真正銘の日本メーカーで、ギターや電子ドラム、アンプやデジタルミキサーなどさまざまなデジタルオーディオ機器を販売しています。
Rolandのゲーミングアンプは、ミキサーとしての機能が非常に豊富です。ノブによるボリューム調整はもちろん、ゲーム音とチャット音声のバランス調整などが可能。
さらに、Rolandのデジタルオーディオ機器のノウハウを活かした使いやすいアプリや、RolandのフリーBGMサービスなどを使えるのが大きな魅力です。
Logicool
Logicoolは、さまざまなコンピュータ周辺機器やデジタルデバイスを販売しているメーカーです。スイスに本社を置くロジテックの日本法人という立ち位置になっています。製品自体はロジテックと同じですが、英語配列キーボードを販売しないなどラインナップに違いがあるのが特徴です。
Logicoolのゲーミングアンプは、Mix Ampのみになっています。
機器の切り替え機能など、Logicoolがこれまで周辺機器産業で培ったノウハウが活かされており、高クオリティなのが特徴です。
さらに、ヘッドセットとのセット販売もされています。それぞれ個別で購入するより安価で、ヘッドセットとアンプの両方を高いコスパで手に入れられるのが魅力です。
イーポス(EPOS)
EPOSは、有名オーディオメーカーのSENNHEISER(ゼンハイザー)のゲーミングデバイス事業として生まれたブランドです。それが独立して、新たなメーカーになりました。
元がゼンハイザーだったこともあり、音質にこだわっている製品が多いのが特徴です。たとえば7.1chサラウンドサウンドを採用し、良好な定位感による臨場感を味わえるなど、音質面の工夫が見られます。
さらに、他社よりもゲーミングアンプの製品数が多いです。1モデルのみ展開しているメーカーが多いのに対し、複数のモデルを展開しています。
クリエイティブ・メディア(Creative)
クリエイティブ・メディアは、1981年にシンガポールで設立されたPC関連機器メーカーです。Creativeという呼称が一般的。日本では、PC用のスピーカーなどで有名です。
Creativeは、ゲーミングアンプの種類が本記事で紹介しているなかでは最も多いのが特徴。Sound Blasterシリーズだけでも、本記事では4モデル紹介しています。
ゲーミングブランドではないヘッドホンアンプも多く販売しており、ゲーミングブランド・非ゲーミングブランドの両方から製品を選べるのがよいところです。
さらに、性能や機能に対して価格が安いモデルも多く、コスパを気にする方には特におすすめのメーカーだと言えます。
ゲーミングアンプに関するよくある質問
ここまで、ゲーミングアンプのおすすめモデルや選び方などについて紹介してきました。最後に、ゲーミングアンプに関するよくある質問の答えを解説していくので、わからないことがある方はぜひご参考ください。
ゲーミングアンプとオーディオインターフェイスの違いって?
アンプは増幅器、オーディオインターフェイスは機能拡張機器のことです。
ヘッドホンアンプは、良質なヘッドホンやスピーカーの出力を増幅させ、それぞれの性能を最大限引き出すのが目的の製品になっています。ゲーミングアンプは、このゲーミングブランド版です。
一方オーディオインターフェイスは、さまざまなオーディオ機器を接続するためのもの。PCにさまざまな端子のヘッドホン、マイク、ギターなどを接続できます。
サウンドミキサーの機能を持つモデルも多く、言ってしまえば拡張機能のようなものです。配信者やアーティストなどは、オーディオインターフェイスを好んで使います。
ただし、近年はこの差が無くなってきています。
ヘッドホンアンプやゲーミングアンプにも、サウンドミキサー機能を搭載しているモデルが近年は多いです。DACチップも当たり前のように内蔵されており、これら二つの違いは楽器を接続しない限りはないと言っても過言ではありません。
カテゴリによる違いよりも、製品による機能の差のほうが大きいです。
そのため、PCにオーディオ機器を接続するための機器を選ぶ際には、ゲーミングアンプとオーディオインターフェイスにかかわらず、幅広い製品から探すのがおすすめ。そのほうが、自分に最適なモデルを見つけやすくなります。
ゲーミングアンプとヘッドホンアンプの違いは?
基本的には、同じです。
ゲーミングアンプは、ヘッドホンアンプの一種だと言えます。どちらも、ヘッドホンなどの出力機器の音声信号を増幅させるための機器です。
強いて違いを挙げるとすれば、非ゲーミングのヘッドホンアンプのほうが幅広い接続端子に対応していること。光デジタル端子やXLR端子を搭載しているゲーミングアンプは、極めて少ないです。
一方、ヘッドホンアンプは価格帯によってはそれらが搭載されているのが当然になります。音質にこだわっているモデルが多く、単純に接続機器の豊富さや音質にこだわりたい場合には非ゲーミングのヘッドホンアンプのほうがおすすめです。
ただ、ゲーム向けの機能が充実しているモデルが多いのは、ゲーミングアンプのほうだと言えます。
ゲーム向けの機能が充実しているほうがいいのか、それとも音質をより重視したいのかによって選ぶのがおすすめです。
ゲーミングアンプは中古でもいい?
ゲーミングアンプは、中古でも問題ありません。
キーボードなどと違い頻繁に手に触れる製品でもなく、PCのように寿命が短い製品でもないので、中古でも違和感なく使えるケースが多いです。少しでも安く手に入れたい場合は、中古で探すのもおすすめ。
ただ、付属品の有無などはしっかりとチェックしましょう。フリマアプリやオークションサイトで売られている製品のなかには、付属品が完備されていないものも多いです。
まとめ
本記事では、ゲーミングアンプのおすすめモデルや選び方などについて、解説してきました。ゲーミングアンプはモデルの数が少ないようで、実は多いです。さまざまなメーカーが販売しており、コンセプトがモデルごとに異なります。
今回紹介したゲーミングアンプのなかでも、特におすすめな製品は『GameDac Gen2』です。
商品名 | GameDac Gen2 |
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メーカー | SteelSeries |
インターフェイス | USB Type-C to A |
入力端子 | 3.5mm4極端子 ライン入力 ライン出力 |
ボリューム調整 | 対応 |
マイクミュート機能 | あり |
『GameDac Gen2』は、さまざまな高性能ゲーミング用品を販売している『SteelSeries』のゲーミングアンプです。
音の定位感や分離感に優れており、RPGやFPSなどのさまざまなゲームで深い没入感を与えます。また、ホイールコントローラとタッチパネルによる直感的な操作が可能なので、「ボタンや調節項目が多いと使いこなせない」という方にもぴったりです。
ゲーミングアンプは選び方をしっかりと理解して、自分好みの製品を選ぶことが重要です。音質を重視するのか、機能を重視するのか、ゲーミングブランド以外も視野に入れるのかなど、考えるべきことが多くあります。
本記事で紹介しているモデルや選び方を参考に、自分なりの最高のゲーミングアンプ・ヘッドホンアンプをぜひ見つけてみてください。