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ゲーミングPCで使えるおすすめのイヤホン15選!PCへのつなぎ方や選び方も解説

ゲーミングPCでゲームを楽しむには、オーディオも大切です。FPSやTPSをプレイする場合は特に、オーディオによって足音や銃声の方向感覚の掴みやすさが大きく変わります。

もちろん、RPGなどでもBGMを楽しむのにオーディオは重要です。

ヘッドホンとイヤホンの二つの選択肢が主にありますが、ヘッドホンの側圧が苦手な方や重さが気になる方にはイヤホンのほうが人気があります。

そこで本記事では、ゲーミングPCで使えるおすすめのイヤホンをゲーミングイヤホンを主軸として、15個紹介していくので、ぜひご参考ください。

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ゲーミングPCで使えるおすすめのゲーミングイヤホンの一覧表

【ゲーミングPCにおすすめの有線イヤホン一覧表】

商品名 Logicool G333-BK HyperX Cloud Earbuds 2 Razer Hammerhead Pro V2 CRAZY RACCOON EARPHONE エレコム HS-ARMA50EBK final VR2000 for Gaming final VR3000 for Gaming SHURE SE215 SPE-A
ドライバーユニット デュアルダイナミックドライバー ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー ハイブリッドドライバー ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー シングルダイナミック型マイクロドライバー
ドライバーサイズ 5.8mm+9.2mm 14mm 10mm 10mm 10mm 6m 6mm 6.2mm
接続方法 3.5mm/USB-C 3.5mm4極プラグ 3.5mm4極プラグ 3.5mm4極プラグ 3.5mm4極プラグ 3.5m4極プラグ 3.5mmL字プラグ 3.5mm4極プラグ
マイク あり あり あり あり あり あり あり なし

【ゲーミングPCにおすすめの無線イヤホン一覧表】

商品名 SONY INZONE Buds XROUND AERO Wireless ASUS ROG Cetra True Wireless Anker Soundcore VR P10 JBL QUANTUM TWS YAMAHA TW-E3 水月雨 Space Travel
ドライバーユニット ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー(チタンコート) ダイナミックドライバー(ネオジム磁石) ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー ダイナミックドライバー(複合振動板)
ドライバーサイズ 8.4mm 6mm 10mm 11mm 10mm 6mm 13mm
接続方法 2.4GHz Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.2/2.4GHz Bluetooth/2.4GHz Bluetooth Bluetooth 5.3
連続再生時間 最大48時間 最大24時間 最大27時間 最大24時間 最大16時間 最大24時間 最大16時間
マイク あり あり あり あり あり あり あり

【有線】ゲーミングPCで使えるおすすめのゲーミングイヤホン8選

ゲーミングPCで使えるイヤホンにはさまざまな種類があります。

まずは、ゲーミングPCで使える有線イヤホンのなかから、おすすめのモデルを8つ紹介していくので、有線イヤホンが気になる方はぜひご参考ください。

Logicool G G333-BK

メリット
  • 迫力のある低音サウンド
  • 絡まりにくいフラットケーブル採用
  • 3ボタン式コントローラー搭載
デメリット
  • フラットケーブルはごわつきがある

Logicool G333は、有線式の高コスパイヤホンです。

ドライバーには、5.8mm+9.2mmのデュアルダイナミックドライバーを採用しています。

ダイナミックドライバーは、迫力のある音が出るのが特徴です。低音域が特に力強く表現されるため、BGMやSEの迫力を表現したいゲーム用としては一般的。それを2基使うことにより、ドライバーの負担を減らしながら音に広がりを持たせています。

さらに、低音寄りとはいえフラット気味な音質が特徴です。低音重視のオーディオによくある中高音域がシャリシャリとするようなことはなく、音楽も聴きやすくなっています。

定位感は特別高くなく、値段なりです。

定位感は、音の位置や方向、距離などの感じ方のこと。これがよいイヤホンを使うと、FPSやTPSで足音を聞き分けやすくなります。そのうえ、各音源の分離感が高く聞き分けやすければ、より使いやすいです。

G333は、定位感も分離感も特別高くもなく低くもありません。

ただ、ゲーム音楽を聴くという用途では非常に使いやすいイヤホンです。FPSやTPS用としては入門機として考えながら、幅広い用途で兼用するためのイヤホンとして、非常におすすめのモデルだと言えます。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット デュアルダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 5.8mm+9.2mm
接続方法 3.5mm/USB-C
マイク 4mm ECMマイク

HyperX Cloud Earbuds 2

メリット
  • 圧迫感が少ないインナーイヤー型
  • マイクが口元に近いため声を拾いやすい
  • 定位感が高く音場が広いため足音などを掴みやすい
デメリット
  • 音質傾向はドンシャリで若干薄い

HyperX Cloud Earbuds 2は、ゲーミングイヤホンでは珍しいインナーイヤー型のイヤホンです。

インナーイヤー型は、耳の穴にイヤーピースを入れるカナル型と違い、耳の穴に入れない形のこと。耳の穴の入口付近に引っ掛けるようにして装着するため、圧迫感が少ないです。

そのうえ、カナル型よりも耳の中が蒸れにくく炎症を起こしにくいため、長時間使いやすいタイプだと言えます。ついつい長時間ゲームを遊んでしまう方には、最適です。

さらに、定位感の高さと音場の広さが非常に魅力的。音の鳴る方向と、距離を前後左右斜めで聞き分けられます。

音場というのは、音の空間のことです。音場が広いということは、音の広がりが広く感じるということ。たとえば一部の音が耳の外から聞こえてくるような錯覚に陥るなど、自然な音の広がりを表現できます。

ゲームで有利になるだけでなく、映像鑑賞も楽しくなるイヤホンです。

ただ、中音域が苦手なので、中音域にあたるボーカル入りの曲には合いません。あくまでもゲーミングイヤホンとして、ゲームで使うことを考えるのであれば、非常にコスパが高く良好なイヤホンだと言えます。

イヤホンタイプ インナーイヤー型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー(ネオジム磁石)
ドライバーサイズ 14mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク エレクトレットコンデンサーマイク

Razer Hammerhead Pro V2

メリット
  • 遮音性が高めだが圧迫感はない
  • 中音域寄りのフラット傾向で聴き疲れしない音質
  • 低音もしっかり鳴る
デメリット
  • 装着の安定感はイマイチ

Razer Hammerhead Pro V2は、使っていてストレスがかかりにくいイヤホンです。

装着感は、圧迫感がありません。カナル型イヤホンのなかでは、耳が塞がっているという感覚がない部類で、長時間使ってもストレスがかかりにくいです。

そのうえで、カナル型イヤホンのメリットである遮音性の高さは感じられます。

さらに、音質傾向もバランスが良好。中音域を若干ブーストしているフラットな音で、高音が刺さるような感覚もなく、長時間聴いても疲れにくいです。

低音のアタック感がそれなりに強く、ゲームでは高い臨場感が楽しめます。イヤホンとしては大型のドライバーを採用しているのが、低音のアタック感の強さの理由。

ゲームだけでなく、ボーカル曲との相性も良好。配信視聴などもこなせるので、ゲームから普段遣いまで幅広く使えるイヤホンです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 10mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク 搭載

CRAZY RACCOON EARPHONE

メリット
  • バランスの優れた聴きやすく迫力もあるサウンド
  • 高解像度な音でゲーム音楽が楽しい
  • 定位感がよく鳴り方も自然
デメリット
  • ボーカル曲との相性はイマイチ

CRAZY RACCOON EARPHONEは、自然な鳴り方が特徴のイヤホンです。

ドライバーユニットは、ゲーミングイヤホンには珍しいハイブリッド型。

ハイブリッド型は、ダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバーを組み合わせたドライバーユニットのこと。ダイナミック型のメリットである迫力のある音と、バランスドアーマチュアのメリットである解像度の高さや音の繊細さの両方を楽しめるのが特徴です。

そのハイブリッド型の特徴にある通り、本機の音は非常に自然かつ高純度。

解像度が高く、原音をしっかりと再現しています。そのうえ、低音域の迫力も感じられるので、音の数が多いゲーム音楽を聞くのが楽しいイヤホンです。

さらに、定位感がよく鳴り方も非常に自然で、FPSをプレイしている最中に気持ち悪さを感じることがありません。音を聞き分けやすいですが、聴き疲れしにくくストレスフリーです。

ただ、中音域はやや引っ込んでいる印象があります。

そのため、ボーカル曲を聴くのには向いていません。ボイスチャットは聞き取れるので、FPSおよびゲーム音楽視聴用にするのが最もおすすめです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ハイブリッドドライバー
ドライバーサイズ 10mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク 搭載

エレコム HS-ARMA50EBK

メリット
  • 低価格で音がよい
  • 付属品が充実している
  • 十分クリアな音質を備えた着脱式マイク
デメリット
  • なし

エレコム HS-ARMA50EBKは、非常にコスパが高いゲーミングイヤホンです。

定価は1万2000円程度でしたが、2025年時点では6000円から7000円ほどで購入可能。

この価格帯では、非常に優れた性能と機能を有しています。

まず、音質が良好です。複合振動板ETEMドライバーという、異なる素材を用いた振動板を2層備える構造を採用しています。この構造の恩恵で、各音域のバランスがよいのが特徴です。

低音から高音まで過不足無く出ており、分離感が高いため埋もれる音域がありません。

さらに、アーム式の着脱可能なマイクを搭載しています。アーム式で口に近づけられるため、ほかのイヤホンマイクよりも声を鮮明に届けることが可能です。マイク音質もクリアなので、ボイスチャットが聞き取りにくくなることはありません。

全体的に、価格を考えれば不満が出にくいイヤホンに仕上がっています。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー(複合振動板ETEM)
ドライバーサイズ 10mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク エレクトレットコンデンサー方式(無指向性)

final VR2000 for Gaming

メリット
  • 定位感と分離感が非常に高い
  • 潰れている音域がなく聴きやすい音質
  • イヤーフックがあり装着の安定感が高い
デメリット
  • 音場が若干狭い

本機は、VRで使うことを前提に作られているイヤホンです。もちろん、ゲーミングPCでも使えます。

特徴的なのは、定位感と分離感の高さです。この2点に関しては、1万円を超えるモデルにもまったく負けていません。一音一音の聞き分けもしやすく、足音や銃声などから敵の位置を割り出すのが容易になります。

直感的に理解できるので、便利です。

さらに、音質は全体的に不足している部分がありません。完全にフラット傾向で、全帯域埋もれることも尖ることもなく聴き疲れしにくい音質です。

原音に忠実で解像度が高いので、音楽鑑賞で各楽器の音を正確に聴き取りたいという用途やASMRの視聴にも向いています。

さまざまな用途で活躍するので、一本持っておくと何かと重宝するイヤホンです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 6mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク 搭載

final VR3000 for Gaming

メリット
  • 装着感に定評のあるタイプEイヤーピース4種付属
  • VR2000同様の優れた定位感
  • 音場が広く空間表現が得意
  • フラットかつクリアな音質
デメリット
  • 低音重視派の方には不向き

final VR3000 for Gamingは、音の方向性と立体感の表現が非常に優秀なイヤホンです。VR向けに作られていますが、ゲーミングPCでFPSをプレイするのにも向いています。

定位感と分離感の高さは、VR2000と同程度です。音の鳴る方向、距離を正確にかつ直感的に掴めます。

そのうえ、本機は音場が広く立体的な音になっているのが特徴です。音の広がりがしっかりと感じられ、イヤホンの外から鳴っているような感覚が得られます。ゲームをプレイして楽しく、なおかつ有利に立てるイヤホンです。

さらに、音質はフラットかつクリア。どの音域も埋もれることなく鳴るうえに、解像度が高いため各音の聞き分けがしやすいです。音の粒もハッキリしており、音楽視聴も楽しくなります。

ただ、各音域の主張は弱めなので、低音重視の方には不向きです。

聴きやすい音と立体的な音が好みの方には、特に向いているイヤホンだと言えます。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 6mm
接続方法 3.5mmL字プラグ
マイク 搭載

SHURE SE215 SPE-A

メリット
  • ケーブルの交換が可能で好みの音に近づけられる
  • 解像度と定位感が高くゲーム向き
  • 低音が強めで高音は尖りが少ない弱ドンシャリ傾向
  • 音楽視聴もしやすい高音質
デメリット
  • マイクが非搭載

SHURE SE215 SPE-Aは、1万円台のイヤホンの定番モデルです。迷ったらこれを選べば間違いないという性能をしています。

音質は、音の解像度が高く各音をしっかりと聞き分けやすいものの、高解像度系ではやや珍しい味付けになっています。この手のイヤホンはフラット傾向のモデルが多いなかで、本機は低音が強いです。アタック感がしっかりとあり、聴いていて楽しい音をしています。

それでいて、高音は尖りが少なく聴き疲れしにくいです。

加えて定位感が良好なので、ゲームに非常に向いています。

さらに、リスニング用途寄りのモニターイヤホンとして開発されているため、音楽視聴が非常に快適です。楽しく聴き疲れしにくい音で、ゲーム音楽やアニソンなどは特に向いています。

モニターイヤホンとしては性能が不足している部分がありますが、ゲームや音楽視聴・普段遣い用としては非常に良好です。

ゲーミングPCで使う非ゲーミングイヤホンとして、本機は最もおすすめしやすいモデルだと言えます。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット シングルダイナミック型マイクロドライバー
ドライバーサイズ 6.2mm
接続方法 3.5mm4極プラグ
マイク 非搭載

【無線】ゲーミングPCで使えるおすすめのゲーミングイヤホン7選

ここまで、ゲーミングPCで使えるおすすめのイヤホンを有線モデルのなかから8モデル厳選して紹介しました。

ただ、近年はワイヤレスイヤホンも人気が高いです。スマホでもゲーミングPCでも規格を気にせずに使えるのも、無線のよいところ。

そこで今度は、無線接続に対応しているイヤホンのおすすめモデルを7つ紹介していきます。

SONY INZONE Buds

メリット
  • 定位感が非常に良好でゲーム向き
  • ノイズキャンセリング有りで最大11時間の使用時間
  • 体感できるほどの遅延がない
  • 専用ソフトでのイコライザー調整が可能
デメリット
  • 音楽鑑賞には向かない

INZONE Budsは、ゲームに特化した完全ワイヤレスイヤホンです。

音質面では、定位感が非常に良好なのがゲームに適している理由。足音や銃声などの鳴っている位置を直感的に、かつ正確に理解できるためFPSやTPSで有利に立ち回れます。

さらに、専用ソフトでイコライザー調整が可能です。重低音をブーストして臨場感を足すこともできれば、中音をブーストして足音をより聞こえやすくすることもできます。遊ぶゲームのジャンルや好みに応じて、調整できるのが魅力的です。

そして、機能が豊富。ワンクリックでサウンドトーンを最適化できる機能や、耳を撮影することで音場を最適化できる機能などが備わっています。音場の最適化は、ASMRを視聴する際やVRゲームをプレイする際に便利です。

もちろん、定番のアクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能もあります。

ゲーム用に高機能なワイヤレスイヤホンが欲しい方には最適なモデルです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 8.4mm
接続方法 2.4GHz無線接続
持続時間 最大18時間(本体のみ)/最大48時間(ケース込み)
充電時間 約2時間(イヤホン本体)
マイク 搭載

XROUND AERO Wireless

メリット
  • フラットで聴き疲れしない音質
  • イコライザー調整で好みの味付けにできる
  • サラウンド機能で音場と定位感を調整できる
  • 遅延は気にならない程度
デメリット
  • 押し込むと耳が痛くなりやすい形状

XROUND AERO Wirelessの音質は、非常にフラットです。イコライザーで好みの音に調整するのを前提に作られているのが、よくわかります。低音域・中音域・高音域がしっかりとした分離感をもって同程度に聞こえるので、モニターイヤホンに近い音質です。

アプリでのイコライザー調整は、プリセットによる調整だけでなく、自由にカスタマイズすることもできます。カスタマイズすることで、好みの音質傾向にできるので、音楽鑑賞でもゲームでも使いやすいです。

さらに、イコライザーのプリセットには偵察モードや足音ブーストなどゲーム用のものがあります。

偵察モードは分離感と定位感と解像度が高くなり、よりモニターイヤホンチックになるのが特徴です。音をしっかりと聞き分けて知覚できるため、FPSやTPSで有利に立ち回れます。

足音ブーストは、名前の通り足音が増強されるモードです。実用性というよりは演出力を高めるモードであり、テンションを上げるのに使えます。

価格に対して音質がよく遊べる部分も多いので楽しいイヤホンですが、形状には注意が必要です。ステムが短く付属のイヤーピースの背が低いためか、耳の中に押し込むと耳が痛くなります。

装着感よりも、性能と機能を重視する方におすすめのワイヤレスイヤホンです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー(チタンコート)
ドライバーサイズ 6mm
接続方法 Bluetooth 5.0(SBC/AAC)
持続時間 最大6時間(本体のみ)/最大24時間(ケース込み)
充電時間 1時間(イヤホン本体)/1時間(ケース)
マイク 搭載

ASUS ROG Cetra True Wireless

メリット
  • 没入感が高い大迫力の音質
  • 音場と定位感が良好でFPS向き
  • 低遅延モードあり
  • IPX4の高い防水性能
デメリット
  • 付属品が少ない

ROG Cetra True Wirelessは、ゲームにもリスニングにも使いやすいワイヤレスイヤホンです。

音質は、低音重視。厚みと深みのある低音が鳴るので、ゲームの効果音の迫力が増します。映画の音響との相性もよく、ゲームや映像作品への没入感が高くなるのが特徴です。

そのうえ、音場が広く定位感が良好なので、足音や銃声の位置も把握しやすくなっています。

ゲーム向きですが、リスニングでも使いやすいです。音質は低音重視ですが、中高音はマイルドで聞きやすく調整されています。高音が刺さることもなく、中音が奥に隠れてしまうこともありません。非常にバランスがよいです。

さらに、防水性能が高かったり低遅延のゲーミングモードが搭載されていたり、音質以外の性能と機能も充実しています。もちろんアクティブノイズキャンセリング機能も搭載。

幅広い用途で使いやすい、定番の完全ワイヤレスゲーミングイヤホンです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー(ネオジム磁石)
ドライバーサイズ 10mm
接続方法 Bluetooth 5.0(SBC/AAC)
持続時間 最大27時間(通常モード)
充電時間 10分で1.5時間使用可能
マイク 搭載

Anker Soundcore VR P10

メリット
  • 低音が厚く中高音のハリがあり聴きやすく楽しい音質
  • 音場が広く定位感が良好
  • 体感できるレベルの遅延がない
  • パススルー充電に対応
デメリット
  • VRで使う場合はドングルが固すぎる

Soundcore VR P10は、世界で初めて「Meta Quest」のために作られたイヤホンです。

VRに向いているイヤホンは、総じてゲームにも向いています。その理由は、音場の広さと定位感の良さです。本機は音場が広く取られており、音が耳の外から鳴っているような感覚があります。

そのうえ定位感が良好なので、直感的に素早く音の位置を把握できるのが魅力的です。VRはもちろん、FPSやTPSで敵の位置を判別するのにも使えます。

さらに、音質も良好です。低音に厚みがあり、中高音域にはハリがあります。高音が刺さることもなく、特定の音域が引っ込むこともなく、聴きやすく楽しい音です。聴く楽しさと聴き疲れしにくさを両立しており、ゲームやリスニング、普段遣いなど幅広く使えます。

そして、パススルー充電にも対応。ドングルを付けたままで充電できるので、便利です。

ゲーミングPCとはドングルで接続し、スマホとはBluetoothで接続するなどの使い分けも便利なイヤホンだと言えます。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 11mm
接続方法 Bluetooth 5.2/2.4GHz(AAC/SBC/LC3)
持続時間 最大6時間(本体のみ)/最大24時間(ケース込み)
充電時間 約1.5時間(イヤホン)/約2時間(ケース)
マイク 搭載

JBL QUANTUM TWS

メリット
  • ゲームにもリスニングにも使いやすい音質と性能
  • リアルな音場と定位感
  • ノイズキャンセリングなどの機能を搭載
  • 低遅延で快適にゲームが楽しめる
デメリット
  • 再生時間がやや短め

JBL QUANTUM TWSは、音の響きにこだわる方におすすめのイヤホンです。

ゲームでは、臨場感と迫力があります。音の広がり方が非常にリアルで、定位感も良好なので作品に没入しやすいです。FPSなどで、敵の位置を音から掴むのにも向いています。この価格帯であれば、音場と定位のリアルさはトップクラスです。

一方リスニングでは、ノリのよい音に感じられます。広がりのある低音域が特徴ですが、中高音域もしっかりと感じられるので、低音重視というほどではありません。低音寄りのフラットな音質傾向で、非常に聴きやすいです。

一聴しただけで、よい音だとわかるような音だとも言えます。

さらに、2.4GHz接続が可能。低遅延で快適にゲームが楽しめたり、内蔵マイクでクリアな通話が楽しめたり、ゲーミングPCとの相性が非常に良好な完全ワイヤレスイヤホンです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 10mm
接続方法 Bluetooth/2.4GHz
持続時間 最大8時間(イヤホンのみ)/最大16時間(ケース込み)
充電時間 約2時間
マイク 搭載

YAMAHA TW-E3C

メリット
  • 価格に対して音質が良好
  • マルチポイント対応
  • 圧倒的な高コスパ
デメリット
  • ケースの充電がない状態では電源が自動でオンにならない

YAMAHA TW-E3Cは、高コスパなイヤホンです。ゲーミングイヤホンではありませんが、ゲーミングPCで使うのに適した性能をしています。

音質は、全体的にクセがありません。低音域・中音域・高音域のいずれも、バランスよく鳴ります。ゲームでは足音も爆発音もよく聞こえるので、FPSなどでも使いやすいです。定位感も同価格帯の製品群のなかでは、比較的良好だと言えます。

リスニング用途では、女性ボーカルの曲や静かめのゲーム音楽を聴くのに向いているのが特徴です。優しく伸びのある音質で、静かな曲や優しげな女性ボーカルの曲との相性が非常に良好。アプリでの低音ブーストなどもできますが、そのまま使うほうが違和感が少なくておすすめです。

さらに、ゲーミングモードも搭載しています。低遅延になるので、ゲームだけでなく動画視聴など幅広い用途で使いやすいです。

また、マイクの音質も良好。周囲に騒音のある場所でも、騒音が入りにくいです。外出先でも、快適に通話できます。

これだけの性能を備えており、5000円台で購入できるのは破格です。ゲーミングPCで使うだけでなく、普段遣いにも使える安い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方には、最適なモデルのひとつだと言えます。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー
ドライバーサイズ 6mm
接続方法 Bluetooth(SBC/AAC/Qualcomm aptX Adaptive)
持続時間 最大9時間(本体のみ)/最大24時間(ケース込み)
充電時間 約2時間(本体/ケース)
マイク 搭載

水月雨(MoonDrop) Space Travel

メリット
  • 透明感があり粒感が強いキラキラ系サウンド
  • 定位感が良好
  • 圧倒的に高コスパ
  • 可愛らしくもかっこいいデザイン
デメリット
  • イヤホン本体のバッテリー持ちが悪い

水月雨 Space Travelは、音質に対して値段が安い完全ワイヤレスイヤホンです。

水月雨は中音域に焦点を当てたつくりが特徴のメーカーで、本機も例に漏れず中音域が良好。膨らみと透明感のある中音で、女性ボーカルの曲を聴くのに最適です。分離感も強めになっているので、キラキラとした粒感が楽しめます。

低音域の量感もしっかりと感じられ、歪みがなく聴きやすいです。高音域は伸びやかで、キラキラとしたサウンドになっており、刺さる感覚がありません。

全体的にバランスがよく、音質がよいです。

さらに、ゲームにおいては中音域の膨らみのある本機のサウンドは、足音などの効果音をしっかりと聴けるため便利。分離感と定位感も良好なので、音の位置も正確に判断できます。

ゲーミングPCやスマホで使う完全ワイヤレスイヤホンを音質重視で探している方には、特におすすめのモデルです。

イヤホンタイプ カナル型
ドライバーユニット ダイナミックドライバー(複合振動板)
ドライバーサイズ 13mm
接続方法 Bluetooth 5.3(SBC/AAC)
持続時間 最大4時間(本体のみ)/最大16時間(ケース込み)
充電時間 約1時間(本体)/約1.5時間(ケース)
マイク 搭載

ゲーミングPCにおすすめのゲーミングイヤホンの選び方

ここまで、ゲーミングPCにおすすめのイヤホンを15個紹介してきました。紹介したモデルにゲーミング以外の製品があったように、ゲーミングイヤホンに絞らなくとも、選び方さえわかっていれば多種多様なモデルのなかから自分に合う一本を見つけられます。

そこで今度は、ゲーミングPCにおすすめのイヤホンの選び方について紹介していくので、ぜひご参考ください。

無線か有線かで選ぶ

イヤホン選びで最初に絞り込むべき項目は、接続方法です。

接続方法によって、ラインナップが大幅に変わります。使い方もまったく違うので、自分に合う接続方法を選ぶことが重要です。

イヤホンの接続方法は大きく分けて有線と無線ですが、有線には3.5mmプラグとUSBの2種類があるので、実質3種類から選ばなければなりません。

まず、3.5mm端子は多くのPCには搭載されているうえに、オーディオインターフェイスなどを使う場合には非常に便利です。基本的には、3.5mm端子搭載のモデルで問題ありません。

ただし、スマホで使う場合は変換器を使わないといけないので注意が必要です。

オーディオ端子がないような機器でも使いたい場合は、USB接続を選びましょう。イヤホンの場合、近年はType-Cが主流です。

続いて、無線について。

無線はケーブルがないため絡まったり引っ張られたりしないのが、大きなメリットです。

デメリットは、充電する必要があることや同価格帯なら有線より音質が劣る場合があること。音質だけで考えるのであれば、有線のほうがコスパは高いです。

ただ、アクティブノイズキャンセリング機能など無線ならではの機能が使いたい場合には、無線は非常に便利。無線イヤホンは、そのような機能込みで価格帯を考えることをおすすめします。

機能性で選ぶ

イヤホンには、さまざまな機能が搭載されているモデルがあります。

たとえば有線の場合、インラインマイクやコントローラーなどです。マイクを搭載していれば、ボイスチャットをイヤホン一本で楽しめます。コントローラーがあれば、オーディオインターフェイスなどがなくとも手元で音量操作が可能です。

無線の場合、近年需要が高い機能には以下のようなものがあります。

  • アクティブノイズキャンセリング
  • マルチペアリング
  • モード切り替え
  • ソフトウェアカスタマイズ

マルチペアリングは、一つのイヤホンを複数の機器に同時接続し、瞬時に接続先を切り替える機能のことです。これがない無線イヤホンは、接続機器を変える際にいちいち片方のBluetoothをオフにしなければなりません。

モデルによっては、ペアリング設定を解除する必要がある場合もあります。

面倒な作業を減らせるので、人気の機能です。スマホでもPCでも使いたい方には、必須だと言えます。

このように、イヤホンによってさまざまな機能が搭載されている場合があるので、自分が欲しい機能を搭載しているモデルを選びましょう。

定位感で選ぶ

定位感というのは、音源の位置や方向、距離の感覚のことです。

たとえば音楽であれば、ボーカルが中央、リードギターが右、ベースが左、ドラムが奥で鳴っているように感じるイメージ。その感覚が良好なイヤホンを使えば、各楽器の音を聞き分けやすくなり、同じ音楽でもより深く楽しめるようになります。

ゲームにおいては、足音や銃声の鳴っている方向と距離を掴みやすくなるため、有利にプレイ可能です。

音楽用でもゲーム用でも、重要な性能だと言えます。

分離感で選ぶ

分離感というのは、各音源が分離して聞こえるかどうかを表す概念のことです。

各音源を個別に聴き取りやすい状態のことを、分離感が良好と表現します。

オーディオにおいて、定位感とセットで重視されている概念です。定位感と分離感が両方高ければ、それぞれの音をよりハッキリと聞き分けられるようになります。

ゲームにおいても、足音や銃声の感覚をより掴みやすくなるので重要です。

音質傾向で選ぶ

音質傾向というのは、簡単に言えば音の傾向の分類のことです。

ドンシャリ、かまぼこ、フラットなどと表現されます。

ドンシャリは、低音と高音が強調されている状態のこと。低音域がドンドンと、高音域がシャリシャリと鳴るということです。低音域に厚みを持たせている反面、高音がシャリシャリと薄くなります。メタラーに好まれがちで、ゲームでも好まれやすいです。

かまぼこは、低音と高音が弱く中音域が強い音質傾向のこと。周波数特性はグラフで表されることが多く、中音域が盛り上がっている様子がかまぼこに見えるため、こう呼ばれています。

人の声は中音なので通話用やボーカル曲を鑑賞する用、配信鑑賞用として使いやすいです。

フラットは、全体的に平坦であること。味付けが少なく、音源の良さをそのまま楽しめるのが特徴です。特別聞きにくい音域もなければ、特別聞きやすい音域もありません。

さらに、近年は極端な味付けを嫌うユーザーが多いため、「低音寄りのフラット」などの中間的な音質傾向のイヤホンが多くなっています。

ゲームに最も向いているのは、低音寄りのフラットまたは中音重視型のフラットです。

低音寄りのフラットが向いているのは、爆発音が多いゲーム。爆発音は低音なので、より迫力が出ます。格闘ゲームの打撃音も若干強調されるので、格闘ゲーマーにもおすすめです。

中音重視型のフラットが向いているのは、FPSやTPS、そのほか多くのゲーム。FPSやTPSは低音重視がよいと言われることが多いものの、足音は低音ではなく中音です。銃声も低音とは言えない音域であるため、中音重視のイヤホンが向いています。

また、中音重視型のフラット傾向の音はクセが弱いので、多種多様なゲームや音源で使いやすいです。

装着の快適性で選ぶ

ゲームを長時間プレイすることを考えるのなら、装着の快適性も重要です。

装着感を決める要素は多いですが、イヤホンの製品選びで重要なのはイヤホンタイプ。

カナル型と、インナーイヤー型のどちらを選ぶかです。

カナル型のメリットは、イヤーピースを耳に入れるためフィット感が高いこと。遮音性も高く、ゲームへの没入感も高めやすいです。外れにくい装着感が好みの方や、フィット感重視の方におすすめ。

デメリットは、長時間使うと耳が痛くなる可能性があることです。そのうえ、蒸れるため毎日長時間使うと耳の中にカビが生える恐れがあります。

一方インナーイヤー型のメリットは、耳の穴に入れないため圧迫感が少ないことです。耳への負担も軽く、比較的蒸れにくいためカナル型よりは耳の病気にかかりにくいと言えます。

デメリットは、外れやすいことと遮音性が低いことです。

どちらも一長一短なので、どちらのほうがよいということはありません。どちらにより強いメリットを感じるかで選ぶのが、おすすめです。

ゲーミングイヤホンに関するよくある質問

ここまで、ゲーミングPCにおすすめのイヤホンについて紹介してきました。最後に、ゲーミングイヤホンに関するよくある質問の答えについて解説していくので、わからないことがある方はぜひご参考ください。

ゲーミングPCのイヤホンのつなぎ方は?

ゲーミングPCのイヤホンのつなぎ方は、3.5mmプラグ接続、USB接続、Bluetooth接続の3種類です。

ヘッドセットはUSB-A接続が多いですが、イヤホンは3.5mmまたはType-Cが有線接続の主流なつなぎ方になっています。Type-Cはゲーミングデスクトップの場合、フロントパネルに搭載されていないこともあるので、注意が必要です。

ゲーミングPCのイヤホンのつなぎ方としては、3.5mmプラグまたはBluetoothが最も一般的かつI/Oポートの種類を気にしなくてもよいので楽だと言えます。

ゲーミングイヤホンとヘッドセットはどっちがいい?

ゲーミングイヤホンとヘッドセットは、性質が大きく異なるため、どっちがよいかは一概に語れません。

イヤホンのメリットは、軽い装着感と音の近さです。カナル型の場合は特に、耳の穴に直接挿入して使うため、鼓膜との距離が近くなり、音が近くなります。小さな音を聞き逃しにくいのが、ゲームにおける利点です。

ただ、ヘッドセットと比べると内蔵マイクの音質が低いモデルが多かったり、耳の病気にかかりやすかったりします。

一方ヘッドセットは、イヤホンよりも定位感が高いモデルが多いことや、異物感がないことなどがメリットとして挙げられます。

デメリットは、イヤホンよりも重いことです。肩こりや首の凝りの原因になることがあります。

また、音質に関しては製品ごとに違いが生まれるものであり、イヤホンだから悪いということはありません。ヘッドセットのほうがドライバーを大型にしやすいという利点があるものの、小型ドライバーにも音質面の利点は多くあります。

そのため、イヤホンかヘッドセットのどっちがいいかに関しては、単純な装着感や使用感の好みで選ぶのがおすすめです。

ゲーミングPCでイヤホンマイクが使えないときは?

ゲーミングPCでイヤホンマイクが使えない場合、3.5mmプラグ接続とそれ以外で考えられる原因が異なります。

3.5mmプラグ接続の場合、PC側の3.5mm端子が入力(マイク)と出力(イヤホン)で別れている可能性が高いです。多くのPCは、それぞれ別の端子で制御する形になっています。

そのため、マイクが使えません。

対処法としては、Type-C変換器や入出力両方のプラグが用意されている二股の変換器を使う方法が考えられます。

一方、USB接続や無線接続の場合、デバイスが無効になっている可能性が高いです。

Windowsの「設定」から「システム」「サウンド」を選択し、入力デバイスの管理を行いましょう。デバイスを有効化し、試しに声を出してみてバーが動けば問題なく使えるようになっています。

まとめ

本記事では、ゲーミングPCで使うのにおすすめのイヤホンを15モデル紹介してきました。

ゲーミングイヤホンではない製品も紹介しましたが、大事なのは音質傾向と性能および機能です。ゲームに向いている音質と性能と機能があれば、ゲーミングイヤホンでなくともまったく問題がありません。

自分の用途や好みに適したイヤホンの特徴を知り、幅広いモデルのなかからお気に入りの一本を選びましょう。