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Steam用コントローラーおすすめ15選|認識しないときの対処法や選び方も解説

Steamでは、キーボード・マウスだけでなくコントローラーを使ってゲームを遊べます。

ただ、コントローラー選びは難しいです。形状、スティックの配置、精度、感度など多くのチェックすべきポイントがあります。

そこで本記事では、Steam用コントローラーのおすすめモデルを15個紹介していくので、ぜひご参考ください。

選び方や認識しないときの対処法などについても、簡単に解説していきます。

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Steamコントローラーおすすめモデル一覧表

【安いコントローラーおすすめモデル一覧】

モデル名 接続方式 スティック配置 入力方式 マクロボタン 重量
Logicool F310r 有線のみ PS配置 DirectInput/Xinput なし 約210g
エレコム JC-GP20XBK 有線のみ Xbox配置/PS配置 DirectInput/Xinput なし 約184g
エレコム JC-U3912TBK 2.4GHz無線 PS配置 DirectInput なし 約120g(電池除く)
サンワサプライ 400-JYP62UMBKX 有線のみ PS配置 DirectInput/Xinput なし 約250g
ホリ EDGE301 有線のみ PS配置 Xinput なし 約240g

【有線コントローラーおすすめモデル一覧】

モデル名 インターフェイス スティック配置 入力方式 マクロボタン 重量
HyperX Clutch Gladiate USB-C/3.5mm Xbox配置 Xinput 背面2 約280g
GameSir G7 SE USB-C/3.5mm Xbox配置 Xinput 背面2 約221g
PowerA Wired Controller for Xbox SeriesX|S USB-C/3.5mm Xbox配置 Xinput なし 約204g
Razer Wolverine V3 Tournament Edition USB-C Xbox配置 Xinput 背面4/トップ2 約252g
Razer Wolverine V3 Pro USB-C/3.5mm/無線接続対応 Xbox配置 Xinput 背面4/トップ2 約304g

【無線コントローラーおすすめモデル一覧】

モデル名 接続方法 バッテリー持続時間 充電時間 マクロボタン 重量
MSI FORCE GC30 V2 有線/無線(2.4Ghz/Bluetooth) 約8時間 約2時間 なし 約212g
BIGBIG WON Rainbow 2 SE 有線/無線(2.4Ghz/Bluetooth) 約20時間 約1.5時間 背面2/トップ2 約241g
Microsoft Xboxワイヤレスコントローラー 有線/無線(Bluetooth) 約30時間 乾電池式(単三) なし 約241g(電池なし)
Microsoft Xbox Eliteコントローラーシリーズ2 有線/無線(2.4Ghz/Bluetooth) 約40時間 約4時間 背面4 約345g
PDP Victrix Pro BFG 有線/無線(2.4GHz) 約20時間 公式記載なし 背面4 約298g

【安い】Steamコントローラーおすすめモデル5選

まずは、Steamコントローラーのおすすめモデルのなかから、安いモデルを5つ紹介していきます。2000円台から3000円台程度で、使いやすいモデルを紹介するので、安いモデルを探している方はぜひご参考ください。

Logicool F310r

メリット
  • 圧倒的な安さ
  • 古いPCゲームもSteamのゲームも遊べる
  • スティックの反発が強く正確な入力がしやすい
デメリット
  • 特筆すべき機能はない

F310rは、特筆すべき機能はないものの、圧倒的に安く使いやすいSteam用として人気のコントローラーです。

Steam用に人気ですが、DirectInputとXinputという二つの入力方式を使い分けられます。DirectInputは、古いゲームに使われている規格です。本機はSteamだけでなく、古いPCゲームやアダルトゲームでも使えます。

さらに、操作性が良好です。

スティックの反発が強めなので、ピッタリと止めやすく、正確な入力がしやすいのが魅力的。FPSやTPSでも、十分な性能を発揮します。

そして、PS配置で十字キーが左手親指にとって自然な位置にあるため、メトロイドヴァニアなど2Dプラットフォーマーで遊びたい方にもおすすめです。

接続方式 有線のみ
スティック配置 PS配置
入力方式 DirectInput/Xinput
マクロボタン なし
重量 約210g

エレコム JC-GP20XBK

メリット
  • Xbox配置とPS配置から選べる
  • モード切り替え機能が便利
  • 幅広いゲームジャンルで使いやすい
  • 圧倒的にコスパが高い
デメリット
  • 特になし

JC-GP20XBKは、約2100円という圧倒的安さを誇る人気コントローラーです。

特筆すべきは、モード切り替え機能。FPSモードと、互換性重視モードの2つから切り替えられます。

FPSモードでは、デッドゾーンゼロで入力補正なしになるのが特徴です。つまり、より素早くスティック操作ができるということ。

互換性重視モードは、8方向を確実に入力しやすくなる補正がかかるモードです。RPGや2Dのシューティングゲームなどで、活躍します。

さらに、スティックはXbox配置とPS配置の2モデルがあるのが特徴です。どちらも値段が大きく変わらないので、好みで自由に選べます。

接続方式 有線のみ
スティック配置 Xbox配置/PS配置
入力方式 DirectInput/Xinput
マクロボタン なし
重量 約184g

エレコム JC-U3912TBK

メリット
  • ワイヤレスコントローラー最安クラス
  • 圧倒的に軽い
  • RPGや2Dアクションの操作性が非常に高い
デメリット
  • 入力方式はDirectInputのみ

JC-U3912TBKは、約2300円のワイヤレスコントローラーです。

2.4GHzのUSBドングル接続で、接続が安定しているのが特徴。この値段で2.4GHz接続のワイヤレスコントローラーは、ほかにありません。最安クラスです。

さらに、圧倒的に軽いのもよいところ。電池の重量が加わりますが、それでもワイヤレスコントローラーのなかでは軽く、疲れにくいです。

そして、操作性が高いのも魅力的。FPSやTPSでは少々スティックの操作精度に不満が出る可能性がありますが、RPGや2Dアクションとの親和性は非常に高いです。

スティックでも十字キーでも関係なく、正確な入力ができます。RPGや2DアクションなどをSteamでプレイしたい方には、非常におすすめです。

ただし、Steamで使うには設定で「Steam入力」を有効にする必要があります。SteamにはDirectInputをXinputに変換する機能がありますが、これを無効にしていると本機はSteamでは使えません。

そこだけ注意すれば、本機はSteamでも快適に使えるコントローラーです。

接続方式 2.4GHz無線
スティック配置 PS配置
入力方式 DirectInput
マクロボタン なし
重量 約120g(電池除く)

サンワサプライ 400-JYP62UMBKX

メリット
  • ボタン数が16と多くMMOでも使いやすい
  • フロントボタンが6つなのでアーケード的なボタン配置が可能
  • 多ボタン式コントローラーでは最安クラス
デメリット
  • 角ばっていて長時間持つと手のひらが痛い

400-HYP62UMBKXは、フロントボタンが6つあり合計16ボタンが搭載されている多ボタン式コントローラーです。

特筆すべきは、フロントボタンが6つ搭載されている点。背面やトップではなくフロントに追加ボタンがあるので、背面ボタンは使いにくかったという方でも快適に使える可能性があります。

さらに、格ゲーではアーケードコントローラーに近い配置ができるのもよいところです。

なお、一部ボタン同士は同期しています。機能的には16ボタンではなく12ボタンですが、物理的なボタンの数が多いことによって好みの配置を探りやすいのがよいところです。

機能的に同期しているボタンがあるということのデメリットよりも、メリットのほうが大きいと言えます。

そして、5000円未満の価格でSteamで使える多ボタン式のコントローラーが手に入るというのも、本機の大きな魅力です。

ボタンの数が少ないというコントローラーの弱点を補いつつ、自分の好みの配置を突き詰めて研究してみたい方におすすめのコントローラーだと言えます。

接続方式 有線
スティック配置 PS配置
入力方式 DirectInput/Xinput
マクロボタン なし
重量 約250g

ホリ EDGE301

メリット
  • スティックの反応がよく使いやすい
  • L・Rボタンの押し心地が軽い
  • 誤入力しにくい十字キー
デメリット
  • BACKボタンおよびSTARTボタンが押しにくい

ホリ EDGE301は、操作性が良好な安いコントローラーです。

安いコントローラーにはスティックの反応が悪いモデルが少なくありませんが、本機は非常に良好。滑ることもなく、細かい操作を正確に行いやすいです。素早い操作をするのにも、向いています。

FPSやTPSでも十分使えるスティックです。

さらに、L・Rボタンの押し心地が軽いのも本機のよいところ。反応が遅れることがなく、連打もしやすいです。トリガーも押し心地が軽めかつ反発が適度にあるので、連打に向いています。

LRやトリガーで攻撃を行うようなゲームでは、特に使いやすいです。

そして、十字キーの操作性も良好。斜めに誤入力されやすいということがなく、入力したい方向に正確に入力されます。

全体的に正確な入力が魅力のコントローラーです。

接続方式 有線
スティック配置 PS配置
入力方式 Xinput
マクロボタン なし
重量 約240g

【有線】Steamコントローラーおすすめモデル5選

ここまで、Steamで使うのにおすすめのコントローラーのなかから、安いモデルを5つ紹介してきました。今度は、有線モデルのなかからおすすめのコントローラーを5つ紹介していきます。

RazerやHyperXなど、有名メーカーの人気モデルも紹介するので、気になる方はぜひご参考ください。

HyperX Clutch Gladiate

メリット
  • 押しやすい背面ボタンを搭載
  • トリガーロック機能搭載
  • ケーブルは脱着可能
  • スティックが高精度
デメリット
  • 背面ボタンを誤入力しやすい

HyperX Clutch Gladiateは、5000円以下の価格で背面ボタンを搭載している高コスパコントローラーです。

背面ボタンは、グリップに沿う位置に左右1つずつ配置されています。誤入力しやすい配置ですが、咄嗟に押しやすい配置でもあるので一長一短です。慣れれば誤入力せず、使いやすくなります。

さらに、背面ボタンの設定をコントローラー本体だけで行えるのも本機の大きな魅力のひとつです。背面のP1ボタンを長押しし、割り当てたいボタンを押した後、2つのうちどちらかの背面ボタンを押せば設定できます。

本体だけで割り当てられるので、何度も気軽に設定を変更して試しやすいです。

そして、トリガーロック機能も搭載。トリガーのストロークを短くできるので、素早くトリガーを入力したいFPSやTPSで有利になります。

また、スティック操作の精度も非常に高いです。

全体的に高性能かつ高機能だと言えます。

SteamでFPSやTPSをメインにプレイする方だけでなく、5000円以下で高性能・高機能なコントローラーを探している方にもおすすめのモデルです。

インターフェイス USB-C/3.5mmオーディオジャック
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン 背面2
重量 約280g

GameSir G7 SE

メリット
  • ホールエフェクトスティックが快適
  • 耐久性が高くドリフトが発生しにくい
  • 本体からプロファイルの変更が可能
デメリット
  • フリーク非対応

GameSir G7 SEは、スティックの操作性が高いSteamにおすすめのコントローラーです。

スティックとトリガーには、ホールエフェクトセンサーを採用しています。ホールエフェクトセンサーというのは、スティック操作時に発生する磁界の変化を検知するシステムのことです。

従来の接触式のスティックと比べて、ドリフトが発生しにくいのがメリット。接触しないため耐久性も高く、長期間使ってもドリフトが発生しません。常に安定して操作ができるのが、よいところです。

そのうえ、トリガーもホールエフェクトを採用しています。アナログトリガーよりストロークは長いものの、ソフトウェアによって反応点の変更が可能です。反応点を浅くすれば、浅い入力でもプレイに反映されるので、連打がしやすくなります。

さらに、背面ボタンのマクロ設定や割当をソフトウェアで行い、3つまでプロファイルを保存可能です。保存したプロファイルは、本体のみで切り替えが可能。

ゲームに応じてプロファイルを作っておけば、ソフトウェアを起動せずとも瞬時に切り替えられるため、ゲームによって設定を変えたい場合に便利です。

インターフェイス USB-C/3.5mmオーディオジャック
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン 背面2
重量 約221g

PowerA Wired Controller for Xbox SeriesX|S

メリット
  • 握り心地がよく長時間のプレイでも疲れない
  • 感度が高く繊細なタッチでも操作できる
  • 軽量で使いやすい
デメリット
  • 耐久性がやや低い

PowerA Wired Controller for Xbox SeriesX Sは、疲れにくさに定評のあるおすすめコントローラーです。

握り心地が非常によく、長時間プレイしても疲れません。グリップ部は丸みを帯びており、角がないため握り込んでも手のひらが痛くならないのがよいところです。

さらに、各部の感度が高く設定されているのもポイント。スティックは少し倒しただけで動作するため、瞬時に操作しやすいです。FPSやTPS、アクションゲームなどで高感度でプレイしたい方には最適。

トリガーやフロントボタンも、軽いタッチで操作できます。それでいて反発は決して弱くはないため、連打もしやすいです。

そして、何より本体が非常に軽いのがよいところ。長時間持ち続けても、疲れません。

全体的に、長時間Steamでゲームをプレイしたい方におすすめのコントローラーだと言えます。

インターフェイス USB-C/3.5mmオーディオジャック
スティック配置 Xbox
入力方式 Xinput
マクロボタン なし
重量 約204g

Razer Wolverine V3 Tournament Edition

メリット
  • マクロボタンを6つ搭載
  • トリガーストップ搭載
  • スティックの精度が高く操作性が良好
  • 8方向入力がしやすい十字キー
デメリット
  • 高性能/高機能だが値段は高め

Razer Wolverine V3 Tournament Editionは、マクロボタンを6つ搭載しているのが特徴のSteam用おすすめコントローラーです。

マクロボタンは背面に4つ、トップに2つ搭載されています。一般的には背面に2つ、多くても4つです。

マクロボタンが6つあるということは、それだけマッピングの自由度が高いということ。ソフトウェアを使って、マクロボタンに各ボタンの機能やマクロを自由に割り当てられます。

そのうえ、背面だけでなくトップにもマクロボタンがあるのがよいところです。コントローラーはその性質上、同じ指で複数のボタンを担当することになります。

キーボードよりも、各指の負担を分散しにくいです。背面だけでなくトップにもマクロボタンを配することで、指の負担を分散し、操作がしやすくなっています。

キーボード操作時のような、「ダッシュしながらジャンプ」「ジャンプしながらアイテム設置」などの「ながら操作」がしやすいのが魅力です。

これらの性質と、スティックが高精度であることなどからFPSやTPS、格ゲーなど幅広いジャンルのゲームに向いています。価格は高いものの、これを一台持っておけば全ジャンルで快適に使えるのでコスパはよい製品です。

インターフェイス USB-C
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン 背面4/トップ2
重量 約252g

Razer Wolverine V3 Pro

メリット
  • 有線および2.4GHz無線に対応
  • 6つのマクロボタンが便利
  • トリガーストップなど機能性が高い
  • スティックの交換が可能
デメリット
  • 高性能/高機能だが値段が高め

Razer Wolverin V3 Proは、同シリーズTournament Editionの強化版のような製品です。

背面4つ、トップ2つのマクロボタンがあり、それぞれマクロなどを自由に割り当てられる点はTournament Editionと共通しています。トリガーストップも共通で、ONにすれば約1mmと非常に浅いストロークになるのが特徴です。

さらに、有線接続だけでなく2.4GHz無線接続にも対応しています。有線無線両対応なので、気軽さを求めるゲームには無線で接続し、安定性を求めるゲームには有線で接続するなどの使い分けがしやすいのが魅力です。

もちろん、Razerの独自技術による低遅延ワイヤレスなので、普段は無線で使い、充電切れのときだけ有線で充電しながら使うという使い方もできます。

そして、交換用スティックが付属します。

背が高く中央が凹んでいるタイプ、背が低く中央が凹んでいるタイプ、背が低いドーム型の3種類です。ゲームによって、操作しやすいように交換して対応できます。

総じて、基本性能だけならばTournament Editionで十分ですが、「有線無線両対応」で「カスタマイズ性」を求めるのならばV3 Proがおすすめです。価格差に見合うだけの性能と機能が、得られます。

インターフェイス Type-C/3.5mmオーディオジャック/無線接続対応
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン 背面4/トップ2
重量 約304g

【無線】Steamコントローラーおすすめモデル5選

ここからは、Steamにおすすめのコントローラーのなかから、無線モデルを5つ紹介していきます。Xbox純正コントローラーや近年人気が高まっているBIGBIG WONの製品などを紹介するので、気になる方はぜひご参考ください。

MSI FORCE GC30 V2

メリット
  • 十字キーの交換が可能
  • 軽量かつ持ちやすく疲れにくい
  • 操作感が非常にスムーズ
デメリット
  • バッテリー持続時間が短い

MSI FORCE GC30 V2は、5000円台で購入できる比較的安い無線コントローラーです。

特筆すべきは、十字キーの交換が可能なこと。一般的な4方向の十字タイプだけでなく、8方向にスムーズに入力できるタイプの2種類が付属します。

正確な操作がしやすく斜め入力をしないゲームでは、4方向タイプ。2Dアクションゲームや2DのRPGなど、斜め入力を頻繁に行うゲームでは8方向タイプを装着するなど使い分けができます。

さらに、長時間プレイしても疲れにくいです。

重量が無線コントローラーのなかでは非常に軽く、そのうえ手に馴染みやすい人間工学形状をしています。グリップ部に角がなく、手のひらが痛くなりません。

そして、操作感がスムーズ。各ボタン・スティックのレスポンスが良好で、素早い操作にも対応できます。そのうえ押し心地が軽く、指が痛くなりにくいです。

バッテリー持続時間の短さがネックではあるものの、有線接続もできるので、それほど気になりません。非常にコスパが高く、対応できるゲームジャンルも多岐にわたるため、Steam用コントローラーとしておすすめです。

接続方法 有線/無線(2.4GHz/Bluetooth)
バッテリー持続時間 約8時間
充電時間 約2時間
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
背面ボタン なし
重量 約212g

BIGBIG WON Rainbow 2 SE

メリット
  • 背面2/トップ2のマクロボタンが便利
  • 本体だけでマッピングやマクロの設定が可能
  • スティックと十字キーの交換が可能
  • PCでもジャイロ操作に近い操作ができる
デメリット
  • ボタンが多く見た目がごちゃごちゃしている

BIGBIG WON Rainbow 2 SEは、機能が豊富でSteam用におすすめのコントローラーです。

まず、本体だけで各種マッピングやマクロの設定ができるのが便利。背面およびトップにあるマクロボタンへのマッピング、マクロの割当をするのに都度ソフトウェアを開かずに済みます。簡単に設定できるため、便利です。

さらに、FNボタンを使えばスティックのデッドゾーンの切り替えや連射設定、振動の設定なども行えます。ソフトウェアをなるべく使わずに機能のカスタマイズができるのが、本機のよいところです。

そして、ハードウェアカスタマイズも可能。

スティックと十字キーを交換できるので、自分の好みの操作感に調整できます。ゲームごとに変えるもよし、一定のパーツで使うのもよし、好みに合わせて使えるのがよいところです。

また、本機にはモーションコントロール機能が搭載されています。PCで、コントローラーを傾けることでスティック操作ができる機能です。

SteamやPCのFPS・TPSでも、ジャイロ操作に近い感覚で操作できるのがよいところ。

これだけの機能を備えたコントローラーとしては価格も低く、高コスパです。

接続方法 有線/無線(2.4GHz/Bluetooth)
バッテリー持続時間 約20時間
充電時間 約1.5時間
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
背面ボタン 背面2/トップ2
重量 約241g

Microsoft Xboxワイヤレスコントローラー

メリット
  • 非常に良好な握り心地
  • クリッキーな感触と良好な操作感
  • Microsoft製だからWindowsとの相性がよい
  • 乾電池式
デメリット
  • 乾電池式

Xboxワイヤレスコントローラーは、Steamで使うのに非常におすすめな高コスパ無線コントローラーです。

Windowsと同じMicrosoftの製品なので、相性が良好。Windows PCでは接続するだけで使えますし、Steamも特殊な設定などは必要ありません。OSや入力方式の相性問題もなく、快適に使えます。

さらに、操作感が非常に良好です。ボタンはクリッキーな感触があり、正確に押せます。誤操作しにくく、安定したプレイングが可能です。

そのうえ、握り心地が非常に良好。手の大きさを問わず、快適に握れます。グリップ感も適度にあり、また、角もなく手が痛くなったり滑ったりしないのも非常に快適です。

背面ボタンが不要な場合、何を使えばよいか迷ったらこれを購入しておけば、まず間違いないと言えます。

ただ一点、乾電池式であることには注意が必要です。乾電池式は充電時間がかからないことと、バッテリーがへたってしまう心配がないことがメリット。

一方、交換が面倒な点やランニングコストがかかる点がデメリットになります。

充電式の乾電池を二セット用意しておくと、デメリットを打ち消しながらメリットを最大限享受できるため、おすすめです。

接続方法 有線/無線(Bluetooth)
バッテリー持続時間 約30時間
充電時間 乾電池式(単三)
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン なし
重量 約241g(電池なし)

Microsoft Xbox Elite コントローラー シリーズ2

メリット
  • 重いものの快適な握り心地で疲れない
  • 背面パドルの操作性が良好
  • 充実のカスタマイズ要素
デメリット
  • バッテリー交換不可能

Xbox Eliteコントローラー シリーズ2は、非常に使いやすいおすすめコントローラーです。

重量は345g程度と重めではあるものの、グリップ感が良好で疲れにくくなっています。握り心地がよく、ボタンの押下圧も軽めになっており長時間ゲームを遊んでも疲れません。

さらに、背面パドルの操作性が非常に良好です。長めのレバーのような設計になっており、押しやすく押し間違いにくいのがよいところ。

そのうえ、Shiftキー操作もできます。パドルを押している間だけ、ボタンの機能を別の機能に変えられるのが便利です。たとえばパドルを押している間だけ、BAXYボタンを十字キーに変えることもできます。

スティック移動中に十字キー操作をするような場面では、便利です。

そして、カスタマイズが充実しています。

交換用のスティックが複数付属しており、スティックの交換が可能。そのうえ、スティックの重さも3段階で調整できます。疲れにくさを重視するなら軽くし、反発を重視するなら重めにするなどの調整ができるのが、便利な点です。

十字キーも四方向タイプと八方向タイプで交換可能。

ハードウェアカスタマイズだけでなく、ソフトウェアカスタマイズの設定項目も多いです。ボタンのマッピング、Shiftキー割当、振動の調整、デッドゾーンの調整、左右スティックの個別感度調整などさまざまなカスタマイズが楽しめます。

カスタマイズをして徹底的に自分に合わせ、Steamのゲームを快適に楽しみたい方におすすめのコントローラーです。

接続方法 有線/無線(2.4GHz/Bluetooth)
バッテリー持続時間 最大40時間
充電時間 最大4時間
スティック配置 Xbox配置
入力方式 Xinput
マクロボタン 背面4
重量 約345g(カスタマイズにより変動)

PDP Victrix Pro BFG

メリット
  • FPSやTPSだけでなく格ゲーにも使いやすい
  • 繊細なスティック操作がしやすい
  • 各部の反応が素早い
  • グリップ部が長めで握り心地が良好
デメリット
  • 慣れるまで背面ボタンを間違って押しやすい

PDP Victrix Pro BFGは、操作性・握り心地・カスタマイズ性の全てが高水準のコントローラーです。PlayStation公式ライセンス商品ですが、Steamで使うのにもおすすめのコントローラーだと言えます。

まず、操作性が非常に良好です。

スティックと指の距離が近いため、疲れることなくスティック操作ができます。そのうえ繊細な操作もしやすいです。スティックの動きは非常に滑らかで、思った通りのレスポンスが返ってきます。

各部ボタン、スティック、トリガーなどの反応速度も非常に高速。スティックの反応幅は1mm以下で、瞬時に操作できます。トリガーは反応点が浅いだけでなく、物理的なストロークも浅めなので高速かつ的確に操作可能です。

さらに、グリップ部が長めに作られているのもよいところ。しっかりと握り込むようにして握れるので、多少重量があったとしても気になりません。長時間使いやすいコントローラーです。

そして、カスタマイズも充実しています。専用ソフトウェアでの各種調整はもちろん、スティックと十字キーをそれぞれ3種類から選んでカスタマイズできるうえに、ボタンの数もカスタマイズ可能です。

スティック、ボタンの場所移動もできます。

スティックをXbox配置にしたりPS配置にしたりできるので、便利。そのうえ、右スティックを犠牲にしてフロントボタンを6つに増やすこともできます。

基本的な性能がよく、カスタマイズも豊富なコントローラーを探している方におすすめです。

接続方法 有線/無線(2.4GHz)
バッテリー持続時間 最大20時間
充電時間 公式記載なし
スティック配置 Xbox配置/PS配置
入力方式 DirectInput/Xinput
マクロボタン 背面4
重量 約298g

Steam用コントローラーの選び方

ここまで、Steam用コントローラーのおすすめモデルを合計15個紹介してきました。厳選しても合計15個と、コントローラーはモデル数が多く、選ぶのは大変です。

そこで今度は、Steam用コントローラーの選び方について紹介していきます。選び方がわからない方、自分好みのコントローラーの特徴がわからない方はぜひご参考ください。

接続方法で選ぶ

コントローラーの接続方法は、「有線」「2.4GHz無線」「Bluetooth」の3種類です。

それぞれのメリットとデメリットは、以下の通り。

種類 メリット デメリット
有線 接続安定性が高い、充電を気にせずに使える ケーブルが邪魔になることがある
2.4GHz Bluetoothより接続安定性が高い、比較的低遅延 USBポートをひとつ使う
Bluetooth USBポートを使わない、ケーブルが邪魔にならない 接続安定性が低く遅延がある

長時間プレイする方や、競技性の高いゲームをプレイする方には有線コントローラーがおすすめです。バッテリーを気にせずに使えることと、接続安定性の高さは非常に大きなメリット。

遅延もないので、どのようなゲームでも使いやすいです。

ケーブルが邪魔にならない無線のほうがよいという方で、接続安定性を気にする方は2.4Ghz接続がおすすめ。

遅延は気にしないから気軽に使いたいという方には、Bluetoothがおすすめです。

プレイするゲームジャンルで選ぶ

コントローラーは、好きなゲームジャンルで選ぶのもおすすめです。

ゲームのジャンルごとに、操作方法が大きく異なります。操作方法が異なれば、適したコントローラーの操作感やスティック配置・機能なども違ってくるということです。

たとえば、FPSやTPSをプレイすることが多い場合は、スティックの操作性を重視して選ぶのがおすすめ。感度調整のしやすさ、スティックの動きの滑らかさなどによってエイムの精度や速度が大きく変わります。

メトロイドヴァニアや2Dプラットフォーマーを頻繁にプレイする場合は、Xbox配置ではなくPS配置のコントローラーを使うのもおすすめです。

PS配置は十字キーが左手親指にとって自然な位置にあるので、疲れにくいのがよいところ。

Xbox配置でも、たとえば8方向タイプの十字キーを搭載しているモデルを選ぶなど十字キーを重視するのがおすすめです。

このように、プレイするジャンルごとに最適なコントローラーを選びましょう。

コントローラーの機能で選ぶ

コントローラーには、さまざまな機能が搭載されたモデルがあります。

近年よく見られるのが、以下のような機能です。

  • トリガーストップ:トリガーのストロークを調整する機能
  • マクロ設定:背面ボタンなどにマクロを割り当てる機能
  • ハードウェアカスタマイズ:本体だけで各種調整をする機能
  • ソフトウェアカスタマイズ:専用ソフトで各種調整をする機能

マクロ設定は、複雑なキャラコンやメニュー操作などを割り当てるのに便利です。背面ボタンが搭載されているモデルでは、たいてい対応しています。

ただ、ソフトウェアで割り当てるだけでなく、ハードウェアでの設定が可能なモデルもあります。

カスタマイズ機能に関しては、ほかの機能にも関わってくる重要なポイントです。

また、ハードウェアカスタマイズにはパーツ交換なども含まれる場合があります。スティックや十字キーの交換ができれば、ゲームジャンルごとに最適な操作感でプレイできるのがよいところです。

背面ボタンの有無で選ぶ

背面ボタンなどのマクロボタンの有無で選ぶのも、おすすめです。

多くの場合は、背面に2つから4つほど搭載されています。モデルによっては、背面だけでなくトップにも搭載されていることがあるので、チェックしましょう。

このようなマクロボタンのよいところは、慣れれば非常に便利になるという点です。たとえばジャンプしながら攻撃、ダッシュしながら回避などの同時操作がしやすくなります。

キーボードではShift+スペースなど、違う指で同時操作できるものの、コントローラーは親指だけで同時操作が必要になる場面が多いです。

そのような操作を背面ボタンに割り当てることで、操作が楽になります。

ただし、人によっては使い続けても慣れなかったり手が小さくてかえって使いづらくなったりすることがあるので、注意が必要です。

とはいえ、背面ボタンは設定さえしなければ無効になっています。近年は背面ボタンを搭載しているモデルが非常に多いので、背面ボタンが要らないからといって背面ボタンなしのモデルのみから選ぶのはおすすめしません。

スティック配置で選ぶ

スティックの配置は、Xbox配置とPS配置の2種類があります。

Xbox配置は、左右スティックが対角線上に配置されているタイプです。

PS配置は、左右スティックが横並びに配置されています。

基本的には、Xbox配置が最もおすすめです。SteamのゲームはXbox配置を前提に開発されているものが多いため、慣れればPS配置よりも使いやすいと言えます。

ただ、十字キーを長時間使いっぱなしになる2Dゲームでは、やや疲れやすいのが難点です。十字キーを押すために、左手親指を少し不自然な位置に動かす必要があるのが原因。

3Dゲームをあまりプレイしない場合は、PS配置を使うのもおすすめです。

Steamにおすすめのコントローラーに関するよくある質問

最後に、Steamにおすすめのコントローラーに関するよくある質問の答えを解説していきます。コントローラーが認識しないときの対処法などについても解説しているので、気になる方はぜひご参考ください。

SteamはSwitch/PS4/PS5コントローラーも使える?

Steamでは、SwitchコントローラーやPS4/PS5コントローラーも使えます。

ただし、Switchに関してはゲーム内のボタン表示と実際の操作が乖離するので、設定が必要です。

Steam上でのSwitchコントローラーの設定方法は、以下の通り。

  • Steamの設定から「コントローラー」を選択
  • 「一般のコントローラ設定」を選択
  • 「Nintendoボタンレイアウトを使用」のチェックを外す

これで、Steamのゲームのボタン表示とSwitchコントローラーの操作が一致するので、快適に遊べるようになります。

Steamでコントローラーが認識しないときは?

Steamでコントローラーが認識しないときは、段階を踏んで確認していきましょう。

まず、一度接続しなおしてください。有線の場合は抜き差しして、それでも認識しない場合はほかのUSBポートに差しなおしましょう。ポートとの相性によって、認識されていない可能性があります。

Bluetoothの場合は、ペアリングを削除して再度ペアリングしてください。

これでダメなら、Steamのコントローラー設定を確認しましょう。

  • Big Pictureモードに切り替える
  • 右上の地球のような形のアイコンをクリック
  • 設定から「コントローラ」を選択
  • 「XboxコントローラーのSteam入力を有効にする」をオンにする

ここがオンになっていなければ、コントローラーは認識されません。

ここまでしても認識されない場合、故障の可能性があります。

Steamでコントローラーが認識しているのに反応しないときは?

Steamでコントローラーが認識しているのに反応しないときは、まず接続しなおしましょう。

有線ならUSB端子を抜き差しし、改善しなければ別のポートも試してください。

Bluetoothの場合は一度ペアリングを解除し、再度ペアリングします。

改善しない場合、Steamオーバーレイが有効になっているかを確認しましょう。BigPictureモードに切り替え、設定を開き、「Steamオーバーレイ」をクリックしてください。

「Steamオーバーレイを有効化する」にチェックが入っていない場合、チェックを入れましょう。

また、無線の場合バッテリーが少なくなっていると反応が悪くなることがあります。バッテリー残量を確認することも、大切です。

Steamでコントローラーの接続が切れるときは?

Steamでコントローラーの接続が切れるときは、一度接続状態を確認しましょう。

有線の場合、端子がしっかりと奥まで差し込まれているかチェックしてみてください。接触不良を起こしていたり、奥まで差し込まれていなかったりすると接続が不安定になります。

無線接続の場合、周囲に電波干渉を起こす機器がないかチェックしましょう。無線機器を複数電源オンにしていると、電波干渉を起こして接続が途切れることがあります。

障害物もよくありません。

2.4GHz接続の場合、PCの背面など電波が届きにくい場所にドングルを差し込んでしまい、接続が切れやすくなることがあります。

続いて、バッテリーの残量を確認しましょう。バッテリーが少なくなっていると、接続が切れやすくなります。

また、無線コントローラーの場合は単純なPCとの相性問題や、コントローラー自体の接続安定性が低いなどの問題も考えられるため、これまで解説した方法で解決しない場合はそちらを疑うことも大切です。

この場合、買い替えれば解決します。

Steamでゲームパッド対応ゲームの見分け方は?

Steamでゲームパッドを使えるかどうかは、ストアページやコントローラ設定で確認できます。

ストアページ右側の「ゲーム詳細」に、「フルコントローラーサポート」または「部分的コントローラーサポート」と記載されていれば、コントローラーでプレイ可能です。

フルサポートは、全ての操作をコントローラーで行えるゲーム。部分的サポートは、ボタンやスティックの一部のみが、対応している状態のことを指します。

まとめ

本記事では、Steamにおすすめのコントローラーを15モデル紹介してきました。

Steamには、多種多様なゲームがあります。FPSやTPSだけでなく、2Dプラットフォームやアクションゲーム、格闘ゲームなどジャンルも種類も多いです。

ジャンルごとに、適したコントローラーの形状や機能が異なります。

さまざまなゲームを遊ぶには、キーボードとマウスだけでなくコントローラーも必要になります。自分に合ったコントローラーを選び、Steamのゲームをより快適に楽しみましょう。