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Ryzen 5 3600のスペック・特徴を紹介|おすすめグラボ5選

Ryzen 5 3600は世代が古く、現在Ryzen 5 3600を搭載したゲーミングPCは基本的に販売されておりません。Ryzen 5 3600よりも新しい世代の製品を搭載した次世代機・後継機については、以下の記事で紹介しておりますので、ぜひご確認ください。

本記事では、Ryzen 5 3600の特徴・性能とおすすめのCPU5選を解説しています。

Ryzen 5 3600は、人気の高かったRyzen 5 2600の後継モデルです。ミドルクラスのCPUとして、2019年7月にリリースされました。

すでに後継モデルのRyzen 5 5600XやRyzen 5 5600がリリースされています。

前モデルから大幅な性能向上がされたモデルで、さまざまなゲーミングPCに利用されました。

本記事では、

  • Ryzen 5 3600の特徴や性能
  • 有名タイトルにおけるRyzen 5 3600のゲーミング性能
  • Ryzen 5 3600搭載ゲーミングPCの基本構成
  • Ryzen 5 3600におすすめのグラボ5選
  • Ryzen 5 3600を選ぶ際の注意点

をご紹介します。

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Ryzen 5 3600の特徴を解説

Ryzen 5 3600は、6コア12スレッドの第3世代CPUです。

Zen2シリーズの低価格帯モデルであり、リリース当時は、高スペックのミドルクラスCPUとして人気がありました。

前モデルからの大幅な性能強化や、コスパに優れた点から、販売期間も長かったモデルです。

ゲーム性能が向上した後継モデルが登場しており、メーカーの販売は終了していますが、現在でも十分に活躍できる性能を持っています。

動画作成や画像編集などのクリエイティブな作業にも向いたCPUです。

ただし、Ryzen 5 3600はオンボードGPUを搭載していないため、グラボが必要になる点は注意してください。

3年以上販売されたロングセラーCPU

Ryzen 5 3600は、2019年7月にリリースされたCPUです。

高い人気からさまざまなゲーミングPCに採用され、豊富な種類があります。

リリース後、AMD社が上位モデルを優先したこともあり、後継モデルが登場するまで3年以上販売されたロングセラーのCPUです。

後継機が発売された後も、コスパの高さが評価されており、セールや中古市場で人気があります。

後継機とはゲーミング性能に差がありますが、用途やコスパに応じて十分に選択肢に入るモデルです。

また、水冷クーラーが標準搭載されており、高い冷却性能も評価されています。

6コア12スレッドと高スペック

Ryzen 5 3600は、6コア12スレッドのミドルクラスCPUです。

ライバルであるCore i5-9400が、6コア6スレッドであったこともあり、販売当時は革新的なモデルとして話題に。

マルチスレッド性能が高く、さまざまな場面で活躍する高性能CPUとして高い人気を誇りました。

現在では、より性能の高いCPUが多く販売されていますが、用途により根強い需要があります。

上位モデルにクロック周波数の高いRyzen 5 3600Xがありますが、コスパ面でRyzen 5 3600が優れており、主流モデルはRyzen 5 3600でした。

フルHD環境でのゲームプレイや、マルチ性能を活かした作業などで活躍するモデルです。

さまざまな場面で活躍するCPUを安く手に入れたい方におすすめ。

前モデルから大幅にスペックup

Ryzen 5 3600は、前世代のRyzen 5 2600から大きく性能が向上したモデルです。

総合的なパフォーマンスは約20%向上し、前世代の上位モデルRyzen 7 2700を超える性能を有しています。

アーキテクチャの変更により、プロセスが縮小化され、効率性が強化されたことで、処理速度が飛躍的に向上しました。

また、Intel製CPUと比較すると、ライバルであるCore i5-9400やCore i5-9600Kに対して、価格面や総合性能で優れています。

省電力性でもRyzen 5 3600は優秀なため、多くのゲーミングPCに採用されました。

PCI Express Gen4を採用

Ryzen 5 3600は第3世代CPUであり、PCI Express Gen4を採用しています。

ライバル機のCore i5-9600KはGen3を採用しており、Ryzen 5 3600はより転送速度に優れています。

リリース当時としては、最先端の規格を採用しており、高い優位性を誇っていました。

ただし、PCI Express Gen4を活用するために、当時は対応するマザーボードが限られるデメリットがあります。グラボも対応するモデルが少なく、結果的にユーザーの選択肢を狭めることにつながっていました。

現在では、多くの対応モデルが販売されており、問題は解決しています。

Ryzen 5 3600のゲーミング性能を解説

ここまで、Ryzen 5 3600の特徴やメリット・デメリットを解説してきました。

Ryzen 5 3600は、前世代から大幅に性能が向上した、コスパに優れたゲーミングCPUです。

しかし、ゲーミング性能では、Intel製CPUや後継モデルに劣るといった面もあります。

ここからは有名タイトルにおけるRyzen 5 3600のゲーミング性能を解説していきます。

有名タイトルのゲーミング性能比較表

ゲーミング性能を比較するにあたり、グラボはRTX 3070を使用します。

グラフィックは、フルHD環境。ゲーム内設定は「高」「低」を測定しました。

FPSは平均の数値を算出します。

タイトル 設定 低設定
Apex Legend 140.6fps 176.5fps
VALORANT 169.1fps 182.4fps
フォートナイト 161.5fps 203.2fps
Grand Theft Auto Ⅴ 51.1fps 63.4fps

Apex Legend

大人気バトロワFPSゲームApex Legendは、高設定で143.5fps、低176.5fpsです

性能の高いRTX 3070を採用したこともあり、さまざまなシーンで高いfpsを出力しました。

高設定では144fps前後を出力しており、屋外の戦闘シーンでは、120fps前後まで低下がみられましたが安定してプレイ可能です。

低設定では安定して144fps以上を出力し、戦闘シーンでも150~160fpsでしたので快適なプレイを楽しめます。

より撃ち合いに勝ちたいユーザーは低設定、グラフィックも楽しみたい方は高設定がおすすめです。

VALORANT

5人1チームの爆破ゲーが楽しめるVALORANTでは、高設定で169.1fps、低設定で182.4fpsを出力しました。

高設定での激しい戦闘シーンでも144fps以下にならず、安定して高fpsを出力しています。

200fpsを超える環境でプレイしたいユーザー以外には、性能は十分です。

高設定で144fps張り付きでプレイできるのは、VALORANTをメインにプレイしたユーザーにも嬉しいポイントでしょう。

CPUの性能が大きく影響するタイトルでありながら、十分なfpsを出力している点は、Ryzen 5 3600のフルHD環境でもゲーム性能を表しています。

フォートナイト

フォートナイトは、数々のバトルモードを楽しめる無料FPSゲームです。

高設定で161.5fps、低設定で203.2fpsを出力しました。

低設定では激しい戦闘シーンでも144fpsを下回ることもなく、安定して快適なプレイができます。高設定でも、極端にfpsが低下する場面は少なく、室外の戦闘シーンでも120~140fpsを出力。

フルHD環境では、撃ち合いでもストレスなく楽しめます。

一方、グラフィックを高くすると、CPUのスペック不足を感じる場面もあり、RTX 3070の性能を活かしきれていませんでした。

高グラフィックでプレイしたい方は、上位モデルのCPUがおすすめです。

Grand Theft Auto Ⅴ

Grand Theft Auto Ⅴでは、高設定で51.1fps、低設定で63.4fpsを出力しました。

低設定では60fps以上を出力しましたが、スペック不足を感じる場面もあり、RTX 3070のスペックを活かしきれていないと感じることもあります。

高設定では、40fpsを下回るシーンもありました。

Grand Theft Auto Ⅴをメインにプレイする方は、より性能の高いモデルがおすすめです。

Ryzen 5 3600を搭載したゲーミングPCの基本構成

ここからは、Ryzen 5 3600を搭載したゲーミングPCの基本構成をご紹介します。

Ryzen 5 3600のスペックを発揮できる構成にしているので、基本構成以上のスペックを目安にしてください。

すでに各メーカーからはRyzen 5 3600搭載モデルは販売されていないため、Ryzen 5 3600を採用する場合の参考にしましょう。

GPU GTX 1650
CPU Ryzen 5 3600
メモリ 16GB~
ストレージ 500GB SSD
電源ユニット 550W

グラボはGTX 1650以上にしましょう。

WQHD環境以上のグラフィックが求められるタイトルをプレイする方は、RTX 3060以上がおすすめです。

メモリは16GB、ストレージは500GB SSDが主流です。クリエイティブな作業を行う場合には、メモリを32GBに拡張することでストレスなく作業ができます。

さまざまなソフトをインストールするなら、ストレージを1TB SSDに拡張するか、HDDの追加を検討しましょう。

Ryzen 5 3600は、消費電力が少ないため、電源ユニットは550Wで十分です。

将来的にハイクラスのグラボの採用を考えるなら、650W以上への拡張も検討してください。

Ryzen 5 3600におすすめのグラボ

ここからはRyzen 5 3600と相性のよいおすすめグラボ5選をご紹介します。

用途に応じて、Ryzen 5 3600が性能を引き出せるCPUを選びましたので、ぜひ参考にしてください。

GTX 1650

GTX 1650は、2019年10月にリリースされたローエンドのグラボです。

すでに後継モデルのRTX 3050がリリースされていますが、現在でもGTX 1650は併売されています。

高スペックのグラボは必要ないという一部のニーズを満たす、エントリークラスとして根強い人気があるモデルです。

フルHD環境やグラフィックを落としてプレイするタイトルでは十分な性能を発揮し、快適なプレイができます。

後継モデルのRTX 3050が新機能を実装する一方、安価とは言えない価格帯になったため、GTX 1650も用途にあったユーザーは十分に選択肢に入るモデルです。

価格面や省電力性から、Ryzen 5 3600と相性のよいグラボと言えます。

GTX 1660 super

GTX 1660 superは、2019年10月にリリースされたローエンドのグラボです。GTX 1660と比べてメモリ規格がアップデートされるなど性能面が強化されています。

フルHD環境におけるローエンドモデルの主力として、現在でも各メーカーのゲーミングPCに採用。後継モデルのRTX 3060とは価格面で大きく差があり、差別化がされています。

上位モデルのGTX 1660 TiやRTX 3050に近いゲーミング性能を有しており、コスパに優れたモデルです。

フルHD環境で真価を発揮するモデルであり、ライト~ミドルクラスのCPUと相性抜群です。Ryzen 5 3600とも高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 2060

RTX 2060は、気軽にレイトレーシングやDLSSといった新機能を試せるミドルクラスのグラボです。

フルHD環境では、高いパフォーマンスを発揮。

すでに後継モデルのRTX 3060がリリースされていますが、性能面は現役モデルと大きく差がありません。そのうえ、中古市場での価格が魅力なため、高い人気があります。

WQHD環境以上では、スペック不足を感じる面もありますが、さまざまなタイトルを快適にプレイできるモデルです。

RTX 2060 SUPERがリリースされていますが、コスパ面ではRTX 2060が優れています。

フルHD環境をメインにプレイしたい方におすすめです。

RTX 3050

RTX 3050は、GTX 1650の後継機にあたるエントリークラスのグラボです。

GTX 1650よりも約50%以上高いパフォーマンスを発揮。レイトレーシングやDLSSといった新機能にも対応しており、エントリークラスでありながら、高い性能が評価されています。

フルHD環境では、タイトルによっては最高環境で快適なプレイができるのも嬉しいポイントです。

一方、エントリークラスとしては高価であり、上位モデルと比較すると人気は控えめです。

また、GTX 1660 superやGXT 1650と比較すると、性能面では優れていますが、価格面で劣るなどすみ分けができています。

RTX 3060 Ti

RTX 3060 Tiは、RTX 2060の後継機で、ミドル~ハイクラスに位置するグラボです。

高いゲーミング性能は、前シリーズのRTX 2080 superを超えたスペックを有します。

性能の高さとコスパのよさから、各メーカーが主力モデルに採用。ミドルクラスのゲーミングPCに多く採用されています。

RTX 3060 Tiは、WQHD環境で快適なプレイが楽しめるモデルです。一部タイトルでは4K環境でも高いパフォーマンスを発揮。

上位のCPUと組み合わされる場合が多いですが、コスパ面からRyzen 5 3600との相性がよいモデルと言えます。

予算が許す方は、将来的なCPUのアップグレードも考え、性能の高いRTX 3060 Tiがおすすめです。

Ryzen 5 3600を選ぶ際の注意点

ここまで、Ryzen 5 3600におすすめのCPUを紹介しました。

Ryzen 5 3600は、さまざまなゲーミングPCに採用された人気のモデルです。

ここからは、Ryzen 5 3600を選ぶ際の注意点についてまとめます。

Zen2アーキテクチャを採用している

Ryzen 5 3600は、Zen2アーキテクチャを採用したモデルです。

Zen3アーキテクチャはゲーミング性能が大きく向上していますが、Zen2アーキテクチャはゲーミング性能が低い傾向にあります。

よりゲーミング性能の高いモデルが欲しい方は、Zen 3アーキテクチャを採用した後継モデルを選びましょう。

一方で、マルチスレッド性能や総合性能は、Ryzen 5 3600も優れおり、用途にあわせてCPUを選ぶのがおすすめです。

中古市場での購入がおすすめ

Ryzen 5 3600は、中古市場での購入がおすすめです。

新品でも安価なモデルですが、同価格帯に後継モデルがリリースされており、性能差を考えるとメリットはあまりありません。

また、中古市場で購入する場合には、状態をしっかりと確認しましょう。

中古市場でのパソコンパーツの購入は、アマゾンや楽天などのECショップ、パソコンショップがおすすめ。

ECショップ、パソコンショップでは、状態の記載や初期保証があり安心です。一方、フリマアプリやジャンク品は、初期動作の保証がありません。

どうしてもフリマアプリやジャンク品を購入する場合には、初期不良のリスクを踏まえて検討してください。

まとめ

本記事では、Ryzen 5 3600の特徴と相性のよいおすすめグラボ5選を解説しました。

Ryzen 5 3600は、フルHD環境でのゲームプレイやクリエイティブな作業に活躍するCPUです。

プレイしたいタイトルや用途にあわせて、さまざまなグラボと組み合わせを考えられます。

Ryzen 5 3600を搭載したゲーミングPCを検討している方は、ぜひ参考にしてください。