HP(ヒューレット・パッカード)は、世界シェア2位を誇るアメリカの大手PCメーカーです。
日本には、日本HPという支社があります。日本支社が販売しているゲーミングPCは、国内生産で高品質なのが特徴です。ほかにも、コスパの高さや細かく構成を分けている点など、さまざまな魅力があります。
本記事では、そんなHPのゲーミングPCのおすすめモデルや各シリーズの違い、評判などについて解説していくので、ぜひご参考ください。
>>今すぐHPのおすすめゲーミングPCが知りたい方は、コチラ!
本記事は「コンテンツ制作ポリシー」に則って制作されています。
また、本記事にはプロモーションが含まれます。
HPのゲーミングPCのOMEN・Victus・Pavilionの違い
HPのゲーミングPCには、OMEN・Victus・Pavilionの3つのシリーズがあります。同じメーカーでシリーズが分かれていると、どう違うのかが少しわかりにくいです。
そこでまずは、HPのゲーミングPCのOMENとVictus、Pavilionの違いについて解説していきます。
OMEN
OMENは、高性能なのが特徴のHPのゲーミングPCシリーズです。RTX 4070などのミドルハイクラス以上のスペックのゲーミングPCが、多くラインナップされています。
フルHDやWQHD、さらには4Kで高フレームレートでゲームを遊びたい方におすすめです。フレームレートは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。多ければ多いほど、映像が滑らかになり、対人ゲームで敵の動きを読みやすくなるなどの恩恵が得られるようになります。
さらに、メモリ容量が大きく処理性能が高いモデルも多いため、ゲームだけでなく配信や動画編集などの処理負荷が高い作業をしたい場合にも、最適なシリーズです。
Victus
Victusは、低価格帯のゲーミングPCを多くラインナップしているシリーズです。
10万円台の初心者向けのエントリークラス、20万円代前半のミドルクラスが多くラインナップされています。はじめてゲーミングPCを購入する方に、特におすすめのシリーズです。
さらに、ラインナップが豊富。ゲーミングノートPCが他社より豊富に容易されていたり、同じモデルでも初期構成違いによりラインナップが分かれていたりします。選びがいがあるシリーズです。
Pavilion
Pavilionは、普段使いに特化したシリーズです。Core i3やCore i5など、ブラウジングや動画視聴に適したCPUを搭載しているモデルが多い傾向があります。ゲーム用というより、ブラウジングや動画視聴、簡単なオフィス作業向けです。
さらに、GPU搭載のモデルが少ないのもPavilionシリーズの特徴。搭載していたとしても、GTX 1660 SUPERなどのエントリークラスが多いです。
また、Pavilion Gamingというライトユーザー向けゲーミングPCブランドがありますが、2024年時点では販売されていません。
そのため、HPのゲーミングPCが欲しい場合には、OMENまたはVictusから選ぶのがおすすめです。
【一覧表】HPのおすすめゲーミングPC12選
モデル名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|
Victus 15Lスタンダードモデル | Core i5-14400F | GeForce RTX 3050 | 16GB | 512GB NVMe M.2 SSD |
Victus 15L パフォーマンスモデル | Core i7-14700F | GeForce RTX 4060 | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
Victus 15L パフォーマンスプラスモデル | Core i7-14700F | GeForce RTX 4060 Ti | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 25L パフォーマンスダッシュモデル | Core i7-14700F | GeForce RTX 4070 Super | 32GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 25L パフォーマンスプラスモデル | Core i7-14700F | GeForce RTX 4070 Ti Super | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 35L モデレートモデル | AMD Ryzen 5-8500G | GeForce RTX 4060 Ti | 32GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 25L パフォーマンスプラスダッシュモデル | Core i7-14700F | GeForce RTX 4070 Ti Super | 32GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 35L アドバンスプラスモデル | AMD Ryzen 7-8700G | GeForce RTX 4070 Ti Super | 32GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 45L ハイパフォーマンスプラスモデル | Core i7-14700K | GeForce RTX 4080 Super | 32GB | 2TB NVMe M.2 SSD+2TB HDD |
Victus 16 スタンダードモデル | Core i5-13500HX | GeForce RTX 4050 | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 16 パフォーマンスモデル | Core i7-14650HX | GeForce RTX 4060 | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 17 スプリームモデルG2 | Core i7-13700HX | GeFordce RTX 4080 | 16GB | 1TB NVMe M.2 SSD |
HPのゲーミングPCおすすめ3選|安い・初心者モデル
HPのゲーミングPCには、安い初心者向けのVictusと高コスパ・ハイスペックモデルのOMENがあります。まずは、HPのゲーミングPCのなかから、安い初心者向けのVictusのおすすめモデルを3つ紹介していくので、安いモデルが欲しい方はぜひご参考ください。
Victus 15L スタンダードモデル
By: jp.ext.hp.com
- 簡単な動画編集に使える程度の処理性能
- さまざまなゲームを60fps~100fpsで遊べる
- 価格が安い
- ストレージ容量が小さい
Victus 15Lスタンダードモデルは、Victusのなかでも最も一般的な構成のゲーミングPCです。
CPUには、Core i5-14400Fを採用しています。10コア16スレッドのCPUで、処理性能がエントリークラスとしては高いのが特徴です。
コアとスレッドは、どちらもデータの処理を担当する部分。基本的には1コアあたりに1つの処理しかできませんが、10コア16スレッドなど、スレッド数のほうが多いCPUの場合は1つのコアで実質上複数のデータの処理が可能です。
そのため、並列処理に強くなります。
Core i5-14400Fは並列処理が得意で、動画のエンコードなどの処理が高速なのが特徴のCPUです。ゲームだけでなく、動画編集などもしたい方におすすめ。
さらに、GPUにはRTX 3050を搭載しています。軽いゲームであれば、フルHDで100fps以上で安定的に遊べる性能です。多少重めのゲームでも、設定によっては60fpsで安定して遊べます。
CPU | Core i5-14400F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe M.2 SSD |
Victus 15L パフォーマンスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 動画編集や配信などにも使える処理性能
- フルHDで144fps以上で遊べるゲーム性能
- Victusで随一のコスパの高さ
- 特になし
Victus 15Lパフォーマンスモデルは、デメリットが特にないと言えるゲーミングPCです。
CPUには、Core i7-14700Fを採用。20コア28スレッドで、並列処理がどれくらい得意かを示すマルチコア性能が非常に高いのが特徴です。動画編集や配信、イラスト制作など幅広い作業が快適になります。ゲーム性能も高いので、GPUの性能を最大限引き出すのに最適です。
さらに、GPUにはRTX 4060を採用。さまざまなゲームをフルHDで、144fps以上で遊べる性能があります。Apexであれば、フルHDで200fps前後でプレイ可能です。
軽いゲームを高フレームレートで遊んだり、中量級のゲームを高解像度で遊んだりするのに向いています。
そして、スタンダードモデルの弱点だったストレージ容量も1TBにアップグレードされ、必要十分になっているのがよいところです。22万円と価格も程よく、HPの初心者向けゲーミングPCでも随一のコスパの高さを誇ります。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
Victus 15L パフォーマンスプラスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 軽いゲームならWQHDでも144fpsで遊べる
- PC VRに使いやすいGPUを搭載
- 充実のポート類
- VRAM 8GBモデル
Victus 15Lパフォーマンスプラスモデルは、先述のパフォーマンスモデルからGPUをグレードアップしたゲーミングPCです。
基本構成は、GPU以外同じになっています。
GPUはRTX 4060から、RTX 4060 Tiにアップグレード。Apexの場合、フルHDで200fps以上で安定して遊べる性能です。WQHDでも、144fpsで遊べます。高解像度・高フレームレートで遊びたい方には、おすすめです。
さらに、RTX 4060 Tiは、VRゲームに向いているという特徴があります。PCを使ってVR ChatなどのVRゲームで遊びたい場合には、特に最適です。
VRAMが16GBではなく8GBのモデルを採用している点がネックではあるものの、PCゲームやVRやゲームを遊ぶのには十分だと言えます。AIを使ったグラフィック処理をしたい場合には、少し不足感があるので、注意が必要です。
VRゲームを含めて、幅広いゲームを快適にプレイしたい方には最適なゲーミングPCだと言えます。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
HPのゲーミングPCおすすめ3選|高コスパモデル
ここまで、HPの安い初心者向けゲーミングPCのおすすめモデルを紹介してきました。今度は、HPのOMENシリーズのなかから、コスパが高いモデルを3つ紹介していきます。
コスパ重視の方や、ミドルクラス以上のゲーミングPCが欲しい方は、ぜひご参考ください。
OMEN 25L パフォーマンスダッシュモデル
By: jp.ext.hp.com
- 動画編集などクリエイティブ用途にも使える
- WQHDで200fps以上で安定的に遊べる
- 高品質なDDR5メモリを搭載
- コスパはいいが価格自体は高い
HP OMEN 25Lパフォーマンスダッシュモデルは、従来のモデルをさらに強化した高性能ゲーミングPCです。
CPUには、動画編集や配信などに使いやすい高マルチコア性能のCore i7-14700Fを採用しています。そのうえ、メモリが32GBのDDR5メモリなので、作業性能が非常に高いです。
DDR5は最新の規格で、処理速度の速さが特徴のメモリ。Kingston FURYという高品質だと評判のメモリで、データの処理が高速かつ安定します。32GBという容量も、作業に使いやすいです。
さらに、ゲーム性能も高いのがよいところ。WQHDの高解像度でも、200fps以上の張り付きで遊べます。4Kでも、60fpsから100fps程度でプレイ可能なゲームが多いです。WQHD以上の解像度で運用するのに、適しています。
価格は高いものの、これだけの性能と品質を持っているにしては比較的安いです。コスパが高い高性能ゲーミングPCだと言えます。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 Super |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 25L パフォーマンスプラスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 4Kでも100fps以上で遊べる非常に高いゲーム性能
- DDR5メモリと高性能SSDを搭載
- ゲーム性能に対するコスパが高い
- メモリ容量が16GBと価格に対して控えめ
HP OMEN 25Lパフォーマンスプラスモデルは、ゲーム性能特化型の高コスパゲーミングPCです。
CPUは、パフォーマンスダッシュモデルと同じで、GPUをグレードアップしたモデルになっています。
RTX 4070 Ti SUPERは、たとえばApexでは4Kで平均130fpsが出せる高性能GPUです。WQHDであれば、平均でも200fpsを越えますが、少々頭打ち感があります。4Kで快適にゲームをプレイするのに最適なGPUです。
さらに、DDR5メモリと高性能SSDを搭載。DDR5メモリによる処理速度の速さにより、ゲームが非常に快適になります。
SSDの通信速度も非常に速いため、ゲームの起動やロードも速いです。そのうえ、Western Digitalの高品質なパーツを使っているため、耐久性も比較的高くなっています。
メモリの容量が16Gなのが作業に使う際には弱点になるものの、ゲームを快適に遊ぶことだけを考えるならば十分です。ゲーム特化の需要に対応した、高コスパゲーミングPCだと言えます。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 Ti Super |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 35L モデレートモデル
By: jp.ext.hp.com
- フルHDで180fps前後が出せる性能
- 消費電力が低い高コスパCPUを搭載
- メモリ容量が価格に対して大きい
- 重い作業には使いにくい
HP OMEN 35Lモデレートモデルは、HPのゲーミングPCのなかでも、特にコスパが高いモデルです。
CPUには、Ryzen 5-8500Gを採用しています。6コア12スレッドと、処理性能自体はCore i5-14400Fより劣るものの、ゲーム性能が高いのが特徴のCPUです。処理速度も速いので、ゲームがサクサクと快適に動きます。
RTX 4060 Tiと組み合わせることにより、フルHD解像度でのゲームプレイが非常に快適になるのが本機の魅力です。多少重いゲームでも、フレームレートが落ちにくくなります。軽いゲームなら、180fps程度でのプレイも可能です。設定によっては、200fps以上も狙えます。
さらに、メモリが32GBもあるため、メモリ容量の消費が激しいゲームも遊びやすいです。
クリエイティブな作業には使いにくいものの、普段使いとゲームの快適性を重視する場合には非常にコスパが高いゲーミングPCだと言えます。
CPU | AMD Ryzen 5-8500G |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
HPのゲーミングPCおすすめ3選|ハイスペックモデル
ここまで、HPのゲーミングPCの初心者向けモデルと高コスパモデルについて紹介してきました。全体的にコスパが高いモデルと高性能なモデルが多いですが、今度はそのなかでも特にハイスペックなモデルを3つ紹介していきます。HPの高性能ゲーミングPCが気になる方は、ぜひご参考ください。
OMEN 25L パフォーマンスプラスダッシュモデル
By: jp.ext.hp.com
- クリエイティブな作業に使いやすい性能
- 4Kでのゲームプレイに最適な性能
- セール時のコスパが圧倒的に高い
- 通常時のコスパは悪くないが価格自体が高い
HP OMEN 25Lパフォーマンスプラスダッシュモデルは、作業性能とゲーム性能の両方を高めているゲーミングPCです。
CPUとGPUは、Core i7-14700FとRTX 4070 Ti SUPERの組み合わせ。
作業においては、重めの動画編集や配信、イラスト制作など幅広い用途で快適に使えます。32GBのDDR5メモリを搭載しているため、処理速度も非常に高速です。作業効率が高くなるため、クリエイターをはじめ、さまざまな人におすすめだと言えます。
さらに、ゲームでは4Kでも100fps以上で快適にプレイ可能です。軽いゲームの場合は、144fps以上も狙えます。WQHDで高フレームレートを狙うもよし、4Kで映像美を楽しむもよし、ゲームの楽しみの幅が広がるゲーミングPCです。
そして、本機はセール時のコスパが非常に高いのもポイント。通常時はコスパは悪くないものの価格が高いという設定ですが、セール時には15万円以上安くなることがあります。
それも月末セールなどの高頻度のセールで大幅値引きされることがあるため、セール時を狙いたい方には特におすすめのゲーミングPCです。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 Ti Super |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 35L アドバンスプラスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 作業にもゲームにも使える処理性能
- ゲーム性能が高い
- 冷却性能と静音性のどちらも高い
- CPUの作業性能はそれほど高くない
HP OMEN 35Lアドバンスプラスモデルは、ゲーム性能が高いのが特徴です。
RTX 4070 Ti SuperとRyzen 7-8700Gを組み合わせることで、4Kでも100fps程度で遊べるゲーム性能になっています。WQHDでなら、高フレームレートでのプレイも十分可能です。
さらに、冷却性能と静音性の両方が高いのも本気の魅力のひとつとなっています。140mmの大型フロントファンを2基搭載し、120mmのリアファンを1基搭載。これにより、冷却性能が高くなっています。
そのうえ、熱伝導率と耐久性が高い銅製ヒートパイプを4本、ケース内の空気の流れを最適化するための高性能CPUクーラーを搭載。全体的に冷却効率が高くなっています。
これだけのファンがあればうるさくなるものですが、ケース自体の静音性が高いうえにエアフローを効率化することによる冷却性能の向上を目指して設計されているため、静音性が犠牲になっていません。
冷却性能と静音性が両方高いため、長時間ゲームをプレイする方や深夜にゲームで遊びたい方におすすめです。
CPU | AMD Ryzen 7-8700G |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 Ti Super |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
OMEN 45L ハイパフォーマンスプラスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 動画編集などクリエイティブな作業に使いやすい
- 4Kでも144fps以上で遊べる
- ストレージ容量が非常に大きい
- 価格が高い
HP OMEN 45Lハイパフォーマンスプラスモデルは、作業性能もゲーム性能も非常に高性能なゲーミングPCです。
まず、作業性能について。Core i7-14700Kを採用しており、動画編集や配信などのクリエイティブな用途に使いやすいのが特徴です。メモリもDDR5規格を採用しており、高速通信によってソフトウェアの動作が軽快。
そのうえ、ストレージは合計4TBも用意されています。クリエイティブな作業をすると保存したデータによりストレージが圧迫されることが多いですが、4TBもあれば安心です。
あらゆる面において、作業向けのゲーミングPCだと言えます。
続いて、ゲーム性能について。RTX 4080 Superを搭載しています。Core i7-14700Kと組み合わせれば、4Kでも144fps以上で安定して遊べる程度のゲーム性能になるのがよいところです。どのようなゲームでも、高解像度・高フレームレートで快適に遊べます。
CPU | Core i7-14700K |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4080 Super |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB NVMe M.2 SSD+2TB HDD |
HPのゲーミングノートPCおすすめモデル3選
ここまで、HPのデスクトップ型ゲーミングPCについておすすめモデルを紹介してきました。もちろん、HPにはゲーミングノートPCのラインナップもあります。
そこで今度は、HPのゲーミングノートPCのおすすめモデルを3つ紹介していくので、ぜひご参考ください。
Victus 16 スタンダードモデル
By: jp.ext.hp.com
- 簡単な作業にもゲームにも使える性能
- さまざまなゲームをフルHDの60fpsで遊べる
- 扱いやすいモニターサイズ
- ストレージ容量が小さい
HP Victus 16スタンダードモデルは、初心者向けとして扱いやすいゲーミングノートPCです。
CPUには、Core i5-13500HXを採用しています。14コア20スレッドで、初心者向けのCPUとしては比較的高性能です。そのうえ、価格が控えめなのがよいところ。
動画編集なども十分できる性能があります。もちろん、動画編集と言っても4K動画の編集や長時間の動画の編集などには不向きです。それでも、簡単な動画編集や画像編集などの作業ができるのは大きなメリットだと言えます。
さらに、GPUにはRTX 4050を採用。最新世代のエントリークラスGPUで、扱いやすく高性能なのが特徴です。フルHDなら、さまざまなゲームを60fpsから100fps程度で遊べます。
動かないタイトルも少ないため、一つのゲームを極めたいという方よりは、さまざまなゲームで遊んでみたい方におすすめです。
CPU | Core i5-13500HX |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
ディスプレイ | 16.1インチ |
OMEN 16 パフォーマンスモデル
By: jp.ext.hp.com
- 動画編集などの作業に強い処理性能
- 軽いゲームを144fps付近で遊べるゲーム性能
- 高性能なモニター
- モニター性能にPC性能が追いついていない
OMEN 16パフォーマンスモデルは、HPのゲーミングノートPCでも特にコスパが高いモデルです。
まず、作業性能の高さが特徴的。Core i7-14650HXを採用しており、動画編集や画像編集、AI生成などの作業を快適に行えます。重い作業も快適にできるため、ゲームだけでなく作業にも使いたい方には特におすすめです。
さらに、ゲーム性能もスタンダードモデルより高くなっています。RTX 4060を搭載しており、軽いゲームを144fps付近で安定してプレイ可能です。多少重いゲームでも、60fpsを下回りにくくなっています。一つのゲームに熱中したい方にも、幅広いゲームで遊びたい方にもおすすめです。
また、モニター性能はOMEN 16シリーズ通して高いのが特徴。フレームレートと同じ概念を示すリフレッシュレートは、最大240Hz。解像度は横幅が広いQHDで、高解像・高リフレッシュレートの高性能モニターです。
CPU | Core i7-14650HX |
---|---|
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
ディスプレイ | 16.1インチ |
OMEN 17 スプリームモデルG2
By: jp.ext.hp.com
- 作業性能もゲーム性能も両方高い
- QHDでも200fps以上で遊べる
- PC性能に合った高性能ディスプレイを搭載
- 持ち運びには向いていない
HP OMEN 17スプリームモデルG2は、HPのゲーミングノートPCで最も高性能なモデルです。
CPUには、Core i7-13700HXを採用しています。動画編集や配信、画像編集、AI画像生成などさまざまな作業に使える高性能CPUです。ゲーム性能を重視したいものの、日々の作業性能も妥協したくないという方に最適。
さらに、GPUにはRTX 4080を採用しています。デスクトップPC版と比べると性能は落ちるものの、QHDで200fpsで遊べる程度の性能は備えており、十分高性能です。
何より、本機に搭載されているディスプレイ性能とマッチしているのがよいところ。本機にはQHD解像度の240Hzモニターが搭載されています。QHDで200fps以上が出せる性能には、最適なモニターです。
サイズも17.3インチのワイドサイズなので、画面表示領域が横に広いQHD解像度には合っています。大画面で作業を快適に行い、ゲームや映像コンテンツを大迫力で楽しめるのがよいところです。
CPU | Core i7-13700HX |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4080 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
ディスプレイ | 17.3インチ |
HPのゲーミングPCのよい評判・メリット
ここまで、HPのおすすめゲーミングPCについて紹介してきました。高性能で、どこか一つは尖った部分があるのがHPのゲーミングPCの各モデルの特徴です。今度は、そんなHPのゲーミングPCに関するよい評判とメリットについて解説していくので、ぜひご参考ください。
低価格で買いやすい
HPのゲーミングPCは、価格だけを見れば高いですが、性能と品質を考えれば安いと評判です。
ほかのメーカーのように、10万円代前半のモデルは2024年時点ではありません。安いモデルを販売する時期があっても、少しすれば性能と品質の向上が行われて値段も上がります。
ただ、コスパがいいです。
HPは世界的に有名なメーカーであり、資本力があります。PCを作るために必要な高品質なパーツを大量に仕入れることができるため、他社より仕入れ値を安くしやすいです。
その結果、HPのゲーミングPCは性能と品質に対して低価格になっています。
OMEN GAMING HUBが便利
HPのゲーミングPCには、OMEN GAMING HUBという専用ソフトウェアがプリインストールされています。
これを使えば、プレイ中のCPU・メモリ・GPUの使用状況のモニタリングなどが可能です。これらをモニタリングすることで、最適な設定を探したり重くなってる原因を特定しやすくなったりします。
さらに、プレイ時間のトラッキング、Mobalytics提供の解析ツールの利用など機能が豊富です。解析ツールは特に、ゲームスキルに関する客観的な評価が受けられるため、ゲーマーにはおすすめ。
自分の短所と長所を分析して、課題を見つけ、どのように練習すればうまくなれるのかという指標を見いだせます。
長く使える耐久性がある
HPのゲーミングPCは、耐久性が高いと評判です。
まず、電源容量に余裕を持たせているモデルが多いのが耐久性が高い理由のひとつになっています。
性能を抑え気味にしている初心者向けのモデルでも、電源容量が大きいです。電源容量に余裕があり、各パーツへの電力供給が安定します。これにより電源に負荷がかかりにくくなり、耐久性が向上しているということです。
さらに、各パーツの品質が高いのもHPのゲーミングPCの耐久性が高い理由になっています。
信頼性が高いメーカーのパーツのみを採用しており、各パーツが壊れにくいです。壊れにくいパーツを使っているため、パソコン自体も壊れにくくなるという単純な理由。
ほかにも、ケースの剛性の高さや冷却性能の高さによる熱暴走の防止などが耐久性が高い理由として挙げられます。
ケースのデザインがかっこいい
HPのゲーミングPCは、ケースのデザインがかっこいいと評判です。
デザインの良し悪しは主観によるところが大きいため、全員にとってかっこいいデザインだとはもちろん言えません。とはいえ、比較的万人受けしやすいデザインです。シンプルかつスタイリッシュで、主張が控えめなのがよいところ。
HPのメーカーロゴではなく、OMENなど各シリーズのロゴなのも魅力的です。
わかりやすさと、デザイン性を兼ね備えています。
さらに、基本的にどのモデルも標準でガラスサイドパネルを搭載しているのも魅力的。ゲーミングPCでは人気のあるデザインなので、多くの方の需要にマッチしていると言えます。
セールとキャンペーンがお得
HPのゲーミングPCは、セールやキャンペーンで非常にお得になると評判です。
HPでは、定期的にセールを開催しています。期間中は通常価格から割引された「セールモデル」が販売され、人気のゲーミングPCを安く購入可能です。通常時でもコスパが高いですが、セール時には35%割引など大幅値引きがされることがあるので、セール時を狙うのが最もおすすめ。
30万円程度のモデルが、24万円程度で購入できるというケースも少なくありません。
さらに、価格コムなどの外部サイトで割引クーポンが配布されることもあります。クーポンやセールを活用すれば、よりお得にHPのゲーミングPCを購入可能です。
HPのゲーミングPCのセール情報
2024年7月下旬時点では、月末限定タイムセールを開催しています。月末セールは毎月のように行われており、最大38%オフなど割引率が高いのが特徴です。
たとえば、通常39万6000円のOMEN 25Lパフォーマンスダッシュモデルが、26万58000円で購入可能。割引率が非常に高く、お得度の高いセールです。ゲーミングPCだけでなく、HPが生産販売を行っているモニターなどの周辺機器も割引されます。
また、月末セール以外にも年末セールなどの時期ごとのセールも行われており、どのセールも割引率が高いです。
そのため、HPのゲーミングPCを購入したい場合、急ぎでない方はいずれかのセールを開催している際に購入することをおすすめします。
HPのゲーミングPCのイマイチな評判・デメリット
HPのゲーミングPCのよい評判とメリットについて、紹介してきました。メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
そこで今度は、HPのゲーミングPCのイマイチな評判とデメリットについても解説していくので、良し悪しの両方が知りたい方はぜひご参考ください。
最短5営業日と納期がやや遅め
HPのゲーミングPCは、納期が最短5営業日とやや遅めです。
BTOゲーミングPC業界では、最短翌日出荷というメーカーがいくつかあります。ドスパラなどがその例です。業界大手ほど納期が速い傾向があるため、HPのようなPC業界でもトップクラスのメーカーには期待がかかるもの。
5営業日という日数は、業界全体で考えれば一般的ですが、大手メーカーとしてはやや遅めといったところです。そのためか、最短5営業日は少し遅いという評判があります。
HPでゲーミングPCを購入する際は、余裕をもって注文しましょう。
ゲーミングPCの拡張性が低い
HPは、ゲーミングPCの拡張性が低いです。
たとえば、人気モデルのOMEN 25Lは、CPU・GPU・メモリ・ストレージの変更ができません。CPUが変更できないメーカーは多いですが、メモリとストレージの増設すらもできないメーカーは珍しいです。購入後の増設はできるものの、それでも他社と比べると拡張性には劣ります。
各パーツの変更や増設がしたい場合には、注意しましょう。
サポート体制が若干弱い
HPには、サポートに対するイマイチな評判が多く見られます。
たとえば、マニュアル対応しか受けられず、悩みが解決しなかったというようなことです。数回問い合わせても同じ内容で、切り口を変えて相談してもあまり解決しません。外国人スタッフを多く雇っているため、マニュアル対応以外は難しいという状況があります。
さらに、修理には3週間以上かかることがあるため注意が必要です。
とはいえ、ある程度の自己解決能力があれば問題ない部分もあります。サポートをどれだけ重視するかで、HPのゲーミングPCを購入するかどうか決めるのもおすすめです。
HPのゲーミングPCについてよくある質問
ここまで、HPのゲーミングPCのおすすめモデルなどについて紹介してきました。最後に、HPのゲーミングPCに関するよくある質問の答えを紹介します。わからないことがある方は、ぜひご参考ください。
HPのゲーミングPCの納期は?
HPのゲーミングPCの納期は、最短5営業日です。
ただ、これはHPのホームページに掲載されている「納品スケジュールのお知らせ」が基準になっています。
実際の納期は、商品の正式受注後に知らされるので注意しましょう。ブラックフライデーなど、大型セールの時期には納期が遅れることがあります。
逆に、通常時は基準となっている納期より速くなることも少なくありません。納期は固定ではないので、なるべく余裕をもって注文しましょう。
HPのゲーミングPCの支払い方法は?
HPのゲーミングPCの支払い方法は、以下の通りです。
- 現金前払い
- クレジットカード払い
- オリコWebクレジット
- 代引き
クレジットカードは、「VISA」「MasterCard」「JCB」「AMEX」「Diners」の5ブランドに対応しています。日本国内で使用率が高いブランドは全て対応しているので、安心です。
さらに、オリコWebクレジットがあります。これは、クレジットカードを持っていなくても分割払いが利用できる後払いサービスです。カードと違い注文の度に審査がありますが、カードを持っていない方にはおすすめ。
自身の好みなどに応じて、支払い方法を選びましょう。
HPのゲーミングPCは分割払いできる?
HPのゲーミングPCは、分割払いが可能です。
分割払いには、クレジットカードまたはオリコWebクレジットを使います。
カードでの分割払いの回数は、6回または12回の2通りです。収入状況や利用状況などに合わせて、無理のない期間を選びましょう。
なお、カードの種類によってはリボ払いも可能です。
また、オリコWebクレジットは分割払いの金利手数料が最長36回まで無料になります。分割可能回数は、最長60回です。分割可能回数がカードより多いだけでなく、手数料が無料になるのがいいところ。
少しでもお得に分割払いでゲーミングPCを購入したい場合は、オリコWebクレジットを使うのがおすすめです。
交換・返品はできる?
HPのゲーミングPCが、配送時点で破損していた場合や初期不良があった場合には、交換・修理対応が可能です。
ゲーミングPCが届いたら、破損や初期不良などがないかチェックしましょう。あった場合は、修理窓口に連絡すれば交換または修理の手配が行われます。
さらに、ゲーミングPCが届いてから8日以内であれば、返品も可能です。
なお、返品にかかる送料などの費用は、購入者が負担することになるので注意しましょう。
また、ゲーミングPCが既に開封済みの場合は、返品対象外です。ほかにも、到着後にできた傷や破損の場合にも返品対象外になります。
レンタルはできる?
HPのゲーミングPCは、各レンタルサービスでレンタル可能です。
たとえば、法人パソコンレンタルの「法パソ」というサービスがあります。このようなレンタルサービスを使えば、HPのゲーミングPCの一部はレンタル可能です。
さらに、HPの公式ではリースサービスを提供しています。中長期的に使いたいものの、所有するほどではないという場合におすすめです。
なお、これらのサービスは法人専用となっています。個人では利用できないので、注意しましょう。
HPのゲーミングPC裏セールってなに?
HPのゲーミングPC裏セールというのは、告知なしで行われるセールのことです。
通常、セールの際には事前告知が行われます。公式ホームページやSNSアカウントなどで、セールを行うという告知をし、宣伝をするのが基本です。
ただ、裏セールはこっそりと開催されます。ホームページにアクセスすれば開催情報を閲覧できるものの、事前に知る方法はありません。人気のゲーミングPCが数万円単位で値引きされるので、非常にお得です。
なかには、10万円以上も値引きされるケースもあります。
非常にお得なので、気になる方はHPの公式ホームページやショップをこまめにチェックしましょう。
HPのゲーミングPCの光を消す方法は?
プリインストールされているOMENコマンドセンターを使えば、HPのゲーミングPCの光を消せます。
OMENコマンドセンターは、CPU温度の確認やLEDパターンの設定などが可能なソフトウェアです。OMENだけでなく、ほかのブランドにも搭載されることがあります。
このソフトウェアにLEDコントロールの項目があり、光り方や色だけでなく、輝度の設定も可能です。そこで輝度をゼロにすれば、光が消えます。
HPのゲーミングPCが欲しいけど、光るのは苦手という方はOMENコマンドセンターを使いましょう。
HPのゲーミングPCはデスクトップとノートどっちがいい?
HPのゲーミングPCは、特に理由がないならデスクトップがおすすめです。
ノートPCには持ち運べるというメリットがありますが、デメリットもあります。
ゲーミングノートPCのデメリットは、「同じ名前のパーツでもデスクトップより性能が低い」ことです。HPはCore i7-13700HXなど性能強化パーツを使っているモデルが多いですが、それでもクロック周波数などはデスクトップPC用のパーツより劣ります。
そのため、持ち運びたいなどの理由が特にない場合は、デスクトップPCのほうがコスパが高いです。
まとめ
本記事では、HPのゲーミングPCについて紹介してきました。
HPのゲーミングPCは、性能が高いモデルが多いです。15万円前後のモデルでも、他社の同額のモデルよりも高性能なのがいいところ。ハイエンドモデルには水冷クーラーを標準搭載しているのも、魅力的です。
ただ、モデルによって価格にも性能にも大きな差があります。
自分の遊びたいゲームや用途などに応じて、適した性能を選ぶことが大切です。
最適なゲーミングPCを見つけて、快適なPC環境を作り上げましょう。