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【2024年】USB Type-Cハブのおすすめ10選 | 選び方も解説

昨年2022年秋、EU圏内ではスマートフォンやタブレットをはじめとし2026年春までにノートパソコンまで充電端末をType-Cに統一する法案が、日本国内でも話題となりました。

Type-Cを利用する明確な利点は、向きを気にせず接続できることです。他にも、超高速通信や映像出力、高い電力供給なども可能であり、他のUSB規格とは一線を画す存在といえます。

さてUSB Type-Cハブを選ぶ際、どのような悩みを抱えてお探しになるでしょうか。
「USBポートが足りないから増やしたい」
「転送速度に影響は出ない?」
「良いものが欲しいけれどType-Cで何が出来るの?」
本記事ではこのようにお悩みを抱えていらっしゃる方のUSB Type-Cハブ選びにお役立てできるよう、10つのUSB Type-Cハブをご紹介します

>>すぐにType-CのおすすめUSBハブをチェックしたい方はここをタップ
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USB Type-Cハブのおすすめ10選

この章では、USB Type-Cハブのおすすめ10選を紹介します。気になるものがあれば、ぜひ手にとってみてください。

エレコム「DST-C17SV/EC」

3000円代でコスパ◎USBはもちろん、ビジネス利用に最適なLANポートとHDMIも搭載

バスパワーでコンパクトでありながらアルミでできた本体は放熱性と耐ノイズ性に優れており、持ち運び用のUSB Type-Cハブとして手に入れたい一品。

性能はUSBはUSB3.1(Gen1)で3ポート搭載、更にLANポートやHDMIポートも付いているため、出張先や会議のプレゼンなどビジネスシーンに最適です。

メーカー エレコム
ポートの種類 USB3.0ポート×3
HDMIポート(4K)
LANポート
USB規格 USB3.1 Gen1
ケーブルの長さ 約0.18m
給電方式 バスパワー

Satechi「ST-SCMA2M」

Macユーザーをはじめ、デザイン性に凝りたい方へ

Macユーザーであれば、押さえておきたいブランド「Satechi」のUSB Type-Cハブ。
スペースグレイの他、シルバーとゴールドの三色展開であること、本体は丸み帯びた形とロゴがなく洗練された質感が魅力です。

パススルー充電が可能でUSBポートの他にもMicroSD&SDカードスロットやHDMIポートが付いており、MacBookAirやiPadとカラーを合わせて揃えたいUSB Type-Cハブです。

メーカー Satechi
ポートの種類 USB-C
MicroSD&SDカードスロット
HDMI(4K 60Hz)
USB-A×2
USB規格 USB 3.0
ケーブルの長さ 約12.5cm
給電方式 バスパワー

Anker「A8383」

8つのポートをひとつに。高機能USB Type-Cハブ!

モバイルバッテリーで有名なAnkerが生み出した、8つものポートがひとつとなった高機能USB Type-Cハブの本品。

USB 3.1(Gen 2)対応で高速転送が可能である他、パススルー充電も可能、USBの他にはHDMIポートやLANポート、更にはmicroSD&SDカードスロットまで付いており、これさえあれば事足りるでしょう。
ポートが多い分ハブ本体が大きいため持ち運びに少々難がありますが、本品にはポーチも付いておりケーブルと共に収納することができます。

メーカー Anker
ポートの種類 USB-Aポート×2
USB-C充電ポート
データ転送用USB-C
HDMIポート(4K30Hz)
高速イーサネット(LAN)
microSD&SDカードスロット
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

トランセンドジャパン「TS-HUB5C」

USB 3.1(Gen 2)対応の高コスパUSB Type-Cハブ

先述でご紹介したAnkerの製品と比べ、HDMIポートとLANポートがこちらの製品は削られておりますが、価格が約半額程度に抑えられる他、軽量でコンパクトです。

USB 3.1(Gen 2)対応で高速転送が可能な事はもちろん、60Wパススルー充電も可能。
予算を抑えつつ機能面も満足できる高機能USB Type-Cハブです。

メーカー トランセンドジャパン
ポートの種類 microSD(UHS-I)
SDカード(UHS-II)
Type-C (USB 3.1 Gen 2)
Type-C (最大60W Power Delivery) ※充電専用
Type-A x2 (USB 3.1 Gen 1)
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

バッファロー「LUD-U3-CGCBK/N」

USB3.2(Gen1)対応の7-in-1

7つのポートを搭載しながら次世代のUSB 3.2(Gen 1)対応の高機能USB Type-Cハブ。USB 3.2(Gen 1)の転送速度は先述した通り20Gbpsで、これはUSB 3.1(Gen 2)の2倍の転送速度。LANポートもGiga対応で、快適なインターネット環境を得ることができます。
USB Power Delivery(パススルー充電)にも対応で、パソコンに給電を行いながら接続することもできます。

持ち運びをするにはケーブルの長さが少々ネックですが、群を抜いて機能性に優れておりますので忙しいビジネスマンにはマストな製品です。

メーカー バッファロー
ポートの種類 USB Type-C(給電用)
USB Type-C(通信用)
USB Type-A(通信用)
HDMIポート(4K)
Giga対応LANポート
MicroSD&SDカードスロット
USB規格 3.2(Gen 1)
ケーブルの長さ 約30cm
給電方式 バスパワー

Satechi「ST-CMBPM」

一体型で洗練されたデザイン。‎MacBook向けのUSB Type-Cハブ

「Satechi」より、コードレスな一体型のUSB Type-Cハブ。
カラー展開が先程ご紹介したSatechi「ST-SCMA2M」に比べシルバーとスペースグレイのみで、価格も少し高くなりますが、一体型のスマートなデザインに一目惚れするユーザーも多いでしょう。

USBポートの他、MicroSD&SDカードスロットとHDMIポートも搭載しており、パススルー充電も可能。デザイン性だけでない優秀な機能性も魅力。
コードレスで断線の心配もありませんので、長期的に使えるUSB Type-Cハブです。

メーカー Satechi
ポートの種類 MicroSD&SDカードスロット
HDMI(4K60Hz)
USB-A3.0 Thunderbolt
USB-Cデータ転送用ポート
USB規格 USB3.0
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

LENTION「CB-TP-C35H-1M-GRY-JP」

USB Type-Cハブでは珍しい、ロングケーブルが特徴

こちらのUSB Type-Cハブはケーブルが100cmと長いのが特徴で、デスクトップパソコンなど、デスクである程度位置が固定されているデバイスに使用するのに最適です。
こちらのUSB Type-Cハブを使えば、デスクトップパソコンの背面に接続してハブ自体は前面で使用するといったことが可能になります。

スペックはUSBの他にはHDMIポート、パススルー充電も可能です。
カラー展開もスペースグレイとシルバーの他かわいらしいローズゴールドもあり、デザイン性にもこだわりたい方にもおすすめです。

メーカー LENTION
ポートの種類 USB Type-C
USB3.0×4
HDMI(4K30Hz)
USB規格 USB3.0
ケーブルの長さ 約100cm/15cm
給電方式 バスパワー

Anker「A8392」

13-in-1!これひとつあればデスク上の不便さを一気に解決

USB Type-Cハブを足りないポート分買い足している状況を一気に解決してくれるUSB Type-Cドックをご紹介します。
ACアダプターが大きく、重量もあるため持ち運びには向いていません。
しかし、欠点を補う最大の特徴は、13個ものポートが用意されているところです。様々なデバイスをパソコンに接続したい場合でも、これひとつあれば十分でしょう。
加えて、USB 3.1(Gen2)対応で高速転送が可能なのも見逃せないポイントです。

ゲーミングPCにキーボードとマウス、それからコントローラーや左手デバイスも接続したい。Switchをモニターに接続したい……など、ヘビーゲーマーな方におすすめです。

メーカー Anker
ポートの種類 microSD&SDカードスロット
3.5mm オーディオジャック
USB-C 3.0 ポート(データ転送用)
USB-C ポート
USB-A 3.0 ポート(データ転送用)×3
HDMI 2.0 ポート (4K60Hz)×2
DP 1.4 ポート (ディスプレイポート)
イーサネットポート
USB-C ポート(接続用)
DC入力ポート (20V=6.5A)
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ 約0.92cm
給電方式 セルフパワー(電源アダプター)

エレコム「‎U3HC-A429BXBK」

2000円代。USBポートのみのシンプルで低価格なUSB Type-Cハブ

USB Type-Cハブの購入動機として一番に挙げられるのは、USBポートの増設。
他のポートは不要なので、とにかくUSBポートを増やしたい方におすすめなのがこちらの商品です。
USB3.1(Gen1)対応で性能面も充分、その上で2000円代で購入できるので高コスパなUSB Type-Cハブです。

メーカー エレコム
ポートの種類 USB-A×4
USB規格 USB3.1 Gen1
ケーブルの長さ 15cm/30cm
給電方式 バスパワー

Hyper「‎HP16177」

iPadに最適な一体型USB Type-Cハブ

ポート不足に陥りがちなiPad Proユーザー必見の製品。iPad Pro向けに作られており、一体感のあるデザインとカラー展開、使用頻度の高さからチョイスされたポートの数々は利便性に富んでいます。

厚さが約1cm程で表面が平たくなっており、iPad Proを平置きした時に浮く事なく扱えるのも使用感が良く、ユーザーのフラストレーションを軽減してくれます。

メーカー Hyper
ポートの種類 USB-A
HDMI(4K)
micro SD/SDカードスロット
3.5mmオーディオジャック
USB-Cポート
USB規格 USB3.1 Gen1
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

USB Type-Cハブ比較表

本記事で紹介したUSB Type-Cハブのスペック比較表は以下の通りです。

メーカー 商品名 ポートの種類 USB規格 ケーブルの長さ 給電方式
エレコム DST-C17SV/EC USB3.0ポート×3
HDMIポート
LANポート
USB 3.1 Gen 2 約0.18m バスパワー
Satechi ST-SCMA2M USB-C
MicroSD&SDカードスロットHDMI(4K 60Hz)
USB-A
USB 3.0 約12.5cm バスパワー
Anker A8383 USB-Aポート×2
USB-C充電ポート
データ転送用USB-C
HDMIポート(4K30Hz)
高速イーサネット
microSD&SDカードスロット
USB 3.1 Gen 2 バスパワー
トランセンドジャパン TS-HUB5C microSD(UHS-I)
SDカード(UHS-II)
Type-C (USB 3.1 Gen 2)
Type-C (最大60W Power Delivery) ※充電専用
Type-A x2 (USB 3.1 Gen 1)
USB 3.1 Gen 2 USB バスパワー
バッファロー LUD-U3-CGCBK/N USB Type-C(給電用)
USB Type-C(通信用)
USB Type-A(通信用)
HDMIポート(4K)
Giga対応LANポート
MicroSD&SDカードスロット
3.2(Gen 1) 約30cm バスパワー
Satechi ST-CMBPM MicroSD&SDカードスロット
HDMI(4K60Hz)
USB-A3.0 Thunderbolt
USB-Cデータ転送用ポート
USB3.0 バスパワー
LENTION CB-TP-C35H-1M-GRY-JP USB Type-C
USB3.0×4
HDMI(4K30Hz)
USB 3.0 約100cm バスパワー
Anker A8392 microSD&SDカードスロット
3.5mm オーディオジャック
USB-C 3.0 ポート(データ転送用)
USB-C ポート
USB-A 3.0 ポート(データ転送用)×3
HDMI 2.0 ポート (4K60Hz)×2
DP 1.4 ポート (ディスプレイポート)
イーサネットポート
USB-C ポート(接続用)
DC入力ポート (20V=6.5A)
USB 3.1 Gen 2 約0.92cm セルフパワー(電源アダプター)
エレコム U3HC-A429BXBK USB-A×4 USB3.1 Gen1 15cm/30cm バスパワー
Hyper HP16177 USB-A
HDMI(4K)
micro SD/SDカードスロット
3.5mmオーディオジャック
USB-Cポート
USB3.1 Gen1 バスパワー

USB Type-Cハブとは?

USB Type-Cハブとは、USB Type-C端子でパソコンやタブレットなどに接続し、複数のポートを使用できる機器です
多くはUSBポートの増設の為に使用されますが、Type-Cで可能になった超高速通信や映像出力、高い電力供給能力が活かされた、HDMIポートやLANポートが付いているUSB Type-Cハブもあります。

複数のデバイスをパソコンに繋ぎたいヘビーユーザーは勿論、ポート数の少ないノートパソコンやタブレット、更にはswitchなどの映像出力ドッグとして幅広く利用する事ができます。

MicroSD、SDのカードスロットが付いているものもあり、お使いのパソコンに接続することによって、車載カメラやデジタル一眼レフカメラのデータ整理にも役立てる事ができます。

USB Type-Cハブの選び方

USB Type-Cハブを選ぶにあたり、押さえるべきポイントを確認しましょう。ポイントは、
・ポートの種類
・転送速度
・ケーブルの長さ
・給電方式
と大きく4点に分けることができます。選定する際にどう確認すれば良いのかを解説していきます。

ポートの種類をチェック

USB Type-Cハブを購入するにあたり、まず押さえたいポイントはポートの種類
ポートの種類はUSB Type-Cハブによって大きく異なりますので、購入を検討しているUSB Type-Cハブにどのようなポートが付いているのかを見てみましょう。

またUSB Type-CハブはUSBポートの他、microSD&SDカードスロットやオーディオジャック、HDMIやLANといったポートが付いているものもあります。
「どうせならたくさん付いているものが良い」と考えがちですが、ポートが増えることで製品の価格も高くなりますし、コンパクトさにも欠けます。

どの機器にUSB Type-Cハブを接続したいのか、USB Type-Cハブを持ち運んで使用したいかなどの理由によって製品選びの方針も大きく変わります。ご自身の用途に応じて充分に比較と検討をしましょう。

USB規格によって転送速度は変わる

USBの規格は転送速度や給電量を見定める際に重要なポイントです
一般に流通している中で最も多く見かけるのはUSB3.0、次いでUSB3.1。そして現在最も性能の高い規格はUSB3.2です。

USB規格の比較表は以下の通り。

USB規格 転送速度 給電容量
USB3.0 5Gbps 4.5W
USB3.1(Gen1) 5Gbps 100W
USB3.1(Gen2) 10Gbps 100W
USB3.2 20Gbps 100W

USB3.0とUSB3.1(Gen1)は、転送速度は同程度の能力ですが、USBから給電できる量が大幅に異なります。USB3.1は、USB3.1(Gen1)とUSB3.1(Gen2)と2つに分かれていますが、Gen2の方が転送速度が2倍になっていることが比較表から分かります。そして、USB3.2の転送速度はUSB3.1(Gen2)の2倍。

ただしここで注意が必要な事が1点。パソコンのUSB挿し口とUSB Type-Cハブは規格が同じでなくても接続自体は可能ですが、規格は低い方が優先されることです。
仮に、USB Type-CハブがUSB3.2でもパソコンのUSB挿し口がUSB3.0であれば、発揮される能力はUSB3.0止まりとなってしまいます。

規格によって大きく能力が異なること、接続する機器同士の規格は低い方が優先されること、以上の2点の留意点を考慮しながら見定めてください。

ケーブルの長さはどのぐらい必要?

USB Type-Cハブに求められるケーブルの長さは、自宅で使う場合や持ち運びで使う場合などシーンによって変化するでしょう。
自宅で使う場合は長くとも気になりませんし機器同士の導線として使用するのであれば長い方が使い勝手は良いのですが、持ち運びをするには短い方がケーブルの絡まりを気にせず使用することができます。

また、ケーブルにありがちな悩みとして一番に挙げられるのは断線です。
本記事ではノートPCやタブレットに最適な、コードレスの一体型も紹介しておりますので是非ご参考になってください。

給電方式を比較

USB Type-Cハブの給電方式にはバスパワーとセルフパワーの2通りの方法があります。

バスパワーはパソコンなどUSB Type-Cハブを接続した機器から給電する方式で、他に給電する媒体を接続する必要がないことからコンパクトに扱うことができます。
一方セルフパワーは、ACアダプターなどから直接コンセントに接続して給電を行います。ハブ自体が大きくコンパクトさに欠けますが、電力に余裕がある分ポートの量が多い点が特徴です。

またバスパワーのUSB Type-Cハブの中には、パソコンやタブレットを充電しながら使用できないものもあります。
バスパワーのUSB Type-Cハブを選ぶ際、充電しながら使用したい場合はパススルー充電可能かどうかを確認しましょう

まとめ

形も色も似ていて一見性能差がわからないUSB Type-Cハブですが、知識を念頭に入れた上で製品スペックを見てみると奥深く、USB Type-Cハブによって様々な特徴があります。

ビジネスや旅行、趣味まで幅広いシーンで使用できるUSB Type-Cハブは一つは持っておきたい必需品
USB Type-Cハブを購入する際は是非、ポートの種類、転送速度、ケーブルの長さ、給電方式の4点を確認しながら比較検討することをおすすめします。