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【2025年】USB Type-Cハブのおすすめ10選 | 選び方も解説

昨年2022年秋、EU圏内ではスマートフォンやタブレットをはじめとし2026年春までにノートパソコンまで充電端末をType-Cに統一する法案が、日本国内でも話題となりました。

Type-Cを利用する明確な利点は、向きを気にせず接続できることです。ほかにも、超高速通信や映像出力、高い電力供給なども可能であり、ほかのUSB規格とは一線を画す存在といえます。

そんなUSB Type-Cハブを選ぶ際は、さまざまな悩みが存在します。

「USBポートが足りないから増やしたい」
「転送速度に影響は出ない?」
「よいものが欲しいけれどType-Cで何ができるの?」

本記事ではこのようにお悩みを抱えていらっしゃる方のUSB Type-Cハブ選びにお役立てできるよう、10つのUSB Type-Cハブをご紹介します

>>すぐにType-CのおすすめUSBハブをチェックしたい方はここをタップ
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おすすめのUSB Type-Cハブ一覧表

本記事で紹介している、おすすめのUSB Type-Cハブ一覧表です。

商品名 DST-C17SV/EC ST-SCMA2M A8383 TS-HUB5C LUD-U3-CGCBK/N ODK360 CB-TP-C35H-1M-GRY-JP A8392 U3HC-A429BXBK USB-3TCH37GM
メーカー エレコム Satechi Anker トランセンドジャパン バッファロー Acer LENTION Anker エレコム サンワサプライ
ポートの種類 USB3.0
HDMI
LAN
USB-C
MicroSD&SD
HDMI
USB-A
USB-A
USB-C
HDMIポート
高速イーサネット(
microSD&SD
microSD&SD
Type-C
Type-A
USB Type-C
USB Type-A
HDMI
Giga対応LAN
MicroSD&SD
SD&MicroSD
HDMI
USB-A
USB-C
USB-C
USB3.0
HDMI
microSD&SD
3.5mmジャック
USB-C
USB-A
HDMI
DP 1.4
イーサネット
DC入力
USB-A USB-A
HDMI
USB-C
USB規格 USB 3.1(Gen 1) USB 3.0 USB 3.1(Gen 2) USB 3.1(Gen 2) USB3.2(Gen1) USB3.0 USB3.0 USB 3.1(Gen 2) USB 3.1(Gen 1) USB3.2(Gen1)
ケーブルの長さ 約0.18m 約12.5cm 約30cm 約10cm 約100cm/15cm 約0.92cm 15cm/30cm 約10cm
給電方式 バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー バスパワー

USB Type-Cハブのおすすめ10選

この章では、USB Type-Cハブのおすすめ10選を紹介します。気になるものがあれば、ぜひ手にとってみてください。

エレコム DST-C17SV/EC

バスパワーでコンパクトでありながらアルミでできた本体は放熱性と耐ノイズ性に優れており、持ち運び用のUSB Type-Cハブとして手に入れたい一品。

性能はUSBはUSB3.1(Gen1)で3ポート搭載、更にLANポートやHDMIポートも付いているため、出張先や会議のプレゼンなどビジネスシーンに最適です。

メーカー エレコム
ポートの種類 USB3.0ポート×3
HDMIポート(4K)
LANポート
USB規格 USB3.1 Gen1
ケーブルの長さ 約0.18m
給電方式 バスパワー

Satechi ST-SCMA2M

Macユーザーであれば、押さえておきたいブランド「Satechi」のUSB Type-Cハブ。
スペースグレイのほか、シルバーとゴールドの三色展開であること、本体は丸み帯びた形とロゴがなく洗練された質感が魅力です。

パススルー充電が可能でUSBポートのほかにもMicroSD&SDカードスロットやHDMIポートが付いており、MacBookAirやiPadとカラーを合わせて揃えたいUSB Type-Cハブです。

メーカー Satechi
ポートの種類 USB-C
MicroSD&SDカードスロット
HDMI(4K 60Hz)
USB-A×2
USB規格 USB 3.0
ケーブルの長さ 約12.5cm
給電方式 バスパワー

Anker A8383

モバイルバッテリーで有名なAnkerが生み出した、8つものポートがひとつとなった高機能USB Type-Cハブの本品。

USB 3.1(Gen 2)対応で高速転送が可能であるほか、パススルー充電も可能、USBのほかにはHDMIポートやLANポート、更にはmicroSD&SDカードスロットまで付いており、これさえあれば事足ります。
ポートが多い分ハブ本体が大きいため持ち運びに少々難がありますが、本品にはポーチも付いておりケーブルと共に収納することができます。

メーカー Anker
ポートの種類 USB-Aポート×2
USB-C充電ポート
データ転送用USB-C
HDMIポート(4K30Hz)
高速イーサネット(LAN)
microSD&SDカードスロット
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

トランセンドジャパン TS-HUB5C

先述でご紹介したAnkerの製品と比べ、HDMIポートとLANポートがこちらの製品は削られておりますが、価格が約半額程度に抑えられるほか、軽量でコンパクトです。

USB 3.1(Gen 2)対応で高速転送が可能な事はもちろん、60Wパススルー充電も可能。
予算を抑えつつ機能面も満足できる高機能USB Type-Cハブです。

メーカー トランセンドジャパン
ポートの種類 microSD(UHS-I)
SDカード(UHS-II)
Type-C (USB 3.1 Gen 2)
Type-C (最大60W Power Delivery) ※充電専用
Type-A x2 (USB 3.1 Gen 1)
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ
給電方式 バスパワー

バッファロー LUD-U3-CGCBK/N

7つのポートを搭載しながら次世代のUSB 3.2(Gen 1)対応の高機能USB Type-Cハブ。USB 3.2(Gen 1)の転送速度は先述した通り20Gbpsで、これはUSB 3.1(Gen 2)の2倍の転送速度。LANポートもGiga対応で、快適なインターネット環境を得ることができます。
USB Power Delivery(パススルー充電)にも対応で、パソコンに給電を行いながら接続することもできます。

持ち運びをするにはケーブルの長さが少々ネックですが、群を抜いて機能性に優れておりますので忙しいビジネスマンにはマストな製品です。

メーカー バッファロー
ポートの種類 USB Type-C(給電用)
USB Type-C(通信用)
USB Type-A(通信用)
HDMIポート(4K)
Giga対応LANポート
MicroSD&SDカードスロット
USB規格 3.2(Gen 1)
ケーブルの長さ 約30cm
給電方式 バスパワー

Acer ‎ODK360

 

7-in-1のマルチポートUSBハブで、4K HDMIポート、100W USB-C PD充電ポート、5Gbps USB-Cデータポート、MicroSDカードスロット、SDカードスロットを備えています。

USB-Aポートは3.1規格となっており、5Gbpsの高速データ転送が可能。また、充電ポートでは最大100Wで接続している機器に充電が可能です。これにより、接続している機器に給電しながらハブを利用できます。

サイズもコンパクトで場所を問わず使いやすくなっています。

メーカー Acer
ポートの種類 SD&MicroSDカードスロット
HDMI(4K30Hz)
USB-A3.0
USB-C
USB-C PDポート
USB規格 USB3.0
ケーブルの長さ 約10cm
給電方式 バスパワー

LENTION CB-TP-C35H-1M-GRY-JP

LENTION CB-TP-C35H-1M-GRY-JPはケーブルが100cmと長いのが特徴で、デスクトップパソコンなど、デスクである程度位置が固定されているデバイスに使用するのに最適です。

こちらのUSB Type-Cハブを使えば、デスクトップパソコンの背面に接続してハブ自体は前面で使用するといったことが可能になります。

スペックはUSBのほかにはHDMIポート、パススルー充電も可能です。
カラー展開もスペースグレイとシルバーのほかに、かわいらしいローズゴールドもあり、デザイン性にもこだわりたい方にもおすすめです。

メーカー LENTION
ポートの種類 USB Type-C
USB3.0×4
HDMI(4K30Hz)
USB規格 USB3.0
ケーブルの長さ 約100cm/15cm
給電方式 バスパワー

Anker A8392

USB Type-Cハブを足りないポート分買い足している状況を一気に解決できるUSB Type-Cドックをご紹介します。
ACアダプターが大きく、重量もあるため持ち運びには向いていませんが、13個ものポートが用意されているのが魅力です

加えて、USB 3.1(Gen2)対応で高速転送が可能なのも見逃せないポイントです。

ゲーミングPCにキーボードとマウス、それからコントローラーや左手デバイスも接続したい。Switchをモニターに接続したい……など、ヘビーゲーマーな方におすすめです。

メーカー Anker
ポートの種類 microSD&SDカードスロット
3.5mm オーディオジャック
USB-C 3.0 ポート(データ転送用)
USB-C ポート
USB-A 3.0 ポート(データ転送用)×3
HDMI 2.0 ポート (4K60Hz)×2
DP 1.4 ポート (ディスプレイポート)
イーサネットポート
USB-C ポート(接続用)
DC入力ポート (20V=6.5A)
USB規格 USB 3.1 Gen 2
ケーブルの長さ 約0.92cm
給電方式 セルフパワー(電源アダプター)

エレコム U3HC-A429BXBK

USB Type-Cハブの購入動機として一番に挙げられるのは、USBポートの増設。
ほかのポートは不要なので、とにかくUSBポートを増やしたい方におすすめなのがこちらの商品です。

USB3.1(Gen1)対応で性能面も充分、その上で2000円代で購入できるので高コスパなUSB Type-Cハブです。

メーカー エレコム
ポートの種類 USB-A×4
USB規格 USB3.1 Gen1
ケーブルの長さ 15cm/30cm
給電方式 バスパワー

サンワサプライ USB-3TCH37GM

 

USB-Aポート、USB-Cポート、HDMIポートを備えたコンパクトなUSBハブです。

最大の特徴は2つあるUSB-Aポートのうち、一つがUSB3.2 Gen1ポートになっている点です。5Gbpsの高速転送が可能で、大容量のデータを扱う際に重宝します。また、もう一つのUSB-AポートはUSB3.2ポートからのノイズを受けにくい2.0ポートになっているため、安定した動作が見込めます。

USB Type-Cポートは60WのPDポートとしても使えるため、周辺機器の接続のほかに充電も可能になっています。

メーカー サンワサプライ
ポートの種類 USB-A
HDMI(4K30Hz)
USB-Cポート(60W PDポート)
USB規格 USB3.2 Gen1
ケーブルの長さ 約10cm
給電方式 バスパワー

USB Type-Cハブとは?

USB Type-Cハブとは、USB Type-C端子でパソコンやタブレットなどに接続し、複数のポートを使用できる機器です
多くはUSBポートの増設の為に使用されますが、Type-Cで可能になった超高速通信や映像出力、高い電力供給能力が活かされた、HDMIポートやLANポートが付いているUSB Type-Cハブもあります。

複数のデバイスをパソコンに繋ぎたいヘビーユーザーは勿論、ポート数の少ないノートパソコンやタブレット、更にはswitchなどの映像出力ドッグとして幅広く利用する事ができます。

MicroSD、SDのカードスロットが付いているものもあり、お使いのパソコンに接続することによって、車載カメラやデジタル一眼レフカメラのデータ整理にも役立てる事ができます。

USB Type-Cハブの選び方

USB Type-Cハブを選ぶにあたり、押さえるべきポイントを解説します。

USB Type-Cハブ選びで重要視するべきポイントがわかりますので、どう選べばいいのかわからないという方はぜひ参考にしてみてください。

ポートの種類と数を確認する

接続したい機器に応じて、使いたいポートとポートの数をしっかりと確認してから選びましょう。

ポートの種類が違ったり、ポートの数が足りなかったりすると、使いたくても使えない状況になってしまうためです。

ポートの確認の仕方は簡単で、接続したい機器のコネクターを確認するだけです。コネクターがUSB-AならUSB-Aポートが備わっているUSBハブ、USB-CならUSB-Cポートが備わっているUSBハブを選べば問題ありません。

また、接続したい機器の数と同数のポートしかないUSB Type-Cハブより、少しポート数に余裕があるUSB Type-Cハブを選ぶと、接続したい機器が増えた場合に買い替えなくて済むのでおすすめです。

転送速度で選ぶ

大容量のデータを扱いたい場合は、転送速度を重視して選びましょう。

USBは規格によって転送速度が大きく変化するため、性能の低いものを選ぶとストレスになってしまいます。

一般に流通しているなかで最も多く見かけるのはUSB3.0、次いでUSB3.1。そして現在最も性能の高い規格はUSB3.2で、最大20Gbpsの転送速度になっています。

ただ、USBは下位互換で機能するため、規格が合っていない場合は低いほうの規格に合わせて動作します。そのため、ポート側がUSB3.2で高性能でも、接続している機器がUSB3.2規格に対応していなければ意味がありませんので注意が必要です。

USB規格が合っているものがベストですが、基本的にUSB3.0対応のUSB Type-Cハブを選ぶようにしましょう。

ケーブルの長さで選ぶ

用途によって、USB Type-Cハブのケーブルの長さにも注目して選びましょう。

デスクトップのPCで使いたい場合とノートPCで使いたい場合で、必要なケーブルの長さが異なるためです。

床に設置したデスクトップPCでは最低でもデスクまで届くだけのケーブルの長さが必要になり、ノートPCではそこまでのケーブルの長さは必要なく、10cm程度でも十分快適に使えます。

必要なケーブルの長さを確認し、快適に使えるケーブルの長さのUSB Type-cハブを選びましょう。

USB Type-Cハブに関するよくある質問


USB Type-Cハブに関するよくある質問を解説します。

USB Type-Cハブを選ぶ前に不安な点がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

USBハブを使用すると機器に不具合が出るのは本当?

基本的には不具合はおきませんが、まれに機器が正常に動作しない場合があります

特にゲーミングデバイスなどの、専用ドライバーやソフトウェアを介する機器は動作が不安定になる可能性が高くなります。また、大量の電力を必要とする機器は電力の供給が足りずに動作しない場合があります。

接続したい機器が動作するかしないかは断言できませんので、不安であれば口コミやレビューを参考にしたり、店舗なら店員の方に確認しましょう。

ダイソーなどで売っている安いハブとメーカー製のハブの違いは?

ダイソーなどで売っている安いハブとメーカー製のハブの大きな違いは、USB3.0以上のポート数とポートの種類です。

ダイソーで売っているUSB Type-Cハブを例にすると、総USBポート数は4つで、すべてUSB-Aポートとなっています。そのうち3つのポートがUSB2.0で、USB3.0ポートは一つのみとなっています。

対してメーカー製のUSB Type-Cハブは、基本的にUSB3.0以上でHDMIやSDカードスロットなどがあります。

USBハブとしての機能だけを求めるのであればダイソーなどで売っている安いUSB Type-Cハブで問題ありませんが、転送速度にこだわる方や多用途に使いたい方はメーカー製のものがおすすめです。

まとめ

形も色も似ていて一見性能差がわからないUSB Type-Cハブですが、知識を念頭に入れた上で製品スペックを見てみると奥深く、USB Type-Cハブによってさまざまな特徴があります。

ビジネスや旅行、趣味まで幅広いシーンで使用できるUSB Type-Cハブは一つは持っておきたい必需品
USB Type-Cハブを購入する際は、ポートの種類、転送速度、ケーブルの長さ、給電方式の4点を確認しながら比較検討することをおすすめします。