CPUは、パソコンを構成するパーツのなかでも重要なもので、人間に例えると「脳」に該当します。
高性能なCPUを使用すれば「重量級タイトルの高画質プレイ」や本格的なクリエイティブ作業、プレイ動画のリアルタイム配信などが可能です。
ゲーミングPCに限らず、パソコンを選ぶ時は搭載CPUの選択が重要で、CPUの性能ひとつでマシン全体のスペックにかかわります。
CPUには、コア数やスレッド数など性能をチェックするためのポイントがいくつもあるので、本記事では「CPUの選び方」と「おすすめのCPU」を紹介していきます。
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【2024最新】ゲームにおすすめなCPU5選
CPUはゲームやクリエイティブ作業を快適に行うために重要なパーツです。
こちらでは、ゲーミングやクリエイティブ作業に最適なおすすめCPUを紹介します。ゲーミングPCが欲しい方・自作を検討している方は、ぜひご参考ください。
Intel Core i7-14700K
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- 前世代よりもコア数とスレッド数がアップしている
- オーバークロックに対応している
- ゲーミングだけでなくさまざまな用途に最適
- 負荷をかける場合は水冷が必須
最新世代の高性能CPUで、動画編集、3Dレンダリング、エンコードといった高負荷のタスクに最適であり、その性能は多くのユーザーに支持されています。
こちらのCPUは、20コアと28スレッドを搭載しており、最大5.6GHzのブースト速度で、さまざまな用途に最適です。
さらに、DDR5-5600のメモリサポートと33MBのキャッシュ容量が高速なデータ処理を保証しています。
また、i7-14700Kはオーバークロックに対応しているため、技術に精通したユーザーはさらに性能を最大限に引き出すことが可能です。
CPUの型番にKが付くモデルは発熱の問題が付きまといますが、Core i7-13700KFに比べると熱を発しにくくなっています。
Intel Core i7-13700K
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- スペックが従来のCore i9 12900K並み
- 多くのゲームで高画質、高フレームレートが可能
- ゲーミング時と100%負荷時の消費電力と温度が改善している
- ブーストクロックの改善により、消費電力が増加している
Core i7-13700Kは、最新の13世代のCPUです。
コア数とスレッド数が前世代よりも増えており、単純な性能が高くなっています。Core i7シリーズですが、Core i9-12900Kを上回る処理性能を持つのが魅力です。具体的には、約10%処理性能が高くなっています。
競合モデルはRyzen 7 7700Xで、これよりも処理性能は大幅に上です。ゲーム性能のみに絞ると、比較にならないほどの差があります。
単純なゲームプレイだけでなく、動画編集やエンコード、ゲーム・3D CADなど幅広い用途に使えるのが魅力です。ゲームを快適にプレイしたい方や、ゲーム以外にも高負荷な作業を行う方におすすめのCPUだと言えます。
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Intel Core i5-14400F
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- フルHD解像度で十分に遊べる性能
- コスパが非常に優れている
- ミドルクラスCPUで10コア16スレッドを備えている
- Fモデルには内蔵GPUがない
Core i5-14400Fは、最新の第14世代のCore i5の内蔵GPU非搭載モデルです。最新世代採用PCは価格が高くなりがちですが、内蔵GPU非搭載の高コスパモデルなので比較的安価に抑えられるのが魅力。
こちらのCPUは、前世代のCore i5-13400Fと比較して、わずかながらに性能向上が見られますが、大きな変更点はありません。
しかし、最新のゲームや多くのアプリケーションでは、この微小な改善がクリティカルな差となることもあります。
マルチコア性能と高いクロック速度により、ゲームプレイや日常的なマルチタスク処理において、快適な使用感があるため、最新のGPUと相性が非常によいです。
総じて、遊べるゲームの幅が広いため、エントリー向けのゲーミングPC用CPUとしては非常に向いています。
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AMD Ryzen 7 7700X
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- 定格クロックは4.5 GHz、最大クロックは5.4 GHz
- ゲームプレイをメインに考えているユーザーに人気
- プロセスの微細化で消費電力が効率的
- クロック周波数の引き上げに伴い、消費電力が高くなっている
Ryzen 7 7700Xは、コア数・スレッド数の割にクロック周波数が高いのが特徴です。マルチスレッド性能が高いだけでなく、処理が早いため動画のエンコードや配信などが得意。ゲーム性能だけならCore i7のほうが上ですが、ゲームと作業の両方で使えるPCが欲しい場合には非常におすすめです。
前モデルはRyzen 7 5800Xになりますが、前モデルと比べると洗練された印象があります。前モデルより定格クロックが19%高くなり、最大クロックも15%向上。Ryzen 7000シリーズはクロック周波数が高いことが特徴ですが、なかでも価格・コア数・スレッド数と周波数の高さのバランスがトップクラスでよいのが本モデルです。
2023年5月現時点で、AMD社のCPUをゲーム用として使う場合は、Ryzen 7 7700Xが最もおすすめ。
AMD Ryzen 7 5800X3D
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- L3キャッシュ容量が32MBから96MBに増加
- ゲーミング性能が非常に優秀
- コスパに優れている
- ゲーム以外の用途では性能がイマイチ
AMDのRyzen 7 5800X3Dは、高性能なデスクトップPC向けのCPUで、特にゲームやクリエイティブな作業に最適です。
本モデルは、3.4GHzの基本クロック速度と4.5GHzのTurboCoreクロックを持ち、8コアと16スレッドで構成されています。
これにより、複数のアプリケーションを同時にスムーズに動作可能です。
注目すべきは、AMDの革新的な3D V-CACHEテクノロジーの搭載です。
これにより、CPUのキャッシュ容量が大幅に増加し、ゲームや高度な計算処理において高いパフォーマンスを発揮します。
また、AM4マザーボードに対応しており、既存のシステムにも容易に組み込むことが可能です。
AMD Ryzen CPUでゲームを快適にプレイしたい人に向いているCPUといえます。
【2024最新】配信者・クリエイターにおすすめなCPU5選
ここまで、ゲームにおすすめなCPUを7つ紹介してきました。それぞれ特徴があるものの、どれも高性能でおすすめのCPUです。ここからは、配信者やクリエイターにおすすめな高性能CPUに絞り、5つ紹介していきます。
Intel Core i9-14900K
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- クロック周波数が強化されている
- 高負荷のタスクをこなせる性能
- すべてのベンチマークスコアで上位
- 前世代と大きな変化はない
IntelのCore i9-14900Kは、クリエイティブ作業や配信者に向いている最新のCPUです。
こちらのCPUはIntelの第14世代のRaptor Lake Refreshラインの一部で、トータルで24コアと32スレッドを持ちます。
主な強化点はクロック周波数で、Pコアが最大6.0GHz、Eコアが最大4.4GHzです。
しかし、この世代は主に前世代のリフレッシュに過ぎず、大幅なアーキテクチャの変更は見られません。
また、前世代のi9-13900Kと比較しても性能向上はわずかですが、動画編集や3Dレンダリングなどの高負荷タスクにおいては真価を発揮します。
特にマルチスレッドアプリケーションでの優れた性能は、クリエイターや配信者にとっては大きなメリットです。
Intel Core i9-13900K
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- 第13世代の最上位モデル
- 最大ブーストクロックが5.8 GHzに達している
- ゲームプレイ時の性能が非常に高い
- 高性能なだけに消費電力が高い
Core i9-13900Kは、最新の第13世代CPUの最高性能モデルです。前モデルは16コア・24スレッドでしたが、24コア・32スレッドになったのが最大の特徴。2023年2月現時点で、これほどのコア数とスレッド数を誇るCPUは、ほかにありません。
ゲーム性能に関しても、現状最高性能です。単純にコア数が多いため、ゲームなどのシングルタスクに非常に強くなっています。そのうえ32スレッドもあり、マルチタスク性能も最高級です。ゲーム配信をするには、最適なCPUだと言えます。
さらに、GPUとの組み合わせにもよりますが、3DCG制作などプロのクリエイター向けでも最高性能です。
価格は高くなりますが、配信・作業向けに最高性能のCPUを欲している方にはおすすめ。
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AMD Ryzen 9 7950X
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- Zen4世代の最上位モデル
- 高い電力効率と高クロック耐性
- 内蔵GPUが優秀
- Socket AM5に更新しているため、Socket AM4との互換性がない
Ryzen 9 7950Xは、Ryzen 7000シリーズの最高性能モデルです。特徴的なのは、Ryzenシリーズ特有のマルチスレッド性能の高さ。CPUの全コアが稼働した際の処理性能は、Core i9-12900Kを約35%も上回ります。
シングルスレッド性能だけなら、Core i9-12900Kとの差はありません。
つまり、Core i9-12900Kと同等のゲーム性能とそれを上回るマルチタスクの処理性能を誇るということです。
ただ、Ryzen 9 7950Xは、Core i9-12900Kよりも入手性は低め。搭載PCの選択肢が少ないです。価格もCore i9-12900Kよりも高いため、コスパではCore i9-12900Kに負けます。
若干高くてもいいから、Core i9-12900K以上の性能のCPUが欲しい方で、Core i9-13900Kよりも安価なほうがよい方にはおすすめです。
AMD Ryzen 9 7900X
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- Zen4の12コア24スレッドのハイエンドモデル
- 内蔵GPUが優れており軽いゲームなら対応できる
- 効率的な消費電力
- 高性能CPUのカテゴリーでは価格が高め
Ryzen 9 7900Xは、前述の7950Xの廉価モデルです。
前モデルはRyzen 9 5900Xになります。前モデルと比べれば、わかりやすく進化しているのが特徴です。性能面が強化されており、Core i9-12900Kを上回るマルチスレッド性能を誇っております。
ゲームメインの場合、Core i9-12900Kなどと比べて正直なところコスパが悪いです。もちろんゲームに十分使える性能がありますが、その場合は本モデルの持つマルチスレッド性能が活かせません。シングルスレッド性能のみならCore i9のほうが高いので、ゲームをメインとする場合は本モデルを選ぶ意味はないと言えます。
ただし、配信やクリエイティブな作業をメインにしたい場合は、本モデルは非常にコスパが高いです。マルチスレッド性能が高く、ゲーム配信や動画のエンコードなどで真価を発揮します。
AMD Ryzen 9 5900X
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- Zen3アーキテクチャを採用で12コア24スレッド
- 動画編集などマルチコアを活かせる用途にも強い
- ゲーミング性能が高い
- 最新のIntel Coreに比べるとイマイチ
Ryzen 9 5900Xは、最大クロック周波数が高いのが特徴のCPUです。基本クロック周波数は3.7GHzと抑え気味で、最大クロック周波数が4.8GHzと高めに作られています。ブーストなしで使うときは省電力で十分な処理速度を維持し、ブースト時には非常に高速な処理を行うのが魅力です。
ブーストの必要がない方には、ほかのCPUのほうがおすすめですが、負荷の高い処理でも高速にして使いたい方にはおすすめします。
基本クロックが控えめなこと、前世代であることから性能に比べて価格が低いです。ブーストを前提とするのなら、非常にコスパの高いCPUだと言えます。
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ボトルネックが心配な人向けGPU別のおすすめCPU
PCの性能を最大限に引き出すためには、CPUとGPUのバランスが重要です。
とくにゲームや高度なグラフィック処理を行う際、不釣り合いな組み合わせは「ボトルネック」となり、システムのポテンシャルを制限してしまいます。
人気の高いGeForce RTX 4060とRTX 4070 Tiに最適なCPUを紹介しますので、参考にしてください。
GeForce RTX 4060におすすめのCPU
GeForce RTX 4060は、ミドルレンジのグラボとして注目を集めています。
最新のゲームや3Dアプリケーションを快適に動かすための十分な性能を持っていますが、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには適切なCPUの選択が不可欠です。
こちらでは、RTX 4060との相性がよく、コスパにも優れたCPUを2つ紹介します。
Intel Core i5-13600K
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- Core i7-12700Kよりも高い処理性能
- ゲームプレイ時の性能が非常に高い
- L2/L3キャッシュ容量増量によりゲーム適性が向上している
- i5-12600Kより消費電力が上がっている
Intelのゲーム性能が優秀なCore i5のCPUです。
本モデルは、3.5GHzの基本クロック速度を持ち、LGA 1700ソケットに対応しています。
さらに、14コアの構成で、高速なマルチタスキングと非常に効率的です。
GeForce RTX 4060と非常にバランスもとれており、Apex LegendsやフォートナイトなどのゲームをフルHD以上で楽しめます。
注目すべきは、高いカスタマイズ性です。
RPL-S Corei5-13600Kは、7xxチップセットに対応し、ユーザーが自分のニーズに合わせてシステムを構築できる柔軟性を持っています。
また、181WのTDPを持ち、効率的な電力消費になっています。
AMD Ryzen 5 5600G
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- 6コア12スレッドで高いマルチタスク処理能力
- Zen3によるIPCの改善でゲーム性能が高い
- 7nmプロセスの採用による高い電力効率
- 内蔵GPUがない
AMDのTDPが低く、電力消費が安定しているCPUです。
こちらのCPUは、3.9GHzの基本クロック速度と最大4.4GHzのブーストクロックを持ち、6コアと12スレッドで構成されています。
GeForce RTX 4060と比べると少し性能は劣りますが、GPU依存の高い原神やApex Legendsにおすすめです。
注目すべきは、Zen 3アーキテクチャです。
これにより、シングルコア性能、エネルギー効率、レイテンシーの低減をしており、世界最高のゲームプロセッサーの中核を形成しています。
TDPが低いため、CPUクーラーの予算が抑えられるというのもうれしいポイントです。
GeForce RTX 4070 TiにおすすめのCPU
GeForce RTX 4070 Tiは、高性能なグラボであり、高解像度やVRゲーム、プロフェッショナルなビデオ編集などの要求の高いタスクに適しています。
このような高度な処理をスムーズに行うためには、強力なCPUが必要不可欠です。
こちらでは、RTX 4070 Tiとの組み合わせで最高のパフォーマンスを発揮する、高性能かつ効率的なCPUを2つピックアップしました。
Intel Core i9-13900KF
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- 通常利用時の最大周波数は3GHzで、ブースト時の最大周波数は5.8GHz
- ゲームプレイ時の性能が非常に高い
- 二次キャッシュが32MB、三次キャッシュが36MBと大容量
- TDPが125Wと高く、消費電力が増加している
Intelの非常に高性能なCPUです。
本モデルは、24コアと32スレッドを備え、Raptor Lake Sアーキテクチャに基づいています。
3.00 GHzの基本クロック速度と最大5.80 GHzの速度を提供し、高速なマルチタスキングと効率的なパフォーマンスとなっています。
注目すべきは、ベンチマーク結果です。
Geekbench 5のシングルコアベンチマークとマルチコアベンチマークでは高いポイントを獲得しています。
これは、CPUの高い計算能力と優れた全体的なパフォーマンスを示しています。
GeForce RTX 4070 Tiの性能が非常に高いため、高性能なCPUがおすすめです。
AMD Ryzen 9 7900X3D
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- 12コア24スレッドを備え、ベースのRyzen 9 7900Xと同等
- ゲーム性能だけでなく、マルチコア性能も優秀
- 最新のチップセットドライバーによる省電力性
- 上位モデルと下位モデルが優秀で中途半端
AMDのコスパと省電力が優れているCPUです。
本モデルは、12コア24スレッドを備え、Zen 4アーキテクチャに基づいています。
4.4 GHzの基本クロック速度と最大5.6 GHzです。
これにより、高速なマルチタスキングと効率的なパフォーマンスが可能になっており、GeForce RTX 4070 Tiとの相性がよくなっています。
注目すべきは、3D V-Cache技術です。
L3キャッシュ容量は128MBとなり、これによりゲーム性能が大幅に向上します。
また、省電力性にも長けており、TDPは120Wです。
Ryzen 9 7900X3Dは、ゲーム性能に特化していますが、マルチコア性能はそれほど伸びないという特徴があります。
CPUとは?基礎知識を解説!
まずは、CPUの基礎知識についてそれぞれ簡単にかつ詳しく解説していきます。これを知らなければ、自分の用途に合うCPUは選べません。
CPUの選び方がわからない方、PC初心者の方はぜひご参考ください。
そもそもCPUとは?
CPUは、Central Processing Unit(中央演算処理装置)のことです。簡単に言えば、PCの頭脳に該当します。
主な役割は、計算・情報の処理やほかの各パーツの管理です。人間の身体が脳からの指令で動くように、PCもまたCPUからの指令で動きます。
たとえば「モニターに表示せよ」や「このデータを保存せよ」などといった外部からの指令を全て受けて処理しているパーツがCPUです。
PCを購入する時・自作PCを組む時は、はじめにCPUを決めておきましょう。
コア数
コアというのは、CPU内部の演算回路のことです。
コア(演算回路)が多いほど多くの作業を同時に処理できるので、作業スピードが速くなります。
ゲーミングPCに多いのは「6コア」「8コア」「12コア」の3種類で、コアが多いほど性能は高くなりますが、その分価格も高額です。
ゲーミングやクリエイティブなど負荷の高い作業がメインならコア数の多いCPUが最適ですが、軽作業のみならコア数が少ないCPUのほうがコスパはよくなります。
用途に合ったコア数のCPUを選びましょう。
スレッド数
スレッドというのは、同時に処理できる最大数を示す数値のことです。
PCは基本的に「コアの数」だけ同時作業が可能で、8コア16スレッドの場合は8つまで並列処理が可能になります。
負荷が軽い処理を行う場合は「スレッド数」が最大処理数になるので、「最大16個」の並列処理が可能です。
つまり、コア数とスレッド数が多いCPUほど同時に処理できる数が増え、スピードも速くなります。CPUの性能を確認する際は、必ずコア数とスレッド数をチェックしましょう。
クロック周波数
クロック周波数は、CPUが「1秒間にデータを処理する速度」を示す数値で、単位はGHzです。
クロック周波数の値が大きいほど処理速度は速くなります。ハイエンドモデルには「ブースト機能」を搭載したモデルもあり、負荷の大きさに応じてクロック周波数の変更が可能です。
ただし、常にブースト状態だとCPUに余計な負荷がかかり、寿命が縮まるので注意しましょう。低負荷時はクロックを落として節電しつつ、高負荷の時はブーストして素早く行うというやり方が「永く使っていく」方法のひとつになります。
キャッシュ容量
キャッシュとはCPUに内蔵されているメモリのことで、モデルによっては「2次キャッシュまで」「3次キャッシュまで」のCPUがあります。簡単に言うと「CPUとメインメモリの間にあるデータの一時保管場所」のことです。
CPUはメインメモリからデータを受け取りながら処理をおこないますが、メインメモリとのやり取りは時間がかかるので、頻繁に扱うデータはキャッシュに蓄えるようにして処理の高速化を図ります。
例として、よく使う物は机の上より自分の服のポケットに入れたほうが取り出しやすいとイメージすれば理解しやすいです。
開発世代とは
CPUには「開発世代」というものがあり、ネット上でよく「第10世代」や「第13世代」と呼ばれている名称のことです。
基本的には数字が大きいほど世代が新しく、性能も高くなります。
例として、第11世代のCore i7と第12世代のCore i5では、後者のほうが高性能です。第12世代のCore i9と13世代のCore i7は、同等の性能を持ちます。
同じコア数の場合、世代が新しいほうが搭載PCの価格も高くなりやすいです。
性能重視なら新しい世代のモデルを選択、コスパ重視ならひとつ前の世代を選択しましょう。
末尾のアルファベットの意味
CPU末尾のアルファベットは、CPUの付加機能や性能を表わしています。
Intel Core 末尾 | 性能 |
---|---|
無印 | 当該モデルの基本性能 |
F | 内蔵GPU非搭載の高コスパモデル。価格を抑えたマシン向け |
K | オーバークロック対応の高性能モデル。高性能ゲーミングPC・クリエイター向けPC用 |
KF | KとF両方を併せ持つモデル |
H | 高性能ノートPCモデル |
AMD社の「Ryzenシリーズ」の場合は、以下の通りです。
AMD Ryzen 末尾 | 性能 |
---|---|
無印 | 標準的な消費電力 |
X | 性能重視。ハイエンドモデル向け |
X3D | デスクトップ向けに3D V-Cacheを搭載するモデル |
G | GPU内蔵モデル |
T | 省電力モデル |
S | 省電力&GPU内蔵モデル |
U | 標準的なノートPC向けモデル |
H | 高性能ノートPC向けモデル |
CPU購入時に末尾のアルファベットをチェックしておけば、どのような指向のモデルなのかを理解でき、よりCPUを選びやすくなります。
CPUの選び方を徹底解説!
CPUについての基礎知識を得ただけでも、ある程度は自分でCPUを選べるようになります。
ただ、より自分の好みや用途に合うCPUを選ぶためには、「選び方」を知ることも大切です。ここからは、CPUの選び方について解説していきます。
メーカーで選ぶ
CPUメーカーは、Intel社のCore iシリーズとAMD社のRyzenシリーズがあり、世界シェアの大部分を占めているので、基本的にはこの2社から選ぶ形です。
以下の表にモデル名称・特徴などを簡単にまとめてみました。
intel | AMD | |
---|---|---|
モデル名称 | Core i3/5/7/9 | Ryzen 3/5/7/9 |
特徴 | コア単体の性能が高い。 ゲーミングPC向け。 |
マルチスレッド性能が高い。 動画エンコードや配信・制作に強い。 |
価格 | 比較的高め | 低価格なモデルが多い |
特徴として上の表を記載していますが、intel製CPUでも動画エンコードなどのクリエイティブ作業は可能です。AMD社のCPUでもゲームはできるので、基本的にどちらを選んでも間違いではありません。
intel製CPUとAMD製CPUは互換性がないので、マザーボードのソケット形状や対応CPUには注意してください。
用途で選ぶ
CPUは、用途で選ぶのがわかりやすいです。ゲームを遊びたい場合でも、最新の3Dゲームなのか2Dゲームなのかによって選ぶべきCPUが変わります。今回は、そんな用途別のCPUの選び方について解説していくので、ぜひご参考ください。
最新ゲームで遊びたい
最新の3Dゲームで遊びたい場合、intel製なら少なくとも「Core i5/6コア」以上が必須です。
しかし、近年の要求スペックは高くなる傾向にあるので、余裕をみて「Core i7」を基準にしておきましょう。
最新3Dゲームの要求スペックを上回るグラボと「Core i5」の組み合わせでは、CPU性能が足枷になりうまく動作しない可能性があります。
そのため、予算が許すならCore i7以上がおすすめです。
レトロゲーム・2Dゲームで遊びたい
レトロゲームや2Dゲームで遊びたい場合は、Core i5以上が必須です。
現在、多くのスーパーファミコン時代の名作がSteamで配信されていますが、大半はCore i3でもプレイが可能。特にレトロゲームは「要求スペック」が低く、一般向けPCでもプレイできます。
DS移植版がベースの「クロノトリガー」も、要求スペックはCore i3以上です。
2Dゲームの場合は、作中に「特殊な演出」を使用している作品が増えており、要求スペックは高くなっています。「オクトパストラベラー」のようなHD2Dのゲームは、旧世代のCPUでは満足にプレイできません。
快適なプレイ環境を揃えたいなら「Core i5」以上がおすすめです。
編集作業・配信などをやりたい
編集作業や配信などをやりたい場合は、マルチスレッド性能が高いCPUを選択しましょう。おすすめは、IntelならCore i9、AMDならRyzen 9です。
これらのCPUであれば、動画編集作業や配信などにも使えます。Core i9はIntel Core iシリーズのなかでもトップクラスの性能を誇るので、重量級タイトルをプレイしながらの配信も可能です。
Ryzen 7の場合、重量級タイトルのリアルタイム配信には少し弱いので、可能であればRyzen 9をおすすめします。
インターネット・動画鑑賞をしたい
ネットサーフィンや動画鑑賞などの一般的な用途の場合は、Core i3またはCore i5がおすすめです。
インターネットの閲覧をしながら動画を見る…などの用途では、Core i3では動作が不安定になる恐れがあります。インターネットブラウザのタブを複数同時に開くなどの用途では、最悪フリーズする可能性も否定できません。
動画鑑賞時に、PCでほかのことをしないなら、Core i3で問題ありません。
閲覧・視聴スタイルに合わせて選びましょう。
GPUとの組み合わせで選ぶ
CPU選びは、GPUとの組み合わせを考慮しましょう。
高性能GPUと旧世代CPUの組み合わせでは、CPUが足枷になりGPU性能が制限されます。これは、ボトルネックという現象です。
全てのパーツはCPUの管理下にあるため、CPUが弱いとパーツ本来の性能が制限されてしまい、このような現象が起こります。会社に例えると「社員の能力が優秀でも、トップがダメだと成果が出せない」と同じです。
BTOメーカーからの既製品を購入する場合は、気にする必要はありません。最初からボトルネックが起きない構成になっており、カスタマイズができる場合も同様に対策されているからです。
遊びたいゲームや用途に合致したGPUを選択し、相性のよいCPUを選びましょう。
コスパで選ぶ
迷った時は、コスパで選ぶのもアリです。
「Core i7が欲しいけど予算の都合が合わない」という場合は、コスパを比較するとある程度製品を絞れます。
- Core i7の末尾「F」を選ぶ
- Ryzen 7を選ぶ
Core i7と同等のCPUで、コスパが高い選択肢はこの二つです。末尾FのCPUは基本性能は同じで、内蔵GPUが搭載されていないモデル。別途GPUを搭載させるなら、内蔵GPU非搭載のF付きモデルがおすすめです。
Ryzen 7の場合「マルチタスク」に強いのが特徴ですが、Core i7よりゲーム性能が低いのが難点。クリエイティブ用途なら、末尾FのCore i7を選ぶより安価なのでおすすめです。
メーカー別CPU性能比較表
ドスパラのCPU性能比較表を基に、メーカー別のCPU比較表を作成しました。
CPUの総合力が数値化されていて比較しやすくなっていますので、CPU選びの指標にしてみてください。
また、この項目は非常に長くなっています。
>>すぐにCPUのおすすめをチェックしたい方はここをタップしてください。
【Intel】CPU性能比較表
CPU型番 | コア数 (スレッド数) |
定格クロック (消費電力目安) |
性能目安スコア |
---|---|---|---|
Core i9-14900K | 24 (32) |
3.20GHz (125W) |
12292 |
Core i9-14900KF | 24 (32) |
3.20GHz (150W) |
12292 |
Core i9-13900KS | 24 (32) |
3.20GHz (150W) |
12375 |
Core i9-13900K | 24 (32) |
3.00GHz (125W) |
12005 |
Core i9-13900KF | 24 (32) |
3.00GHz (125W) |
12005 |
Core i9-13900 | 24 (32) |
2.00GHz (65W) |
9881 |
Core i9-13900F | 24 (32) |
2.00GHz (65W) |
9881 |
Core i9-12900KS | 16 (24) |
3.40GHz (150W) |
8925 |
Core i9-12900K | 16 (24) |
3.20GHz (125W) |
7925 |
Core i9-12900KF | 16 (24) |
3.20GHz (125W) |
7925 |
Core i9-12900 | 16 (24) |
2.40GHz (65W) |
7209 |
Core i9-12900F | 16 (24) |
2.40GHz (65W) |
7209 |
Core i9-11900K | 8 (16) |
3.50GHz (125W) |
5150 |
Core i9-11900KF | 8 (16) |
3.50GHz (125W) |
4960 |
Core i9-11900 | 8 (16) |
2.50GHz (65W) |
4560 |
Core i9-11900F | 8 (16) |
2.50GHz (65W) |
4740 |
Core i7-14700K | 20 (28) |
3.40GHz (125W) |
10645 |
Core i7-14700KF | 20 (28) |
3.40GHz (125W) |
10645 |
Core i7-13700K | 16 (24) |
3.40GHz (125W) |
9417 |
Core i7-13700KF | 16 (24) |
3.40GHz (125W) |
9393 |
Core i7-13700 | 16 (24) |
2.10GHz (65W) |
8132 |
Core i7-13700F | 16 (24) |
2.10GHz (65W) |
7958 |
Core i7-12700K | 12 (20) |
3.60GHz (125W) |
6476 |
Core i7-12700KF | 12 (20) |
3.60GHz (125W) |
6476 |
Core i7-12700 | 12 (20) |
2.10GHz (65W) |
6344 |
Core i7-12700F | 12 (20) |
2.10GHz (65W) |
6230 |
Core i7-11700K | 8 (16) |
3.60GHz (125W) |
5050 |
Core i7-11700KF | 8 (16) |
3.60GHz (125W) |
4780 |
Core i7-11700 | 8 (16) |
2.50GHz (65W) |
4200 |
Core i7-11700F | 8 (16) |
2.50GHz (65W) |
4200 |
Core i5-14600K | 14 (20) |
3.50GHz (125W) |
7906 |
Core i5-14600KF | 14 (20) |
3.50GHz (125W) |
7784 |
Core i5-13600K | 14 (20) |
3.50GHz (125W) |
7689 |
Core i5-13600KF | 14 (20) |
3.50GHz (125W) |
7636 |
Core i5-13400 | 10 (16) |
2.50GHz (65W) |
5295 |
Core i5-13400F | 10 (16) |
2.50GHz (65W) |
5117 |
Core i5-12600K | 10 (16) |
3.70GHz (125W) |
5336 |
Core i5-12600KF | 10 (16) |
3.70GHz (125W) |
5336 |
Core i5-12600 | 6 (12) |
3.30GHz (65W) |
4216 |
Core i5-12500 | 6 (12) |
3.00GHz (65W) |
4214 |
Core i5-12400 | 6 (12) |
2.50GHz (65W) |
3646 |
Core i5-12400F | 6 (12) |
2.50GHz (65W) |
3646 |
Core i5-11600K | 6 (12) |
3.90GHz (125W) |
3970 |
Core i5-11600KF | 6 (12) |
3.90GHz (125W) |
4030 |
Core i5-11500 | 6 (12) |
2.70GHz (65W) |
3553 |
Core i5-11400 | 6 (12) |
2.60GHz (65W) |
3540 |
Core i5-11400F | 6 (12) |
2.60GHz (65W) |
3570 |
Core i3-13100 | 4 (8) |
3.40GHz (58W) |
2734 |
Core i3-13100F | 4 (8) |
3.40GHz (58W) |
3078 |
Core i3-12100 | 4 (8) |
3.30GHz (60W) |
2919 |
Core i3-12100F | 4 (8) |
3.30GHz (58W) |
2919 |
Pentium G7400 | 2 (4) |
3.70GHz (46W) |
1350 |
Pentium G6605 | 2 (4) |
4.30GHz (58W) |
903 |
Celeron G6900 | 2 (2) |
3.40GHz (46W) |
879 |
Core 2 Duo E6300 (基準) | 2 (2) |
1.86GHz (65W) |
100 |
【Intel】過去製品の性能比較表
CPU型番 | コア数 (スレッド数) |
定格クロック (TDP) |
性能目安スコア |
---|---|---|---|
Core i9-10980XE | 18 (36) |
3.00GHz (165W) |
195 |
Core i9-10940X | 14 (28) |
3.30GHz (165W) |
166 |
Core i9-10920X | 12 (24) |
3.50GHz (165W) |
151 |
Core i9-10900X | 10 (20) |
3.70GHz (165W) |
132 |
Core i9-9980XE | 18 (36) |
3.00GHz (165W) |
181 |
Core i9-9900KS | 8 (16) |
4.00GHz (127W) |
110 |
Core i9-9900K | 8 (16) |
3.60GHz (95W) |
107 |
Core i9-9900 | 8 (16) |
3.10GHz (65W) |
98 |
Core i9-9900T | 8 (16) |
2.10GHz (35W) |
78 |
Core i9-9820X | 10 (20) |
3.30GHz (165W) |
121 |
Core i7-9700K | 8 (8) |
3.60GHz (95W) |
83 |
Core i7-9700 | 8 (8) |
3.00GHz (65W) |
78 |
Core i7-8700K | 6 (12) |
3.70GHz (95W) |
79 |
Core i7-8700 | 6 (12) |
3.20GHz (65W) |
75 |
Core i7-8086K | 6 (12) |
4.00GHz (95W) |
83 |
Core i5-9600K | 6 (6) |
3.70GHz (95W) |
62 |
Core i5-9400 | 6 (6) |
2.90GHz (65W) |
54 |
Core i5-8500 | 6 (6) |
3.00GHz (65W) |
54 |
Core i5-8400 | 6 (6) |
2.80GHz (65W) |
52 |
Core i5-7600K | 4 (4) |
3.50GHz (91W) |
38 |
Core i5-7500 | 4 (4) |
3.40GHz (65W) |
35 |
Core i3-10100 | 4 (8) |
3.60GHz (65W) |
51 |
Core i3-9100 | 4 (4) |
3.60GHz (65W) |
38 |
Core i3-8100 | 4 (4) |
3.60GHz (65W) |
35 |
Core i3-7100 | 2 (4) |
3.90GHz (51W) |
24 |
Core i3-6100 | 2 (4) |
3.70GHz (51W) |
24 |
Core i3-6100U | 2 (4) |
2.30GHz (15W) |
15 |
Core 2 Quad Q9550 | 4 (4) |
2.83GHz (95W) |
13 |
Core 2 Quad Q6600 | 4 (4) |
2.40GHz (105W) |
10 |
Core 2 Duo E8400 | 2 (2) |
3.00GHz (65W) |
7 |
Core 2 Duo E6300 | 2 (2) |
1.86GHz (65W) |
3 |
Celeron N4000 | 2 (2) |
1.10GHz (6W) |
9 |
Celeron N2820 | 2 (2) |
2.13GHz (7.5W) |
3 |
Celeron G4930 | 2 (2) |
3.20GHz (54W) |
15 |
Celeron G4900 | 2 (2) |
3.10GHz (54W) |
13 |
Celeron G3930 | 2 (2) |
2.90GHz (51W) |
13 |
Celeron G3900 | 2 (2) |
2.80GHz (51W) |
13 |
Celeron G1840 | 2 (2) |
2.80GHz (53W) |
10 |
Celeron G1820 | 2 (2) |
2.70GHz (53W) |
9 |
Celeron G1610 | 2 (2) |
2.60GHz (55W) |
9 |
Celeron E1200 | 2 (2) |
1.60GHz (65W) |
3 |
Atom x7-Z8700 | 4 (4) |
1.60GHz (2W) |
7 |
Atom x5-Z8550 | 4 (4) |
1.44GHz (2W) |
6 |
Atom x5-Z8350 | 4 (4) |
1.44GHz (2W) |
5 |
Atom Z3735F | 4 (4) |
1.33GHz (2.2W) |
3 |
Atom N2800 | 2 (4) |
1.86GHz (6.5W) |
3 |
Atom 330 | 2 (4) |
1.60GHz (8W) |
3 |
Atom 230 | 1 (2) |
1.60GHz (4W) |
2 |
Pentium G3258 | 2 (2) |
3.20GHz (53W) |
12 |
Pentium G620 | 2 (2) |
2.60GHz (65W) |
7 |
Pentium D 920 | 2 (2) |
2.80GHz (95W) |
3 |
Pentium 4 630 | 1 (2) |
3.00GHz (84W) |
3 |
Pentium 4 540 | 1 (2) |
3.20GHz (84W) |
2 |
Pentium 4 2.40GHz | 1 (2) |
2.40GHz (59.8W) |
1 |
Xeon E5-2687W V4 | 12 (24) |
3.00GHz (160W) |
97 |
Xeon E5-2687W V3 | 10 (20) |
3.10GHz (160W) |
77 |
Xeon E5-2687W V2 | 8 (16) |
3.40GHz (150W) |
67 |
Xeon E5-2687W | 8 (16) |
3.10GHz (150W) |
43 |
Xeon E5-2680 | 8 (16) |
2.70GHz (130W) |
53 |
Xeon E5-2620 V3 | 6 (12) |
2.40GHz (85W) |
28 |
Xeon E5-2620 V2 | 6 (12) |
2.10GHz (80W) |
36 |
Xeon E5-2620 | 6 (12) |
2.00GHz (95W) |
28 |
Xeon E3-1276 V3 | 4 (8) |
3.60GHz (84W) |
34 |
Xeon E3-1275 V5 | 4 (8) |
3.60GHz (80W) |
47 |
Xeon E3-1275 V2 | 4 (8) |
3.50GHz (77W) |
35 |
Xeon E3-1245 V2 | 4 (8) |
3.40GHz (77W) |
36 |
Xeon E3-1226 V3 | 4 (4) |
3.30GHz (84W) |
31 |
Xeon E3-1225 V5 | 4 (4) |
3.30GHz (80W) |
33 |
Xeon E3-1225 V3 | 4 (4) |
3.20GHz (84W) |
30 |
Xeon E3-1225 V2 | 4 (4) |
3.20GHz (77W) |
26 |
【AMD】CPU性能比較表
CPU型番 | コア数 (スレッド数) |
定格クロック (TDP) |
性能目安スコア |
---|---|---|---|
Ryzen 9 7950X3D | 16 (32) |
4.20GHz (120W) |
6757 |
Ryzen 9 7950X | 16 (32) |
4.50GHz (170W) |
6678 |
Ryzen 9 7900X3D | 12 (24) |
4.40GHz (120W) |
5424 |
Ryzen 9 7900X | 12 (24) |
4.70GHz (170W) |
5477 |
Ryzen 9 7900 | 12 (24) |
3.70GHz (65W) |
5110 |
Ryzen 9 5950X | 16 (32) |
3.40GHz (105W) |
4858 |
Ryzen 9 5900X | 12 (24) |
3.70GHz (105W) |
4158 |
Ryzen 7 7800X3D | 8 (16) |
4.20GHz (120W) |
3653 |
Ryzen 7 7700X | 8 (16) |
4.50GHz (105W) |
3838 |
Ryzen 7 7700 | 8 (16) |
3.80GHz (65W) |
3662 |
Ryzen 7 5800X3D | 8 (16) |
3.40GHz (105W) |
2912 |
Ryzen 7 5800X | 8 (16) |
3.80GHz (105W) |
3011 |
Ryzen 7 5700X3D | 8 (16) |
3.00GHz (105W) |
2828 |
Ryzen 7 5700X | 8 (16) |
3.40GHz (65W) |
2781 |
Ryzen 7 8700G | 8 (16) |
4.20GHz (65W) |
3373 |
Ryzen 7 5700G | 8 (16) |
3.80GHz (65W) |
2583 |
Ryzen 5 7600X | 6 (12) |
4.70GHz (105W) |
3023 |
Ryzen 5 7600 | 6 (12) |
3.80GHz (65W) |
2890 |
Ryzen 5 5600X | 6 (12) |
3.70GHz (65W) |
2337 |
Ryzen 5 8600G | 6 (12) |
4.30GHz (65W) |
2679 |
Ryzen 5 8500G | 6 (12) |
3.50GHz (65W) |
2294 |
Ryzen 5 5600 | 6 (12) |
3.50GHz (65W) |
2290 |
Ryzen 5 5600GT | 6 (12) |
3.60GHz (65W) |
2244 |
Ryzen 5 5600G | 6 (12) |
3.90GHz (65W) |
2087 |
Ryzen 5 5500 | 6 (12) |
3.60GHz (65W) |
2067 |
Ryzen 5 4500 | 6 (12) |
3.60GHz (65W) |
1696 |
Ryzen 3 4100 | 4 (8) |
3.80GHz (65W) |
1182 |
【AMD】過去製品の性能比較表
CPU型番 | コア数 (スレッド数) |
定格クロック (TDP) |
性能目安スコア |
---|---|---|---|
Ryzen Threadripper PRO 3995WX | 64 (128) |
2.70GHz (280W) |
367 |
Ryzen Threadripper PRO 3975WX | 32 (64) |
3.50GHz (280W) |
263 |
Ryzen Threadripper PRO 3955WX | 16 (32) |
3.90GHz (280W) |
172 |
Ryzen Threadripper 3970X | 32 (64) |
3.70GHz (280W) |
269 |
Ryzen Threadripper 2990WX | 32 (64) |
3.40GHz (180W) |
130 |
Ryzen Threadripper 1950X | 16 (32) |
3.40GHz (180W) |
113 |
Ryzen 9 3950X | 16 (32) |
3.50GHz (105W) |
166 |
Ryzen 9 3900X | 12 (24) |
3.80GHz (105W) |
139 |
Ryzen 7 3800XT | 8 (16) |
3.90GHz (105W) |
101 |
Ryzen 7 3800X | 8 (16) |
3.90GHz (105W) |
98 |
Ryzen 7 3700X | 8 (16) |
3.60GHz (65W) |
96 |
Ryzen 7 2700X | 8 (16) |
3.70GHz (105W) |
74 |
Ryzen 7 2700 | 8 (16) |
3.20GHz (65W) |
67 |
Ryzen 7 1800X | 8 (16) |
3.60GHz (95W) |
69 |
Ryzen 7 1700X | 8 (16) |
3.40GHz (95W) |
66 |
Ryzen 7 1700 | 8 (16) |
3.00GHz (65W) |
61 |
Ryzen 5 3600XT | 6 (12) |
3.80GHz (95W) |
80 |
Ryzen 5 3600X | 6 (12) |
3.80GHz (95W) |
77 |
Ryzen 5 3600 | 6 (12) |
3.60GHz (65W) |
75 |
Ryzen 5 3500 | 6 (6) |
3.60GHz (65W) |
54 |
Ryzen 5 3400G | 4 (8) |
3.70GHz (65W) |
40 |
Ryzen 5 2600X | 6 (12) |
3.60GHz (95W) |
59 |
Ryzen 5 2600 | 6 (12) |
3.40GHz (65W) |
56 |
Ryzen 5 2400G | 4 (8) |
3.60GHz (65W) |
37 |
Ryzen 5 1600X | 6 (12) |
3.60GHz (95W) |
55 |
Ryzen 5 1600 | 6 (12) |
3.20GHz (65W) |
53 |
Ryzen 5 1500X | 4 (8) |
3.50GHz (65W) |
38 |
Ryzen 5 1400 | 4 (8) |
3.20GHz (65W) |
34 |
Ryzen 3 3300X | 4 (8) |
3.80GHz (65W) |
54 |
Ryzen 3 3200G | 4 (4) |
3.60GHz (65W) |
31 |
Ryzen 3 2200G | 4 (4) |
3.50GHz (65W) |
28 |
Ryzen 3 1300X | 4 (4) |
3.50GHz (65W) |
30 |
Ryzen 3 1200 | 4 (4) |
3.10GHz (65W) |
27 |
Athlon 3000G | 2 (4) |
3.50GHz (35W) |
19 |
Athlon 200GE | 2 (4) |
3.20GHz (35W) |
18 |
Athlon 5350 | 4 (4) |
2.05GHz (25W) |
8 |
Athlon 5150 | 4 (4) |
1.60GHz (25W) |
6 |
Phenom II X6 1090T | 6 (6) |
3.20GHz (125W) |
15 |
Phenom II X4 955 | 4 (4) |
3.20GHz (125W) |
10 |
Phenom II X4 910e | 4 (4) |
2.60GHz (65W) |
8 |
Phenom II X4 810 | 4 (4) |
2.60GHz (95W) |
8 |
Phenom II X3 720 | 3 (3) |
2.80GHz (95W) |
6 |
Phenom II X2 555 | 2 (2) |
3.20GHz (80W) |
6 |
FX-9590 | 8 (8) |
4.70GHz (220W) |
28 |
FX-9370 | 8 (8) |
4.40GHz (220W) |
25 |
FX-8370E | 8 (8) |
3.30GHz (95W) |
21 |
FX-8370 | 8 (8) |
4.00GHz (125W) |
26 |
FX-8350 | 8 (8) |
4.00GHz (125W) |
25 |
FX-8320E | 8 (8) |
3.20GHz (95W) |
21 |
FX-8320 | 8 (8) |
3.50GHz (125W) |
22 |
FX-8300 | 8 (8) |
3.30GHz (95W) |
22 |
FX-8150 | 8 (8) |
3.60GHz (125W) |
21 |
A10-9700 | 4 (4) |
3.50GHz (65W) |
14 |
A10-8750 | 4 (4) |
3.60GHz (65W) |
14 |
A10-7890K | 4 (4) |
4.10GHz (95W) |
15 |
A10-7870K | 4 (4) |
3.90GHz (95W) |
15 |
A10-7860K | 4 (4) |
3.60GHz (65W) |
14 |
A10-7850K | 4 (4) |
3.70GHz (95W) |
14 |
A10-7800 | 4 (4) |
3.50GHz (65W) |
13 |
A10-7700K | 4 (4) |
3.40GHz (95W) |
14 |
A10-6800K | 4 (4) |
4.10GHz (100W) |
13 |
A10-6790K | 4 (4) |
4.00GHz (100W) |
12 |
A10-6700T | 4 (4) |
2.50GHz (45W) |
9 |
A10-6700 | 4 (4) |
3.70GHz (65W) |
13 |
A10-5800K | 4 (4) |
3.80GHz (100W) |
12 |
A8-7650K | 4 (4) |
3.30GHz (95W) |
12 |
A8-7600 | 4 (4) |
3.10GHz (65W) |
13 |
A8-6600K | 4 (4) |
3.90GHz (100W) |
12 |
A8-6500 | 4 (4) |
3.50GHz (65W) |
11 |
A8-5600K | 4 (4) |
3.60GHz (100W) |
11 |
A8-3870K | 4 (4) |
3.00GHz (100W) |
10 |
A6-9500 | 2 (2) |
3.50GHz (65W) |
8 |
A6-7470K | 2 (2) |
3.70GHz (65W) |
8 |
A6-7400K | 2 (2) |
3.50GHz (65W) |
7 |
A6-6400K | 2 (2) |
3.90GHz (65W) |
6 |
A6-5400K | 2 (2) |
3.60GHz (65W) |
5 |
A6-3670 | 4 (4) |
2.70GHz (100W) |
9 |
Sempron 2650 | 2 (2) |
1.45GHz (25W) |
2 |
Sempron X2 190 | 2 (2) |
2.50GHz (45W) |
4 |
CPUについてのよくある質問
CPUはPCの「脳」として機能し、システムの全体的なパフォーマンスに大きな影響を与えます。
そのため、CPUに関する選択やメンテナンスは、ユーザーにとって非常に重要です。
しかし、CPUの選択、交換、またはメンテナンスに関しては、多くの疑問が生じることがあります。
CPUの交換は簡単にできる?
CPUの交換は、PCの性能向上において最も効果的なアップグレードの一つですが、多くの人にとっては少し難しい作業になります。
実際のところ、CPUの交換は基本的なハードウェアの知識と慎重な手順を要しますが、適切な準備と注意を払えば、自宅で行うことが可能です。
まず、交換するCPUが現在のマザーボードと互換性があるかを確認し、必要に応じてファームウェアのアップデートを行う必要があります。
また、新しいCPUを取り付けた後は、適切な熱伝導材(サーマルグリス)の塗布と、効果的な冷却システムの設置が不可欠です。
これらのステップを適切に行うことで、CPUの交換は成功し、コンピュータの性能は大幅に向上します。
ハードウェアの知識があれば、自宅で交換可能なパーツですが、高性能のCPUの場合は専門家に依頼するのがおすすめです。
CPUクーラーは空冷と水冷どちらがいい?
CPUクーラーの選択は、CPUの性能とTDPにより選択するのがおすすめです。
一般的に、CPUクーラーには空冷と水冷の二つのタイプがあり、それぞれに独自の利点と制約があります。
空冷クーラーは、その名の通り、空気を使ってCPUから熱を逃します。
これらのクーラーは一般的に、取り付けが簡単で、コストも比較的低いです。
水冷クーラーは、水またはほかの液体を使用してCPUから熱を効率的に移動させます。
水冷システムは、高い冷却効率を提供し、とくに高負荷のアプリケーションやオーバークロックされたシステムに最適です。
また、水冷システムは一般的に、空冷システムよりも静かになっています。
長時間ゲームをしたり、作業をしたりする人は水冷で、そのほかの人は空冷がおすすめです。
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CPUグリスの効果は?
CPUグリスは、PCの冷却システムにおいて重要です。
CPUとヒートシンクの間に微細な空気の隙間が存在すると、熱伝導が不十分になり、CPUの冷却効率が低下します。
CPUグリスは、この隙間を埋め、熱がCPUからクーラーへと効率的に伝わるようにするために必要です。
サーマルグリスの適切な塗布は、CPUの温度を低下させ、オーバーヒートによる性能低下や損傷のリスクを減少させます。
とくに高負荷のタスクや長時間の使用やオーバークロックを行う場合には、CPUの温度管理が非常に重要です。
また、CPUグリスは時間の経過とともに乾燥し、その効果が低下するため、定期的な交換が推奨されます。
総じて、CPUグリスは小さなコンポーネントですが、PCの性能と安定性に大きな影響を与えるため、適切な選択と使用が不可欠です。
まとめ
ここまで、CPUの選び方やおすすめCPUなどについて紹介してきました。
CPUは、PCにおいて最重要とも言えるパーツです。CPU選びの時点で、PCの性能はある程度決まってしまいます。ほかのパーツを高性能にしたい場合は、CPUも高性能にしなければなりません。
ほかにも、CPU選びの際に見るべきポイントは多いです。
今回紹介した選び方やおすすめCPUを参考にしながら、自分に合うCPUを選んでみましょう。