ゲーミングPC

RTX 4070搭載ゲーミングPCおすすめ10選! 性能を比較しながら解説

2023年4月13日に、RTX40シリーズのミドルハイクラスGPU「GeForce RTX 4070」が発売されました。

フルHD環境はもちろん、WQHD環境でのゲームプレイや作業にも使える性能を持っているのが特徴の高性能GPUです。高解像度でも、高フレームレートが出せるGPUとしては比較的安価なのもいいところ。

とはいえ、RTX 4070の性能や特徴を知らなければイメージがしにくく、RTX 4070搭載ゲーミングPCの良さも伝わりません。

そこで本記事では、RTX 4070の性能を同シリーズのGPUと比較しながら解説したうえで、RTX 4070搭載おすすめゲーミングPCについて紹介します。

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RTX 4070搭載のおすすめゲーミングPC一覧表

本記事で紹介しているRTX 4070搭載のおすすめゲーミングPC一覧表です。

商品名 GALLERIA XA7C-R47 GALLERIA XA7R-R47 GC-A7G47M EFFA M01A Lapton Stream Box GN-A7G47R2 GC-A7G47R ZEFT Z45AC GALLERIA ZL9C-R47-C7 G-Tune E5-I9G70BK-A
メーカー ドスパラ ドスパラ アーク セブン サイコム アーク アーク セブン ドスパラ マウスコンピューター
CPU Intel Core i7-14700F Ryzen 7 5700X Ryzen 7 5700X Core i7-14700F Core i7-14700K Ryzen 7 7800X3D Ryzen 7 9700X Core i7-14700KF Core i9-14900HX Core i9 14900HX
グラボ GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070
メモリ 32GB 16GB 16GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB
ストレージ 1TB 1TB 1TB 1TB 1TB 2TB 1TB 1TB 1TB 1TB

【高コスパ】RTX 4070搭載ゲーミングPCおすすめ4選

ここまで、RTX 4070の特徴や性能についてほかのGPUと比較しながら解説してきました。ここからは、実際にRTX 4070を搭載しているゲーミングPCのおすすめモデルを紹介していきます。

まずは、コスパが高いRTX 4070搭載ゲーミングPCを4つ紹介するので、ぜひご参照ください。

ドスパラ GALLERIA XA7C-R47

メリット
  • CPUの処理性能が高い
  • ゲームにも作業にも使いやすい
  • メモリの容量が大きい
デメリット
  • 標準では冷却性能に若干不足感がある

本機には、CPUにCore i7-14700Fが採用されています。

これは最新世代のCPUで、同時並列処理に強いのが特徴です。

コア数が20、スレッド数が28スレッドと非常に高性能。これら二つは、同時に処理できるデータの数の単位です。スレッド数が、実際に処理できる数を示しています。

基本的には1コアあたり1つの処理を担うものの、スレッド数のほうがコア数より多い場合、1つのコアで複数の処理が可能です。同時に複数の処理を並列で行えるため、効率よくデータを処理できます。

そのため、ゲームはもちろん、作業にも使いやすいです。動画編集や配信など、処理の重い作業をするのに向いています。

メモリが32GBと大容量なのも、Core i7-14700Fとあわせて作業に強い理由です。

さらに、RTX 4070との相性も良好。性能を最大限引き出して、WQHD環境での快適なゲームプレイと作業が可能です。WQHDでも144fps以上で安定します。

ただ、性能が高い分、冷却性能には不足感があるので注意しましょう。ドスパラは「静音まんぞくパック」という静音性を高めたCPUクーラーが標準搭載されていますが、これでは冷却性能が足りません。

そのため、CPUクーラーをより冷却性能重視のものに変えるのがおすすめです。

メーカー ドスパラ
CPU Intel Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

ドスパラ GALLERIA XA7R-R47

メリット
  • RTX 4070搭載ゲーミングPC最安クラス
  • 安くてもゲーム性能が高い
  • 構成のバランスがいい
デメリット
  • クリエイティブな作業には不向き

本機は、ゲーム性能を重視する方にとっては非常に高コスパのRTX 4070搭載ゲーミングPCです。

本機に搭載されているRyzen 7 5700Xは、ゲーム性能が高く低価格なのが特徴となっています。Core i7シリーズと比べると、クリエイティブな作業向けのマルチコア性能は低いです。

一方ゲームにおいては、RTX 4070の性能をしっかりと引き出せるため、WQHD環境での144fps以上でのプレイも可能。

そのため、クリエイティブな作業にも使いたい場合はコスパが低いものの、ゲーム用途に特化したい場合には非常にコスパが高いゲーミングPCになります。

さらに、全体的な構成のバランスがいいです。XA7C-R47と比べて処理性能が低くクリエイティブな作業には使いにくいので、メモリも本機は16GBに抑えられています。それでいて、全体的なバランスを取りながら価格を抑えているため、コスパが高いのが魅力です。

そして、本機の価格は約20万円。RTX 4070搭載ゲーミングPCは、安くても22万円から25万円程度なので、最安クラスです。

RTX 4070搭載ゲーミングPCを安く手に入れたい方、ゲーム性能重視で作業性能は問わない方には特におすすめのモデルだと言えます。

メーカー ドスパラ
CPU Ryzen 7 5700X
GPU GeForce RTX 4070 12GB
メモリ 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

アーク arkhive Gaming Custom GC-A7G47M

メリット
  • ゲーム性能と作業性能を両立させている
  • AMD製のCPUを採用
  • 120mmファン搭載のCPUクーラーを搭載
デメリット
  • CPUの性能がやや弱い

安価なAMD製のCPUを採用して、RTX 4070を搭載しながら価格を抑えた高コスパモデルです。

搭載しているCPUはAMD Ryzen 7 5700Xで、RTX 4070の性能をしっかりと引き出せます。高いゲーミング性能を持っていますので、さまざまなPCゲームを快適に楽しめます。

非常にコスパが高いモデルですが、グラボのスペックアップさせる場合、AMD Ryzen 7 5700Xだと力不足になります。必然的にCPUとグラボの両方を交換しなくてはならないため、スペックアップ時のコスパは低めです。

ただ、スペックアップが必要になる性能のゲーミングPCではないので、コスパが高くて性能のよいゲーミングPCが欲しい方におすすめです。

メーカー パソコンショップアーク
CPU AMD Ryzen 7 5700X
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD

セブン EFFA M01A

メリット
  • パーツ性能のバランスがよい
  • DDR5メモリを32GB搭載している
  • カスタマイズ性が高い
デメリット
  • カスタマイズにはPCの知識が必要

Intel Core i7-14700FとGeForce RTX 4070を組み合わせたゲーミングPCです。

パーツ性能のバランスがよく、搭載されているCPUとグラボの性能を最大限に使えます。そのため、フルHDだけでなくWQHDでも安定したfpsを出せます。

さらに、本機はDDR5のメモリを32GB搭載しているのも特徴。転送速度の速い最新規格のDDR5を採用しつつ、ゲームを快適に遊べる32GBの容量を確保しています。十分な容量がありますので、ゲーム配信などもできます。

さまざまな環境とさまざまな用途に対応できる高コスパなゲーミングPCです。

メーカー パソコンショップセブン
CPU Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4070 12GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

【性能重視】RTX 4070搭載ゲーミングPCおすすめ4選

ここまで、コスパが高いRTX 4070搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを紹介してきました。コスパが高い製品が多いですが、もちろん性能を重視しているモデルも多いです。

そこで今度は、RTX 4070搭載ゲーミングPCのなかから、性能重視のおすすめモデルを4つ紹介していきます。

サイコム Lapton Stream Box

メリット
  • RTX 4070シリーズすべて選択可能
  • 水冷式CPUクーラーを標準搭載
  • 配信などのクリエイティブ性能が非常に高い
  • 高品質パーツを採用
デメリット
  • ゲームだけならオーバースペック

本機は、配信者向けのRTX 4070シリーズ搭載ゲーミングPCです。

RTX 4070シリーズの全てのGPUのなかから、選択できます。シリーズ内であれば、価格があまり上がらないのもいいところです。RTX 4070 Ti以上を選択する場合は電源もアップグレードする必要があるため値段が高くなりますが、RTX 4070とRTX 4070 SUPERであれば電源は据え置きで使えます。

さらに、処理性能が非常に高いのがいいところです。Core i7-14700の性能を強化したモデルCore i7-14700Kを搭載しており、20コア28スレッドの処理性能はそのまま、処理速度が速くなっています。

より効率よく重いデータの並列処理ができるため、ゲーム配信者やVtuberなどの方にもおすすめです。

そして、水冷式CPUクーラーを標準で搭載しています。標準のままで、しっかりと冷却可能。何もカスタマイズせずとも、過不足がないのが本機のいいところです。

また、採用パーツのメーカーと型番が公表されているのも魅力的。自作ゲーミングPCでも人気のあるメーカーの高品質かつ高性能なパーツを使っており、カタログスペック以上のパフォーマンスが期待できます。

そのうえ、耐久性も高いのがいいところです。

高性能高耐久で、実質自作ハイエンドゲーミングPCのようなモデルが欲しい方には特におすすめのモデルだと言えます。

メーカー サイコム
CPU Core i7-14700K
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

アーク arkhive Gaming Alliance Powered by MSI GN-A7G47R2

メリット
  • MSI製のパーツを使用している
  • 水冷CPUクーラーを標準搭載
  • 冷却能力の高い4基ファンのPCケースを採用
デメリット
  • MSI製以外のパーツがよい人には不向き

MSI製のパーツで固めたMSIコラボモデルです。

PCパーツメーカーとして有名なMSIのパーツで組まれているゲーミングPCで、マザーボードからCPUクーラーに至るまで、MSI尽くしになっています。ただ、CPUやメモリなどのMSI製品がないパーツに関しては、ほかのメーカーのパーツが使用されているので注意が必要です。

全体的に高品質なパーツで構成されているので安定した動作が見込めます。さらに、水冷式のCPUクーラーと4基のファンを搭載したPCケースを使用しているため、冷却性能と静音性能が高くなっています。

スペックだけでなく、安定性や静音性を重視する方やMSI製のパーツで揃えたい方におすすめのゲーミングPCです。

メーカー パソコンショップアーク
CPU Ryzen 7 7800X3D
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 2TB

アーク arkhive Gaming Custom GC-A7G47R

メリット
  • 性能の高いCPUを搭載している
  • 最新のDDR5メモリを32GB搭載
  • おしゃれなホワイトカラーモデル
デメリット
  • 白以外の色がない

AMD Ryzen 7 9700XとGeForce RTX 4070を組み合わせたゲーミングPCです。

性能の高いCPUとグラボにくわえて、最新規格のDDR5メモリを32GB搭載しており、高解像度環境でも重いゲームを快適に遊べます。とくにCPUの性能が高く、最新世代のIntel Core i9-14900Fと同等の性能があります。

性能が高いCPUを標準で搭載しているため、グラボのスペックアップをする際にグラボだけ交換すればよいのも大きな強みです。

また、本機はおしゃれなホワイトカラーモデルです。グラボやCPUクーラーなどの目立つパーツも白で統一されており、PCの内部を見ても違和感のない仕上がりになっています。

メーカー パソコンショップアーク
CPU Ryzen 7 9700X
GPU GeForce RTX 4070 12GB
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD

セブン ZEFT Z45AC

メリット
  • 最新のDDR5メモリ搭載でデータ転送が速い
  • 処理が高速なCore i7-14700K搭載
  • CoolerMaster製の水冷クーラー搭載
デメリット
  • 作業にも使うならストレージが足りない

本機は、Core i7-14700KとRTX 4070を搭載した高性能ゲーミングPCです。

並列処理性能が高く処理が高速なCore i7-14700Kを搭載しているだけでなく、DDR5メモリを搭載しています。この二つはいずれも、処理速度に優れているのがいいところです。ゲームだけでなく、さまざまな作業で発生するデータの処理が非常に高速なのが魅力的。

メモリの容量も32GBと大容量なので、ゲームと作業の両方に使いやすいです。

さらに、CoolerMaster製の高性能水冷CPUクーラーを搭載しています。高性能なパーツから発せられる高熱をしっかりと抑えられるので、長時間の使用や高負荷な作業での使用時にも安心です。

ただ、ゲームにもクリエイティブな作業にも使うという場合は、ストレージが不足する恐れがあります。そのため、購入時にSSDを2TBに増設するか、1TB以上のHDDをサブとして追加するかのいずれかがおすすめです。

メーカー パソコンショップセブン
CPU Core i7-14700KF
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

【ノート】RTX 4070搭載ゲーミングPCおすすめ2選

ここまで、RTX 4070搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを8つ紹介してきました。これまで紹介したのは、全てデスクトップPCです。RTX 4070ほどの高性能GPUを搭載するモデルとなると、デスクトップが主になります。

とはいえ、ゲーミングノートPCがないということはありません。

そこで今度は、RTX 4070を搭載しているゲーミングノートPCのおすすめモデルを2つ紹介していきます。

ドスパラ GALLERIA ZL9C-R47-C7

メリット
  • CPUの性能が高い
  • 4Kディスプレイを搭載
  • ゲームにも作業にも使いやすい
デメリット
  • 4K解像度がデメリットになる場合がある

本機は、Core i9-14900HXとRTX 4070 Laptopを組み合わせているゲーミングノートPCです。

CPUのCore i9-14900HXは最新世代でトップクラスの性能を持っています。RTX 4070 Laptopの性能も最大限引き出せるため、快適にゲームを楽しめます。

また、本機は4K解像度の60Hz対応ディスプレイを搭載しています。高精細な映像でゲームを遊べるのは魅力。

ただ、本機のスペックだと4K解像度がデメリットになる場合もあります。重量級のゲームではスペックが足りず、グラフィック設定を下げなければならなくなるケースがあります。また、リフレッシュレートが60Hzなので60fps以上でゲームを遊べません。

高fpsを必要としないMMOやシングルプレイのゲームをよく遊ぶ方に最適なゲーミングノートPCです。

メーカー ドスパラ
CPU Core i9-14900HX
GPU GeForce RTX 4070 8GB Laptop GPU
メモリ 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

マウスコンピューター G-Tune E5-I9G70BK-A

メリット
  • 動画編集などにも使える処理性能
  • WQHD解像度で最大リフレッシュレート240Hzに対応
  • DDR5メモリを32GB搭載
デメリット
  • キーボードの配列が少し窮屈

本機は、Intel Core i9 14900HXとRTX 4070 Laptopを組み合わせた高性能ゲーミングノートPCです。

Intel Core i9 14900HXはノートPC向けのCPUとしては最高峰の性能を持つCPUで、高い処理能力を持っています。そのため、グラボよりもCPUに負荷がかかる場面でのfpsの低下が少なくなっています

また、処理能力の高さから、動画編集などのゲーム以外の作業でも強みを発揮できるため、ビジネス用途としても使えます。

ディスプレイはWQHDで240Hzに対応しています。本機の性能だとWQHD解像度で240fps出せるゲームは限られてきますが、ヴァロラントなどの動作が軽いゲームで真価を発揮します。

内蔵キーボードがテンキー付きで少し窮屈なのは注意が必要ですが、ゲームでも作業用でも近年は外付けキーボードを使う人が多いので、あまり大きな問題ではありません。Nキーロールオーバー機能なども備わっているため、配列が気にならない場合はそのままでも使えます。

メーカー マウスコンピューター
CPU Core i9 14900HX
GPU GeForce RTX 4070 Laptop GPU
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD

RTX 4070とは? 性能を比較しながら解説

RTX 4070は、2024年時点で最新世代にあたるRTX 40シリーズの、ミドルクラスからハイクラスの中間に位置するモデルです。RTX 3070の後継モデルで、性能面が大きくグレードアップしています。

そんなRTX 4070の得手不得手を項目ごとに評価し、表でまとめましたので参考にしてみてください。

項目 評価
4Kでのゲームプレイ
WQHDでのゲームプレイ
フルHDでのゲームプレイ
ゲーム配信
動画編集
AIイラスト生成
消費電力
コスパ

全体的になんでもそつなくこなせるといった評価になり、RTX 4070を一言で表すなら「ちょうどよい性能のグラボ」です。

ほとんどの項目で〇以上の評価をつけましたが、2つほど△評価になっている点について補足と解説をします。

まず、4Kでのゲームプレイについてです。

△評価となりましたが、実際はRTX 4070でも4Kでゲームを遊べます。ただ、グラフィック設定を最高にした状態だと、重いAAAタイトルやオンラインゲームなどで負荷がかかると60fpsを割ってしまうため、△としました。

つぎにコスパについて解説をします。

RTX 4070のコスパは悪いわけではありません。性能と価格を考えれば、妥当なラインに収まっているといえます。

では、なぜコスパが△なのかというと、1ランク下の製品に超コスパのRTX 4060 Tiがあるためです。コスパだけを追い求めるのであればRTX 4070を選ぶ理由がなくなります。

ただ、繰り返しになりますが、RTX 4070単体のコスパで見れば妥当なので、△だからといってコスパが悪いというわけではありません。

RTX 4070搭載ゲーミングPCの選び方

RTX 4070搭載ゲーミングPCの選び方について解説します。

RTX 4070を搭載した多くのゲーミングPCのなかから、自分に合った最適なゲーミングPCを見つけるために参考にしてみてください。

搭載されているCPUの性能で選ぶ

RTX 4070搭載ゲーミングPCを選ぶ際は、搭載されているCPUの性能で選びましょう。

RTX 4070搭載ゲーミングPCには、グラボに対して適正な性能のCPUから高性能なCPUまで、さまざまなCPUが搭載されています。

基本的には性能が高いCPUを搭載したモデルがおすすめです。CPUの性能が高ければ、のちのスペックアップが容易だったり、CPU負荷の高い作業がこなせたりと、メリットが大きくなります。

ただ、性能の高いCPUが搭載されているモデルは価格が高くなる傾向がありますので、コスパを重視する場合はグラボに対して適正な性能のCPUを搭載したモデルを選びましょう。

メモリやストレージの容量で選ぶ

メモリやストレージの容量で選ぶ方法もあります。

RTX 4070搭載のゲーミングPCはCPUとグラボの性能が十分なため、メモリとストレージの容量だけみて決めてしまっても問題ありません

メモリとストレージはゲームを遊ぶ際の快適性にも関わるうえに、普段使いの快適性にも関わってきます。

メモリの容量がおおきければメモリ不足でカクつくのを防げますし、ストレージの容量が多ければ複数のゲームをインストールしたり、大量の動画ファイルを保持したりできます。

PCのデザインで選ぶ

RTX 4070搭載のゲーミングPCは、高水準のゲーミング性能が確保されているため、デザインだけ見て選ぶ方法がとれます。

BTOで購入する場合は、RTX 4070に合わせて構成が考えられているため、スペックに関しては担保されています。そのため、気に入ったデザインのゲーミングPCを選べます。

エントリーモデルでは、少しでも性能のよいモデルやコスパが高いモデルを選ぶので、デザインは後回しにされがちですが、RTX 4070搭載のゲーミングPCではそれほど気にしなくても問題ありません。

RTX 4070搭載のゲーミングPCのなかから、気に入ったデザインのモデルを選びましょう

GeForce RTX 4070搭載のゲーミングPCに関するQ&A

ここまで、RTX 4070搭載ゲーミングPCのおすすめモデルについて紹介してきました。最後に、RTX 4070搭載ゲーミングPCに関するよくある質問の答えを簡単に解説していきます。気になることがある方は、ぜひご参考ください。

RTX 4070搭載ゲーミングPCの消費電力は?

RTX 4070の消費電力は、定格で200Wです。

実測の場合は、224.8から303.1W程度になります。

ただ、RTX 4070搭載ゲーミングPCの消費電力は、搭載しているパーツによってまちまちです。Core i7-14700Fなどとの組み合わせであれば、一般的には400W程度の消費電力になります。

フルHD環境だとRTX 4070はオーバースペック?

フルHD環境でも、RTX 4070はオーバースペックとは言い難いです。

RTX 4070はWQHD環境で真価を発揮するGPUではあるものの、フルHD環境で240fps以上のフレームレートが出せるのは非常に魅力的。特に重いゲームでも高フレームレートを維持できるのが、いいところです。

軽いゲームでパフォーマンスを重視したグラフィック設定にする場合は少しオーバースペック気味ですが、それ以外の場面ではフルHD環境でも恩恵を十分感じられます。

そのため、WQHD環境で使いたい方はもちろん、フルHD環境で使いたい方にもRTX 4070搭載ゲーミングPCはおすすめです。

水冷式のGeForce RTX 4070はある?

水冷式のRTX 4070は、2024年時点ではありません。

さまざまなGPUを独自に水冷化しているサイコムでも、RTX 4070の水冷モデルの取り扱いはないので、注意しましょう。

ただ、RTX 4070 TiやRTX 4070 Ti SUPERに関しては、サイコムが独自に水冷化しています。水冷式のRTX 4070シリーズが欲しい方は、それらも検討してみましょう。

RTX 4070と相性がいいCPUは?

Core i7-14700系列との相性が、特にいいです。

Ryzen 7シリーズもゲームに特化させたい場合はコスパがいいのでおすすめですが、Core i7シリーズのほうが安定感があります。RTX 4070の性能をバランスよく引き出せるうえに、ゲーム実況など幅広い用途で使えるのが魅力的です。

また、WQHD環境においては特に、作業用の需要が高い傾向があります。WQHDはフルHDよりも画面の表示領域が広く、一枚のモニターに二つのアプリケーションを同時に開いておきやすいのが作業用のメリットです。

そのため、作業用に使うことも考えて、Core i7-14700系列との相性が最もいいと言えます。

RTX 4070のおすすめ電源容量は?

RTX 4070搭載ゲーミングPCにおすすめの電源容量は、600W以上です。

もちろん、先述の通り実際にRTX 4070搭載ゲーミングPCに多い構成では、消費電力量は400W程度なので、400Wでも事足ります。

とはいえ、実際に搭載させる電源ユニットの電源容量には余裕を持たせたほうがいいです。消費電力は場面によっても変わるので、余裕がないとPCの寿命を縮めかねません。

そのうえ、余裕があるほうが後々カスタマイズしたくなったときに便利です。

それを踏まえると、最低でも600W以上の電源ユニットが必要になります。

>>電源ユニットについてより詳しく知りたい方は、コチラ

まとめ

本記事では、RTX 4070搭載ゲーミングPCのおすすめモデルなどについて紹介してきました。

RTX 4070は、フルHD環境でのゲームプレイにも、WQHD環境での作業にも使いやすいのが魅力です。幅広い用途で使えるGPUとしては、入門機とも言えるモデルになります。ゲーマーだけでなく、クリエイターにもおすすめです。

また、RTX 4070搭載ゲーミングPCにはさまざまな種類があります。作業用にも使いやすいハイブリッドなモデルもあれば、ゲーム用途特化のモデルもあるので、モデル選びが非常に重要です。

自分の用途に合ったRTX 4070搭載ゲーミングPCを選び、快適なPCライフを送りましょう。