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【2024最新】ゲーミングPCの静音モデルおすすめ10選|静音化の設定やノートPCの騒音対策も解説

ゲーミングPCは性能の高さや、ゲームだけでなく作業も快適にできることなどが魅力です。

ただ、音がうるさいという問題を抱えています。負荷の高いゲームをプレイしているときや、作業をしているときなどにファンが音を立てるのが原因です。性能を活かそうとすればするほど、ファンは大きな音を立てます。

音が気になる場合は、静音モデルのゲーミングPCを選ぶのが大事です。

さらに、ゲーミングPCを購入後に静音化・騒音対策をするのも大切。

そこで今回は、ゲーミングPCの静音モデルの選び方とおすすめモデルを紹介したうえで、静音化・騒音対策方法についても解説していきます。

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ゲーミングPCの静音モデルおすすめ10選

ここまで、ゲーミングPCの静音モデルの選び方を解説してきました。ここからは、ゲーミングPCのおすすめ静音モデルを紹介していきます。

前半は、エアフローを最適化したり静音仕様の空冷クーラーを搭載したりしているモデルを紹介。後半は、水冷クーラー搭載モデルを紹介しているので、ぜひご参考ください。

メーカー 商品名 CPU グラボ メモリ ストレージ
ドスパラ Lightning-G AV5B Ryzen 5 4500 GeForce RTX 4060 Ti 16GB 500GB NVMe SSD
ドスパラ GALLERIA XA7C-R47 Core i7-14700KF GeForce RTX 4070 32GB 1TB NVMe SSD
マウスコンピューター G-Tune DG-I7G7S Core i7-14700F GeForce RTX 4070 SUPER 32GB 1TB Gen4 SSD
ASUS ROG Strix G13CHR-514F1T324060T Core i5-14400F GeForce RTX 4060 Ti 32GB 1TB NVMe SSD
サイコム Silent-Master NEO Z890 Core Ultra 5 245K GeForce RTX 4060 Ti 16GB 1TB Gen4 SSD
サイコム Silent Master PRO(Z790/D5) Core i7-13700T GeForce RTX 4060 Ti 16GB 1TB Gen4 SSD
セブン ZEFT Z45AE Intel Core i7-14700KF GeForce RTX 4070 32GB 1TB NVMe SSD
セブン ZEFT Z45V Core i7-14700KF GeForce RTX 4060 16GB 1TB Gen4 SSD
ARK arkhive AG-IR20B76AGL6I-F7C Core i7-14700KF GeForce RTX 4060 Ti 32GB 2TB Gen4 SSD
ARK arkhive AG-IR20B76AGL7S-F7C Core i7-14700F GeForce RTX 4070 SUPER 32GB 2TB Gen4 SSD

ドスパラ Lightning-G AV5B Ryzen5 4500搭載

メリット
  • BTOメーカーの中でもトップクラスのコスパ
  • バランスの取れたCPUとGPU
  • フルHDやWQHD解像度でのゲームプレイが快適
デメリット
  • ストレージが少なめ

本機は、ドスパラから新発売されたコスパ重視のゲーミングPCです。

静音化の工夫は、ケースにあります。

低価格ながらアクリルパネルではなく「強化ガラスパネル」を採用することで、本体の共振を限りなく少なくしています。

また、ケース全面にはサイドスリットが入ったパネルが装着されています。これにより、前面解放型のケースよりも音が外に逃げにくく、ファンの音がより小さく聞こえるようになります。

エントリーモデルとして、十分な性能を持っており、入門用のゲーミングPCとしてもバランスの取れた構成となっています。

CPUにはRyzen 5 4500、GPUにはRTX 4060 Tiを搭載しており、ApexLegendsをフルHDの高画質設定にした状態で144fps安定でのプレイが可能です。

fpsというのは、フレームレートのこと。1秒間に画面に表示させる画像の枚数を示す値で、高ければ高いほど映像が滑らかになります。動きをより細かく描写できるので、ゲームで敵の動きを追って攻撃を加えるのに有利です。

一般的には144fpsを超えれば、競技シーンでも使えると言われています。144fps以上で安定しなければ高いパフォーマンスを維持できませんが、「Lightning-G AV5B」であれば高いパフォーマンスを維持できます。

多くのゲームをダウンロードするのにストレージが少し心もとないですが、それを除けばエントリーモデルとして非常に優秀なゲーミングPCです。

メーカー ドスパラ
CPU Ryzen 5 4500
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 500GB NVMe SSD

ドスパラ GALLERIA ZA7C-R47

メリット
  • Core i7とRTX 4070を搭載したバランスのよい構成
  • 冷却性能と拡張性が高い
  • DDR5メモリを32GB搭載しており重いゲームも快適
デメリット
  • 優秀なゲーミングPCであるが特筆すべき個性がない

本機は、静音まんぞくコースを標準搭載しているミドルクラスのゲーミングPCです。

静音まんぞくコースが標準で付いてくるため、先述の低速回転大型ファンや大型ヒートシンクを搭載しています。これにより、空冷モデルとしては比較的高い静音性能を有しているのが魅力のゲーミングPCです。

Core i7-14700Fは、前世代のCore i9と同等以上の性能を持つ高性能CPUです。ゲームの処理性能はもちろん、配信や動画編集などマルチタスクの処理性能も高いのが魅力。重すぎるゲームでなければ、ゲーム配信でも静音を保てます。

さらに、RTX 4070を搭載。RTX 4060 TiよりもDRAMが4GB増え12GBになっており、オープンワールドやスペースシムなど重いゲームも快適にプレイできるGPUです。
ApexLegendsのフルHD高画質設定では、240fps付近も出せる性能となっています。

メモリには最新規格のDDR5を32GB搭載。最適化不足のゲームや、オープンワールドでもより快適にプレイできます。

FPS以外にもオープンワールドなど重いゲームも快適にプレイできる構成となっており、遊べるゲームの幅が広がります。

静音で、なおかつ幅広い用途で使える性能のゲーミングPCとして、非常におすすめのモデルだと言えます。

メーカー ドスパラ
CPU Core i7-14700KF
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

マウスコンピューター G-Tune DG-I7G7S

メリット
  • 最新規格のDDR5メモリを32GB搭載
  • CPUとGPUのバランスがよい
  • ホワイトカラーでスタイリッシュ
デメリット
  • 同価格帯のほかのPCに比べて、パーツの質がやや劣る

本機は、放熱効率に非常に力を入れているゲーミングPCです。

フロントパネルから吸気するのではなく、底面と側面から吸気する設計なのが特徴。底面と側面の両方から吸気することにより、自然な空気の流れに合わせて外気を取り込んで排出できます。

そのうえ、空気がCPU・GPU・ストレージなど発熱が大きいパーツに直接当たるので、冷却効率が非常に高いです。

さらに、熱を持ちがちな電源ユニットをケース上段に隔離して配置しています。これにより、ほかのパーツに熱を移しにくくなり、冷却効率がより高くなる仕組みです。

冷却効率を高めることで、ファンの仕事量を減らし、静音化しています。

カスタマイズで、空冷クーラーをCooler Master Hyper 212 EVOという静音仕様に変更可能です。

もちろん、水冷式にも比較的安価に交換できます。

メーカー マウスコンピューター
CPU Core i7-14700F
GPU GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

ASUS ROG Strix G13CHR-514F1T324060T

メリット
  • 高いエアフローと静音性を両立した近未来のデザイン
  • バランスの取れたミドルレンジのスペック構成
  • 「Aura Sync」によりファンの回転数を制御可能
デメリット
  • 重量級のゲームには不向き

ASUSが「全能ゲーミングデスクトップPC」をコンセプトに販売しているROG Strix G13CHRシリーズです。

CPUは、Core i5-14400F、グラボにはRTX 4060 Tiを搭載しており、さまざまなゲームを快適にプレイできます。

メモリは32GB、ストレージはSSD 1TBを搭載しているため、動画編集やクリエイティブ作業も可能です。

ASUS製品の専用ソフトとして提供されている「Aura Sync」は、ソフトウェア上からRGBライティングやファンの回転数をコントロールできます。
ゲームをプレイする際は高回転で、静かに使いたいときは低回転で使用するなど、状況に応じて最適なファン回転数を設定することができます。

ファンの回転数を自分でコントロールしたい方におすすめのゲーミングPCです。

メーカー ASUS
CPU Core i5-14400F
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

サイコム Silent-Master NEO Z890

メリット
  • 電源が入っているかどうかすら気づかないレベルの静音性
  • 高性能を維持しつつ、優れた冷却性能
  • 最新のIntel 8790チップセットを採用し、DDR5に対応している
デメリット
  • 高性能パーツと静音技術の採用により高価格

本機は、静音性能を追求したサイコムのゲーミングPCです。

CPUクーラーには、Noctua製の静音仕様空冷クーラーを採用しています。ヒートパイプを5本使い、大型アルミ製ヒートシンクと組み合わせることで効果的に熱を吸収して放出できるのが特徴です。

さらに、ケースには静音仕様のCoolerMaster Silencio S600を採用。ノイズを最小限に抑えるため、複数の遮音材を組み合わせて設計されています。そのうえ、吸い込んだ空気をCPUに直接当てて、そのまま裏面から排出できるエアフロー設計が特徴。

これらのパーツにより、ゲーミングPCのなかでも特に静音性能が高くなっています。

具体的には、標準的なゲーミングPCが40dB程度出す高負荷の場面でも、30dB程度に抑えることができる程度。そのうえ、高負荷時でもCPU温度が70℃なのがいいところです。冷却性能と静音性能を両立しています。

そのうえ、GPUにはサイコムオリジナルの超静音仕様にカスタマイズされたRTX 4060 Tiを搭載。
Nocuta製のファンを、国内で設計・製造されたフレームに落とし込むことで、高い信頼性と、他にはない非常に高い静音性を可能としています。

最新・高品質のパーツを各所に盛り込んだ、最高水準の静音性をもつゲーミングPCであり、絶対の静音性にこだわる方に特におすすめできる製品です。

メーカー サイコム
CPU Core Ultra 5 245K
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

サイコム Silent Master PRO(Z790/D5)

メリット
  • ファンレスCPUクーラーで非常に静か
  • 低電圧版の第13世代Intel Core CPUを採用
  • 高い性能と低消費電力のバランスが取れている
デメリット
  • 最高性能を求めるユーザーには少し物足りない

本機は、Silent Master NEOの静音性能とスペックの両方を高めたゲーミングPCです。

まず、CPUクーラーにはNoctua NH-P1を採用。ファンレス式のCPUクーラーなので、静音性能が非常に高いです。ヒートパイプが6本付いた大きなヒートシンクを採用しており、ファンがなくてもしっかりと冷却できます。

さらに、ケースにはFractal Design Define 7 Compactを採用。産業グレードの防音素材をフロント、トップ、サイドに配置して静音性能を高めています。

そして、PCスペックが高いです。

CPUには、Core i7-13700Tを採用。16コア24スレッドの高性能CPUで、ゲームはもちろん、ゲーム配信やプログラミングなど高負荷の作業も快適に行える性能があります。

GPUには、RTX 4060 Tiを採用。軽いゲームなら144fps以上を維持して快適にプレイでき、多少重めのゲームでも60fpsを下回らない性能を有しています。

そのうえ、冷却性と耐久性が強化されたASUS製のパーツを採用。ファンレスクーラーの効果を最大限上げられるよう、各パーツにも冷却性能が高いものや静音仕様のものを採用しているのがいいところです。

標準構成では、最も静音性が高いゲーミングPCだと言えます。

メーカー サイコム
CPU Core i7-13700T
GPU GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

セブン ZEFT Z45AE

 

メリット
  • CPUとGPUのバランスがよい
  • 1TBのNVMe Gen4 SSDを搭載している
  • 240mmの水冷クーラーを搭載している
デメリット
  • サイズが大きいため、設置スペースが必要

本機は、水冷クーラーを搭載した静音仕様のゲーミングPCです。

CPUクーラーなどの冷却用パーツでおなじみの「CoolerMaster」の水冷クーラーを採用しているので、冷却能力が高く、冷却の際に鳴るファンの音を最小限にとどめてくれます。

また、本機は性能が高いのも魅力の一つです。CPUは最新世代のIntel Core i7-14700KF、グラボはGeForce RTX 4070を組み合わせていて、ゲームを144fps以上で快適に遊べます。作業にも使いやすいので、マルチに使えるスペックです。

メモリは32GB、ストレージは1TB搭載されていて、動画編集にも耐えうる容量となっています。

スペックが高いため、負荷が高い作業をしていてもPCが唸るようなことが少ないのも静音性が高い要因の一つとなっています。

メーカー セブン
CPU Intel Core i7-14700KF
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB
ストレージ 1TB NVMe SSD

セブン ZEFT Z45V

メリット
  • 最新のIntel Core i7-14700KFを搭載
  • CoolerMaster製の水冷クーラーで安定
  • PCケースが防音材による静音性を重視した設計
デメリット
  • デザインがシンプルでゲーミングらしさがない

本機は、評価の高いCoolerMaster製の水冷クーラーを搭載している静音ゲーミングPCです。

Cooler Master製の水冷クーラーは、冷却性能と静音性能の両方が高いと評判。120mmのARGBファンを搭載しており、ラジエーターの性能を引き出しながらLEDイルミネーションが楽しめます。

冷却にも静音にもデザインにも、貢献しているパーツです。

さらに、性能が高いのもいいところ。

Core i7-14700KFと、RTX 4060を組み合わせています。この組み合わせであれば、ApexをフルHDでフレームレート240fps付近でプレイ可能です。4Kでも高フレームレートが出せるので、軽いゲームなら4Kでも使えます。

そのうえ、3Dモデリングやプログラミングなど負荷の高い作業の適性も高く、作業時にうるさくなりにくいです。

そして、メモリは16GBでストレージは1TB Gen4 SSDを採用しています。

また、電源も650Wの80Plus BRONZE認証と控えめになっているため、コスパがよいです。

全てにおいてバランスのよい静音ゲーミングPCが欲しい方には、特におすすめのモデルだと言えます。

メーカー セブン
CPU Core i7-14700KF
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

ARK arkhive AG-IR20B76AGL6I-F7C

メリット
  • 最新のCore i7-14700KFを搭載
  • DDR5メインメモリで高速なデータ処理が可能
  • さまざまな作業ができるスペック
デメリット
  • 高性能な部品を使用しているため、高価格

ARKの最新CPUを搭載している静音ゲーミングPCです。
本モデルは、静音性の高いDefine 7 Compact ケースを採用しており、機能性と静音性を両立しています。

CPUは、Core i7-14700KFで、ゲームプレイはもちろん、高負荷な動画・写真編集や多くのマルチタスク処理など、システムに負荷をかける各種アプリケーションの実行がスムーズです。
さらに、GeForce RTX 4060 TiとDDR5メインメモリを搭載しているため、さまざまなゲームも快適にプレイできます。

冷却面は、360mmラジエーターを採用したアドレサブルRGB LEDファン3基を搭載する水冷一体型CPUクーラーのため、発熱対策は万全です。
白い静音ゲーミングPCを求めている人におすすめのモデルといえます。

メーカー ARK
CPU Core i7-14700KF
グラボ(GPU) GeForce RTX 4060 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 2TB Gen4 SSD

ARK arkhive AG-IR20B76AGL7S-F7C

メリット
  • Fractal Design製の静音ケースを採用
  • 高解像度のゲームやグラフィック重視の作業ができる
  • 32GBのDDR5メモリと2TBのSSDを搭載
デメリット
  • 高性能なため、高価格

ARKのコンパクトなミニタワー静音ゲーミングPCです。
本モデルは、Core i7-14700Fと GeForce RTX 4070 SUPERを搭載しており、最新のゲームタイトルでも快適にプレイできる性能を備えています。

とくに注目すべきは、そのコンパクトながらも高性能な構成です。
高さ361mmのミニタワーケース「Define 7 compact」を採用しており、洗練されたデザインと優れた機能性、静音性を兼ね備えています。

マザーボードには、ASRock B760 Pro RS を採用しており、メモリはDDR5の32GBです。
さらに、CPUファンには空気力学のの原則に忠実に則った「CPS RZ400V2」を採用しており、高い冷却性能と静音性を両立しています。

コンパクトな静音ゲーミングPCを求めている人におすすめです。

メーカー ARK
CPU Core i7-14700F
グラボ(GPU) GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD

自作ゲーミングPC向けのおすすめ静音パーツ

自作で静音ゲーミングPCを組み立てる際には、静音パーツを積極的に取り入れていかなければなりません。
しかし、静音ばかり意識してしまうと冷却性能や拡張性などを犠牲にしてしまうこともあります。
そのため、おすすめの静音パーツを厳選しました。

静音ケース

PCケースはパーツを囲むため、静音ゲーミングPCを組み立てる際の重要なパーツです。
エアーフローを重視してているケースは音漏れをしてしまうため、音が漏れにくい設計と防音シートを貼り付けているモデルをおすすめします。

フルクタルデザイン(Fractal Design) Pop XL Silent Black TG Clear Tint

メリット
  • 静音に特化した設計により、騒音を最小限に抑えられる
  • 静音性の高いガラスパネルによりRGBライティングを楽しめる
  • 簡単な配線管理が可能
デメリット
  • 高品質な静音設計のPCケースのため、価格が高い

フルクタルデザインの静音性と拡張性を兼ね備えたPCケースです。
こちらのPCケースは、その名の通り静音性に特化した設計が特徴で、閉じたフロント、閉じたトップ、防音フォームを採用しており、優れたノイズリダクションになっています。

これにより、PCの動作音を大幅に低減し、静かな環境での作業やゲームプレイが可能です。
ミドルタワー型でE-ATXまでのマザーボードに対応しています。

サイドパネルには強化ガラスを採用しており、高い静音性を保ちつつもPC内部に組み込んだパーツやイルミネーションを楽しむことができます。

また、フロントIOポートにはUSB3.0が2ポート、マイク、ヘッドホンジャックが付いており、別売りのUSB Type-Cアップグレードにより、フロントにType-Cポートを追加することも可能です。
総じて、ハイエンドモデルを組み立てたいけど静音性も確保したい人におすすめのPCケースといえます。

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静音CPUクーラー

CPUクーラーはPCの心臓部とも言えるCPUの温度を保つために非常に重要なパーツです。
しかし、冷却性能ばかり気にしてしまうと音が気になってしまいます。
冷却性能と静音性を両立しているモデルを厳選しました。

ID-COOLING IS-55

メリット
  • IntelとAMDの両方のソケットに対応している
  • 55mmの高さでスリムケースにも使える
  • 純銅製ヒートパイプで冷却性能も確保している
デメリット
  • TDP125Wの対応能力は中程度のCPUまで

ID-COOLINGの非常に薄い静音性に優れたCPUクーラーです。
本モデルは、IntelのLGA1700とAMDのAM5どちらのCPUソケットに対応しており、TDPは125Wまでとなっています。

IS-55は、120mmファンを搭載しながらも、静音性が高い設計となっています。
カタログスペックにおける最大ノイズは31dbとなっており、ケースファンや周囲の環境音に対してはおぼ無音レベルの静音性をもっています。

また、静音性だけでなく高い冷却性能を備えている点も魅力的です。
純銅製ヒートパイプを使用したうえで、ファンの最大風量は54.6CFMとなっており、ミドルクラスレベルのCPU(Core i7-14700やRyzen 7 7700)程度であれば十分に冷やす能力を持っています。

また、トップフロー構造により、メモリやマザーボードも同時に冷却できるのも本機のメリットです。

コンパクトなCPUファンで、静音性の高い製品を求める方におすすめです。

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静音ケースファン

ケースファンはPCケースに複数搭載しているファンのため、音がでてしまうと耳障りになることが多いです。
CPUクーラーとは違い外部に近い位置にあるため、静音ゲーミングPCを組み立てる際には、重要なパーツとなっています。

ノクチュア(Noctua) NF-A12x25 LS-PWM

メリット
  • 最大12.1 dBという高い静音性
  • 平均故障間隔が150,000時間以上と長寿命
  • 最先端技術が採用されている
デメリット
  • ブラウン色のデザインは、一部のユーザーには好まれない可能性がある

ノクチュアの高度な静音性能と優れた冷却効果で知られているケースファンです。
こちらのファンは、120mmのサイズで最新の空力工学の革新を統合し、前例のない静かな冷却性能となっています。

さらに、4ピンPWMバージョンを搭載しており、PWMファンヘッダーを介した完全自動速度制御をサポートしているため、付属のローノイズアダプターを使用することで最大速度を1200rpmから900rpmに低減可能です。

ノクチュア特有のデザインカラーになっていますが、性能は非常に優れています。
ケースファンは色の相性よりも冷却性能と静音性を重視する人におすすめです。

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静音電源ユニット

電源ユニットは、電源を供給する部品になっているため、冷却が大切です。
付属しているファンによっては、唸るような音が発生してしまいます。
こちらでは、静音性を重視している電源ユニットを厳選しました。

MSI MAG A850 GL PCIE5

メリット
  • 16ピン(12VHPWR)PCIe5.0コネクターに標準対応
  • 奥行き140mmというコンパクトなサイズ
  • シングルレーン設計による高出力と安定性
デメリット
  • 一般的なPCユーザーには過剰な性能

MSIのATX3.0およびPCIE5.0など、最新のハードウェア基準との互換性で注目されている電源ユニットです。
これにより、最新のNVIDIA GeForce RTX 4000シリーズのグラボを搭載したシステムを構築できます。

600Wまでの電力を供給できるネイティブ16ピン(12VHPWR)PCIe 5.0コネクタを含むため、現在および将来の高性能アップグレードも可能です。
デザイン面では、12V HPWRケーブルのコネクタが簡単な識別のために黄色に着色されており、迅速かつ簡単な接続が可能な安全設計が採用されています。

ケーブルは根元から簡単に曲がるように設計されており、ケーブル管理を簡素化できるため、初心者にとっても優しいです。
総じて、静音性とアップグレードを求めている人におすすめの電源ユニットといえます。

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静音ゲーミングPCの特徴

静音ゲーミングPCは、高性能ながらも騒音を最小限に抑えることに特化しています。
これらのPCは、特に音響に敏感なユーザーや、静かな環境でゲームを楽しみたい人に最適です。

メリット デメリット
・集中力の向上が見込める
・夜間や静かな場所でも使用可能
・長時間の使用でも疲れにくい
・パーツが高性能なため、コストがかかる
・冷却性能のバランスが困難

静音ゲーミングPCは音が少ないため、集中力が途切れにくかったり、夜間や静かな場所でも使えたりするメリットがあります。

しかし、静音性を高めるための特別な部品や設計が必要なため、価格が高いです。
ほかにも、静音性を重視すると、場合によっては冷却性能が低下する可能性があります。

静音ゲーミングPCは、冷却性を両立するのが非常に難しいため、選び方が非常に重要です。

ゲーミングPCの静音モデルの選び方

ゲーミングPCの静音モデルを選ぶときは、一般的なゲーミングPCの選び方に加えていくつか見るべきポイントがあります。たとえばクーラーが静音仕様かどうか、エアフローが最適化されているかどうかなどです。

そこでまずは、ゲーミングPCの静音モデルの選び方を紹介します。

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静音ケース採用モデルから選ぶ

ゲーミングPCの静音性は、ケースのつくりによって変わります。

最も音が小さいのは、PCケース内の音が外部に漏れないように防音素材で作られているケースです。

ただ、BTOメーカーで防音素材ケースを使っているモデルはなかなかありません。購入後に、自分で中身を入れ替える必要があります。

BTOメーカーで購入できるモデルの場合、エアフローに着目するのが大切です。

エアフローというのは、空気の流れのこと。吸気から排気を効率よく行うことにより、PC内部が冷えやすくなります。ファンの仕事量が減るため、静音化に繋がるという仕組みです。

エアフローが最適化されているケースのなかには、たとえばフロントとサイドから吸気して、天板と裏面から排気するというものがあります。

ほかにも、各メーカーがさまざまな工夫をしているので、静音性能が高いゲーミングPCを購入したい方は必ずチェックしましょう。

静音仕様の空冷クーラー搭載モデルから選ぶ

静音仕様の空冷クーラーを搭載しているモデルから選ぶのも、大切です。

CPUクーラーには、空冷と水冷の大きく分けて2種類があります。

空冷は、ファンによる風の力で冷やす仕組みです。風の向きによって、サイドフローとトップフローの2種類があります。

水冷は、循環液と風の力で冷やす仕組みです。循環液がCPUの熱を奪い取り、ラジエーターという金属部品に熱をためます。ラジエーターに風を当てて冷却し、冷えた循環液がまたCPUから熱を奪うというのを繰り返す方式です。

一般的には、水冷のほうが静音。

ただ、空冷クーラーにも静音仕様とそうでないものとがあります。

たとえば大型のファンを搭載していると、低速回転でも風量が大きくなるため比較的静かです。

水冷クーラー搭載モデルから選ぶ

より静音性能が高いゲーミングPCを購入したい場合は、水冷クーラー搭載モデルから選ぶのがおすすめです。

水冷クーラーは、空冷と比べて非常に静か。ファンを高速回転させなくてもしっかり冷やせるので、負荷をかけてもファンの音が大きくなりにくいです。

そのうえ、気温の変化に左右されないため冷却効率が高くなります。

そんな水冷クーラーにも簡易水冷と本格水冷の2種類がありますが、簡易水冷がおすすめ。

簡易水冷クーラーは、本格水冷と比べてメンテナンスが楽です。そのうえ安価かつ、コンパクトなのが魅力的。ケースがあまり大きくなくても搭載できるので、簡易水冷搭載モデルを選んでも場所をあまり取りません。

ただ、水冷クーラー搭載モデルは価格帯が高い傾向があります。
ミドルクラスなどにはあまり搭載されず、ハイエンドクラスに搭載されるケースが多いため、オーバースペックに注意が必要です。

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用途に合ったスペックから選ぶ

ゲーミングPCを静音化したい場合は、用途に合ったスペックのモデルを選ぶのも大切です。

自分が行う作業の要求するスペックと実際のPCスペックを比べたとき、PCスペックにあまり余裕がないとより大きな負荷がかかるようになります。CPUの処理性能やメモリが足りない場合は、特に負荷がかかりやすいです。

ゲームでも、公式が掲げる要求スペックギリギリではなく、上回っていることが大切。

要求されるスペックを上回っていると余裕が生まれ、ある程度の負荷にも耐えられるようになります。

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ゲーミングPCの静音化・騒音対策方法

ゲーミングPCの静音モデルを紹介してきました。最初から静音仕様のゲーミングPCを購入するのも大事ですが、既にあるゲーミングPCを静音化することも大切。そこで今回は、ゲーミングPCの騒音対策方法について紹介します。

ファンの掃除をする

ファンにホコリが溜まっていると、騒音・異音が発生しやすくなります。ファンからカリカリというような音がする場合、普段と違った音が鳴る場合は、ホコリが溜まっている可能性が高いです。

PC内部には、空気と一緒に多少なりともホコリが入り込みます。ケースによっては防塵フィルターが搭載されている場合もありますが、長い間放置しているとそれでも汚れます。

ファンを含め、定期的に掃除すると常に大人しい状態で使い続けられます。

そのうえ、耐久性も変わってくるので、掃除は必須です。

CPUグリスを塗り直す

ゲーミングPCに搭載されているCPUと、CPUクーラーの間にはヒートシンクというパーツがあります。このパーツに塗られているのが、CPUグリスです。

ゲーミングPCには、購入時からグリスが塗られています。グリスは潤滑剤の一種で、塗られていると冷却性が高くなるのが特徴です。そのうえ、BTOメーカーの場合は冷却性の高いグリスが使われるケースも多い傾向があります。

このグリスは、自然と落ちてしまいます

CPUグリスが堕ちると、冷却性能が下がります。冷却性能が下がるとファンがより多く回転するようになり、騒音の原因になりがちです。

そのため、CPUグリスは定期的に塗り直すのが大切になります。グリスの寿命は約2年だと言われているため、2年周期で塗り直しましょう。

タスクマネージャーで負荷を管理する

タスクマネージャーで、起動中のアプリの管理をして負荷をコントロールすることも大切です。

タスクマネージャーは、「ESC」+「Ctrl」+「Shift」で起動します。タスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを選択しても起動可能です。

タスクマネージャーには、現在起動中のアプリが上のほうに表示されます。プロセスにある「CPU」をクリックすれば、負荷が高い順にソートされるので、ここで負荷をチェックしましょう。

現在使っていないアプリで、負荷が高いものがあれば、閉じてください。

画面上は落したと思っていても、バックグラウンドで動くアプリもあります。不要なら、そちらも落しましょう。

こうして負荷を管理することで処理が軽くなり、結果的にファンの音が静かになります。

静音化の設定をしてファンの回転数を制御する

ファンの回転数を制御するのも、ゲーミングPCの静音化方法としておすすめです。

ファンの回転数を制御する方法は、3種類あります。

  • マザーボードメーカーの専用ソフトから設定する
  • ファンコントローラーから設定する
  • UEFI BIOSから設定する
  • フリーのファンコントロールソフトから設定する

専用ソフトやファンコントローラーは、メーカーにより仕様が異なります。メーカーによっては提供がない場合もあるので、あるかどうか一度チェックしてみましょう。購入時の説明書があれば、載っている可能性もあります。

UEFI BIOSも、マザーボードにより有無が異なるので注意しましょう。

これらのうちどれもない場合は、フリーのファンコントロールソフトから設定する方法があります。

ただし、フリーソフトは必ず安全性を口コミなどで確かめてからにしましょう。有名なソフトは、「SpeedFan」です。

インストールするだけで、簡単にファンの回転数を設定できます。ファンコントロール専用のソフトなので、操作もわかりやすいです。

なお、ファンの回転数を落とすときは冷却性能を損なわないように注意しましょう。

ゲーミングノートPCの静音化方法

ゲーミングノートPCは、デスクトップ型よりも熱を持ちやすいです。そのため、音も大きくなりがち。

ゲーミングノートPCの静音化には、冷却台がおすすめです。ノートPC用の冷却台が、さまざまなメーカーから販売されています。上にゲーミングノートPCを置くだけで使えるので、楽です。

なお、製品によって、冷却方法が異なります。

金属素材の冷たさで冷やす製品もあれば、ファンが搭載されている製品もあり、さまざま。ファンが搭載されているほうが冷却性能は高いですが、冷却台のファンもなるべく静かなものを選ばないといけなくなります。

おすすめなのは、エレコムの「SX-CL22LSV」という冷却台です。

大型ファンを1基搭載している、アルミ製の冷却台です。最大70CMFの十分な風量で、なおかつ25dBと音も静か。ノートPCの冷却によるファンの音を軽減できるうえに、台自体も静音仕様なので全体的に音が少なくなります。

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まとめ

本記事では、ゲーミングPCの静音モデルのおすすめ製品などを紹介してきました。

ゲーミングPCはその用途のために、一般的なPCよりも音が大きくなりがちです。既にあるゲーミングPCを静音化したり、はじめから静音仕様のゲーミングPCを購入したりすることで快適に使えるよう工夫するのが大切。

自分だけでなく、周囲の快適性にも関わってくるため、騒音対策はしっかりと行いましょう。