香港に本社を置くコンピューターメーカー、ZOTAC(ゾタック)。
近年、自作PCを嗜む人の間では香港メーカーの人気が高くなってきています。ZOTACは自作PC向けのパーツ販売をメインにしていますが、既製品PCの販売も行っており、いずれも評価が高いです。
そこで今回は、ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを6つ紹介します。
本記事は「コンテンツ制作ポリシー」に則って制作されています。
また、本記事にはプロモーションが含まれます。
ZOTACのゲーミングPCおすすめ4選|高コスパモデル
ZOTACというメーカーの特徴について解説してきました。ここからは、実際のZOTACのゲーミングPCを紹介していきます。まずは、ZOTACのなかでは比較的安い部類に入る高コスパモデルを4つ紹介しましょう。
製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|
ZBOX Mシリーズ edge MI666 | Core i7-1165G7 | Iris Xeグラフィックス | 16GB | 256GB M.2 NVMe SSD |
VR GO 2.0 | Core i7-8700T | GeForce GTX 1070 | 16GB | 240GB M.2 NVMe SSD |
ZBOX MAGNUS EN173070C | Core i7-11800H | GeForce RTX 3070 Laptop GPU | 16GB | 512GB M.2 NVMe SSD |
ZBOX Mシリーズ edge MI646 | Core i5-1135G7 | Intel Iris Xe Graphics (Integrated) | 16GB | 256GB M.2 NVMe SSD |
ZBOX Mシリーズ edge MI666
By: zotac.co.jp
CPU | Core i7-1165G7 |
---|---|
GPU | Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB M.2 NVMe SSD |
ZOTAC ZBOXシリーズでは、最安価クラスのPCです。グラボが搭載されておらず、内蔵GPUになります。
内蔵GPUのなかでは比較的ゲームにも使いやすいIris Xeグラフィックスが搭載されているので、グラフィック処理が軽いゲームならプレイ可能です。たとえば、映像演出が控えめな2Dゲームなどであれば問題はありません。
重い3Dゲームはできませんが、普段遣いしながら同人ゲームなどを軽く遊びたいという方には向いているPCです。
ただ、ストレージが256GBと少ないので、注意しましょう。USB端子の数も心もとないため、USBハブを付けたうえで外付けHDDを用意するなどの対策が必要になります。
とはいえ、本体寸法149.5mm×149.5mm×28.5mm(幅×奥行き×高さ)というサイズ感は魅力的。安い小型ゲーミングPCが欲しい方には、非常におすすめです。
VR GO 2.0
By: zotac.co.jp
CPU | Core i7-8700T |
---|---|
GPU | GeForce GTX 1070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 240GB M.2 NVMe SSD |
ZOTACの「バックパック型」コンパクトPCです。本体をマウントするバックパックが付属しており、PC本体を背負ってVRをプレイすることができます。
GTX 1070を搭載しており、VRChatをプレイするに必要な最低限のスペックを備えています。
6000mAhのバッテリーを2基搭載しており、バッテリー駆動で動かすこともできるため、完全にケーブルレスでVRをプレイできます。
一方で、ケーブルを使用する場合にもLANポートや、DP・HDMI、USB-A端子など充実しており、バックパックにもケーブルを収納できるポケットがあるため据え置き型のPCよりも非常に快適です。
また、M.2スロットに空きが1つあるため、増設すれば容量の少なさもカバーできます。
性能としては最低限ですが、PC背負ってVRをプレイするという斬新なスタイルのゲーミングPCとなっています。
VRChatをはじめ、VRゲームのプレイに革新的な快適さを求めている方におすすめです。
ZBOX MAGNUS EN173070C
By: zotac.co.jp
CPU | Core i7-11800H |
---|---|
GPU | GeForce RTX 3070 Laptop GPU |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
ミドルクラスのゲーミング性能を搭載したミニPCです。ヘッドホンアンプ並の大きさで、RTX 3070 Laptopを搭載し、重めのゲームにも対応しているのが特徴。ミニPCはゲームに使いにくいモデルが多いですが、ZOTACのミニPCはミドルクラスのゲーミング性能があるので使いやすいです。
メモリとストレージには空きスロットが1つずつあるので、増設も可能。メモリを増設すれば現行の多くのゲームをより快適に遊べるようになるだけでなく、作業にも活躍できます。
ストレージを増設すれば、より多くのゲームを入れられるようになるので、自作PCの心得がある方は増設もおすすめです。
さらに、デスクトップクラスのクーラーが搭載されています。ミニPCは冷却性能が低いモデルが多いですが、本機はミニPCとしては最高クラスに冷却性が高いです。そのうえ静かなので、どんな環境・用途でも快適に使用できます。
ZBOX Mシリーズ edge MI646
By: zotac.co.jp
厚みがたったの3cmほどという極小サイズなため、持ち運びしやすく手軽に設置できるゲーミングパソコンです。価格もお手頃プライスなので予算に上限がある方にもぜひおすすめしたい商品となっています。
この薄さにも関わらず高性能CPU第11世代 Corei5-1135G7プロセッサを搭載しており、スムーズにゲームをプレイでき快適なゲームライフを送ることができます。
4K出力や最大3画面に対応しており、ミニパソコンとは思えない機能の充実ぶりから目が離せない魅力的な製品です。
CPU | Core i5-1135G7 |
---|---|
GPU | Intel Iris Xe Graphics (Integrated) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB M.2 NVMe SSD |
ZOTACのゲーミングPCおすすめ2選|高性能モデル
ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを、価格が20万円台のモデルを中心にして紹介してきました。ZOTACはミニPCや小型PCが多く、置き場所に困らないゲーミングPCを探している方におすすめです。ただ、ハイスペックモデルは少ない傾向があるので注意しましょう。
今度は、そんなZOTACの数少ない高性能ゲーミングPCを紹介します。
製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|
ZBOX MAGNUS EN374070C | Core i7-13700HX | GeForce RTX 4070 Laptop | 16GB | 512GB M.2 NVMe SSD |
ZBOX MAGNUS ONE ERP74070C | Core i7-13700 | GeForce RTX 4070 | 16GB | 512GB M.2 NVMe SSD |
ZBOX Eシリーズ MAGNUS EN374070C
By: zotac.co.jp
CPU | Core i7-13700HX |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
第13世代Core i7に、高性能なノートPC用RTX 4070を搭載したミニPCです。高性能かつ省スペースと、環境・用途を選ばず使えるのが魅力的。ストレージは同性能の他社製品と比べると小さいですが、SSD用の空きスロットがあるので増設可能です。
さらに、デスクトップPCに使われるクラスのクーラーを搭載しています。排熱・冷却性に難があるミニPCのなかでは、トップクラスで冷却性と静音性が高いです。ミニPCに興味があるもののゲームに使えるか不安な方、冷却性が不安な方におすすめ。
ZBOX Eシリーズ MAGNUS ONE ERP74070C
By: zotac.co.jp
CPU | Core i7-13700 |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
全体的に高性能な小型PCです。サイズは、一般的なミニタワーよりもさらに小型。縦置きした際の厚みが半分程度にまで抑えられており、どこにでも置けます。
Core i7-13700とZOTAC製のGeForce RTX 4070を搭載していて、小型ながら高いゲーミング性能を備えており、WQHDや4K環境でも快適にゲームを楽しめます。
メモリは16GB、ストレージは512GB搭載。どちらも最低限の容量ですので、ゲーム用途としては十分ですが、その他の用途にも使う場合は少し増設しておくと使い勝手が向上します。
メモリとストレージが未搭載のベアボーンモデルもありますので、すでにパーツを所持している方はお得に購入できるのも嬉しいポイント。
小型で高性能なゲーミングPCが欲しい方におすすめです。
ZOTACとは?
ZOTACは、香港に本社を置くPC Partner Group傘下のメーカーです。NVIDIA製GPU「GeForceシリーズ」を搭載するグラボや、ベアボーンなどの製造をしています。
オリジナルPCのなかに「組み立て済み」と「ベアボーン」との二つがラインナップされており、自作PCキットとしての購入も可能です。
社名は、コンピューター部品・エレクトロニクス領域を指すZONEと、辣腕(らつわん)を振るうという意味があるTACTの二つの言葉が由来。
エレクトロニクス業界において高い技術力を持ち、辣腕を振るうメーカーという意味が込められています。
ZOTACのゲーミングPCの特徴
ZOTACのゲーミングPCは、国内BTOメーカーやほかのゲーミングPCメーカーとは異なる特徴があります。
ミニPCを比較的多くラインナップしているのが、最たる特徴です。そんなZOTACのゲーミングPCの特徴について説明します。
高性能なミニPCが多い
ZOTACは、高性能なミニPCを多く販売しています。
ミニPCとは、一般的な「ミニタワー」のゲーミングPCよりも遥かに小型なPCを指すのが一般的です。たとえば手のひらサイズのPCや、オーディオインターフェース並のサイズのPCなどがあります。
小型なため場所を取らず、持ち運びも簡単なのが魅力です。当然拡張性はなく、性能の上限もありますが、ミドルクラス程度の性能であればミニPCでも出せます。
ゲームにも使えるので、小型PCが欲しい方にはZOTACがおすすめです。
コストパフォーマンスが良い
ZOTACのゲーミングパソコンはコストパフォーマンスが良いというメリットがあります。
特にミニパソコンはサイズが小さいため価格も抑えめで、10万円から20万円程度で手に入れられる製品も数多くラインナップされています。お手頃価格ではありますがゲームにしっかりと対応できる性能になっており予算が決まっている方にもぴったり。
また、学割特典があるのも嬉しいポイントです。学生なら会員特別価格でお得に早くパソコンを購入できたり、予約商品・限定商品を先にゲットしたりすることもできます。抽選でスペシャルグッズも当たるので学生の皆さんは登録しておきましょう。
パーツ販売がメインでGPUが得意分野
ZOTACは、ゲーミングPCなどの完成品販売も行っていますが、メインはパーツ販売です。GeForceシリーズを搭載したグラボを得意分野としており、自作PCを嗜む方からの人気があります。
グラフィックボードはゲーマーやクリエイターが満足できるようなハイスペックを追い求めて作られており、反応の速さだけでなく快適にプレイできるかどうかも重視して設計されています。
販売されているグラボは、RETX 3050/3060/3060 Ti/3070 Ti/3080 Ti/3090 Tiなどの高性能パーツが大部分を占めており、このようにグラフィックボードを専門的に作っているメーカーですので販売されているパソコンに入っているグラフィックボードもしっかりとしたものになっています。
ゲーミングPCの根幹とも言われるグラボに信頼性があるおすすめのメーカーです。
インテリアに自然に馴染むデザイン
ZOTACのゲーミングPCは、ミニPCとミニタワー型PCとの二種類があります。いずれも、ゲーミングPCとしては落ち着いたデザインが特徴です。
ミニPCはUSB DACやヘッドホンアンプのような見た目をしており、デスクに自然に馴染みます。ミニタワーPCもスタイリッシュで落ち着いているため、どんなインテリアにも馴染むのが魅力です。
そのうえ、天板やサイドパネルには通気孔がしっかりと空いており、冷却性にも配慮されています。
ゲーミングPCのラインナップは少なめ
ZOTACは完成品PCも多く取り扱っていますが、ゲーミングPCのラインナップは比較的少ないです。
ZOTACで販売されている完成品PCの多くは、ビジネスモデルとなっています。内蔵GPUが搭載されていたり、GeForceのプロフェッショナル向けGPUが搭載されていたりするのが特徴です。
ただ、内蔵GPUのなかでも、比較的ゲーミング用途に使いやすいモデルが搭載されているので、ライトユーザーならばゲーミングモデル以外も選択肢に入ります。
ZOTACのゲーミングPCに関するよくある質問
ここまで、ZOTACのゲーミングPCのおすすめモデルを紹介してきました。ゲーミングPCのラインナップは少ないですが、ゲームにも使えるPCは多いです。最後に、そんなZOTACに関するよくある質問の答えについて紹介します。
ZOTACはキャンペーンは行っている?
ZOTACは、PCパーツの購入者向けキャンペーンを行っています。BTOメーカーと比べると頻度は低く、割引キャンペーンではないので注意が必要です。
たとえば、2022年6月にはZOTAC Directの会員になり、対象製品を購入するとZOTACオリジナルグッズが複数手に入るというキャンペーンを行っていました。このように、おまけを付けるキャンペーンを行うことがあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
ZOTACは壊れやすいって本当?
ZOTACに関して壊れやすいという意見が見られるのは、完成品PCではなくグラボです。
ただ、GPUはPCのパーツのなかでも比較的壊れやすい部類になります。ゲームや3Dグラフィック作成などの作業で酷使されるパーツであるため、CPUなどに比べると壊れやすいのは事実です。
しかし、ZOTACのGPUが特別壊れやすいということはありません。MSIのGPUよりも値段が安いのですが、見た目や付属ソフトなどで差が付いています。
ZOTACに学割はある?
ZOTAC公式ダイレクトショップ・ZOTAC Directには、学割があります。
ただし、最初から学割会員として登録する必要があるので注意しましょう。
学割会員として登録すると、会員特別価格で購入できるようになります。そのうえ、予約商品・限定商品を先行購入できたり、抽選でグッズを貰えたりするのでお得です。自作PCなどでZOTACをこれから頻繁に使っていきたい場合は、学割会員として登録することをおすすめします。
まとめ
ここまで、ZOTACのゲーミングPCについて紹介してきました。ゲーム用途に特化したPCのラインナップは少ないものの、ビジネス向けモデルでもゲームが遊べるようになっています。それらを含めれば、選択肢は意外と広いです。
ただ、同じ性能でミニPCとミニタワーPCとでモデル分けされておらず、「この性能のミニタワーが欲しい」という細かな欲求は満たせません。
欲しい性能とサイズ感が一致するモデルがあるか、今回おすすめしたゲーミングPCを参考にしながら、ZOTACのショップで探してみましょう。