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Core i9搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10!Ultra 9搭載モデルも紹介

IntelのCore i9プロセッサはその圧倒的な処理能力とマルチタスク性能で知られ、高度なグラフィックスを要求する最新のゲームでもスムーズなプレイができます。

しかし、さまざまなBTOメーカーからCore i9を搭載した幅広いモデルが販売中であり、ゲーミングPCを購入する際にはどれを選択すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。

また、Core i9の次世代CPUとしてCore Ultra 9が発売されるようになり、より一層選ぶのが大変になりました。

そこで本記事では、Core i9を搭載したデスクトップおよびノートPCのなかから、とくにおすすめの10機種をランキング形式でご紹介します

Core i9とCore i7の違いやCore i9が必要なケースも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

>>すぐにCore i9搭載のおすすめゲーミングPCをチェックしたい方はここをタップ
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Core i9搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10一覧表

ランキング 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
製品名 GALLERIA XMC9A-R58-GD GALLERIA ZA9C-Rxx EK-285K58
G TUNE FZ-I9G80 G-Master Hydro Z890 GALLERIA ZL9C-R57-C7 G TUNE H6-I9G7TBK-C Vector-16-HX-AI-A2XWIG-7650JP ZEFT Z56W AORUS 16X ASG-63JPC65SP
メーカー ドスパラ ドスパラ ストーム マウスコンピューター サイコム ドスパラ マウスコンピューター MSI セブン GIGABYTE
CPU Core Ultra 9 285K Core i9-14900KF Core Ultra 9 285K Core Ultra 9 285K Core Ultra 9 285/
Core Ultra 9 285K
Core i9-14900HX Core Ultra 9 275HX Core Ultra9 275HX Core Ultra 9 285K Core Ultra 9 275HX
グラフィクボード(GPU) GeForce RTX 5080 GeForce RTX 5070 Ti GeForce RTX 5080 GeForce RTX 5080 GeForce RTX 5070 Ti GeForce RTX 5070 LapTop GeForce RTX 4070 Ti Laptop GeForce RTX 5080 Laptop GeForce RTX 5060 Ti GeForce RTX 5070 Laptop
メモリ 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 32GB 64GB 16GB
ストレージ SSD 2TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 2TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB SSD 1TB

Core i9搭載ゲーミングPCおすすめランキングTOP10

Core i9搭載ゲーミングPCにもモデルごとに価格・性能差があり、モデル選びが非常に重要です。
そこで今回は、Core i9搭載のおすすめモデルをランキング形式で紹介します。

1位 ドスパラ GALLERIA XMC9A-R58-GD

メリット
  • あらゆるゲームを快適にプレイできるハイエンドモデル
  • ストレージが2TBあるのでデータ容量に困らない
  • 必要十分な1000W電源搭載
デメリット
  • 価格も最高クラス

本モデルは、GALLERIAシリーズのなかでも、トップクラスの性能を誇るハイエンドゲーミングPCです。

CPUは Core Ultra 9 285K、GPUはRTX 5080を採用しています。メインストリームとしては、最高峰レベルの性能です。

あらゆる最新タイトルを4K環境でストレスなくプレイできます。ゲームプレイだけでなく、動画編集やゲーム配信などクリエイティブユースにもぴったりです。

メモリは32GB、ストレージは2TB SSDとなっています。通常のゲームプレイには十分な容量ですが、メモリを大量消費するゲームや動画編集もされる方は64GBへのメモリの増設がおすすめです。

ハイエンドモデル特有の排熱の問題に関しても、水冷CPUクーラーと140mmサイズの大型冷却ファンを採用しています。低速回転でも風量が大きいので、静音性・冷却性ともに高いです。

電源ユニットも1000W 80PLUS GOLDなので、耐久性・容量ともに心配ありません。

トップクラスのゲーミングPCが欲しい方におすすめです。

メーカー ドスパラ
CPU Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX 5080
メモリ 32GB
ストレージ 2TB SSD

2位 ドスパラ GALLERIA ZA9C-Rxx

メリット
  • 現行でCore i9を搭載した希少なモデル
  • MSI製の水冷式CPUクーラーを搭載
  • ボトルネックが発生しない構成
デメリット
  • 近々終売になる可能性がある

本機は、現行モデルでCore i9を搭載した希少なゲーミングPCです。
多くの現行モデルはCore Ultraシリーズに置き換わっているため、Core i9搭載モデルが欲しい方は早めの購入をおすすめします。

CPUはCore i9-14900KF、グラボはRTX 5070 Tiです。4K環境においても高いゲーミング性能を発揮します。

「動画配信向けモデル」となっていますが、純粋にスペックが高いため高グラフィック・高リフレッシュレートで快適にゲームを楽しめます。

メモリは32GB、ストレージは1TBSSDになっており、ハイエンドモデルとしては、ストレージ容量が少ないため、必要な方は増設を検討しましょう。

また、GALLRERIAオリジナルではなくMSI製の水冷式のCPUクーラーを採用しているため、さらに冷却性能が強化されており、ハイエンドモデル特有の排熱問題も気にせずに利用できます。

メーカー ドスパラ
CPU Core i9-14900KF
GPU GeForce RTX 5070 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

3位 ストーム EK-285K58

メリット
  • Core Ultra 9の最上位モデルを搭載
  • 最高クラスのデザイン性
  • さまざまなゲームが4Kでプレイできる
デメリット
  • デザイン性の分コスパは高くない

新世代Core Ultra 9を搭載したハイエンドゲーミングPCです。

GPUはRTX 5080を搭載しています。最新のRTX 500シリーズのなかでも屈指の処理能力を誇る上位モデルです。4K高画質フレームレートはもちろん、8Kも視野に入ります。

そのほかにも、メモリが32GB、ストレージも1TBと申し分のない構成です。メモリが大容量なおかげで、Core Ultra 9の性能を余すところなく使用できます。

性能だけでなくパノラマ強化ガラスやARGB、液晶付き水冷クーラーなど、デザインへのこだわりも高いです。

こだわりの1台が欲しい方におすすめのゲーミングPCです。

メーカー ストーム
CPU Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX 5080
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

4位 マウスコンピューター G TUNE FZ-I9G80

メリット
  • どんな作業でもこなせるスペック
  • 2TBの大容量SSD搭載
  • 360mmの水冷式クーラーで安定稼働
デメリット
  • 消費電力と価格が高い

本機はマウスコンピュータから販売されている、フルタワーケースを採用した上位モデルのゲーミングPCです。

CPUにCore Ultra 9 285K、GPUにRTX 5080を搭載しています。4Kはもちろん8K解像度に加え、高リフレッシュレート環境などさまざまな環境で快適なプレイが可能です。

採用しているパーツの性能が高く、360mmラジエータ搭載の水冷CPUクーラーや、1200W電源など、ほかのBTOに比べてワンランク上のパーツを採用しています。

また、メモリは32GB、ストレージは2TB SSDを採用しています。SSDは2TBと十分なので、さまざまなゲームをインストールしたい人におすすめです。

価格は少し高めですが、妥協のないハイエンドゲーミングPCを求めている方におすすめです。

メーカー マウスコンピューター
CPU Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX 5080
メモリ 32GB
ストレージ 2TB SSD

5位 サイコム G-Master Hydro Z890

メリット
  • デュアル水冷システムによる高い冷却性能
  • 静音性に優れているPCケース
  • カスタマイズの幅が広い
デメリット
  • 標準構成は Core Ultra 7のためカスタマイズが必要

G-Master Spear Z890は、デュアル水冷システムを搭載した最強の冷却性能を持つゲーミングPCです。

デュアル水冷システムとは、CPUとGPUにどちらも水冷式のクーラーを採用しているという意味であり、特にGPUの水冷化を標準で行っているBTOメーカーは非常に珍しいです。

水冷化によりCPU・GPUの冷却性能が高くなるだけでなく、パフォーマンスの向上をはじめ、省スペース化や静音化、熱による劣化が少なくなるなど多くのメリットがあります。

注意点として、購入時に標準でチェックが付けられているのはCore Ultra 7 265Kなので、Core Ultra 9 285/Core Ultra 9 285Kへのカスタマイズを忘れないようにしましょう。

サイコムは非常にカスタマイズ性に優れており、CPUとGPUも含めて各種パーツを細かくカスタマイズできます。

CPUグリスやCPUクーラーまで豊富な種類をカスタマイズできるのは、大きな魅力です。

標準ではGPUはRTX 5070 Ti、メモリは32GB、ストレージは1TBを採用しており、それぞれ予算に合わせてアップグレードが可能です。

高い冷却性能と自分好みのゲーミングPCを追求したい方におすすめのモデルです。

メーカー サイコム
CPU Core Ultra 9 285/Core Ultra 9 285K(要カスタマイズ
GPU GeForce RTX 5070 Ti
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

6位 ドスパラ GALLERIA ZL9C-R57-C7

メリット
  • 240Hzリフレッシュレートに対応している
  • 最新のCPUとGPUを搭載している
  • 17.3インチの大画面でゲームを楽しめる
デメリット
  • 本体重量が2.8kgあるため持ち運ぶには少し重い

本モデルは、 Core i9-14900HXを搭載したハイエンドのゲーミングノートPCです。
CPUはCore i9-14900HX、GPUはRTX 5070 Laptopを搭載しています。ノートPCながら、最新タイトルも快適にプレイできるスペックです

17.3型のWQHD液晶ディスプレイは240Hz対応で、FPSタイトルや高グラフィックが求められるタイトルを快適に楽しめます。

メモリは32GB、ストレージは1TBです。
DDR5のメモリとNVMe Gen4のSSDを搭載しているため、ゲーミングノートPCでさまざまなタイトルをプレイしたい人に向いています。

メーカー ドスパラ
CPU Core i9-14900HX
GPU GeForce RTX 5070 Laptop
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

7位 マウスコンピューター G TUNE H6-I9G7TBK-C

メリット
  • 最新のCore Ultra 9を搭載
  • 最大300Hzで表示できるWQXGA液晶
  • Wi-Fi 7に対応し、最大5.7Gbpsでの無線通信が可能
デメリット
  • 同価格帯のデスクトップPCと比べると性能は劣る

本モデルは、CPUにCore Ultra 9 275HXを採用したハイエンドゲーミングノートPCです。

最新のCPUであり、24コアを搭載。シングル・マルチ性能が共に高く、ゲームにおいても高いパフォーマンスを発揮します。旧モデルと比べてワットパフォーマンスも高いため、バッテリー持続時間の延長にも貢献しています。

GPUはRTX 5070 Ti Laptop、メモリは32GB、ストレージは1TB SSDを採用しています。
特に、RTX 5070 Ti Laptopはノートパソコン向けのGPUながらVRAMを12GB搭載しているため、グラフィック負荷の高いゲームでも快適にプレイできます。

また、本機の大きな魅力として、300Hz対応のWQXGA液晶を搭載している点があげられます。
タクティカルFPSの競技シーンでも使われるレベルのリフレッシュレートであり、300Hz外付けモニターは価格も高いですが、本機であればノートパソコン本体のみでプレイできます。

最高スペックのゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。

メーカー マウスコンピューター
CPU Core Ultra 9 275HX
GPU GeForce RTX 4070 Ti Laptop
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

8位 MSI Vector-16-HX-AI-A2XWIG-7650JP

メリット
  • あらゆるゲームを快適にプレイできる
  • 新設計強冷クーラーによる高い冷却性能
  • MSI独自のパフォーマンス向上機能を搭載
デメリット
  • 大きいため持ち運びには不向き

本モデルは、CPUにCore Ultra9 275HX、GPUにRTX 5080 Laptopを搭載したハイエンドなゲーミングノートPCです。

どちらも、現行最高クラスの性能をもっており、現在販売されているゲームのほとんどを快適にプレイできるせいのうをもっています。

メモリは32GB、1TB SSDを搭載し、液晶は240Hzに対応したWQXGA解像度で、ハイエンドに要求される要素を全て備えています。

本機は特に、冷却性能やパフォーマンスの安定に優れています。
オリジナルの「MSI OverBoost Ultra テクノロジー」はCPUの消費電力を維持したままCPU・GPUのパフォーマンスを最大化できるシステムであり、高負荷のかかるシーンでもフレームレートを落とすことなくゲームを楽しめます

MSIならではのハイパフォーマンス+高安定性のゲーミングノートPCとなっています。

メーカー MSI
CPU Core Ultra9 275HX
GPU GeForce RTX 5080 Laptop
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD

9位 セブン ZEFT Z56W

メリット
  • Core Ultra 9の最上位モデルを搭載
  • 静音性にすぐれたPCケース
  • 64Gの大容量メモリを標準搭載
デメリット
  • GPUに対してCPUの性能がオーバー気味

本モデルは、高い静音性をもつケースを採用したハイエンドゲーミングPCです。
標準性能で非常に高いパフォーマンスを発揮します。

CPUはCore Ultra 9 285K、GPUはRTX 5060 Tiを搭載しており、多くのタイトルを快適にプレイできます。
Core Ultra 9 285Kは、一般向けモデルで最上位モデルとなるCPUであり、特に高い性能を求める方にはおすすめです。

メモリは標準で64GBを搭載しています。ストレージは標準的な容量の1TB SSDです。
カスタマイズも可能ですが、カスタマイズの必要がないほど十分なゲーミング性能を発揮します。

ゲーム用途に限らず、ゲーム配信やクリエイティブユースの場面でも使用可能です。あらゆる場面でストレスを感じさせません。

また、拡張性・静音性の高いフルタワーケースを採用しているため、家だけでなくあらゆる場面・用途で使うことのできるゲーミングPCとなっています。

静音性の高いハイエンドゲーミングを求めている方におすすめです。

メーカー セブン
CPU Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX 5060 Ti
メモリ 64GB
ストレージ 1TB SSD

10位 GIGABYTE AORUS 16X ASG-63JPC65SP

メリット
  • 超狭額ベゼルによる91%の画面占有率
  • ハイエンドモデルとしては軽量
  • 独自のAIエージェントで直感的にPCシステムを操作可能
デメリット
  • リフレッシュレートは165Hz上限
  • ストレージ容量が少ない

本モデルは、高い画面占有率と軽量設計が特徴的なゲーミングノートPCです。

CPUにはCore Ultra 9 275HX、GPUには RTX 5070 Laptopを搭載し、ハイエンドモデルとしては標準的な性能にまとまっています。
一方で、メモリは標準で16GBのみ搭載であるため、よりパフォーマンスを引き出したい場合は32GBへの増設をおすすめします。

画面サイズは16インチとやや大きめのサイズで、非常にベゼルが狭いのが特徴。
画面占有率は驚異の91%であり、ほぼ全画面が液晶のように見えるため、ゲームで高い没入感を得られるのはもちろん、作業シーンにおいても快適に使うことができます。

また、本機のおもしろい機能として、AIエージェントの「GiMATE」が挙げられます。ボタンをおして話しかけることで、PCシステムを直感的に操作することができます。

スペックだけでなく、オリジナルの機能を持ったおもしろいゲーミングノートPCが欲しい方におすすめです。

メーカー GIGABYTE
CPU Core Ultra 9 275HX
GPU GeForce RTX 5070 Laptop
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD

Core i9とCore i7の違い

Core i9とCore i7の違いは。以下のとおりです。

  • マルチスレッド性能
  • シングルスレッド性能
  • チャネル数

これらに違いがあるので、処理速度などにも差が生まれる点は把握しておきましょう。

最新のCore Ultraについても記載していますので、どのように性能が違うのか、それぞれの特徴を紹介します。

マルチスレッド性能の違い

Core i9は、Core i7よりも多くのスレッドを同時に処理できるため、マルチタスクや複雑な計算を伴うアプリケーションで優れた性能を発揮します。

Core i9とCore i7のスレッド数とコア数を比較しましたので、参考にしてください。

CPU コア数 スレッド数
Core Ultra 9 285K 24 24
Core i9-14900K 24 32
Core i9-13900K 24 32
Core i9-12900K 16 24
Core Ultra 7 265K 20 28
Core i7-14700K 20 20
Core i7-13700K 16 24
Core i7-12700K 12 20

Core i9は第12世代でも24スレッドあるため、マルチスレッドに向いているCPUです。

しかし、第14世代になるとCore i7のコア数、スレッド数ともに向上しており、高負荷のかかる作業を予定していない人はCore i7で十分といえます。

最新のCore Ultraはスレッド数こそ少ないものの高度なクリエイティブ作業に向いており、内蔵GPUの性能も高いです。

シングルスレッド性能の違い

現行モデルに限らず、シングル性能はCore i7のほうが高いです。

最近のモデルでは、シングル性能の性能差は比較的小さくなっていますが、数年前まではCore i9よりも圧倒的にシングルスレッド性能が高い傾向でした。

現行モデルにおいても、オーバークロックを用いない定格の速度では、Core i7-13700Kのほうが処理性能が高いです。

そのため、高度な並列処理を行わない用途であれば、Core i7かCore Ultra 7シリーズがおすすめ。

チャネル数の違い

Core i7は、デュアルチャネルに対応しています。

メモリを複数枚使用して帯域を倍に強化できますが、Core i7はメモリを2つ使用できるので2倍の帯域で構成可能です。

帯域1倍から2倍に変わる効果は非常に大きく、特にゲーミングPCにおいては遊べるゲームの幅が圧倒的に変わるほど。メモリを食うゲームをプレイするならば、デュアルチャネル以上は必要と言えます。

Core i9は、クアッドチャネルを構成可能です。

クアッド、つまりメモリを4枚使用でき、帯域も4倍になります。

ただ、1倍から2倍に変わったときは体感できるほどの違いがありますが、2倍から4倍に変わっても体感できるほどの差は生まれにくいです。

一般的な用途、ゲーミング用途ではデュアルチャネルで足ります。クアッドチャネルが必要なのは、非常に重い処理を行うときです。マイニングがしたい場合などには、活躍できます。

そのため、Core i9搭載のゲーミングPCでもクアッドチャネル構成にしているケースは少ないです。

ゲーミングPCにCore i9が必要なケース

ここまで、Core i9とCore i7の違いについて解説してきました。まとめると、Core i9はマルチタスクに強く、マイニングなどでも使えるのが特徴。Core i7はシングルスレッド性能ならばCore i9に肉薄しており、コスパが高いです。ゲームユーザーのなかには「Core i9」は不要という方もいます。

そこで、Core i9はゲーミングPCに必要なのかどうか、解説していきます。

ゲーム配信などマルチタスクをするならCore i9が必要

ゲームを快適に遊ぶ場合にはCore i7で十分ならCore i9は不要なのではないかというと、そうとは言い切れません。

Core i9最大のメリットは、圧倒的なマルチスレッド性能です。マルチスレッド性能は、ゲーム配信や動画編集などの作業に大きく影響します。

また、マルチタスク性能が高いので、ゲームをプレイしながら、ほかの処理を行うという用途では最適です。

ゲーム配信において、マルチスレッド性能が低いCPUでは、ゲーム自体が重い場合、カクつきや画質低下のリスクもあります。

さらに、PCVRをプレイしながら配信するならCore i9は必須クラスです。

まとめると、Core i9搭載ゲーミングPCが必要なのは以下のような方になります。

    • ゲーム配信がしたい方
    • ゲーム動画が作りたい方
    • クリエイター
    • PCVRをより快適にプレイしたい方

ゲームをするだけならCore i7で十分

CPUの性能向上は年々高まっており、ゲームを快適にプレイしたいだけなら、Core i7で十分です。

BTOメーカーで現行販売されているモデルは第13世代または第12世代Core i7の数が最も多く、選択肢も豊富にあります。

ほとんどのタイトルにおいては、Core i7-13700Kでスペック不足を感じる場面はありません。

ゲームをプレイするだけならシングルスレッド性能が高ければ問題ないので、Core i7が活躍します。

Core i9は数世代先のグラボにも対応

Core i9は、その高い処理能力と先進的なアーキテクチャにより、将来のグラボにも対応できる性能を持っています。
グラボの性能を十分に発揮するためには、CPUの性能も重要です。

CPUの性能が低いとボトルネックが発生してしまうため、グラボの性能を十分に発揮できません。
Core i9は、現状ですとオーバースペックになることが多いですが、将来グラボの性能が上がってきても対応ができるため、長い期間使えるCPUです。

そのため、長期間ゲーミングPCを使用したい人は、先行投資としてCore i9搭載のゲーミングPCを購入しています。
このように、現状だけでなく先のことを考えてから購入するゲーミングPCのスペックを考えましょう。

Core i9ゲーミングPCは購入後にカスタマイズできる?

Core i9ゲーミングPCは購入後にカスタマイズできますが、アップグレードするためにはある程度の資金力などが必要です。

そもそもCore i9ゲーミングPCは全体的な構成バランスなどにも優れているのに加えて、基本的なスペックについてもかなり高いモデルがほとんどといえます。

また、後から高性能なPCパーツを搭載すれば全体的なスペックが単純に上がるわけではなく、それぞれのPCパーツの相性によってはボトルネックが起きるケースも挙げられます。

自分自身でカスタマイズするには専門的な知識とノウハウが求められるため、各メーカーや専門店などにカスタマイズを依頼するのがおすすめです。

Core i9搭載ゲーミングPCを購入する際の注意点

  • 用途によってCPUを選ぶ
  • 電源ユニットにも注意
  • 前世代のモデルを選ぶ場合は注意
  • 全体的な構成バランスを意識する

Core i9搭載ゲーミングPCを購入する際の注意点について解説します。

Core i9搭載ゲーミングPCは、ほとんどの場合、ハイエンドモデルであり、非常に高価です。

購入後に後悔しないために、以下の注意点を参考にしてください。

用途によってCPUを選ぶ

なによりも用途によってCPUを選ぶのがおすすめです。

単純なゲームプレイだけであれば、Core i7であっても十分な性能を発揮します。
とくにFPS・TPSタイトルをメインにプレイされる方にとっては、Core i9はオーバースペック気味です。

ただし、ゲーム配信や動画編集といった用途を考えている方には、少しでもマルチスレッド性能が高いほうが有利になります。

Core i9とCore i7は価格差も大きいため、単純にどちらの性能が高いかではなく、どちらが自身の用途にあっているかで選びましょう。

電源ユニットにも注意

CPUやグラボを検討する際には、電源ユニットにも注意が必要です。

基本的にCPUやグラボは上位モデルほど、消費電力が大きくなる傾向にあります。

そのため、CPUやグラボの消費電力に比べ電源ユニットの性能が足りていないとならないように注意しましょう。

電源ユニットの性能が足りていない場合、CPUやグラボが安定して動作しない可能性があります。

ちなみに、消費電力とCPUの関係についてよくわからないという方は、BTOショップでの購入がおすすめです。

BTOショップでは、安定して性能を発揮できるように、上位モデルの電源ユニットが採用されています。

>>おすすめの電源ユニットをチェックしたい人はコチラをタップ

前世代のモデルを選ぶ場合は注意

Core i9とCore i7の比較をする際には、何世代のCPUかが重要です

例えば、Core i9-13900Kは、Core i7-13700Kと比較してマルチスレッド性能が高いですが、第12世代のCorei9-12900Kでは大きな差がありません。

Corei9-12900Kは、16コア24スレッドなので、マルチスレッド性能はCore i7-13700Kと同等です。総合性能では、Core i7-13700Kが上回ります。

CPUの性能向上は、世代毎に行われているため、前世代のモデルを購入する場合には注意しましょう。

全体的な構成バランスを意識する

各メーカーで販売されているcore i9を搭載しているゲーミングPCは構成バランスは問題ない一方、メルカリやオークションなどで販売されているものは構成バランスの意識が大切です。

例えば、「core i9は搭載されているけれどグラボの世代がかなり古い」、「十分なメモリやストレージ容量が確保されていない」などのケースも少なくありません。

実際に購入する前にはCPUとグラボのバランスを始めとして、メモリやストレージ容量は確認するポイントといえます。

まとめ

ここまで、Core i9搭載ゲーミングPCについて解説してきました。

Core i9は、マルチスレッド性能に非常に優れているのが特徴です。そのため、配信や動画編集・エンコードなど、負荷のかかる並列処理に向いています。ゲーム配信者、Vtuberには非常におすすめです。

ただ、モデルによって性能には差があります。

今回紹介したゲーミングPCを参考にしつつ、予算の範囲内で自分が求める性能を最大限発揮できるモデルを選びましょう。