この記事を読んで頂ければAMD Ryzenの特徴を知り、CPUの選択に困らないです。
Intel CoreとAMD Ryzenの違いをゲーム性能やコスパ面で解説し、CPU別に向いている作業を説明しています。
Intel Coreとの性能比較をわかりやすくまとめました。
AMD Ryzenについてよくある質問もまとめてあり、シリーズや世代の見分けかたについても解説。
CPUの特徴を知ることで、ゲーミングPC選びがスムーズなり、ほしいモデルを売切れなどで見逃すことが少なくなるメリットがあります。
ゲーミングPCおすすめをRyzenのシリーズ別に紹介していますので、参考にしてください。
>>すぐにRyzenのおすすめゲーミングPCをチェックしたい方はここをタップ
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ゲーミングPCおすすめ3選Ryzen5モデル
これから、Ryzen搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを各シリーズ別に紹介していきます。
Ryzen5は最も基本的なモデルであり、ゲーミングPCではエントリーグレードに位置するCPUです。
そんなRyzen5のおすすめゲーミングPCを3つ紹介します。
メーカー | 製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | GALLERIA XA7R-R46 5700X3D搭載 | Ryzen 7 5700XD | GeForce RTX 4060 | 16GB | 1TB Gen4 SSD |
フロンティア | FRGHLB650/SG1 | Ryzen 5 8400F | GeForce RTX 4060 Ti | 32GB | 1TB M.2 NVMe SSD |
マウスコンピューター | G-Tune DG-A5G6T | Ryzen 5 4500 | GeForce RTX 4060 Ti | 16GB | 512GB NVMe SSD |
ドスパラ GALLERIA XA7R-R46 5700X3D搭載
By: dospara.co.jp
- 同価格帯の平均よりもコスパが高い
- 幅広いゲームタイトルを遊べる
- ストレージ容量が大きい
- 重たいクリエイティブ作業は少し厳しい
ドスパラの大人気モデル・GALLERIA R46のRyzen搭載モデルです。
最新世代Ryzen 7 モデルを搭載しており、ミドルクラスのなかでも高性能なRTX 4060を組み合わせています。
初めてゲーミングPCを触る方でも使いやすいスペックといえ、標準構成でも幅広いゲームタイトルを問題なく遊べるのも魅力です。
ストレージが最初から1TBありますので、容量に余裕があります。
ケースデザインがシンプルなのも魅力的で、どのような環境に置いても違和感がありません。
見た目にこだわる人にもおすすめです。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Ryzen 5 5700XD |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |
フロンティア FRGHLB650/SG1
- 高い冷却性を持ちながらイルミネーションを楽しめる
- 水冷CPUクーラーを標準搭載
- 高品質な750W GOLD認証の電源を採用
- 高品質だが、ほかのBTOメーカーより価格が高め
Ryzen 5 8400Fを搭載したゲーミングPCです。
内蔵グラフィックスを排した最新のCPUであり、Ryzen 7 5000シリーズと同等の性能を持ちながら価格を抑えています。
グラフィック性能と処理性能が共に高く、特に最新のRyzenを搭載したことによる処理性能の高さが特徴的です。
Ryzen 5は安価なモデルになりますが、Core i5と比べても大きな差はないため、日常使いやゲームにおいて困ることがありません。
ストレージはSSD 1TB、メモリは32GBが標準となっており、グラボはGeForce RTX 4060 Tiと申し分ないです。
CPUとグラボのバランスが非常によく、初心者の方にもおすすめできるゲーミングPCです。
メーカー | フロンティア |
---|---|
CPU | Ryzen 5 8400F |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
マウスコンピューター G-Tune DG-A5G6T
By: mouse-jp.co.jp
- Wi-Fi 6EとBluetooth 5をサポートしている
- ゲームや動画編集などのタスクができる
- コスパが高い
- 最新ゲームをプレイするには物足りない
標準搭載されているストレージは最小限なので、1TBに増設できます。
構成を考えると1TBに増設してもコスパがよいので、増設するのがおすすめです。
1TBの外付けHDDを所持しているなら、そちらを使っても問題ありません。
マウスコンピューターは初心者でもカスタマイズしやすいのが特徴です。
選べるパーツの種類が少ない分、初心者でも迷うことがありません。
HDDも追加搭載できるので、ストレージを強化したい人向きです。
RTX 4060 Tiが搭載されているため、高グラフィックのゲームでも十分快適にプレイできる性能があります。
ボトルネックを起こさないギリギリの構成で、エントリーグレードとミドルクラスの中間のようなモデルです。
ミドルレンジのグラフィック性能が高いゲーミングPCが欲しい人におすすめといえます。
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
ゲーミングPCおすすめ4選Ryzen7モデル
Ryzen7は、RyzenモデルのゲーミングPCのなかでは最も広く使われているCPUです。
性能と価格とのバランスがよいRyzen 7搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを4つ紹介します。
メーカー | 製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | GALLERIA XA7R-R48S 5700X搭載 | Ryzen 7 5700X | GeForce RTX 4080 SUPER | 16GB | 1TB Gen4 SSD |
フロンティア | FRGBLB650/SG1 | Ryzen 7 7800X3D | GeForce RTX 4070 SUPER | 32GB | 1TB M.2 NVMe SSD |
サイコム | G-Master Spear X670A | Ryzen 7 7700X | GeForce RTX 4060 | 16GB | 1TB M.2 NVMe SSD |
セブン | ZEFT R52C | Ryzen 7 7700 | GeForce RTX 4060 | 16GB | 1TB M.2 NVMe SSD |
ドスパラ GALLERIA XA7R-R48S 5700X搭載
By: dospara.co.jp
- 冷却性能が高いので安心して使える
- クリエイティブ作業にも対応できるスペック
- 高速SSDが標準搭載されている
- スペックに対してメモリが少なめ
Ryzen 7のゲーム向け高性能モデルと、ハイエンドグラボを搭載したミドルハイクラスのゲーミングPCです。
RTX 4080 SUPERを搭載しており、さまざまなゲームを快適にプレイできます。
ゲームプレイ以外のクリエイティブ作業にも対応できるスペックを持っているため、動画編集やゲーム配信などを視野に入れている方にもおすすめです。
推奨スペックが高いゲームを高解像度・高FPSで遊んだとしても、CPUの温度が過剰に上昇しません。冷却性能もこだわっており、エアフローなども確保されて熱がこもりにくい構造になります。
ストレスフリーにゲームを楽しめ、Ryzenの性能を活かした配信などもしやすいです。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |
フロンティア FRGBLB650/SG1
- 高性能CPUとGPUの組み合わせ
- 32GBのDDR5メモリを搭載している
- 1000Wの電源ユニットを搭載
- 性能に対するコスパがやや低い
第7世代Ryzen 7の高性能モデルと、ハイエンドGPUを搭載した高性能なゲーミングPCです。Intelモデルだとかなり高額になる構成ですが、本機は非常にコスパがよいです。
電源も1000Wの80PLUS GOLD電源を搭載しています。
ほかのBTOメーカーではフラッグシップ級のモデル搭載される駆動力が非常に高い電源で、高性能パーツが搭載されていても余裕があるのが魅力です。
このクラスの電源はもう一段階は性能が高いモデルで搭載されることが多いですが、本機に搭載されていることで安定するのが魅力的。
ケースデザインも魅力的。フロントメッシュパネルを採用することで、前面からでもARGBのライティングを楽しめるケースとなっています。
構成・デザイン含め、全体的に非常に完成度が高いゲーミングPCです。
メーカー | フロンティア |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
サイコム G-Master Spear X670A
By: sycom.co.jp
- CPUとGPUのバランスが非常によい
- 最新規格のDDR5メモリ搭載で処理能力が高い
- マザーボードの品質が高い
- 品質は高いが、スペックに対して価格が高め
Ryzen 7の高性能モデルとRTX 4060を搭載したミドルクラスゲーミングPCです。
RTX 4060はミドルクラスのベーシックなグラボで、価格も抑えられているためゲーミングPCの入門に最適なモデルです。
ストレージはSSD 1TB、電源も750W GOLDと構成が削られている部分がひとつなく、全体的にバランスのよい構成です。
本機は、マザーボードにASRock製の上位シリーズである「X670E Steel Legend」が採用されています。
Ryzen 7000シリーズに最適化されており、DDR5メモリのオーバークロックやPCIe Gen5など最新の機能を詰め込んだまさに最も先端を行くマザーボードです。
Ryzen 7 7700Xはゲーミング向けにチューニングされており、シングルスレッドの性能がトップクラスなのでApex LegendsをフルHDで平均144fpsを越えます。
軽量級から中量級のゲームを目的としている人に向いているRyzen搭載のゲーミングPCです。
メーカー | ツクモ |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7700X |
GPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
セブン ZEFT R52C
By: pc-seven.co.jp
- 16GBのDDR5-4800メモリを搭載している
- 1TB SSD NVMe Gen4のストレージ
- Ryzen 7 7700で要求の高い作業も可能
- ミドルタワーケースなのでスペースが必要
Ryzen 7の高性能モデルとRTX 4070とを組み合わせたミドルクラスゲーミングPCです。
ゲームにおいて大事な処理性能とグラフィック性能が両方高いため、さまざまなゲームを高解像度・高fpsでプレイできます。
ストレージは抑えられていますが、もちろんカスタマイズ可能です。
外付けHDDを後から購入するより本機購入時にカスタマイズするほうがコスパがよくおすすめ。
本機で魅力的なのは、ストレージ以外およそ非の付け所がない点です。
CPUクーラーは、非常に評判の高いDeepCool製の水冷クーラーが搭載されています。
電源も750W GOLDで、この構成では十分な駆動力を持つパーツです。
BTOメーカーのゲーミングPCには珍しく、DVDドライブも搭載されています。
無線Wi-Fi6も2023年現在最新の形式に対応です。
全体的にバランスが良く、価格も適正ですがセール時には割引率が高いこともあり、セール時のコスパは非常に優秀。
すぐに購入したいわけではないのなら、セール時を狙うのもおすすめです。
メーカー | セブン |
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CPU | Ryzen 7 7700 |
GPU | GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
ゲーミングPCおすすめ3選Ryzen9モデル
Ryzen 9は、12コア24スレッドの高性能CPUです。
コア数・スレッド数がともに多く、Ryzen本来が持つマルチコア性能がより高くなっています。
ゲーミングPCでは、ハイエンドクラスのモデルに搭載されることが多いです。
Ryzen 9搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを3つ紹介していきます。
メーカー | 製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
マウスコンピューター | G-Tune FG-A9G90 | Ryzen 9 7900X | GeForce RTX 4090 | 64GB | 2TB M.2 NVMe SSD |
セブン | ZEFT R44CT | Ryzen 9 7900 | GeForce RTX 4070 Ti | 16GB | 1TB NVMe SSD |
ドスパラ | GALLERIA ZA9R-R48S 9900X搭載 | Ryzen 9 9900X | GeForce RTX 4080 SUPER | 32GB | 1TB Gen4 SSD |
マウスコンピューター G-Tune FG-A9G90
By: mouse-jp.co.jp
- 現行最強クラスのスペック
- 4K、高リフレッシュレートでのゲームプレイが快適にできる性能
- 64GBのDDR5メモリとGen4 SSD 2TBを搭載
- 下位モデルと同様にサイドガラスパネルがオプション
Ryzenシリーズでも最高峰の性能を持つRyzen 9 7900Xを搭載し、最強のグラボであるGeForce RTX 4090を組み合わせたゲーミングPCです。
メモリ64GBとストレージSSD 2TBとハイエンドモデルにふさわしい構成となっています。
電源ユニットには1200Wの80PLUS PLATINUM認証モデルを採用。
フルタワーケースに360mm大型ラジエーターを搭載した水冷CPUクーラーを装備しており、名実ともに最強スペックのゲーミングPCとなっています。
ゲームにはもちろんですが、Ryzenの高性能CPU搭載なのでクリエイティブ作業にも向いています。
ゲームのほかにスペックを要する動画編集や、生成AIなどを使いたい方向けとしてもおすすめです。
メーカー | ツクモ |
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CPU | Ryzen 9 7900X |
GPU | GeForce RTX 4090 |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 2TB M.2 NVMe SSD |
セブン ZEFT R44CT
By: pc-seven.co.jp
- 12コア24スレッドで高速な処理能力
- 16GBのDDR5メモリを搭載している
- 信頼できるブランドの部品を使用している
- Micro-ATXケースなので拡張性は低い
高性能CPUと高性能GPUを合わせた、非常にわかりやすいハイエンドゲーミングPCです。
メモリの大容量さと、ストレージ構成が目を引きます。
メモリは16GBのため、どのような作業も可能とし3DCG作業を長時間行っても、メモリは余裕です。
ストレージはSSDは1TBと大容量となっています。
CPUファンは240mmの水冷クーラーにカスタマイズ可能です。
電源は850WのSilver Stoner 製のGOLD 電源となっています。
Ryzen搭載でハイエンドなゲーミングPCを探している人におすすめです。
メーカー | セブン |
---|---|
CPU | Ryzen 9 7900 |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
ドスパラ GALLERIA ZA9R-R48S 9900X搭載
By: dospara.co.jp
- 搭載されているPCパーツが高水準
- クリエイター作業に最適のCPU
- 4K環境でのゲームプレイにも対応可能
- 使い方によっては性能を持て余す
ドスパラから発売されている最新世代のRyzen 9 9900Xが搭載されているハイエンドゲーミングPCです。
GPUには、GeForce RTX 4080 SUPERを搭載しており、グラフィックが重いゲームも問題なくプレイできます。
標準構成でメモリ32GB・ストレージ1TBと十分な容量があるため、各種クリエイティブ作業もスムーズに進めることが可能です。
また、拡張性にも優れているのでメモリ・ストレージに不満を感じた場合、後から追加してスペックを高めるなどにも対応しています。
構成・性能・デザイン全てにこだわったゲーミングPCが欲しい方におすすめ。
メーカー | ドスパラ |
---|---|
CPU | Ryzen 9 9900X |
GPU | GeForce RTX 4080 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |
>>もっとRyzen 9搭載ゲーミングPCをチェックしたい人はこちらをチェック
ノートPCおすすめ2選Ryzenモデル
Ryzen搭載ゲーミングPCを紹介してきました。
全てデスクトップPCでしたが、もちろんRyzenを搭載したゲーミングノートPCもあります。
デスクトップに比べると数が少ないですが、厳選したおすすめのゲーミングノートPCを2つ紹介します。
メーカー | 製品名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|---|
Razer | Blade 14 RZ09-0482VJH3-R3J1 | Ryzen 9 7940HS | GeForce RTX 4060 Laptop | 16GB | 1TB NVMe SSD |
Lenovo | Legion Pro 5 Gen 8 16型(AMD) | Ryzen 5 7645H | GeForce RTX 4050 Laptop | 32GB | 512GB M.2 PCIe-NVMe SSD |
Razer Blade 14 RZ09-0482VJH3-R3J1
By: ark-pc.co.jp
- 高いゲーミングパフォーマンス
- 厚さ17.99mm、重量約1.84Kgという軽量薄型設計
- QHD解像度と240Hzのリフレッシュレート
- 高価格帯のため、予算に制限がある人に不向き
Ryzen 9のノートPC向けCPUを搭載したミドルハイクラスゲーミングノートPCです。
GeForce RTX 4060 Laptopは、ミドルクラスの定番グラボなため性能が高く、多くのゲームの推奨スペックを上回ります。
カジュアルにゲームを楽しむだけなら、RTX 4060でも十分快適です。
Apex Legendsなどの人気FPS/TPSゲームを100fps以上でプレイできるスペックがあります。
高性能でありながら価格が高すぎないのも魅力的で、ゲーミングノートPCは同性能のデスクトップPCと比べると若干高くなりがちですが、それを加味しても妥当な価格設定になっています。
ディスプレイのリフレッシュレートは240Hzで、タクティカルFPSなど競技性の高いゲームをプレイする場合に有利になります。
重量が2kg近くあるため持ち運びは大変ですが、家のなかで使うなら不満が出にくいバランス良好なゲーミングPCになっています。
メーカー | Razer |
---|---|
CPU | Ryzen 9 7490HS |
GPU | GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
Lenovo Legion Pro 5 Gen 8 16型(AMD)
By: lenovo.com
- Ryzen 5000シリーズの最上位モデルを搭載
- 16GBのDDR5メモリを搭載している
- 240Hzのリフレッシュレート
- 2.5kgという重量は、持ち運びに少し重い
Ryzen 7 6800Hは、2022年6月に発売されたノートPC向けCPUです。
グラボのコア数が、Ryzen 7 5800Hよりも高くなっています。
ノートPC向けのCPUのなかでは、ハイクラスです。
そこに同じくノートPC向けグラボのなかでは比較的高性能なRTX 3050 Ti Laptopを搭載し、全体的な性能を高めています。
処理性能・グラフィック性能ともに高く、ゲームだけでなく配信やクリエイティブな作業にも十分使用可能です。
クリエイターでも快適に使えるノートPCのなかでは非常に低価格となっています。
冷却性能も高くなっているので、長時間ゲームや作業をしても安心です。
メーカー | Lenovo |
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CPU | Ryzen 5 7645H |
GPU | GeForce RTX 4050 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe-NVMe SSD |
自作PC向けRyzenのおすすめCPU3選
自作PCでは、コンポーネントを自分で選ぶ楽しみがあります。
自作PCに最適なRyzen CPUを3つ選び、それぞれの特徴と性能を詳しく解説しましたので、参考にしてください。
Ryzen CPUは、ゲームやクリエイティブ作業、日常の使用にも適していますので、幅広いユーザーに向いています。
AMD Ryzen 7 5700X
By: amazon.co.jp
- 最大ブーストクロックは4.6GHz
- 8コア/16スレッドを搭載している
- 性能の割にコスパが高い
- 内蔵グラフィックがないため、別途グラボが必要
AMD Ryzen 7 5700Xは、ミドルスペックのゲーミングPCに適しているCPUです。
こちらのCPUは、最大4.6GHzのブーストクロックを誇り、PCI Express 4.0に対応しています。
8コアと16スレッドを備え、36MBのキャッシュと65WのTDPを持つこのCPUは、高いマルチタスク性能です。
内蔵GPU機能はありませんが、GPUを別途用意することで、ゲームや高度なグラフィック作業に必要な性能を発揮できます。
Ryzenシリーズのなかでも性能とコスパのバランスが非常によいため、人気のCPUです。
AMD Ryzen 7 7800X3D
By: amazon.co.jp
- 空冷でも適切に冷却できる
- 消費電力が低い
- ゲーム用途に特化している
- ゲーム以外の用途ではイマイチ
Ryzen 7 7800X3Dは、ハイエンドのゲーミングPCに向いているCPUです。
本モデルは、8コアと16スレッドを搭載し、基本クロックは4.2GHz、最大クロックは5.0GHzに達します。
これにより、複数のアプリケーションを同時にスムーズに実行可能です。
また、5nmプロセスルールを採用しており、PCIe 5.0にも対応しているため、最新のGPUやストレージデバイスとの互換性もあります。
特筆すべきは、104MBの巨大なキャッシュメモリを備えている点です。
さらに、Radeon Graphicsを内蔵しており、GPUクロックは2200MHzに達します。
これは、内蔵GPUとしては非常に高性能であり、軽いゲームならばこのCPUだけで快適にプレイ可能です。
AMD Ryzen 5 5600G
By: amazon.co.jp
- AMD Radeon GPUを内蔵している
- 65Wの低TDPで、エネルギー効率がよい
- 3.9GHzのベースクロックと4.8GHzのTurboCoreクロック
- パーツによっては、互換性を確認する必要がある
AMDのRyzen 5 5600Gは、その卓越したコスパで注目のCPUです。
こちらのCPUは、ゲームやクリエイティブな作業を快適に行うための強力な基盤があります。
3.9 GHzの基本クロック速度を持ち、最大4.4GHzまでのクロックです。
これにより、複雑なマルチタスクや要求の高いアプリケーションもスムーズに動作します。
また、65Wの低TDPは、効率的なエネルギー消費を意味し、熱が発生しにくいです。
AMD Radeon GPUを搭載しているため、追加のGPUなしでも軽いゲームであればプレイができます。
自作PCを組み立てる際に予算が限られている人におすすめのCPUです。
RyzenとIntelの違いを徹底比較
Intel Coreシリーズと、AMD RyzenシリーズがゲーミングPCではよく使われます。
それぞれ異なる会社が提供しているCPUですが、会社以外にも違いは多いです。
そんなRyzenとIntelの違いについて解説します。
ゲーム性能
ゲーム性能は、全体的にIntelのほうが高いです。
Intelは、基本的にシングルコア性能が高いCPU。シングルコアが高いと、アプリの起動やWebブラウジング、ゲームが高速化されるようになります。
ネットをサクサク見られるだけでなく、ゲームの起動・ロード・処理が早いのでゲームにはIntelが有利です。
しかし、Ryzenでもゲームができないということはありません。
事実ゲーミングPCに搭載されており、Ryzenはマルチコアに強いためゲーム+αの作業に向いています。
動画編集・CG制作などのクリエイティブな作業
動画編集やCG制作などクリエイティブな作業では、Ryzenのほうが高性能です。
Intelはシングルコア性能が高いと述べましたが、マルチコア性能はRyzenより低いです。
マルチコア性能が高い場合、複数アプリの同時実行・エンコード・画像のレンダリング処理などが高速化します。
複雑な処理・並列処理に強いということです。
そのため、クリエイターにはRyzenが人気な傾向があります。
ゲーム動画を作成したり、ゲーム配信をしたりする場合はRyzenのほうが同様の世代でも強いので、Ryzenがおすすめです。
価格帯やコスパ
Intel Core iシリーズとRyzenとでは、価格も異なります。
Ryzenのほうが少し安く、第13世代Core とRyzen 7000を比べると、Intelのほうが高価です。
CPUの価格が異なるので、Intel搭載モデルとRyzen搭載モデルとでは、同じ構成でもRyzen搭載モデルのほうが安くなります。
安いうえにマルチな処理に強いので、Ryzenはコスパがよいです。
Intel Core iシリーズは価格が少し高くなるものの、ゲームに向いているためゲーミングPCとしては有利だと言えます。
Intel Core iシリーズのコスパ自体は、「可もなく不可もなし」です。
ゲーミングPCの種類
Intel Core iシリーズとRyzenとでは、シェア率が異なります。
ゲーミングPCにおいては、Intelのほうがシェア率が高いです。
そのため、市場のゲーミングPCの種類・モデル数はIntel搭載モデルのほうが多くなります。
Ryzenも少なからずあるものの、各メーカーによって取り扱い数はまちまちです。
ドスパラであれば人気機種はIntelモデルとRyzenモデル両方を揃えていますが、ほかのメーカーではどちらかしかないというケースもあります。
Ryzenを選ぶ場合は、ゲーミングPCの選択肢がIntel搭載モデルより少し狭まる可能性があるということを念頭に置いておきましょう。
AMD RyzenとIntel Coreの性能を比較
比べるとIntel Coreが処理能力に長けていて、AMD Ryzenはマルチコアに強い特徴を解説しました。
シリーズごとの性能比較が知りたい人向けに、Ryzen 9シリーズとIntel Core i9シリーズが同程度など比較表にまとめましたので参考にしてください。
ほかにRyzen 7とCore i7、Ryzen 5とCorei5を記載しています。
・Ryzen9 Core i9シリーズ
CPU | コア数 | スレッド数 | TDP | 最大周波数 |
---|---|---|---|---|
Ryzen 9 7950X | 16 | 32 | 170W | 5.7GHz |
Ryzen 9 7900 | 12 | 24 | 65W | 5.4GHz |
Ryzen 9 5950X | 16 | 32 | 105W | 4.9GHz |
Core i9-13900K | 24 | 32 | 125W | 5.8GHz |
Core i9-13900 | 24 | 32 | 65W | 5.6GHz |
Core i9-12900K | 16 | 24 | 125W | 5.2GHz |
・Ryzen7 Core i7シリーズ
CPU | コア数 | スレッド数 | TDP | 最大周波数 |
---|---|---|---|---|
Ryzen 7 7700X | 8 | 16 | 105W | 5.4GHz |
Ryzen 7 7700 | 8 | 16 | 65W | 5.3GHz |
Ryzen 7 5800X | 8 | 16 | 105W | 4.7GHz |
Core i7-13700K | 16 | 24 | 125W | 5.4GHz |
Core i7-13700 | 16 | 24 | 65W | 5.2GHz |
Core i7-12700K | 12 | 20 | 125W | 5.0GHz |
・Ryzen5 Core i5シリーズ
CPU | コア数 | スレッド数 | TDP | 最大周波数 |
---|---|---|---|---|
Ryzen 5 7600X | 6 | 12 | 105W | 5.3GHz |
Ryzen 5 7600 | 6 | 12 | 65W | 5.1GHz |
Ryzen 5 5600X | 6 | 12 | 65W | 4.6GHz |
Core i5-13600K | 14 | 20 | 181W | 5.1GHz |
Core i5-13400 | 10 | 16 | 65W | 4.6GHz |
Core i5-12600K | 10 | 16 | 125W | 4.9GHz |
第13世代Core が優秀なモデルということがわかります。
Ryzenも第5世代の9シリーズですとIntelに引けを取りません。
第12世代のCore より第7世代Ryzen が優れているといえます。
Ryzen はシングルスレッドの性能がよいのでスレッド数が少なくても数値ほど差はないです。
全体的にRyzen はTDP の数値が低いため、CPU の温度が上がりにくい特徴があります。
CPUクーラーなど周辺パーツのコスパを抑えられるため、Ryzen 搭載モデルはIntel Core 搭載モデルに比べると安価です。
>>Intel Coreでシェアが多いi7のゲーミングPCをチェックしたい人はコチラ
Ryzenモデルを販売しているおすすめBTOメーカー
Ryzen搭載のゲーミングPCを提供しているBTOメーカーは数多くありますが、とくにおすすめのメーカーを3社をピックアップしました。
ドスパラ、ツクモ、パソコンショップセブンは、それぞれに特色あるラインナップとサービスで、カスタマイズの自由度やアフターサービスの質においても高い評価を受けています。
各メーカーの特徴を紹介します。
ドスパラ
ドスパラは、日本国内で広く知られるパソコン専門店の一つであり、とくにゲーミングPCの分野で高い人気を誇ります。
その最大の魅力は、顧客が自由にカスタマイズできる豊富なオプションです。
ドスパラでは、AMD RyzenをはじめとするさまざまなCPU選択肢、グラボ、メモリ、ストレージなど、細かい部品一つひとつを自分のニーズに合わせて選べます。
また、ドスパラはそのアフターサービスでも定評があり、購入後のサポート体制も充実しているため、ユーザーの満足度が高いです。
販売数は少ないですが、ゲーミングノートPCにもRyzen搭載モデルがあります。
ツクモ
ツクモは、自作PCユーザーやハイエンドユーザーから高い支持を受けているPC専門店です。
とくに、AMD Ryzenシリーズを搭載したゲーミングPCのラインナップは、その高性能と安定した品質で知られています。
ツクモの強みは、高い専門性と豊富な品揃えです。
店舗では、経験豊富なスタッフが最適なパーツ選びのアドバイスを提供し、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズをサポートしています。
オンラインストアでも、詳細なスペック情報と共にさまざまなパーツが販売されており、自作PCを楽しむための一大プラットフォームです。
ツクモはまた、定期的にセールやキャンペーンを実施しており、コスパに優れた購入チャンスも多いのが魅力といえます。
ツクモで購入したゲーミングPCは、Ryzenのマルチタスキング能力を活かし、長時間のゲームプレイや重い負荷がかかる作業にも耐えうる堅牢な構成が特徴です。
パソコンショップセブン
パソコンショップセブンは、幅広いニーズに応えるカスタマイズが可能です。
とくにAMD Ryzenシリーズを搭載したゲーミングPCの選択肢は多岐にわたり、ユーザーが求めるスペックや予算に応じた最適な構成を選べます。
パソコンショップセブンの特徴は、コスパの高さと、ユーザーの要望に細かく応える柔軟なカスタマイズサービスです。
初心者から上級者までが満足するような、さまざまなパーツのラインナップを取り揃えており、それぞれのパーツに関する詳細な説明とともに、ユーザーが自分に合ったPCを組み立てられるようサポートしています。
また、パソコンショップセブンは、購入後のアフターサポートにも定評があり、万が一のトラブルにも迅速かつ丁寧に対応するため、安心です。
Ryzen搭載ゲーミングPCに関するよくある質問
Ryzen搭載ゲーミングPCについて紹介してきました。
Intelと比べれば数が少ないですが、選択肢がないわけでは決してありません。
Ryzen搭載ゲーミングPCに関するよくある質問の答えを紹介します。
Ryzenはゲームに不向きって本当?
Ryzenはゲームには不向きだというのはよく言われていることですが、半分正しくて半分間違いです。
Ryzen自体がゲームに向いていないのではなく、Intelと比べればゲーム単体の場合はIntelのほうがよいというだけでRyzenでもゲームを快適に遊べます。
Ryzenはゲーム配信・ゲーム動画投稿などに向いているのが特徴です。
ゲームをしながら何かをする、という用途においてはIntelよりRyzenのほうが向いています。
ただ、動画や配信など明確な目的がなければ、Intelのほうがおすすめです。
Ryzenシリーズの型番や世代の見方は?
IntelはCore i7-12700のような命名規則です。
Core i7がシリーズ名と、コア数の目安を示しています。
12700の「12」が世代です。
ここにKなどのアルファベットが付くこともありますが、それは同世代・同シリーズ内の性能の違いを表します。
AMD Ryzenの場合は、Ryzen9 7700Xを例にしますとRyzen9がシリーズ名、7700が世代、最後尾のXが性能を表しています。
数字の頭が7の場合は、第5世代です。
2023年現時点では、これが最新世代となります。
以前のモデルは、3,000~4,000番台は第3世代、5,000番台は第4世代です。
数字の後のアルファベットの性能は、以下のようになります。
- 何もない:その世代・シリーズの標準
- X:高性能・高消費電力
- G:グラフィック搭載CPU
- T:省電力
- S:省電力&グラフィック搭載CPU
Ryzen9 7700Xは「第5世代Ryzen9の高性能モデル」ということです。
デスクトップの命名規則に変更はないですが、モバイル向けは2023年の製品から新しい命名規則になります。
4桁の数字部分が変わりますが、シリーズ名はそのままです。
2023年製品は千の位が7、2024年製品は8と変わり、百の位はシリーズにより変動、十の位はアーキテクチャの世代を表しています。
デスクトップCPUの命名規則も変更になる可能性がありますので、注意が必要です。
まとめ
Ryzen搭載ゲーミングPCのおすすめモデルについて紹介してきました。
RyzenはIntel Core iシリーズと比べればシェアが低いものの、総合的なモデル数は決して少なくありません。
ドスパラなどRyzenとIntel両方を同一モデルで販売するメーカーもあるため、選択肢は豊富です。
Ryzen 5からRyzen 9まで幅広い性能のCPUがあります。
前述の通り、Xなのか無印なのかという違いもあるため選ぶのは大変です。
今回紹介したゲーミングPCを参考にしながら、自分にとってより重要なのはどの性能なのかを考え、自分に合ったRyzen搭載ゲーミングPCを選びましょう。