ゲーミングPC

RTX 3090のスペック・特徴を紹介|ほかモデルとの比較も

RTX 3090は世代が古く、現在RTX 3090を搭載したゲーミングPCは基本的に販売されておりません。RTX 3090よりも新しい世代の製品を搭載した次世代機・後継機については、以下の記事で紹介しておりますので、ぜひご確認ください。

Geforce RTX 3090は、NVIDIAから発売されている、1世代前のハイエンドグラボです。

発売当時はRTX 3090Tiの次にスペックが高いグラボとして話題になりました。
発売から1年たった今でも多くのゲーマーや配信者、クリエイターなどに愛用されているハイエンドモデルです。

本記事では、代替の現行モデルや、RTX 3090の特徴・メリットや詳細スペックなどについて解説します。

なお、以下の記事でゲーミングPCのおすすめについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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RTX 3090搭載ゲーミングPCはBTOメーカーでは取り扱われていない

残念ながら2023年現在、BTOメーカーでは、RTX 3090搭載ゲーミングPCを取り扱っていません。

ハイエンドモデルでは、最新のRTX40シリーズや、同等性能を持つRTX 3080 Tiが主流です。

これからRTX 3090搭載のゲーミングPCを購入したい方は、BTOメーカーからの購入は難しい点に注意しましょう。

そのため、基本的にRTX 3090を購入する場合には、グラボ単体での購入になります。

RTX 3090は、上位でモデルが登場し、中古価格も下落傾向にあるため、魅力が高まっているグラボです。

対応するマザーボードや電源ユニットなど、カスタマイズに関する知識がある方はおすすめ。

BTO搭載モデルを購入するなら

RTX 3090はハイエンドモデルのなかでは、比較的安価に入手できるモデルです。

しかし、搭載ゲーミングPCがすでにBTOメーカーでは取り扱われておらず、PCに関する知識がなければ、採用しづらいデメリットもあります。

現在は自作PCがBTOメーカーモデルよりも極端に安いという時代でもないため、BTOメーカーからゲーミングPCを購入する方も多いです。

以下では、BTOメーカーで購入できる、RTX 3090の代替モデルをご紹介します。

同等性能ならRTX 3080 Tiがおすすめ

RTX 3090がBTOメーカーから取り扱われなくなった大きな理由の1つに、RTX 3080 Tiがあります。

RTX 3080 Tiは、RTX 3090と同等の性能を持ったグラボです。総合的な性能差は5%。

価格面では、RTX 3080 Tiが優れており、性能差も体感できるほどではないため、RTX 30シリーズを採用しているハイエンドモデルは、RTX 3080 Tiを搭載しています。

RTX 3080 Ti搭載のゲーミングPCは、各メーカーが取り扱っており、選択肢が豊富なのもポイント。

RTX 3090と同等の性能を持ったゲーミングPCが欲しい方におすすめのモデルです。

>>【2023年】RTX 3080 Tiの性能レビューとゲーミングPCのおすすめモデル6選

現行モデルならRTX 4090がおすすめ

価格が許すなら、RTX 4090もおすすめです。

RTX 3090の後継モデルで、2023年3月現在、もっとも優れた性能を持っています。

4K環境でのゲームプレイや動画編集やゲーム配信などのクリエイター向けモデル。

レイトレーシング性能がずば抜けて高く、高グラフィック・高フレームレートでゲームを楽しめます。

将来性も高く、RTX 4090の性能が足りないというタイトルの登場は、当分ありません。

BTOメーカーもハイエンドモデルのみに採用していますが、長く活躍できるという点ではコスパのよいモデルです。

>>RTX 4090はどんなグラボ?RTX 4090搭載ゲーミングPCおすすめモデルも紹介!

RTX 3090とは?

RTX 3090は2020年に発売された第2世代 RTXアーキテクチャを搭載したグラボです。
発売当時はRTX 3090Tiの下位モデルという位置づけで発売され、RTX4000番代が発売された現在でも多く利用されています。

4Kの世界がぐっと近づく

RTX 3090はDLSS 2.0を搭載しており、DLSSを有効にすると、4K解像度でも60fpsを超えるフレームレートでゲームをプレイできます。

RTX 3090は、人気ゲームの4Kプレイを可能にする性能と、24GBのフレームバッファを搭載しています。また、HDMI 2.1に対応して いるため、4K 60Hz HDRでの出力が可能となりました。

DLSS2.0を有効化すると、APEX Legendsやフォートナイト、War ThunderやLost Arkなどの人気ゲームで4K60fpsでのゲームプレイが可能です。

ライブ配信用エンコーダー搭載

RTX 3090にはライブ配信用エンコーダーであるNVENCを搭載しています。

NVENCは今までCPUでやっていたエンコード作業をGPUの独立したセクションで行い、CPUの負荷を軽減。 これによってシステムにゆとりが生まれるため、ゲーム配信の際ゲームの処理に今まで以上のリソースを割けます。

そのため、配信でも自分の画面でも快適に高fpsを保った状態でゲームのプレイが可能になります。

AI性能が向上

RTXに搭載されているAI性能が前作から進化し、AIで強化されたマイクとウェブカメラの機能をBroadcastテクノロジーを利用して使えるようになりました。

AIを活用したマイクのノイズキャンセリングや、カメラの画質向上などを低負荷で行うようになりました。 これによって、生配信やビデオ通話、ビデオ会議などの品質を底上げしてくれます。

RX 6900 XTとの違い

同じ価格帯でAMDから発売されているRX 6900 XTとの違いについて解説します。

同じような価格で同じような性能ですが、RX 6900 XTにはライブ配信用エンコーダーであるNVENCやDLSS 2.0、NVIDIA Broadcastが搭載されていません。

そのため、これから4Kでゲームをしたい人やゲーム配信を行いたい人、AIを使ってマイクやカメラ画質を向上させるNVIDIABroadcastを使う予定がある人はRTX 3090がおすすめです。

しかし機能が少ない分RX 6900 XTは少し安く購入できるため、自分の予算と相談して決めてください。

RTX 3090搭載ゲーミングPCの特徴・メリット

ここからは、ハイエンドグラボであるRTX 3090の詳細性能について解説していきます。

CUDAコア ブーストクロック メモリサイズ メモリタイプ
10496 1.70Ghz 24GB GDDR6X

ゲームではどれくらいのfpsが出るか

次にRTX 3090搭載PCでどれくらいのfpsが出るのか紹介していきます。
複数のサンプルからの平均を紹介しているため少しズレが有る可能性がありますがご了承ください。

フォートナイト

フォートナイトのフルHD、最高設定と低設定のfpsはこちら

フルHD最高設定 フルHD低設定
195fps 450fps

次に4K最高設定と低設定のfpsです。
最高設定はDLSS有効の状態のfpsとなります。

4K最高設定 4K低設定
98fps 293fps

フルHD、4Kともに高画質でも十分なfpsが出ています。
本気でフォートナイトをプレイしたい人、競技的にやりたい人にもおすすめです。

Apex Legends

Apex LegendsのフルHD高設定と低設定のfpsはこちらです。

フルHD高設定 フルHD低設定
250fps 260fps

次に4K高設定と低設定のfpsはこちらになります。

4K高設定 4K低設定
150fps 220fps

フルHD、4Kどちらも高画質で十分なfpsが出ています。
RTX 3090では4Kの最高設定でも平均で144fps以上出ているため、4K画質で本気でやりたい人にもおすすめです。

VALORANT

VALORANTのフルHD高設定と低設定のfpsはこのようになっています。

フルHD高設定 フルHD低設定
330fps 300fps

4K高設定低設定のfpsはこのようになっています。

4K高設定 4K低設定
320fps 350fps

300fpsがVALORANTの天井のようで、大体300fpsで横ばいとなっております。
RTX 3090では非常に高いfpsが出ているため本気でやりたい人にもおすすめです。

PUBG

PUBGのフルHD最高設定と最低設定のfpsはこのようになっています。

フルHD最高設定 フルHD最低設定
200fps 200fps

次にPUBGの4K最高設定と最低設定のfpsはこのようになっています。

4K最高設定 4K最低設定
100fps 180fps

4K最高設定でも100fps出ているため、少し画質設定を下げただけでも非常に高いfpsでプレイが可能です。

Overwatch2

Overwatch2のフルHD高設定と低設定の平均fpsはこのようになっています。

フルHD高設定 フルHD低設定
287fps 593fps

次にOverwatch2の4K高設定と4K低設定の平均fpsはこのようになっています。

4K高設定 4K低設定
126fps 361fps

4K高設定でもかなり高fpsで動かせるため、Overwatch2をこれからやりたい人にもRTX 3090はおすすめです。

RTX 3090搭載ゲーミングPCの各ゲームプレイ時のfpsまとめ

各ゲームの平均fpsです。

Overwatch2 PUBG VALORANT APEX Legends フォートナイト
平均4K高設定 126fps 100fps 320fps 150fps 98fps
平均4K低設定 360fps 180fps 350fps 220fps 293fps
平均フルHD高設定 287fps 160fps 330fps 250fps 195fps
平均フルHD低設定 593fps 200fps 300fps 260fps 450fps

全体的に見てかなり高いfpsが出力されています。

RTX 3090のノートパソコン用は販売されていない

結論から言うと、RTX 3090搭載のノートPCは販売されていません。

というのも、RTX 3090自体ノートPC向けのものが生産されていないためです。

グラボはデスクトップ用とは別でノートパソコン用も生産され、ノートPCメーカー各社に販売しています。

RTX 3090は、デスクトップモデルのみ生産されており、RTX 3090搭載ノートパソコンは販売されていません 。

RTX 3090搭載ゲーミングPCがおすすめな人

RTX 3090搭載のゲーミングPCがどのような人におすすめなのか紹介します。

RTX 3090搭載ゲーミングPCがおすすめな人、それは以下の3種類の人です。

  • 配信をしたい人/している人
  • ゲームを本気でプレイしたい人
  • 4Kでゲームをプレイしたい人

まず配信をしている人やしたい人。
RTX 3090にはライブ配信用エンコーダーを搭載しているため、配信をしてもカクつかずスムーズにゲームプレイが可能なため、配信をしたい人やしている人におすすめです。

次にゲームを本気でプレイしたい人。
RTX 3090は非常に高いfpsを出力できるため、fpsでほかの人にアドバンテージを取れます。
一瞬の差で勝敗が変わる可能性のある高いレート帯の人におすすめです。

最後に4Kでゲームをプレイしたい人。
4Kでもフレームレートを出しながらゲームをプレイできるため、4Kのきれいな画面でゲームを楽しみたい人におすすめです。

おすすめのRTX 3090モデル3選

RTX 3090を搭載した製品は取り扱いが少なくなっています。RTX 3090の次世代機・後継機については、以下の記事からご確認ください。

ここまで、RTX 3090の特徴・メリットなどを解説しました。

RTX 3090は、グラボ単体ではハイエンドモデルらしいゲーミング性能と、中古市場では落ちついた価格が魅力です。

以下では、おすすめのRTX 3090モデル3選をご紹介。

自分でグラボのアップグレードができる方には、おすすめのモデルなのでぜひ参考にしてください。

MSI GeForce RTX 3090 VENTUS 3X 24G OC

MSIから発売されている RTX 3090パフォーマンスモデルです。

よりゲームプレイに最適化されたゲーミングモデルも、同メーカーにあります。しかし、価格が現行モデル並みなのでパフォーマンスモデルがおすすめです。

アルミ製のバックプレートを採用。耐久性をあげつつ、グラボメモリを冷却するヒートパイプを内蔵しています。

温度が一定になるとファンは自動停止。必要のない時には、静音性を重視したモデルです。

中古品の出品も多く、現行のミドルクラス並みの価格で購入できます。

安価にハイエンドモデルが欲しい方におすすめ。

ASUS NVIDIA GeForce RTX 3090 搭載 トリプルファンモデル

ASUSのタフゲーミングモデルです。

高いゲーミング性能はもちろん、静音性や冷却性能に優れています。

タフゲーミングモデルならではのパーツを採用。ファンはデュアルボールファンベアリングを採用し、2倍の耐久性を発揮します。

また、センターファンのみ逆回転する仕様。ヒートシンクやバックプレートに広い通気口を搭載するなど、さまざまな新機構が採用されています。

ほかモデルにくらべ、定価は高めの設定ですが、中古品も数が多く出品。状態のよい商品も多いので、ぜひ確認してみましょう。

安定したパフォーマンスを発揮するモデルが欲しい方におすすめ。

【販売終了】 SUSTek NVIDIA GeForce RTX 3090 搭載 トリプルファンモデル

ゲーミングモデルらしい白いデザインが人気のグラボです。

先鋭的なデザインに、白を基調とした色合い。アドレス指定可能なRGB要素を設定すれば、自由に色合いを変化できます。

ヒートシンクは、表面を研磨し滑らかさを向上。余分な凹凸を限りなく減らし、熱伝導を効率化しています。

広いバックプレートを採用し、グラボの熱がシャーシの排気ファンに向かって逃げられるように設計。排熱性を高めたモデルです。

ステンレス鋼で作られたDualBiosスイッチによりパフォーマンスとクワイエットモードを素早く切り替え可能。

ゲームに最適化されたモデルなので、ゲームプレイで高いパフォーマンスを発揮します。

RTX 3090搭載ゲーミングPCを購入する方法

ここまで、RTX 3090のおすすめモデルを紹介しました。

BTOメーカーでは、すでにRTX 3090搭載モデルを取り扱っておらず、RTX 3090を利用したい方はPCに関する知識が必要でした。

しかし、BTOメーカー以外であれば、RTX 3090搭載モデルの購入も可能です。

以下では、RTX 3090搭載ゲーミングPCを購入する方法を解説します。

BTOメーカーの中古販売をチェック

RTX 3090搭載ゲーミングPCやパーツをよりお得に購入したいなら、BTOメーカーの中古販売をチェックするのがおすすめです。

RTX 3090は元々ハイエンドモデルの主流グラボだったので、搭載モデルは多く出回っております。

価格も現行のハイエンドモデルに比べて、安価に購入できるメリットもあるので、ぜひ気に入った商品が出品されているか確認してみてください。

BTOメーカーの中古品は、信頼性が高く、長く活躍できるモデルも多く出品されています。

中古保証が付属する商品がほとんどなので、初期不良の心配もありません。

フリマアプリをチェック

RTX 3090搭載ゲーミングPCをより安く購入するなら、フリマアプリもおすすめです。

メルカリには、BTOメーカーの搭載モデルのほか、自作ゲーミングPCも多く出品。RTX 3090搭載モデルも一定の数が出品されています。

メルカリは自作趣味の人が作って使わずに売る場合があり、使い込まれていないゲーミングPCが安い値段で買えるのでお得度が高いです。

価格も商品によって差が大きい傾向にあります。BTOメーカーの中古サイトよりも安価に購入できる場合もあるため、定期的にチェックしておきましょう。

また、値段交渉も気軽に行えるため、思わぬ掘り出し物に出会える可能性もあります。

オークションサイトをチェック

オークションサイトは、搭載ゲーミングPCやグラボ本体が数多く出品。

RTX 3090に関しては、グラボ本体の出品が多い傾向ですが、ゲーミングPCもさまざまな商品が選べます。

BTOメーカー品や自作ゲーミングPCが出品。商品によって搭載しているパーツに違いがあります。

入札次第では、中古価格の半値で購入できる可能性があるのが大きな魅力です。

ビジネス用途で使用されていた商品も多く、よい状態のモデルが多いのもポイント。

オークションサイトなので、すぐに商品を手に入れられないデメリットはありますが、タイミングよく落札できれば非常に安価に購入できるのでおすすめです。

とにかくハイエンドなゲーミングPCが欲しい人はRTX 3090搭載PCがおすすめ

RTX 3090は1世代前のハイエンドGPUで、現在でも高い性能を持っています。

非常に性能が高いため、現在でも使い続けている人も多いです。総合的な性能が高くゲーム以外にも配信や動画編集なども快適に行えます。

RTX 3090搭載のゲーミングPCはグラフィック性能以外も最高レベルです。

中古市場では、安価に取引されているため、コスパ面でも魅力があります。
安くハイエンドゲーミングPCを購入したい人は、RTX 3090搭載ゲーミングPCがおすすめです。