RTX 3070 Tiの性能紹介｜タイトル別のFPSも解説

本記事では、Geforce RTX 3070 Tiの特徴と搭載ゲーミングPCのおすすめ8選を解説しています。

RTX 3070 TiはRTX 30シリーズの上から5番目にあたり、ハイエンドとミドルクラスの中間に位置するグラボです。

性能面において、ミドルクラスのグラボでは物足りないユーザーのニーズを満たすために開発されました。

実売価格が下位モデルのRTX 3070と同等の価格帯で販売されている場合もあり、多くのゲーミングPCに採用されています。

本記事では、

• RTX 3070 tiの特徴や性能
• 有名タイトルにおけるRTX 3070 tiのゲーミング性能
• RTX 3070 ti搭載のおすすめゲーミングPC8選

をご紹介します。

なお、以下の記事でゲーミングPCのおすすめについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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GeForce RTX 3070 Tiはどんなグラボ？特徴を解説

RTX 3070 Tiは2021年6月10日にハイエンドモデルとしてリリースされたグラボです。

先行してリリースされていたRTX 3070、RTX 3080に比べ、性能面や価格面で差別化が図られました。

RTX 3070に比べコア数の増加や、RTX 3080と同じメモリを採用するなどの強化により性能面が向上。RTX 3080に性能面では及ばないものの、コスパに優れたモデルとして注目を集めています。

コスパが大事だけれど、ハイグレードなゲーミングPCが欲しい方や、4Kゲーミングに興味がある方におすすめのモデルです。

苦手の少ない万能グラボ

RTX 3070 Tiは、解像度がWQHDのゲームを最高画質で、フルHDなら240fpsで快適にプレイができる性能を持っています。

RTX 3070ではフルHD・WQHD環境でのゲームにおいて、fps不足を感じる場面がありました。RTX 3070 Tiは、RTX 3080に搭載されている超高速なGDDR6X メモリを採用。

パフォーマンスが強化され、スムーズで快適なプレイを楽しめます。

4K高画質でプレイでは100前後のfpsが期待され、少し画質を下げれば十分にプレイできる性能です。

RTX 3070 Tiはゲームだけでなく、動画配信・編集などのクリエイティブな作業も得意としています。普段使いでもストレスなく使用できる、苦手な作業の少ない万能タイプのグラボです。

強化されたレイトレーシングとDLSSで性能up

RTX 3070 Tiの強化はメモリだけではありません。リアルタイムレイトレーシング※1やDLSS※2と言った最先端機能もアップデートされ、パフォーマンス向上につながっています。

RTX 20シリーズでは、レイトレは画質が向上するもののfpsの大幅な低下を招くため、不人気の機能でした。しかしRTX 3070 Tiでは、レイトレを処理するコアを進化させ、従来の1.5倍の性能に改善しています。

また、DLSSも進化。画質向上を図りながらも、グラボへの負担が少なくなったため、ゲーム性能のパフォーマンス向上が図られています。

フルHDで200fps以上が期待できる

RTX 3070 Tiの大きなメリットとして、多くのタイトルでフルHD・200fps以上の性能を発揮する点が挙げられます。

RTX 3070では、フルHD・160fps前後で動作するタイトルが多いため、200fps以上で快適にプレイできる点は大きな魅力です。

またWQHD・100fps以上でのプレイも期待でき、DLSSにより4K環境でのゲームプレイも可能になりました。

より高画質な環境でゲームを快適にプレイしたい方は、RTX 3070 Tiが十分に選択肢に入ります。

消費電力が大きいので注意が必要

メリットの多いRTX 3070 Tiですが、消費電力が高い点は注意が必要です。

RTX 3070 Tiの消費電力は290W。RTX 3070の220Wに比べ約30%、消費電力が高くなりました。

高速メモリGDDR6Xを採用しており、ゲーミング性能が向上した分だけ消費電力も増加しています。

とくにグラボのアップデートを目的にRTX 3070 Tiの購入を検討されている方は、電源ユニットなどにコストをかけるケースが出てくるので必ず消費電力を確認しましょう。

有名タイトルのゲーミング性能を紹介

ここまでRTX 3070 Tiの特徴やメリット・デメリットを解説してきました。

RTX 3070 Tiは、上位モデルと同じ超高速メモリを搭載。レイトレ・DLSSなどの機能がアップデートされ、ゲーミング性能が向上しています。

RTX 3070 Tiは実際のゲームプレイにおいて、どれほどの性能を発揮するのか。

ここからは有名タイトルにおけるRTX 3070 Tiのゲーミング性能を解説していきます。

有名タイトルのゲーミング性能比較表

ゲーミング性能を比較するにあたり、CPUはCore i9-10900Kを使用。

フルHD、ゲーム内設定はすべて「最高設定」にて測定しています。WQHDや4K環境でのプレイでは、今回の結果よりもfpsが下回るためご注意ください。

よりfpsを出力したい方は、ゲーム内設定を「高」や「中」にするのがおすすめです。

Apex Legend

大人気のバトロワFPSゲームApex Legendでは、平均fps226、最高fps296.2でした。

Apex Legendは比較的グラボの性能が、fpsに与える影響が大きいゲームとして知られています。

安定して200fps以上を出力しており、状況によっては240fpsを超える場合もありました。快適にプレイする十分なスペックをもっていると言えます。

4Kで遊ぶ場面は少ないタイトルですが、4K環境の場合、平均FPSで132.4を出力しています。

VALORANT

日本のプロチームが世界大会で3位という快挙を成し遂げ、近年注目を集めるVALORANT。

人気タイトルの中でも比較的グラフィックの軽さに定評がありますが、平均fps226.5、最高fps275.6と安定して高fpsを出力しました。

グラフィックの設定を落としてプレイする方も多いタイトルなので、実際にはもっと高いfpsが期待でき、快適なプレイを楽しめます。

フォートナイト

フォートナイトはリリースから5年以上が経過し、根強い人気を誇るバトロワTPSゲームです。

平均fps198.6、最高fps220を出力しました。ほかのタイトルに比べ、少々低い数値に思えますが、快適にゲームをプレイするには十分なfpsです。

またフルHD・ゲーム内設定「高」の場合では、最高fpsが278.9fpsを出力するなど、非常に高いfpsを記録しました。より安定したfpsでプレイしたい方は、フルHD・ゲーム内設定「高」でのプレイがおすすめです。

Grand Theft Auto V

Grand Theft Auto Vは、世界で2番目に売り上げた大人気のオープンワールド型アクションゲームです。

平均fps131.6、最高fps199とあまり数値は奮いませんでした。

こちらのタイトルをプレイする場合には、ゲーム内設定を「高」にするのがおすすめ。最高fps240以上となり快適なプレイが可能です。

RTX 3070 Tiと相性のよいCPUは？

ここまで、RTX 3070 Tiの特徴やゲーミング性能について解説しました。

RTX 3070 Tiは非常に性能の高いグラボですが、性能を引き出すにはCPUの性能も重要です。

以下では、RTX 3070 Tiと相性のよいCPUをご紹介します。

RTX 3070 Ti搭載ゲーミングを選ぶ際の参考にしてください。

バランスに優れたCore i7-13700

By: amazon.co.jp

Core i7-13700は、Intel第13世代のCPUです。

ゲーミングPCに人気の高かったCore i7-12700の後継モデル。16コア24スレッドで高いゲーミング性能を発揮しながらも、優れたコスパを発揮します。

ハイクラスのグラボと組み合わされる場合が多く、RTX 3070 Tiの性能を十二分に引き出せるモデルです。

旧モデルのCore i9-12900Kを上回るパフォーマンスを持っており、RTX 4070 TiやRTX 3080にも十分に対応しています。

第13世代から、グラフィック性能が大きく向上しているため、美しいグラフィックでタイトルをプレイしたい方におすすめです。

コスパ重視ならcore i5-13400

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Core i5-13400は、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用したミドルクラスのCPUです。

手頃な価格で、高いゲーミング性能を持ったモデルとして多くのゲーミングPCに採用されています。

残念ながら、ゲーミング性能が飛躍的にCore i5-12400から伸びたわけではありませんが、処理能力は25%以上向上。省電力性も高く、総合性能が高いCPUです。

ミドルクラスのゲーミングPCやRTX 3070 Ti搭載モデルにも多く採用されており、コスパとゲーミング性能を両立しています。

フルHD～WQHD環境でゲームを快適に楽しみたい方におすすめです。

おすすめのRTX 3070 Ti搭載デスクトップゲーミングPC5選

ここからはおすすめのRTX 3070 Ti搭載デスクトップゲーミングPCをご紹介します。

RTX 3070 Ti搭載のデスクトップゲーミングPCでは、CPUがCore i7-13700以上、メモリ 16GB以上のモデルが多い傾向です。

コスパとスペックの両方からおすすめを選びましたので、購入する際の参考にしてください。

【販売終了】マウスコンピューター G-Tune PP-Z-3070Ti

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G-Tune PP-Z-3070Tiは、ミドル～ハイエンドクラスのゲーミングPCです。

CPUはCore i7-13700、メモリは32GB、ストレージは1TBを搭載。高グラフィックのタイトルも快適にプレイできるゲーミング性能を持っています。

電源ユニットが850Wのモデルを採用しており、拡張性も高いモデルです。

シックなデザインと高級感のある外観もポイント。

高いゲーミング性能とコスパに優れたモデルが欲しい方におすすめです。

【販売終了】マウスコンピューター G-Tune HN-Z-3070Ti-WA

By: mouse-jp.co.jp

CPUにCore i7-12700Fを搭載した高性能なデスクトップゲーミングPCです。

メモリは16GB、ストレージは500GB SSD。ストレージを最大5つまで、最大メモリを128GBまで搭載できるなど、拡張性の高いモデルとなっています。

G-Tune PP-Z-3070Tiに比べ、性能面は劣りますが、お手頃な価格で購入できるモデルです。

第12世代のCPUを採用していますが、4K環境や美しいグラフィックが求められるタイトル以外であれば十分なゲーミング性能を発揮します。

動画配信などを考えている方は、メモリを32GB以上にカスタマイズすれば、よりストレスなくプレイが可能です。

【販売終了】サイコム G-Master Spear Z790/D5

 

By: sycom.co.jp

G-Master Spear Z790/D5は、サイコムから発売されているハイエンドゲーミングPCです。

標準ではCPUにCore i7-13700K、GPUにGeForce RTX 3060を採用。カスタマイズでグラボをRTX 3070 Tiにアップグレードができます。

CPUファンには高い冷却性能が評価されている「NH-U12S redux」やDDR5メモリなど、ハイエンドモデルならではのパーツを採用したモデルです。

サイコムはカスタマイズが豊富で、購入時にお好みの構成が選べるメリットがあります。

コスパを大切にしつつ、ミドルクラスよりも高い性能のゲーミングPCが欲しい方におすすめ。

【販売終了】フロンティア FRMFB550/B

By: frontier-direct.jp

FRMFB550/Bは、フロンティアとMSIが共同開発したゲーミングPCです。

CPU、PCケース、マザーボード、電源ユニットにMSI製のパーツを採用しているのが特徴で、耐久性に定評のあるコスパのよいミドルタワー型モデルとなっています。

CPUはAMD Ryzen 5 5600、メモリは16GBを搭載。電源ユニットに850W（80PLUS GOLD）を採用しているため、CPUやグラボのアップグレード時にも、消費電力が足りなくなる心配が少ないのは大きなメリットです。

MSI製のAMD B550チップセット搭載マザーボードは、耐久性が高く、優れた性能を発揮。より高性能なハイエンドCPUへアップグレードしても安定して動作するマザーボードを搭載しています。

黒で統一されたシックな色合いと、スケルトンの強化ガラスサイドパネルを採用した高級感のあるデザインです。

【販売終了】TSUKUMO G-GEAR GA5J-B230/B

By: tsukumo.co.jp

G-GEAR GA5J-B230/Bは、Core i5-13400Fを搭載したミドルクラスゲーミングPCです。

CPUにCore i5-13400Fを採用し、価格面を抑えています。メモリは16GB、ストレージは1TBです。

コスパとゲーミング性能を両立しており、WQHD環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。

人気のASRock製B660チップセット対応マザーボードや750Wの電源ユニットなど、性能の高いパーツを採用。

カスタマイズ性にも優れたモデルなので、予算の許す方はメモリやCPUファンの増設を検討しましょう。

おすすめのRTX 3070 Ti搭載ノートゲーミングPC3選

ここからはおすすめのRTX 3070 Ti搭載ノートゲーミングPCをご紹介します。

RTX 3070 Ti搭載のノートゲーミングPCでは、CPUがCore i7-12700H以上、メモリ 16GB以上のモデルが多い傾向です。また、ディスプレイサイズは15インチ以上の液晶ディスプレイが採用されています。

有名タイトルも快適にプレイできるモデルを選びましたので、購入する際の参考にしてください。

【販売終了】GIGABYTE ゲーミングノート AORUS 17X AORUS 17X XES

By: ark-pc.co.jp

AORUS 17X AORUS 17X XESは、360Hz対応の液晶ディスプレイを採用したハイクラスなゲーミングPCです。

CPUはCore i7-12700H、メモリは16GBを搭載。薄型ベゼル3mmデザインにより圧倒的な没入感を楽しめます。

Wi-Fi6を標準搭載し、従来に比べ通信速度が1.4倍に向上。5本のヒートパイプと2機の巨大ファンによる強力冷却システムを搭載しています。

ハイクオリティなスピーカーやLEDライティング対応のキーボードを採用。ゲーミングノートPCらしいデザインで、高い人気を誇ります。

17.3型と大きいディスプレイで、据え置き型としても重宝するモデルです。

【販売終了】GIGABYTE ゲーミングノート AORUS 17 AORUS 17 XE4

 

By: ark-pc.co.jp

AORUS 17 AORUS 17 XE4は、より性能を向上させたハイエンドモデルです。

ゲーミングノートPCでありながら、ハイエンドのデスクトップPCに匹敵する性能を発揮します。

CPUはCore i9-12900HX、メモリは32GBを搭載。圧倒的なゲーミング性能で最新タイトルもストレスなくプレイできます。

高リフレッシュレートでのプレイも可能で、フルHD環境では360Hzディスプレイがより活躍します。

32GB DDR5メモリ、Wi-Fi6、M.2 SSDを2基搭載できるなど、ハイスペックなパーツを搭載。そのほかのパーツもクオリティの高いモデルを採用しています。

ノートゲーミングPCでもパフォーマンスに妥協したくない方におすすめです。

【販売終了】Razer ゲーミングノート Razer Blade 14 RZ09

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Razer Blade 14 RZ09は、CPUにRyezen 9 6900HXを採用したハイクラスなノートゲーミングPCです。

メモリはDDR 5メモリを16GB、ストレージは1TB SSDを搭載。幅広いタイトルを快適にプレイできます。

Razer Blade 14は、優れた接続性を持ったモデルです。

UBC-C ポート、USB-A ポート、HDMI ポートなど、さまざまなポートを搭載。ウェブカメラも搭載しており、ビジネスユースやクリエイティブユースにも活躍します。

14インチで持ち運びしやすい点も嬉しいポイントです。アルミ加工、陽極酸化処理仕上げされたデザインは、シックで落ち着きがあります。

さまざまなシーンで活躍するゲーミングノートPCが欲しい方におすすめ。

まとめ

本記事では、Geforce RTX 3070 Tiの特徴と搭載ゲーミングPCのおすすめ8選を解説しました。

RTX 3070 Tiは、ハイエンドとミドルクラスの中間に位置するグラボです。

コスパのよさもあり、高い注目を集めるモデルでもあります。

ミドルクラスのグラボでは満足できない方、コスパとパフォーマンスを両立させたい方は、ぜひ検討してみてください。