本記事では、GeForce RTX 2060 superの特徴・性能と相性のよいおすすめのCPU5選を解説しています。
RTX 2060 superは、上位モデルであるRTX 2070に近い性能を持っているグラボです。
新技術であるレイトレーシングとDLSS機能を満足に活かすため、RTX 2060から大きく性能が向上しています。
すでに現行モデルのRTX 3060がリリースされていますが、RTX 2060 superは、中古市場での価格が2万円代というコスパのよさが魅力です。
本記事では、
- RTX 2060 superの特徴や性能
- 有名タイトルにおけるRTX 2060 superのゲーミング性能
- RTX 2060 super搭載ゲーミングPCの基本構成
- RTX 2060 superにおすすめのCPU5選
をご紹介します。
なお、以下の記事でゲーミングPCのおすすめについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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GeForce RTX 2060 superはどんなグラボ?特徴を解説
RTX 2060 superは、2019年7月9日にリリースされたミドルクラスのグラボです。
RTX 2060を大きく性能向上させ、売れ筋モデルであったRTX 2070に近い性能を持つグラボとして話題になりました。
すでに現行モデルRTX 3060がリリースされていますが、ゲーミング性能とコスパを考えると、十分に選択肢に入るモデルです。
RTX 20シリーズから採用された、レイトレーシングとDLSS機能を活かすために性能が向上しています。
RTX 3060と比べてもゲーミング性能差は大きくないため、予算を抑えつつ、快適にゲームをプレイしたい方おすすめです。
GeForce RTX 2060が大きく強化
RTX 2060 superは、RTX 2060から性能が大幅に強化されています。
コア数の増加やメモリ容量が約33%アップするなどされたことで、約20%も性能が向上。
RTX 2060では満足に活かせなかったレイトレーシングとDLSS機能も引き上げられており、よりレイトレーシングでのプレイが快適になりました。
リリースから3年が経過していますが、ミドルクラスのグラボとして十分なパフォーマンスを発揮します。
人気タイトルであるApex Legendやvalorantなどでは、高いゲーミング性能で快適なプレイができるモデルです。
レイトレーシングとDLSS機能を搭載
RTXシリーズには、リアルタイムレイトレーシング※1やDLSS※2と言った最先端機能が採用されました。
現実世界の光の挙動を再現したリアルタイムレイトレーシングでは、圧倒的な没入感とリアルなバーチャル世界を体験できます。
DLSSは、高性能なAIにより進化したグラフィックスを体験できる技術です。グラボへの負担を少なくグラフィックを向上させることで、ゲーム性能のパフォーマンス向上。
また、RTX 2060 superでは、よりリアルタイムレイトレーシングとDLSSを活用できるように性能の向上が図られています。
★ポイント★
※1…水面の反射や、光や影の微妙な描写をよりリアルに表現する技術のこと。
※2…映像の荒いシーンをディープラーニングにより学習させた綺麗なシーンに移し替えて、グラボの負担を下げる技術のこと。
GeForce RTX 2070と同等の性能
RTX 2060 superは、人気モデルであったRTX 2070と同等の性能を発揮します。
RTX 2070と同じTU106コアを採用し、メモリ容量も同様になったことで性能差は約2~3%程度です。
RTX 2070は、当時ミドルクラスのグラボとして最も売れ筋のグラボでした。RTX 2060 superは、近い性能のよりコスパを高めたモデルとして人気を博しています。
発売から3年が経過しても人気が高い
RTX 2060 superは、リリースから3年が経過していますが、根強い人気を誇るグラボです。
2022年9月にはASUSからRTX 2060 super搭載のゲーミングPCが発売されましたが、わずか2カ月で完売しました。
上位モデルのグラボは多く登場していますが、RTX 2060 superの高いコスパと人気タイトルを快適にプレイできるゲーミング性能が多くのユーザーに評価されている証です。
また、グラボの高騰が続いており、コスパがより重要になっています。コスパと性能を両立するミドルクラスに注目が集まっている中で、RTX 2060 superは大きな魅力を持ったモデルです。
ライバルモデルが多い
RTX 2060 superを選ぶ際のネックは、ライバルモデルが多く登場している点です。
RTX 2070、RTX 2070 super、RTX 3060、AMD Radeon RX 5600 XTなどがライバルモデルになります。
とくにRTX 2070 SUPERは、性能面でも差があり、大きなライバルでした。
現在は、RTX 2070 super搭載ゲーミングPCは販売されていないため、用途と予算にあわせECショップや中古市場で最適なモデルを選択しましょう。
有名タイトルのゲーミング性能を紹介
ここまでRTX 2060 superの特徴やメリット・デメリットを解説してきました。
RTX 2060 superはゲーミング性能とコスパと両立しているモデルです。新技術を活かすための性能アップにより、美しいグラフィックと高いゲーミング性能を体感できます。
ここからは有名タイトルにおけるRTX 2060 superのゲーミング性能を解説していきます。
有名タイトルのゲーミング性能比較表
ゲーミング性能を比較するにあたり、CPUはCore i7-11700を使用。
フルHD、ゲーム内設定を「最高」「低」にて測定しています。
FPSはすべて平均の数値です。
タイトル | 最高設定 | 低設定 |
---|---|---|
Apex Legend | 98.7fps | 191.6fps |
VALORANT | 231.7fps | 272.3fps |
フォートナイト | 151.2fps | 235.6fps |
PUBG | 118.2fps | 165fps |
Apex Legend
Apex Legendは、大人気のバトロワFPSゲームです。
比較的CPUに依存しない設計で、グラボの性能が重要なゲームですが、最高設定で98.7fps、低設定で191.6fpsでした。
中~低設定であれば、144fps張り付きでもプレイが可能です。
fpsの差がゲームに大きく影響するタイトルなので、安定して高いゲーミング性能を発揮するRTX 2060 superは最適なモデルといえます。
VALORANT
VALORANTは、人気ストリーマーやvtuberなどが多くプレイしている人気タイトルです。
軽さに定評があり、最高設定で231.7fps、低設定で272.3fpsでした。
撃ち合いの場面でも、240fps前後で、快適にプレイするには十分なfpsを出力。
CPUの性能にも影響されるタイトルのため、最新モデルのCPUを使用すればより高いリフレッシュレートが期待できます。
フォートナイト
フォートナイトはリリースから5年以上が経過し、根強い人気を誇るバトロワTPSゲームです。
最高設定で151.2fps、低設定で235.6fpsを出力しました。低設定では安定して200fpsを出力。戦闘シーンでもストレスなくプレイが可能です。
最高画質でも144fps張り付きが期待でき、快適なプレイができます。
フォートナイトを美しいグラフィックで快適にプレイしたい方におすすめです。
PUBG
PUBGは2017年にリリースされた大人気のTPSバトロワゲームです。
最高設定で118.2fps、低設定で165fpsを出力しました。
最高画質でも100fpsを下回ることがほとんどなく、低設定なら144fps張り付きも期待できます。
撃ち合いの場面でもそれほどfpsの低下がなく、快適にプレイ可能です。
より高いFPSでプレイしたい方は、CPUのアップグレードもおすすめです。
RTX 2060 superを搭載したゲーミングPCの基本構成
ここからは、RTX 2060 superを搭載したゲーミングPCの基本構成をご紹介します。
基本構成以上のスペックであれば、さまざまなタイトルを快適にプレイが可能です。
すでに各メーカーからはRTX 2060 super搭載モデルは販売されていないため、RTX 2060 superを採用する場合の参考にしてください。
GPU | RTX 2060 super |
---|---|
CPU | Core i5-12400 or Ryzen 5 5600X |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | 500GB SSD |
電源ユニット | 650W |
CPUはCore i5-12400または、Ryzen 5 5600Xがおすすめです。
ストレージやメモリは用途に合わせて、増設しましょう。さまざまなゲームをインストールするなら1TB以上、動画編集やゲーム配信なども考えているのであれば、メモリ32GB以上がおすすめです。
電源は500Wでも動作しますが、650W以上あると安心できます。
RTX 2060 superにおすすめのCPU
ここからはRTX 2060 superと相性のよいおすすめのCPUをご紹介します。
用途と予算に合わせておすすめのCPUを選びましたので、ぜひ参考にしてください。
Core i5-12400
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Core i9-11900Kは、第12世代の6コア12スレッドのCPUです。
ローエンド向けのゲーミングPCに多く搭載されており、価格が安くコスパに優れています。
従来のローエンドモデルに比べ、クロックが高く、トータルの性能にも優れたモデルです。
RTX 2060 superと同様にコスパに優れたモデルなので、予算を抑えて快適なゲームをしたい方におすすめ。
Core i5-12600K
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Core i5-12600Kは、第12世代プロセッサーであり、CPU性能が非常に高いモデルです。
ハイブリッドコアアーキテクチャを採用を採用し、10コア16スレッドと高いスペックを発揮。
第11世代のハイエンドモデルCore i9-11900Kと比べてもゲーミング性能、マルチスレッド性能で勝ります。
オーバークロックにも対応しており、より高いゲーミング性能でプレイしたい方におすすめです。
Core i7-11700
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Core i7-11700は、8コア16スレッドの第11世代CPUです。
ハイクラスのゲーミングPCに採用されることが多く、Core i5-12400と近い性能を有しています。
8コア16スレッドと、マルチタスク性能も十分に備え、高いゲーミング性能を有します。
Core i5-12400に比べ、マルチスレッド性能が高いので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
Ryzen 5 5600X
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AMD社のRyzen 5 5600Xは、Zen 3アーキテクチャを採用したローエンドモデル。
6コア12スレッドの安価で、ゲーミング性能も高いCPUとして人気です。
Zen 3アーキテクチャを採用したことで、Zen 2シリーズに比べよりパフォーマンスが強化。
前シリーズに比べ、ゲーミング性能が飛躍的に向上しており、多くのローエンドゲーミングPCで採用されています。
Ryzen 7 5700X
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省電力に優れ、コスパのよいミドルクラスのCPUがRyzen 7 5700Xです。
Zen 3アーキテクチャと、8コア16スレッドにより高いマルチスレッド性能とゲーミング性能を両立。
省電力性が高く、上位モデルのRyzen 7 5800Xに比べ、47%も消費電力が抑えられています。
CPUファンや電源ユニットに欠けるコストも抑えられることから、総合的にコスパのよさが魅力です。
価格を抑えつつも、ゲーミング性能に妥協したくない方におすすめ。
まとめ
本記事では、Geforce RTX 2060 superの特徴と相性のよいおすすめCPU5選を解説しました。
RTX 2060 superは、高いゲーミング性能とコスパと両立するミドルクラスのグラボです。
用途に合わせ、CPUやメモリなどのパーツを選びましょう。
コスパよく、快適なゲームをプレイしたい方は、ぜひチェックしてみてください。