ゲーミングPC

GTX1050tiの性能・ベンチマークや入手方法について解説

GTX1050 Tiは世代が古く、現在GTX 1050 Tiを搭載したゲーミングPCは基本的に販売されておりません。GTX 1050 Tiよりも新しい世代の製品を搭載した次世代機・後継機については、以下の記事で紹介しておりますので、ぜひご確認ください。

GTX 1050tiはグラボの1つであって2016年10月に販売された、比較的古いモデルのグラボといえるでしょう。

発売当初は高い人気を持っていたグラボであり、当時は多くの人たちがゲーミングPCに搭載していました。

しかし、近年ではゲームグラフィックの向上に伴って活躍できる場面が少なくなって、他のグラボを使用している人がほとんどです。

現在になっては入手自体が難しくなっている側面もあるため、入手したいと思ってもなかなか手に入れられません。

発売された当時の評価や2023年1月現在の評価についても見てみると、評価内容にも大きな違いがあることがわかります。

他にも具体的にGTX 1050tiが活躍できる場面が少なくなった理由についても解説していきます。

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GTX 1050tiの性能

GTX 1050tiはGTX 1050よりも高性能であるだけでなく、低価格でありながら快適にゲームをプレイできるコスパによって高い人気を獲得しました。

1つ前世代のグラボであるGTX 950と比較すると基本的なスペックが大きく向上しており、消費電力も少ないことからさまざまな用途での使用に適しています。

ゲームをプレイする際に使用されるのはもちろんですが、他にはビジネス用のパソコンやクリエイターPCなどにも使用されました。

現在の環境ではプレイできるゲームは少し選んでしまう一方で、クリエイターPCなどにはまだまだ十分活躍ができるといえるでしょう。

発売された2016年10月の評価

発売された2016年10月の評価は前世代のグラボよりも性能が上がっているにも関わらず、省電力性能などは向上している点が評価されました。

また、比較的安価に入手ができたグラボであることから、当時のゲーミングPCにはGTX 1050tiが数多く搭載されています。

当時からゲーム全体の対応能力も持っていましたが、ゲーム以外の用途でも使用されていたのが特徴です。

コスパに優れていて高性能なグラボであったため、資金力が少ない学生などにも採用されていました。

現在の評価

GTX 1050tiが受けている現在の評価は高くなく、いくつも後継機が出ているため性能面から考えても物足りなさを感じます。

また、ベンチマークを見ても多くのゲームでフレームレートが50を下回ることから、快適にゲームをプレイできるといえません。

一方でゲーム以外の用途ではまだまだ使用できることから、自作のクリエイターPCなどでは採用されています。

ゲームをプレイする用途以外なら、GTX 1050tiはまだまだ現役ですが、GTX 1050tiを無理に使用する必要はありません。

GTX 1050tiの活躍が厳しくなっている

GTX 1050tiは発売当時は高い評価を得ていたグラボですが、現在では相対的に性能が低くなって評価も下がっています。

新しいグラボは続々と出てきているため、GTX 1050tiの評価はこれから下がっていくことは避けられません。

GTX 1050tiの活躍が厳しくなったり、評価が下がったりした理由は以下が挙げられます。
・求められているグラフィック性能が高くなっている
・入手が難しくなっている
・中古品で購入すると保障などがない

どの項目も時代の流れとともに影響されている項目なので、これから改善される可能性はほとんどありません。

理由について1つ1つ解説していくため、GTX 1050tiが気になっていてゲーミングPCの搭載を考えているなら参考にしてみてください。

求められているグラフィック性能が高くなっている

新しいグラボがどんどんと販売されていることから、ゲーム側も求めているグラフィック性能が高くなっています。

少し前までは、GTX 1050tiは十分に高グラフィックでゲームをプレイできましたが、近年では高グラフィックでゲームをプレイするのは難しいです。

全体的にグラフィック性能が高くなっているため、GTX 1050tiでは求められている性能に足りていません。

ただし、低グラフィックでできるゲームなどでは使用が可能であり、まだGTX 1050tiを使用している人はいます。

プレイするゲームによっては画面がカクついてしまうケースも多く、高グラフィックでゲームをプレイしたいならグラボは高性能なものを選ぶことが大切です。

GTX 1050tiでゲームをプレイするなら、フレームレートやグラフィック設定を下げるなどの工夫が求められます。

入手が難しくなっている

GTX 1050tiの販売が開始されたのが2016年10月であるため、現在でも問題なく稼働できるものは少なくなっています。

中古品であればフリマサイトやオークションサイトで出品されていたり、ゲーミングPCショップが中古で取り扱っていたりするかもしれません。

基本的には自分自身で探す必要がある一方で、現在ではGTX 1050tiは簡単には見つけられないでしょう。

しかも、GTX 1050tiの新品となると見つけることは困難であり、新品で購入しようとすると希少価値によって値段が少し上がっている傾向にあります。

GTX 1050tiの新品を購入するなら比較的新しいグラボの購入ができるため、わざわざ比較的古い形のグラボにこだわる必要はありません。

入手するための手間や費用などを考えれば、他のグラボを購入したほうがコスパにも優れているといえます。

中古品で購入すると保障などがない

基本的にはGTX 1050tiは中古品で購入しますが、中古品で購入すると保障がないため故障した場合は対応が不可能です。

新品での購入であれば購入してから数年は保証期間が設定されていることも多く、故障理由によっては無償で交換してもらえます。

しかし、中古品ではすでに誰かが使用した後の商品になっているため、基本的には保障は付いていません。

保障が付いていない状態で中古品のGTX 1050tiを購入して故障しても、修理するか新しいグラボを購入する必要があります。

特にGTX 1050tiのような発売されてから時間が経っている商品は、損耗が激しくてすぐに故障してしまう可能性が高いです。

万が一グラボが故障してしまう可能性なども総合的に考えて、中古で購入するか新品で購入するか判断しましょう。

GTX 1050tiの入手方法

GTX 1050tiは全体的な個数が少なくなっている関係から、新品の入手は非常に困難です。

GTX 1050tiの新品も市場に絶対ないわけではなくても、希少価値が高まっている関係から新品の値段は高くなっているでしょう。

そのため、基本的には新品ではなく中古品を探すことになりますが、具体的な方法として以下の3つが挙げられます。
・フリマアプリで探す
・ネットオークションで探す
・搭載している中古ゲーミングPCから分解する

GTX 1050tiにこだわりがないなら他のグラボを購入していた方が性能面でもよいといえる一方で、中にはGTX 1050tiにこだわりを持っている人もいるでしょう。

GTX 1050tiの具体的な入手方法について、それぞれ解説するので参考にしてみてください。

フリマアプリなどで探す

GTX 1050tiは中古品としてフリマアプリに出品されていた例もありますが、フリマアプリで売りに出される理由としては所有者が使用しなくなった場合が多いです。

購入金額は出品者が決定しているため、相場よりも安く金額設定がされている可能性もあります。

ただし、フリマアプリで販売されているGTX 1050tiは劣化が激しい場合も多く、購入しても十分に動かないかもしれません。

フリマアプリで購入時には動作確認ができているか質問して、本当に購入した後に使用できるかどうか判断することが大切です。

フリマアプリで購入した場合は返品できないケースがほとんどなので注意しましょう。

ネットオークションで探す

ネットオークションは出品されている商品に入札をおこない、最終的に一番高い金額を入札した人が落札する方法です。

GTX 1050tiをネットオークションで探す方法ですが、ネットオークションでも動作不良品が出品されている可能性があります。

一般的なGTX 1050ti相場よりも安く購入できるかもしれない一方で、壊れているGTX 1050tiを掴んでしまうかもしれません。

どうしても心配なら出品元がしっかりとした会社か確認して、出品元が確かな先からネットオークションで落札することがおすすめです。

商品によっては有名なゲーミングPCショップが出店していたり、保証がついていたりするケースもあります。

搭載している中古ゲーミングPCから分解する

GTX 1050tiが単体では見つからなくても、搭載している中古ゲーミングPCなら見つかるかもしれません。

ゲーミングPCの組み立て・分解の知識や経験があるなら、中古ゲーミングPCの分解によってGTX 1050tiを入手することも有効です。

注意点としてはある程度は、ゲーミングPCの組み立て・分解について理解しておかなければ、グラボ取り外し時に故障するリスクもあります。

経験がない状態でのグラボ取り外しはリスクもありますが、練習と割り切って取り外すケースも少なくないです。

新しくゲーミングPCの組み立てをするならGTX1050tiは避けるべき

新しくゲーミングPCの組み立てをするならGTX 1050tiは避けるべきであり、理由は近年のPCゲームで求められている推奨スペックを満たせない可能性が高いためです。

それだけでなく、GTX 1050tiは希少価値が高まっている影響もあって、比較的高性能なグラボと価格が変わらないケースも珍しくありません。

わざわざ中古品を探してGTX 1050tiを購入する手間だけでなく、中古品は以前の使われ方によっては劣化が激しくすぐに壊れてしまいます。

自分で一からゲーミングPCの組み立てをするなら、GTX 1050tiよりも新しくて性能のよいグラボを採用することがおすすめです。

低グラフィックでもよいなら採用もあり

GTX 1050tiは近年のゲームでも対応していることもありますが、基本的には低グラフィック設定でしか十分にゲームをプレイできないと考えられます。

しかし、低グラフィックであっても気にしない場合や、そもそもグラフィックを重視しないゲームをする場合なら、GTX1050 tiを採用してもよいでしょう。

さまざまな事情で安くGTX1050 tiが入手できるなら、ゲーミングPCへの採用も視野に入れることもできます。

ただし、ゲームから求められているグラフィック性能が高くなれば、徐々に対応できるゲームが少なくなるかもしれません。

まとめ

GTX1050 tiは発売当初は高い注目を集めていただけでなく、当時のPCゲームをプレイするには十分な性能を持っていました。

しかし、時代の流れとともに求められているグラフィック性能が高くなったことで、近年では活躍できる場が限られているのが現状です。

全体的な数が少なくなっている影響から希少価値が高くなって値段も高い傾向にあるため、比較的新しいグラボと値段が変わらないケースもあります。

新しくゲーミングPCの組み立てを考えているなら、比較的新しいグラボの採用を視野に入れることがおすすめです。