電源ユニットの違いは何?
電源ユニットを買うならメーカーどこを選べばいい?
そんな悩みを持つ方もいらっしゃると思います。
電源ユニットはPCを動かすための必須パーツですが、スペックによる違いが分かりにくく、必要容量さえ満たせばPCが問題なく動くことから細かい性能は軽視されがち。
しかし、先述のように電源ユニットはPCの重要パーツであり、スペックによって他のパーツに影響が出るため、しっかりと選んで購入する必要があります。
そこで、今回は電源ユニットの選び方やおすすめメーカーを解説します。あわせて、おすすめの電源ユニット9選も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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電源ユニットおすすめ3選|500W~700W
ここからは、おすすめの電源ユニットを容量ごとに紹介していきます。
ロークラスPCのような大量に電力を必要としないPC向けの500W~700Wの電源ユニットです。
SilverStone Essentialシリーズ 80PLUS BRONEZE認証 500W SST-ET500-B
自作初心者におすすめのエントリーモデル
容量500Wで80PLUS認証ブロンズの電源ユニットです。
本製品はブロンズ認証ですが、ゴールド認証の電源ユニットとの変換効率の差は5%以下で、大量の電力を扱わない500Wクラスでは気になるほどの差にはなりません。
120mmの静音ファンを搭載していて、騒音対策も万全です。
また、高性能なGPUを搭載することはできませんが、GeForce GTX1050Tiのようなローエンドモデルならギリギリ搭載できます。
ゲームはほとんどやらず、快適に動くPCが欲しい人に最適な電源ユニットです。
メーカー | SilverStone |
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容量 | 500W |
80PLUS認証 | ブロンズ |
サイズ | 15 x 8.6 x 14 cm |
重量 | 1.94 kg |
玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 600W ATX電源 KRPW-L5-600W/80+
GPUを搭載したい人向けのエントリーモデル
容量600Wで80PLUS認証スタンダードの電源ユニットです。
なんといっても、容量400Wのシルバー認証クラスの価格で600Wの電源が手に入るというコスパの良さが魅力です。
コネクタは、24ピン ATX x1(40cm)、4+4ピン ATX/EPS 12V x1(40cm)、6+2ピン-6ピン PCI-E x1(40-15cm)、SATA x5、HDD x2、FDD x1が直付けされていて、補助電源8ピンまでのGPUに対応しています。
パーツ構成を最小限にすれば、GeForce RTX3050クラスのGPUを搭載できます。重いゲームをグラフィック最高設定で快適に遊ぶとまではいきませんが、標準設定ならさまざまなゲームを快適に遊べるでしょう。
ゲームも遊べるPCを安価に作りたい人におすすめの電源ユニットです。
メーカー | 玄人志向 |
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容量 | 600W |
80PLUS認証 | スタンダード |
サイズ | 14 x 15 x 8.6 cm |
重量 | 500 g |
Thermaltake TOUGHPOWER GX1 RGB 700W -GOLD- PC電源ユニット 80PLUS GOLD PS816 PS-TPD-0700NHFAGJ-1
ミドルクラスPC向けの高品質な電源ユニット
容量700Wで80PLUS認証ゴールドの電源ユニットです。
コネクタは24ピンのメインコネクタなどの基本的なものと、6+2ピンのPCI-Eコネクタが2本、SATAコネクタが2本(1本に4つのコネクタ)あり、補助電源16ピンまでのGPUとストレージを最大8台まで接続できます。
容量が700WあればGeForce RTX3060クラスのGPUを搭載可能で、さまざまなゲームをより高グラフィックで楽しめるようになります。
また、120mmのRGBファンは冷却性能、静音性能だけではなく、PCケース内に彩をもたらしてくれるのもうれしいポイントです。
ゴールド認証モデルなので価格は高めですが、それに見合った性能を持っていますので、予算に余裕がある人におすすめです。
メーカー | Thermaltake |
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容量 | 700W |
80PLUS認証 | ゴールド |
サイズ | 9.8 x 7.7 x 3.7 cm |
重量 | — |
電源ユニットおすすめ3選|700W~1000W
おすすめの電源ユニット700W~1000Wを紹介します。
ミドルクラスPC向けの容量で、このクラスになるとパーツ構成の幅が広がります。
XPG PYLON パイロン 750W PC電源ユニット [ 80PLUS Bronze認証取得 ] PYLON750B-BKCJP-A
安価に大容量電源ユニットが欲しい方向け
容量750Wで80PLUS認証ブロンズの電源ユニットです。
コネクタは、ATX 20+4ピン、ATX 12V 4+4ピン、PCI-Express(6+2ピン)×4、SATA×8、4ピンペリフェラルと十分な内容。
本製品の最大の魅力は価格が安いことです。7000円台で750Wの電源ユニットを購入できるため、余った予算を他のパーツにまわすこともできます。
搭載できるGPUは、容量700WのGeForce RTX3060クラスまでなのは変わりませんが、700Wより負荷を下げられます。
できるだけ安価で容量の大きい電源ユニットが欲しい人におすすめです。
メーカー | XPG |
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容量 | 750W |
80PLUS認証 | ブロンズ |
サイズ | 15 x 14 x 8.6 cm |
重量 | 2.12kg |
ZALMAN TeraMax II 850W PC電源ユニット ZM850-TMX2 WH PS1344
取り回しやすいフルモジュラー式の電源ユニット
容量850Wで80PLUS認証ゴールドの電源ユニットです。
コネクタはATXメインコネクタ、ATX補助コネクタ(4 + 4) x2、S-ATAコネクタ数12、標準4ピンコネクタ数3、ミニ4ピンコネクタ数1、PCI-Expressコネクタ6+2×5。
本製品はフルモジュラー式を採用していて、直付けのように全てのコネクタが電源ユニットから出ているわけではなく、必要なコネクタを必要な数だけ電源ユニットに取り付けて使用します。そのため不要なケーブルがなくなり、ケース内をすっきりさせられます。
GPUはGeForce RTX4070クラスまで搭載可能で、グラボのグレードを少し下げればメモリやストレージを複数搭載していても余裕があります。
また、80PLUS認証ゴールドの850W電源ユニットとしては価格が安く、破格の7年保証がついているため、手に取りやすいのも高評価です。
メーカー | ZALMAN |
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容量 | 850W |
80PLUS認証 | ゴールド |
サイズ | 15 x 14 x 8.6 cm |
重量 | 3.16 kg |
オウルテック オリジナル ATX電源 850W 80PLUS PLATINUM認証 OEC-PSUCP850
高コスパの高性能電源ユニット
容量850Wの80PLUS認証プラチナの電源ユニットです。
コネクタはメインコネクタ、ATX 12V 4+4ピン電源コネクタ×1、EPS 12V 8ピン電源コネクタ×1、PCI-Express 8(6+2)ピン電源コネクタ×2、PCI-Express 8(6+2)ピン電源コネクタ×2、シリアルATA 15ピン電源コネクタ×3、FDD用 電源コネクタ×1、ペリフェラル 4ピン 電源コネクタ×3となっています。
先に紹介したZALMAN WATTTERA 800Wの電源ユニットと同様に、本製品もフルモジュラー式を採用しているため、余計なコネクタを省いて使用できます。
GPUは800Wと同じくGeForce RTX3070クラスまで搭載可能。800Wよりも電源ユニットに余裕を持たせられます。
80PLUS認証プラチナでありながら価格が安いので、コスパが良好な電源ユニットです。
メーカー | オウルテック |
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容量 | 850W |
80PLUS認証 | プラチナ |
サイズ | 15 x 16 x 8.6 cm |
重量 | 1.9 kg |
電源ユニットおすすめ3選|1000W以上
容量が1000W以上のおすすめの電源ユニットを紹介します。
1000W以上は、主にハイエンドPC向けの大容量電源ユニットです。
MSI MAG A1000GL PC電源ユニット 1000W 80PLUS Gold PS1430
コンパクトでハイパワーな電源ユニット
容量1000Wの80PLUS認証ゴールドの電源ユニットです。
コネクタはATX(20+4 ピン)×1、EPS(4+4 ピン)×2、PCI-E(6+2 ピン)×7、SATA×12、MOLEX(PERIPHERAL)×4、FDD×1です。
取り付けるコネクタを選択できるフルモジュラー式でケーブルが取り回しやすいほか、電源ユニットの温度や負荷を監視してファンの回転速度を変動させる機能を搭載しています。
また、製品サイズが他の1000Wの製品と比べてコンパクトで、ケース内部で取り回しやすくなっています。
1000WあればGeForce RTX4080クラスのGPUまで搭載できますが、メモリやストレージを複数搭載するとかなりギリギリになりますので、このクラスのGPUを搭載したい場合はパーツ構成に注意しましょう。
メーカー | MSI |
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容量 | 1000W |
80PLUS認証 | ゴールド |
サイズ | 15 x 15 x 8.6 cm |
重量 | 3.61 kg |
SilverStone Strider シリーズ ATX 電源ユニット 1100W 80PLUS Titanium 認証 SST-ST1100-TI
チタニウム認証の大容量電源ユニット
容量1100Wの80PLUS認証チタニウムの電源ユニットです。
コネクタは20+4ピンメインコネクタ、4+4ピンATX/EPSx2、6+2ピンx8、SATA×16、ペリフェラル×6、FDD×1。
80PLUS認証でチタニウム認証を取得した高変換効率の電源ユニットで、大量の電力を効率よく使えるうえに排熱も少ないという頼もしいパーツです。
GPUはGeForce RTX4080を余裕をもって搭載できますので、ハイエンドゲーミングPCにおすすめの電源ユニットです。
メーカー | Silver Stone |
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容量 | 1100W |
80PLUS認証 | チタニウム |
サイズ | 35.1 x 8.9 x 21.5 cm |
重量 | 2.74 kg |
ASUS ROG Thor 1200W プラチナ 電源ユニット ROG-THOR-1200P
ハイエンドゲーミングPC向けの電源ユニット
容量1200Wの80PLUS認証プラチナの電源ユニットです。
フルモジュラー式を採用しており、コネクタはATX20/24ピン×1、CPU/EPS8(4+4)ピン×2、PCIE8(6+2)ピン×8、SATA×12、Peripheral×5、Peripheral to 2x SATA×2、Floppy×1となっています。
防塵ウィングブレードファンで内部にホコリがたまりにくくなっていて、熱対策への工夫が施されているほか、電源ケースのAura Sync RGBイルミネーションがゲーミングPCらしさを際立ててくれます。
GeForce RTX4080クラスのGPUを搭載していても余力がありますので、電源にあまり負荷をかけたくない人におすすめです。
メーカー | ASUS |
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容量 | 1200W |
80PLUS認証 | プラチナ |
サイズ | 19 x 15 x 8.6 cm |
重量 | 4.9 kg |
電源ユニットのスペック比較表
ここまでに紹介した電源ユニットのスペック比較表です。
メーカー | 商品名 | 容量 | 80PLUS認証 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
Silver Stone | SST-ET500-B | 500W | ブロンズ | 15 x 8.6 x 14 cm | 1.94 kg |
玄人志向 | KRPW-L5-600W/80+ | 600W | スタンダード | 14 x 15 x 8.6 cm | 500 g |
Thermaltake | TOUGHPOWER GX1 RGB 700W | 700W | ゴールド | 9.8 x 7.7 x 3.7 cm | — |
XPG | PYLON750B-BKCJP-A | 750W | ブロンズ | 15 x 14 x 8.6 cm | 2.12kg |
ZALMAN | TeraMax II 850W | 850W | ゴールド | 15 x 14 x 8.6 cm | 3.16 kg |
オウルテック | OEC-PSUCP850 | 850W | プラチナ | 15 x 16 x 8.6 cm | 1.9 kg |
MSI | MSI MAG A1000GL | 1000W | ゴールド | 15 x 15 x 8.6 cm | 3.61 kg |
SilverStone | SST-ST1100-TI | 1100W | チタニウム | 35.1 x 8.9 x 21.5 cm | 2.74 kg |
ASUS | ROG-THOR-1200P | 1200W | プラチナ | 19 x 15 x 8.6 cm | 4.9 kg |
電源ユニットは容量が大きければ大きいほどいいのは間違いないのですが、ロースペックのPCにハイエンドの電源ユニットを搭載していても、性能を持て余すだけです。PCの性能に合わせて適切な容量の電源ユニットを選びましょう。
また、合わせてサイズや重量も確認してPCケースに取り付けられなかったなどという失敗がないようにしましょう。
電源ユニットとは
電源ユニットはコンセントから受け取った電力を整流・平滑化してPCに供給するパーツです。
とはいえ、これだけでは何のことだか分からないと思いますので、一つずつ解説していきます。
まず「整流」ですが、PCを含めた一般的な家電製品は直流電力で稼働しています。コンセントから供給されるのは交流電力ですので、電源ユニットで直流電力に変換します。この変換を「整流」といいます。
次に「平滑化」です。これは、電気のムラをなくす工程です。
交流から直流に変換しただけでは電圧変動の波が残ってしまい、安定した電力とは言えません。そこで、平滑化で波をなだらかにして安定した電力とするのです。
つまり、電源ユニットとはコンセントの電力をPCにとって使いやすいように最適化して送り出す装置ということです。
電源ユニットの選び方
前述で、電源ユニットはPCに最適な電力を供給する重要なパーツであることがお分かりいただけたと思います。
次に、電源ユニットを選ぶ際に見るべきポイントについて解説します。
必要な容量を計算する
電源ユニットを選ぶ際に、最初にチェックするのが容量です。
電源ユニットごとに処理できる最大容量が決まっているので、容量が小さいとPCが必要とする電力を供給しきれない場合があります。
必要電力の計算方法は、搭載している全パーツの要求電力を足していけばいいのですが、調べるのが大変な場合は電源容量を計算できるサイトがありますので利用しましょう。
電源ユニットは必要電力の2倍の容量で購入することをおすすめします。
なぜなら、電源ユニットは消耗品ですので、劣化で処理できる容量が減る場合があります。さらに、容量に余裕があれば、電源ユニットにかかる負荷を減らせるので、寿命が長くなります。
PCケースに合った規格かをチェック
ほとんどのPCケースでは電源ユニットを搭載する場所が決められています。さらに、金属で枠組みされていて差し込むように取り付けるようになっているPCケースも珍しくありません。
PCケースはさまざまな電源が取り付けられるように設計されていますが、万が一取り付けられなかった場合はPCケースか電源ユニットのどちらかを買いなおさなければなりません。
特に、スリムタワーのような小さなPCケースに大容量の電源を取り付けたいと考えている場合は、事前にPCケースに取り付けられるかを確認しましょう。
80PLUS認証で選ぶ
電源ユニットには80PLUS認証がついています。
80PLUS認証とは、電力の変換効率の指標で、スタンダード<ブロンズ<シルバー<ゴールド<プラチナ<チタニウムの順で効率が良くなります。
詳しい変換効率は以下の表のとおりです。
入力電圧 | 115V | 230V | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電源負荷率 | 10% | 20% | 50% | 100% | 10% | 20% | 50% | 100% |
スタンダード | 80% | 80% | 80% | |||||
ブロンズ | 82% | 85% | 82% | 81% | 85% | 81% | ||
シルバー | 85% | 88% | 85% | 85% | 89% | 85% | ||
ゴールド | 87% | 90% | 87% | 88% | 92% | 88% | ||
プラチナ | 90% | 92% | 89% | 90% | 94% | 91% | ||
チタニウム | 90% | 92% | 94% | 90% | 90% | 94% | 96% | 91% |
表のとおり、スタンダードでは負荷20%の時に100Wから80W変換できるのに対し、チタニウムでは100Wから92W変換できます。
つまり、80PLUS認証のグレードが高ければ電力変換のロスを減らせるので、電気代を抑えられるということです。
また、変換時にロスした分は熱となって放出されますので、ロスが少なければ熱による故障のリスクも軽減できます。
電源ユニットを購入する際は、80PLUS認証のグレードが高いものを選べば間違いありませんが、価格も高くなりますので予算と相談して出来るだけグレードの高いものを選びましょう。
コネクタの種類と数で選ぶ
電源ユニットに搭載されているコネクタの種類と数に注目しましょう。
PCパーツは基本的にマザーボードを介して電力が供給されています。しかし、GPUのような大量の電力を必要とするパーツは、電源ユニットから補助電源を接続しなければならない場合がありますので、GPUに対応するコネクタがあるかを確認しましょう。
また、ストレージを複数台使用したい場合はSATAケーブルのコネクタが複数必要になりますので、必要であればそちらも確認してください。
静音性で選ぶ
電源ユニットの静音性も選ぶ際のポイントです。
PCがうるさくなる原因はさまざまですが、電源ユニットの冷却音が原因である場合も少なくありません。
電源ユニットがうるさくなる主な原因は、電力変換時の熱を冷却する際のファンの音。変換効率が低い電源を使っていたり、内部にホコリがたまって熱がこもりやすくなっていたりするとファンが高回転してうるさくなります。
PCがうるさくならないように、ほこりフィルターがしっかりしたものを選び、80PLUS認証のグレードが高い電源ユニットを選ぶことをおすすめします。
電源ユニットのおすすめメーカー
電源ユニットのおすすめメーカーを紹介します。
今回は、価格と性能のバランスが良い高品質な電源ユニットを多数販売しているメーカーを3つピックアップしました。
コルセア(Corsair)
コルセアは1994年創立のPCパーツや周辺機器を製造・販売するメーカーです。
1998年にはメモリ開発に参入していて、PCが一般に普及したWindows 95の登場が1995年ですので、PC普及の黎明期と言える時代からPCパーツを製造しています。
2005年から2009年にかけて「メモリの革新的な冷却技術」や「世界初のフィーチャーコンプリート電源」を生み出すなどで技術革新をもたらし、PCパーツの性能向上に大きく貢献しました。
PC普及の黎明期から今までに培った高い技術力で作られる高品質なパーツは、現在も多くのPCユーザーから人気を博しています。
シルバーストーン(SilverStone)
シルバーストーンは、台湾に本社を構える2003年創立のPCパーツを製造・販売するメーカーです。
創立から3か月後にはシルバーストーン初の電源ユニットをリリースしており、1年後の2004年にはシルバーストーン製初の80PLUS認証を取得していて、高い技術力を証明しています。
とにかく「速い」や「大容量」な製品を追求する傾向があり、より高性能なパーツを求めるユーザーから注目され続けています。
電源ユニットとPCケースを主軸に数々の賞を受賞するなどしていて、信頼できるメーカーです。
玄人志向
玄人志向は黒いサングラスの男性がトレードマークのPCパーツや周辺機器を販売するメーカーです。
その名の通り、当初は「素人お断り」「素人瞬殺」を公式に謳うメーカーで、マニュアルをローカライズしていなかったり、自作上級者向けのニッチなパーツを扱っていたりとクセの強いメーカーでした。
カスタマーサポートの類は一切無く、初期不良の対応以外は自力で解決するか、公式のフォーラムで他のユーザーに教えてもらうしかありませんでした。
そんな「玄人の玄人による玄人のためのPCパーツブランド」であった玄人志向ですが、現在は「玄人が厳選した安心のPCパーツブランド」になっており、合わせてメールサポートも開始されています。
また、製品の価格が安いのも特徴です。
大量仕入れ、外装の簡略化、マニュアルのローカライズ費用の削減などによって、他社と比べて製品の価格が抑えられています。
そのため、安価で高品質のパーツが手に入りますので、自作の知識がある方などに好まれています。
まとめ
今回は電源ユニットのおすすめ9選と選び方やおすすめメーカーを紹介してきました。
電源ユニットには容量以外の違いがほとんどないように見えますが、80PLUS認証やフルモジュラー式などの違いがあることがお分かりいただけたかと思います。
電源ユニットはPCの心臓とも呼べる重要なパーツ。選び方を間違えるとPCが起動しなかったり、パーツの性能が引き出されなかったりと不都合が起きます。
今までは選び方がよくわからずに容量だけ満たしていればいいやと考えていた人も、80PLUS認証やコネクタの種類、フルモジュラー式などを気にして、自分に最適な電源ユニットを選んでみてください。