ゲーミングPCは、どこで買うかが大事です。
どこで買うかによって、ゲーミングPCの特徴や性能などが変わります。当然、ショップが変わればサポートや納期も変わるため、商品選びの観点以外でもショップ・メーカー選びは重要です。
そこで本記事では、ゲーミングPCが購入できる場所のメリット・デメリットを紹介し、ゲーミングPCをどこで買うべきかについて解説していきます。
ゲーミングPC初心者の方のために、選び方などについても解説するので、ぜひご参考ください。
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ゲーミングPCが購入できる場所一覧
ゲーミングPCをどこで買うかを決めるには、それぞれの購入場所のメリットとデメリットを知る必要があります。それらを知らなければ、どこが自分に合うのか、どこが最もよいのかがわかりません。そこでまずは、ゲーミングPCが購入できる場所のメリットとデメリットについて、解説していきます。
BTO専門ショップ
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BTOパソコンショップは、受注生産でゲーミングPCを製造販売しているショップのことです。メーカーが自社サイトで、販売を行っています。
受注生産なので、購入時にカスタマイズができるのがBTOパソコンショップの大きな魅力です。
たとえば、メモリやストレージを増設したりCPUクーラーをグレードアップしたりできます。メーカーによっては、CPUやGPUなどの変更も可能です。そのうえ、全てのパーツの変更ができるフルカスタマイズ対応のメーカーもあります。
カスタマイズにより、自分の好みに限りなく近づけられるのがよいところです。
さらに、ほかの購入場所と比べるとコスパが高いのもBTOパソコンショップの魅力のひとつ。
性能に対して価格が低いため、予算を抑えて高性能なゲーミングPCを購入できます。
一方で、受注生産であるため納期が遅いのがデメリットです。メーカーやモデルによっては最短翌日出荷になることもありますが、平均的には注文から3~4営業日という納期になっています。
ただ、そのデメリットを差し引いてもBTOパソコンショップが最もおすすめです。コスパの高さ、サポートの充実度、カスタマイズ可能などほかの購入場所と比べたときの優位点が非常に多いため、急ぎでなければBTOパソコンショップを使いましょう。
家電量販店
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家電量販店は、実物を見てスタッフと相談しながら購入できるのが魅力の購入方法です。ゲーミングPCに関する知識のあるスタッフにさまざまな質問ができるため、初心者にとっては購入ハードルが比較的低いと言えます。実物が見られるのも、使用環境をイメージしやすく初心者にはおすすめしやすい部分です。
そのうえ、BTOショップにはあまり売られない有名メーカー品が多く販売されています。パソコンショップアークなどメーカー品を扱うBTOショップもありますが、全てを販売しているわけではありません。
たとえば、ASUSなどはBTOショップでは購入できないため、そのような有名メーカー品が欲しい方にとっては、家電量販店はよい選択肢です。
ただ、家電量販店に並ぶモデルの多くはコスパが悪い傾向があります。性能に対して価格が高く、BTOメーカーで同じ性能のものが10万円安く売られているということもあるため、家電量販店はおすすめしにくいです。
特別な事情がなければ、家電量販店は使わずBTOパソコンショップなどを使いましょう。
通販・ネットショッピング
メリット | デメリット |
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ゲーミングPCは、Amazonや楽天などの通販サイトでも購入できます。
Amazonや楽天には、ASUSやMSIなど幅広いメーカーの商品が販売されており、選択肢が広いです。BTOほどではありませんが、コスパが高いモデルも販売されています。BTOパソコンショップではあまり販売されない超高性能なゲーミングPCも手に入る幅の広さが魅力です。
そのうえ、メーカー公式ストアも選択肢に入ります。
たとえばBTOモデルでなくともゲーム性能が高いモデルが多いLenovoなど、有名メーカー公式ストアで購入すればさまざまな特典が利用可能です。Amazonでは受けられない充実のサポートも受けられるので、公式ストアがあるメーカーのモデルが欲しい場合には公式ストアで購入しましょう。
一方、カスタマイズができないのが難点です。
その点で、BTOパソコンショップには劣ります。
オークションサイト・フリマアプリ
メリット | デメリット |
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オークションサイトやフリマアプリには、中古ゲーミングPCや自作PCが出品されています。
中古品は安く販売されており、10万円の予算でもRX 3050など3Dゲームを十分楽しめるモデルが手に入る可能性があるのがよいところです。状態のよい中古品は定価からの値引き率が低いですが、それでも定価より安く手に入るため、予算をなるべく抑えながらゲーミングPCを購入したい方にはおすすめ。
さらに、組み立て済みの自作PCが手に入るのもオークションサイトとフリマアプリの魅力のひとつです。
自作PC界隈には、組み立てるのが好きだという人が大勢います。組み立てたはよいものの、使わないため出品するという人が多いです。組み立てたはよいものの使わない自作PCを出品すれば、パーツ代の元を取れたり小遣い稼ぎができたりするのが理由。
そのような自作ゲーミングPCであれば、自分好みの性能のゲーミングPCを比較的安く手に入れられます。
一方で、トラブルが発生するリスクがあるのがオークションサイトとフリマアプリの最大のデメリットです。
連絡や梱包などが企業ほどしっかりしていません。梱包が甘く、輸送時に故障したり連絡に齟齬が出たりして、トラブルが発生することがあります。ほかの通販サイトなどでは発生しない面倒なトラブルが起こることがあり、よほど慣れている人でなければおすすめしません。
また、出品されるモデルがその時々により変わるのも難点。暇があれば覗き、好みのモデルが出品されたら購入するというような使い方でなければ、オークションサイトやフリマアプリは使いにくいです。
初心者におすすめのゲーミングPCメーカー5選
ここまで、ゲーミングPCをどこで買うべきかを考えるために、各購入場所のメリットとデメリットを紹介してきました。総合すると、BTOショップとメーカー公式ストアが最もおすすめということ。
とはいえ、ゲーミングPCを製造販売しているメーカーは多いです。
そこで今度は、初心者におすすめのゲーミングPCメーカーを8つ紹介していきます。
>>おすすめのゲーミングPCメーカーを詳しく知りたい方はここをタップ
ドスパラ
By: dospara.co.jp
メリット | デメリット |
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ドスパラは、注文から出荷までがBTOパソコン業界でトップクラスに速いのが特徴のメーカーです。
ドスパラは、製品の企画、仕入れ・輸入、販売を全て自社で行っています。国内工場で生産していることもあり、メーカーが注文を受領した翌日には、出荷されるのが魅力的です。最短2日程度で手元に届くので、なるべく早くゲーミングPを手に入れたい方には最適だと言えます。
さらに、コラボモデルが多いのもドスパラの魅力のひとつです。
CrazyRaccoonなどのプロゲーマーチーム、ぶいすぽっ!などのVtuber事務所などとコラボしたゲーミングPCが販売されています。期間限定で終わることもあれば、半ば恒常的に販売されていることもあり、コラボモデルが欲しい方にもおすすめです。
そして、サポート体制が充実しています。
1年間の無償修理保証があり、PCが壊れても修理費用がかかりません。1年以内でも扱い方によっては壊れることがあるので、初心者にはおすすめの特典です。
ほかにも、無料で入会できるドスパラクラブメンバーズのポイント還元など、豊富な魅力があります。
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マウスコンピューター(G-Tune)
By: mouse-jp.co.jp
メリット | デメリット |
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マウスコンピューターは、初心者向けのBTOゲーミングPCメーカーです。
サポート体制の充実度が、業界でもトップクラス。購入前の相談から、故障修理の対応まで幅広いサポートを行っています。購入前相談が、特に初心者にはおすすめの点です。用途ごとに最適な性能のモデルの案内なども行っているため、実店舗でスタッフに相談しながら購入するのと同じ感覚でモデル選びができます。
さらに、ゲーミングPCだけでなく「ゲームに適した性能を持つ一般向けPC」の販売数も多いです。一般向けPCではゲーム向けの性能があっても少し安く手に入るので、価格を抑えたい方にはそちらもおすすめ。
そして、堅牢性が高いのもマウスコンピューターの大きな魅力です。
マウスコンピューターは国内工場で生産し、徹底した品質管理を行っています。そのうえパーツ選びもこだわっており、耐久性と安定性が比較的高いのが特徴です。
フロンティア
メリット | デメリット |
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フロンティアは、高品質なゲーミングPCを比較的安く販売しているBTOメーカーです。
フロンティアで販売されているゲーミングPCは、品質が高いパーツで構成されています。電源ユニットは特に品質が高いです。電源ユニットの品質は、電気の安定供給に繋がります。電気が各パーツに安定的に供給されることにより、動作が安定するのが魅力です。
そのうえ、品質が高いパーツは耐久性が高く、壊れにくくなっています。
さらに、コスパが高いです。通常時の価格が、性能と品質の高さからすると安くなっています。
セールも頻繁に行っており、セール時には価格が数万円低くなることが多いです。セール時のコスパは、BTOゲーミングPCメーカーでもトップクラスに高いので、コスパ重視の方にもおすすめのメーカーだと言えます。
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サイコム
By: sycom.co.jp
メリット | デメリット |
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サイコムは、フルカスタマイズが可能なBTOゲーミングPCメーカーです。
ほかの多くのBTOメーカーでは、CPUやGPUのカスタマイズはできない傾向があります。ほかにも交換できないパーツは、多いです。
一方サイコムでは、CPUやGPUを含めさまざまなパーツのカスタマイズができます。交換先のパーツの種類も非常に豊富で、全てのパーツを自分好みに設定できるのがよいところです。ゲーム性能は高いけど作業性能が足りないという場合に作業性能を足したり、冷却性能を強化したりできます。
さらに、コンセプトモデルが充実しているのもサイコムの大きな魅力です。
ゲーミングPCだけでなく、クリエイター向けPCやビジネスPCなど幅広いコンセプトのモデルが用意されています。クリエイターPCにはゲーム性能を持つモデルも多いので、豊富な選択肢から選べるのがよいところです。
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ツクモ
By: tsukumo.co.jp
メリット | デメリット |
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ツクモは、コスパの高さとモデルの幅の広さが特徴のBTOゲーミングPCメーカーです。
ツクモは、期間限定セールを度々行っています。頻度はそう高くはないですが、割引率が非常に高いです。人気モデルが5万円以上割引されることがあり、セール時のコスパの高さは群を抜いて高いと言えます。
通常時も性能と品質に対して価格が低く、全体的にコスパが高いメーカーです。
さらに、ゲーミングPCのモデルの幅が広いメーカーでもあります。
初心者向けのエントリークラスから、上級者向けのハイエンドモデルまで幅広いモデルを多数販売しており、豊富な選択肢から購入モデルを選択可能です。構成のクオリティも高く、微妙な違いによってモデルが分けられることもあり、選びやすいのも魅力的。
カスタマイズの幅は狭いですが、カスタマイズ不要で自分に適したモデルを購入しやすいため、初心者には非常におすすめのメーカーです。
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STORM
By: stormst.com
メリット | デメリット |
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STORMは、高品質なケースを採用しているのが特徴のBTOゲーミングPCメーカーです。
たとえば新界2シリーズのミドルクラスモデルには、ST-KYOKAI_WHというオリジナルケースを採用。白いデザインで、フロントパネルと左サイドパネルがクリアパネルになっているケースです。冷却性能が高いケースで、デザイン性も優秀な高品質ケースになっています。
さらに、多くのモデルに簡易水冷クーラーを標準搭載しているのもSTORMの大きな魅力のひとつです。
風の力だけで冷却する空冷クーラーと比べ、冷却液と風の二つの力で冷却する簡易水冷式のほうが、基本的には冷却性能が高くなっています。そのうえ、ファンの仕事量が少ないため、静音性が高いのも特徴です。
STORMでは、オリジナルの画像表示機能付き簡易水冷クーラーを搭載させています。画像表示機能によって温度などを常時表示できるうえに、高い冷却性能と静音性が得られるのが魅力です。
Lenovo
By: lenovo.com
メリット | デメリット |
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Lenovoは、スペックごとにラインナップが細かく用意されているゲーミングPCメーカーです。
LenovoのゲーミングPCは、Legionシリーズという名前で販売されています。同じモデルでも性能に違いのある複数の構成を用意しており、幅広い性能から自分の用途に合うゲーミングPCを購入できるのがよいところです。
そのうえ、LenovoにはThinkPadやIdeaPadなどのさまざまなシリーズがあります。これらはゲーミングPCではありませんが、モデルによってはゲームに適した性能を備えているのがポイントです。
これらも含めれば、Lenovoのモデルの選択肢は非常に豊富。幅広い性能と特徴を持つモデルのなかから、選べます。
さらに、ゲーミングノートPCが非常に豊富です。
ThinkPadなどノートPCで有名なメーカーだけあり、ゲームに適した性能を持つノートPCの販売数が多いのが特徴。ほかのBTOメーカーはゲーミングノートPCのモデル数が少なく、なかにはラインナップがないメーカーもあります。そのなかで幅広いゲーミングノートPCを展開しているのは、Lenovo特有の魅力です。
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パソコンショップセブン
By: pc-seven.co.jp
メリット | デメリット |
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パソコンショップセブンは、セール頻度が非常に高いゲーミングPCメーカーです。
パソコンショップセブンでは、毎日のように何かしらのセールやキャンペーンが開催されています。セール対象モデルの割引率が高頻度なセールとしては比較的高めになっており、コスパが高いです。基本的には、セール対象モデルだけを検討するのがおすすめのメーカーだと言えます。
さらに、有名メーカーの高品質なパーツを採用しているのもパソコンショップセブンの魅力のひとつです。
BTOメーカーでは採用パーツのメーカーを不明にしているところが多いなかで、パソコンショップセブンは有名なメーカーのモデルを採用しています。品質の高さに定評のあるメーカーのパーツが多いため、品質にこだわりがある方には特におすすめです。
ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCをどこで買うかについて、解説してきました。購入場所やメーカーを選んだら、今度はゲーミングPC選びです。
そこで今度は、ゲーミングPCの選び方について簡単に解説していきます。
遊びたいゲームの推奨スペックを参考に選ぶ
ゲームタイトル | CPU | GPU | メモリ |
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Apex Legends | Core i3-6300 3.7GHz/AMD FX-4350 4.2GHz Quad-Core | GeForce GT 640/Radeon HD 7730 | 6GB |
フォートナイト | Core i5-7300U/AMD Ryzen 3 3300U | GeForce GTX 960/AMD R9 280 | 16GB |
Valorant | Core i3-1450/Ryzen 3 1200 | GeForce GT 730/Radeon R7 240 | 4GB |
以上が、人気ゲームの推奨スペックです。
このように、ゲームによって公式が定める推奨スペックがあります。推奨スペックは、ゲームの公式サイトまたはSteamなどの販売サイトに明記されているので、チェックしましょう。
ゲームを快適に遊ぶには、最低でもこの推奨スペック以上の性能のゲーミングPCが必要です。
なお、推奨スペックは多少低めに設定されています。フレームレートを高くしたい場合、解像度を高くしたい場合などにはより高いスペックのゲーミングPCが必要なので注意しましょう。
フレームレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数を示す値のことです。140fps以上であれば、FPSやTPSでは有利を取れるとされています。
また、推奨スペックに記載されているパーツは世代が古く、現行モデルでは搭載されません。Apexなどであれば、現行モデルのエントリークラス(10万円台)のモデルでも、問題なく満たせます。
>>ゲーミングPCのスペックについて詳しく知りたい方はここをタップ
作業目的を基準にして選ぶ
ゲームだけでなく作業にも使う場合、作業目的を基準にして選びましょう。
行う作業によって、必要なゲーミングPCのスペックが変わります。
たとえば動画編集を行うのであれば、最低でもCore i5-14400F以上のCPUが必要です。メモリは、最低でも16GB、より安定を目指す場合は32GB以上が必要になります。
一方、エクセル程度の作業でもよい場合は、メモリ16GB以上のゲーミングPCであればどれでも問題ありません。現行モデルで、エクセルなどのオフィス作業もこなせないようなスペックのモデルはないので、気にせずにほかの基準で選びましょう。
冷却性能や静音性などから選ぶ
ゲーミングPCを選ぶ際には、冷却性能や静音性も重要です。
ゲームを長時間プレイしたり高負荷な作業をしたりすると、PCパーツが熱を持ちます。発生した熱を適切に冷却できなければ、パフォーマンスが低下。そのうえ、その状態で負荷をかけ続けると故障の原因にもなりかねません。
冷却性能が高いクーラーを搭載しているかどうか、通気性の高いケースを採用しているかどうかをチェックしましょう。
さらに、深夜に使う場合には静音性も重要になります。
密閉性が高いケースを採用していたり、水冷クーラーを採用していたりすると静音性が比較的高いです。それらを基準に、少しでも静かなモデルを選びましょう。
メーカーから選ぶ
ゲーミングPC選びに迷ったら、メーカーで選ぶのもおすすめです。
ここまで解説してきた通り、メーカーによってラインナップやサポートなどに個性があります。自分に合うメーカーを選べば、選択肢を狭めながら自分に最適化できるのがよいところです。
たとえば高品質かつ高コスパなゲーミングノートPCが欲しいならLenovo、フルカスタマイズしたいならサイコムといったように重視するポイントさえわかっていれば、メーカーを絞れます。
予算で選ぶ
ゲーミングPCを選ぶ際には、予算を決めておきましょう。
ゲーミングPCは、高性能を追求するとキリがありません。上を見れば80万円以上のモデルもあり、あれもこれもと求め始めると価格帯が吊り上がっていきます。
あらかじめ予算を決めておき、その予算内で自分の用途や遊びたいゲームに適したモデルを選ぶのがおすすめです。
また、決めた予算はあくまでも「上限」として考えておきましょう。用途や遊びたいゲームによっては、決めた予算の限界よりも大幅に安いモデルで事足りるケースがあります。そのような場合に不必要に高いゲーミングPCを買わないよう、予算の上限を決めてそのなかで選ぶのがおすすめです。
ゲーミングPCが買えるショップに関するQ&A
ゲーミングPCをどこで買うべきかなどについて、解説してきました。最後に、ゲーミングPCが買えるショップに関するよくある質問の答えを紹介していきます。疑問点がある方は、ぜひご参考ください。
周辺機器も一緒に購入できる?
周辺機器も一緒に購入できます。
ただ、ショップによって品揃えが異なるので注意が必要です。
BTOメーカーはゲーミングPC本体の品揃えが豊富ですが、周辺機器についてはそれほど充実していません。LogicoolやRazerなどの有名ブランド品を販売しているメーカーは多いものの、DuckyやSteelSeriesなどを販売しているメーカーは少ないです。
BTOメーカーでゲーミングPC本体を購入する場合、周辺機器はAmazonや楽天など別の通販サイトで購入することをおすすめします。
>>おすすめゲーミングキーボードをチェックしたい方はここをタップ
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初期不良があった場合はどうすべき?
初期不良があった場合は、購入したショップのサポートに連絡しましょう。
初期不良の場合、保証の適用範囲です。無料で交換対応を行っているメーカーが多いので、気兼ねなく連絡できます。状態確認のために写真を撮影し、どのような初期不良が発生しているかを記載してサポートにメールすれば、素早い対応が得られるためおすすめです。
ただし、初期不良交換対応には期限が定められている場合があります。
期限はメーカーやショップによって異なるので、確認しましょう。
基本的には、初期不良に気がついたらすぐに連絡するのがおすすめです。
ゲーミングPCは実店舗とネットのどちらで購入するのがよい?
基本的には、ネットで購入するのがおすすめです。
BTOパソコンショップのなかには、実店舗を構えているところがあります。
実店舗のメリットは、スタッフに相談しながら購入できることです。専門知識のあるスタッフに用途に応じた最適な性能などを相談できるので、ゲーミングPC選びに不安がある方にはおすすめ。
ただ、BTOパソコンショップでも、実店舗だとカスタマイズができない場合があります。できる場合でも、ネット注文よりも選択肢が狭いです。
そのため、基本的にはネットでの購入をおすすめします。
大手PCメーカーとBTOメーカーどちらがおすすめ?
ゲーミングPCの場合は、BTOメーカーのほうがおすすめです。
BTOメーカーは、大手PCメーカーと比べるとコスパが高いのが魅力的。
たとえば10万円台前半のゲーミングPCの場合、大手PCメーカーではメモリが8GBのモデルが多い傾向があります。
一方BTOメーカーは10万円台前半でも16GBのメモリを搭載しているモデルが多く、同じ予算ならBTOメーカーのほうが高性能なゲーミングPCを購入しやすいです。もちろん、メモリ以外の部分に関しても比較的高性能な傾向があります。
そのため、BTOメーカーのほうが基本的にはおすすめ。
ただ、大手PCメーカーはBTOメーカーがあまり作りたがらないような超高性能モデルを販売しているケースがあるため、全パーツが非常に高性能なゲーミングPCが欲しい場合は大手PCメーカーのほうがおすすめです。
ゲーミングPCは中古で買っても大丈夫?
ゲーミングPCは、中古で買っても大丈夫です。
ただし、リスクは覚悟しておく必要があります。
中古ゲーミングPCは、使用状況が不透明です。どの程度使い込まれたゲーミングPCなのかがわからないため、残りの寿命がわかりません。1年か2年で壊れるということも、十分考えられます。
ほかにも、中古ショップで購入する場合以外は保証が付かないのも難点です。
それらのリスクを承知のうえで購入するのであれば、中古もおすすめだと言えます。
まとめ
本記事では、ゲーミングPCをどこで買うのがよいのか、どのメーカーがよいのかなどについて解説してきました。
おすすめなのは、BTOパソコンショップでの購入です。メーカー直販であり、なおかつ受注生産なのが魅力的。自分好みに合わせてゲーミングPCを注文できるので、買ってから後悔しにくいです。
もちろん、人によっては家電量販店やほかの通販サイトのほうがよいという場合があります。
大事なのは、今回紹介したそれぞれのメリットとデメリットを見比べて、自分に合う購入方法やメーカーを選ぶことです。