スマートフォンなどを充電するのに便利なモバイルバッテリーですが、ケーブルを接続するポートには「INPUT(入力)」と「OUTPUT(出力)」があるのをご存じですか?
INPUTはINや入力、OUTPUTはOUTや出力と表記されることもありますが、それらが何を指すのかを知らなかったり、聞いたことはあるけど気にしていなかったという方も多いのではないでしょうか?
実際、モバイルバッテリーを購入して充電できなかった時に初めて知った、という話が話題にあがることも。
本コラムでは、そんなモバイルバッテリーのINPUT(入力)とOUTPUT(出力)に焦点を当て、それぞれについて詳しく解説します。
モバイルバッテリーのINPUT(入力)とOUTPUT(出力)とは?
INPUT(入力)
INPUT(入力)は、モバイルバッテリー本体を充電する際に使用する入力専用ポートです。
ポートの種類は主にUSB Type-CポートとMicro USBポートがあります。
INPUT(入力)ポートはモバイルバッテリー本体の充電専用のため、スマートフォン等の外部機器を充電することができません。
OUTPUT(出力)
OUTPUT(出力)は、スマートフォン等の外部機器を充電する際に使用する出力専用ポートです。
ポートの種類は主にUSB Type-AポートとUSB Type-Cポートがあります。
OUTPUT(出力)ポートは外部機器の充電専用のため、モバイルバッテリー本体を充電することができません。
INPUT(入力)とOUTPUT(出力)兼用のポート
最近では、INPUT(入力)とOUTPUT(出力)兼用のUSB Type-Cポートを搭載したモバイルバッテリーが増えています。
これにより、モバイルバッテリー本体の充電とスマートフォン等の外部機器への充電を同じポートで行えます。
つまり、INPUT(入力)とOUTPUT(出力)を使い分けせずに充電できる、ということです。
INPUT(入力)とOUTPUT(出力)の見分け方
Micro USBポートはINPUT(入力)のみ、USB Type-AポートはOUTPUT(出力)のみなので、難しくはありません。
しかし、USB Type-Cポートに関しては、
- INPUT(入力)
- OUTPUT(出力)
- INPUT(入力)とOUTPUT(出力)兼用
のどの機能もこなせるため、使用する時に役割を知らないと混乱してしまいます。
例えば、モバイルバッテリーのUSB Type-Cポートにケーブルを接続してスマホを充電しようとしたが、INPUT(入力)ポートだったため充電ができなかった。なんてことが起こると困りますよね。
では、どのようにしてポートの役割を判別すればよいのでしょうか?
それは、ポート付近にある以下のような印字に注目してみて下さい。
INPUT(入力)の場合
- IN
- INPUT
- 入力
OUTPUT(出力)の場合
- OUT
- OUTPUT
- 出力
INPUT(入力)とOUTPUT(出力)兼用の場合
- IN / OUT
- INPUT / OUTPUT
- I / O
このような印字を確認することでポートの役割を判別することができます。
また、ポート付近に印字がない場合は、モバイルバッテリーに印字されている製品仕様を確認しましょう。
もしも製品仕様が本体に印字されていない場合は、取扱説明書や製品ページを確認しましょう。
おわりに
まとめ
- INPUT(入力)は、モバイルバッテリー本体を充電する際に使用する入力専用ポート。
- OUTPUT(出力)は、モバイルバッテリーからスマートフォン等の外部機器を充電する際に使用する出力専用ポート。
- INPUT(入力)とOUTPUT(出力)兼用のポートであれば、モバイルバッテリー本体の充電とスマートフォン等の外部機器への充電を同じポートで行える。
- ポートの役割はポート付近にある印字または製品仕様、取扱説明書、製品ページを確認。
今回はモバイルバッテリーのINPUT(入力)とOUTPUT(出力)について解説しました。
本コラムを参考にモバイルバッテリーのINPUT(入力)とOUTPUT(出力)を理解し、モバイルバッテリーを正しく使用できるようにしましょう。