とつぜんですが、「飛行機の機内にモバイルバッテリーは持ち込めるの?」という疑問をもったことはありませんか?
モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレットを充電するのに非常に便利で、旅行の際などには大活躍のアイテムです。
昨今、コロナ禍でのマスク着用も任意になり、旅行の計画を立てている人も多い中で、旅行や長時間の移動の際に飛行機を利用するという人も多くいるかと思います。
そんなとき、「モバイルバッテリーを飛行機の機内に持っていきたいけど持ち込めるの?」という疑問をもったことはありませんか?
本コラムでは、そんな疑問にお応えすべく、飛行機の機内に持ち込むことができるモバイルバッテリーについて解説します。
モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?
モバイルバッテリーは飛行機の機内にのみ持ち込み可能です
結論から言うとモバイルバッテリーは、飛行機の機内にのみ持ち込み可能です。
一方で、モバイルバッテリーを手荷物として預け入れすることはできません。
どうしてモバイルバッテリーは手荷物として預けられないの?
モバイルバッテリーには、リチウムイオン二次電池が内蔵されています。
このリチウムイオン二次電池は、外部から強い衝撃を受けると発熱や発火のリスクがあるため、航空貨物では「危険物」として扱われています。
もし誤って手荷物として預け入れてしまった場合、検査を受けるためにアナウンスで呼び出されたり、
スーツケースを開けられてモバイルバッテリーが没収される可能性があるので注意が必要です。
そのようなことがないように荷物を預け入れする際はモバイルバッテリーを忘れすに取り出しておきましょう。
飛行機の機内に持ち込む際の注意点
モバイルバッテリーを機内にのみ持ち込むことができるということはお分かりいただけたかと思いますが、実際に持ち込む際にはいくつかの注意点があります。それは、持ち込む際の規定に関してです。
モバイルバッテリーを飛行機の機内への持ち込む際には規定があり、その規定に則ったうえでモバイルバッテリーを持ち込む必要があります。
そのため、以下の項目を事前に確認しておきましょう。
モバイルバッテリーのワット時定格量(Wh)の確認
モバイルバッテリーの容量や持ち込みできる個数には制限があり、モバイルバッテリーであれば何でも持ち込めるわけではありません。
モバイルバッテリー本体に記載してある表示やメーカーのホームページ等で機内に持ち込む予定のモバイルバッテリーのワット時定格量(Wh)を確認しましょう。
弊社ではほぼすべてのモバイルバッテリー製品にワット時定格量(Wh)の記載がるため、簡単に容量を確認することができます。
また、記載がない場合でも、公称電圧(V)と定格容量(mAh)の計算でワット時定格量(Wh)を算出することができます。
ご利用の航空会社の規定を確認
規定は国内線と国際線で規定が異なる場合があるため注意が必要です。
また、規定が更新される場合もありますので、モバイルバッテリーを機内に持ち込む際は必ず搭乗予定の航空会社の最新情報を確認しておきましょう。
<国内線の場合>
国内線でモバイルバッテリーを持ち込む際は以下の規定となります。
◆ ワット時容量(Wh)が100Wh以下の小型の製品は個数制限なし
◆ 100Wh~160Wh以下の製品は2個まで
◆ 160Whを超える製品は持ち込み不可
※2023年5月時点
<国際線の場合>
国際線でモバイルバッテリーを持ち込む際は以下の規定となります。
◆ ワット時容量(Wh)が100Wh以下の小型の製品は持ち込み可(個数は航空会社によって異なります)
◆ 100Wh~160Wh以下の製品は2個まで
◆ 160Whを超える製品は持ち込み不可
※規定は航空会社によって異なる場合があるため、搭乗前に必ず航空会社の規定を確認して下さい。
※ワット時容量(Wh)の記載がない製品は持ち込みできない場合がありますのでご注意ください。
また、経年劣化によって印字が消えていたり、薄くなっている場合もあるので、注意が必要です。こちらも航空会社に確認して下さい。