外出先や電源のない場所でスマートフォンやタブレットの充電に欠かせないモバイルバッテリー。
いざ使おうとしたときに「充電ができない」「使い方が分からない」といったことがあると非常に困りますよね。
本コラムではそういったトラブルがないようにモバイルバッテリーで充電できない時の原因と対処法について解説します。
モバイルバッテリー本体が充電できない
出力ポートで充電している
モバイルバッテリー本体が充電できないという原因の1つに出力ポートに充電ケーブルを挿してしまっていることがあります。
モバイルバッテリーを充電するには、入力ポートもしくは入出力ポートにケーブルを接続する必要があります。
モバイルバッテリーの入力ポートに対応するケーブルのコネクターは以下の通りです。
・Micro USBコネクター
・入力専用USB Type-Cコネクター
・入出力両対応のUSB Type-Cコネクター
など
また、モバイルバッテリー本体のUSB Type-Aポートは出力専用でモバイルバッテリー本体の充電には対応していません。
たとえば、USB Type-Cポートの充電器とモバイルバッテリーのUSB Type-Aポートを接続してもモバイルバッテリー本体の充電はできないので注意が必要です。
充電器の出力不足
充電器の出力がモバイルバッテリーを充電するのに適合していない場合にも、モバイルバッテリーを充電出来ない場合があります。
たとえば、モバイルバッテリーの充電仕様が「5V1.5A以上のAC充電器推奨」に対し「5V1AのAC充電器」を使用すると充電出来ない場合があります。
モバイルバッテリーの取扱説明書の別売品に記載されているUSB充電器(AC充電器と書かれている場合もあります)推奨の充電器をご使用下さい。
モバイルバッテリーで機器が充電できない
モバイルバッテリーの充電残量不足
モバイルバッテリー製品の多くは、電源スイッチを押すと、モバイルバッテリーの充電残量を確認することができます。
モバイルバッテリーを使う際は、まずモバイルバッテリー本体の充電残量を確認し、充電残量がない場合や、少ない場合はモバイルバッテリー本体の充電をして下さい。
充電が途中で止まる① スマートフォンの設定が原因
最初は充電できていたのに充電が途中で止まる場合は、スマートフォンの設定が原因の可能性があります。
メーカーにより異なりますが、スマートフォンのバッテリーを長持ちさせるための「いたわり充電機能」や「バッテリー充電の最適化」などの機能がONになっている場合は充電を途中で停止する場合があります。
設定がONになっている場合は、OFFにしてみて下さい。
充電が途中で止まる② モバイルバッテリーの容量不足
モバイルバッテリーの出力できる電流の容量より、スマートフォンなどの充電する機器のバッテリー容量が大きい場合は、充電が途中で停止してしまいます。
これは充電の途中でモバイルバッテリーの充電残量が0%になってしまうからです。
たとえば、容量5000mAhのモバイルバッテリーでスマートフォンを充電する場合、バッテリー容量が大きいスマートフォンだと充電の途中でモバイルバッテリーの充電残量がなくなってしまい、スマートフォンを100%まで充電できないことがあります。
そのため、容量の大きい機器を100%まで充電したい場合は、余裕をもって大きい容量のモバイルバッテリーを使用する必要があります。
それでも充電できない時は?
◆ ケーブルや充電器を交換
お使いのケーブルや充電器を交換してみて下さい。
交換してうまく動いた場合は、ケーブルや充電器が故障している可能性があります。
◆ 製品のサポートセンターにお問い合わせ
確認できることはすべて試したけど、やはりモバイルバッテリーが使えない。
そのような方はサポートセンターに問い合わせてみましょう。
その際は以下の情報を事前に用意しておくとスムーズに対応を行えます。
・どのような症状か
・いつからその症状が出ているか
・どのような使い方をしていたのか
・どこでその症状が出たのか
・症状が出ている製品と一緒に使っている物はあるか
など
おわりに
今回はモバイルバッテリーで充電できない時の原因と対処法ついて解説しました。
モバイルバッテリーは、スマートフォンなどのバッテリー容量不足に対処するために無くてはならない物になってきました。
いざという時に安心して使えるようにモバイルバッテリーの残量に注意するとともに、使えないというトラブルにならないように事前に動作確認を行っておきましょう。