学校やPTAからの卒業記念品は、卒業を祝い、卒業生の未来を応援する気持ちを込めて贈るものです。また、先生へ贈る卒業記念品、高校の部活や、大学のサークルの先輩に後輩から贈る記念品もあるでしょう。卒業してからの日々で役立ち、喜んでもらえるものを贈りましょう。
本記事では、主に高校・専門学校・大学を卒業する方を対象とした卒業記念品、PTAから学校へ、後輩から先輩へ贈る記念品をお探しの方へ向けて、喜ばれる記念品と選ぶポイントを解説します。
【贈る側・相手別】卒業記念品の選び方
卒業記念品は学校から卒業生に贈るだけではありません。PTAや生徒から先生、後輩から先輩へ贈るケースもあります。立場や年齢に合う記念品を選びましょう。
学校側から大学生・専門学校生・高校生へ
学校から卒業生へ贈る記念品は、卒業後の生活で、すぐに使えるものを選びましょう。引っ越しなど、環境が変わる場合でも、邪魔にならず使いたいと思ってもらえるコンパクトさや機能性が高いものがおすすめです。
モバイルバッテリー、スマホスタンド・ノートPCスタンドなど、日常的に使えるものが、新生活に向けた母校からの応援になります。
PTAから大学生・専門学校生・高校生へ
PTAから卒業生に贈る記念品は、親の代表であるPTAという目線を加え、学校から贈るものとは視点を変えて選びましょう。
例えば、朝寝坊防止や温湿度が管理できる多機能な目覚まし時計、熱中症予防用に持ち歩けるステンレスボトルなど、これからの新生活をサポートする製品がおすすめです。
PTA・生徒・学生から先生へ
幼稚園の卒園式なども含め、卒業時に先生へ贈る卒業記念品は「思い出」を重視する傾向にあります。
卒業年度などを名入れした、写真スタンドやデジタルフォトスタンド、職員室で使えるマグカップやタンブラーなども人気です。
ノートPCを使って仕事をする先生なら、姿勢への負担を減らす、ノートPCスタンドも長く使ってもらえるよい記念品になるでしょう。
後輩から部活やサークルの先輩へ
先輩への卒業記念品は、同世代から贈るという特徴があるため、自分たち目線でもらって嬉しいものを選びましょう。
ワイヤレスイヤホン、モバイルバッテリーなど、スマホ関連の製品がおすすめです。
2〜10個など小ロットからオリジナルノベルティを制作できる会社もあるため、センス良くサークル名やサークルのロゴを入れると、オリジナリティもあり毎日活用できる卒業記念品になるでしょう。
おすすめ記事:小ロットオリジナルノベルティ制作会社が公開|費用・おすすめの選び方
▼小ロットのモバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンの記念品制作について▼
小ロットに関するよくある質問(オウルテック)
【最新】卒業記念品で喜ばれるノベルティとは?
最近の記念品の傾向は「実用性とコンパクト」です。ここでは、学生に人気があるノベルティを紹介します。
学校・大学の卒業記念品ならスマホ関連グッズが人気
中学・高校生や大学生はスマホが生活の基盤になっています。SNSの利用だけでなく、授業や講座の視聴、就活関連など、さまざまな情報の入手もスマホを活用します。
ある大学の研究グループの調査では、女子学生の75%がモバイルバッテリーを所持。ワイヤレスイヤホンは86%の大学生が、ほぼ毎日使用するという調査結果が出ています。
スマホ関連製品がほしいという生徒や学生は多く、スマホ関連のものは実用的な良い卒業記念品になるでしょう。また、教育現場のIT化が進んでおり、スマホ関連製品は先生にも喜ばれる記念品になります。
充電切れに備えて1つはあると安心なモバイルバッテリー、楽な姿勢で動画が観られるスマホスタンド、持ち運びにも便利な小さいAC充電器、通勤・通学のお供にしたいワイヤレスイヤホンなどが特に人気です。
参考:
「女子大学生のモバイルバッテリー」に関する調査結果(平成30年3月20日)_実践女子大学 実践「ペルソナ」研究会
大学生の必需品!イヤホン調査_武蔵大学 Musashi Web Magazine
一人暮らしでも使う実用的な記念品が喜ばれる
高校・専門学校・大学の卒業後は、一人暮らしを始めるタイミングでもあります。引っ越し先で便利に使える充電ケーブルや、2つ以上のUSBポートがある複数ポート充電器なども、使い勝手が良く喜ばれる記念品になるでしょう。
タンブラーや水筒、文房具など実用的なものも定番です。シンプルでコンパクトなサイズのものが好まれる傾向にあります。
学校名・名前が入った記念品は記憶にも残る
卒業記念品には、卒業年度や、〇回生など卒業年度と学校名や校章を名入れするのが一般的です。先生へ贈る記念品にも「〇〇年卒業生・PTA一同」と名入れすると良いでしょう。
名入れについては、実際に希望の製品に印刷して確認できる「サンプルチェック」を行うのがおすすめです。
思っていた以上に名入れ部分が悪目立ちしていたり、校章やロゴの色と製品の色との相性が良くないなど、画面上では見えにくいことを、正式に生産する前に確認できます。
安心・高品質のアイテムは必須条件
卒業記念品には長く使えるものを選びましょう。見るからに安っぽかったり、すぐに壊れてしまう低品質なものは、学校に対する印象が下がってしまいます。
また、万が一の不具合やトラブル時に、問い合わせができたり保証期間がついている日本メーカーの製品だとより一層安心です。生徒や学生が誇れる母校からの贈り物となるよう、品質には十分に配慮しましょう。
<記念品を決める際のポイント>
- 予算の範囲内で高品質で長く使えるもの
- 日本のメーカーで問い合わせ先やトラブル発生時の対応があるもの
- 電化製品では保証期間がついている
- モバイルバッテリーや充電器では「PSE」マークがある など
※参考記事:PSEマークとは?マークがついていると何がわかる?
【導入事例】喜ばれた卒業記念品
実際に学校の卒業記念として制作したモバイルバッテリーの実例を紹介しましょう。
学校生活の思い出と門出へのエールとして、学校名・卒業年度の他に「Congratulations!」のメッセージを添えて名入れしています。文字をシンプルに印刷することで、ロゴが映えるおしゃれなノベルティが完成しました。
▼実際の卒業記念ノベルティ導入事例はこちら▼
【導入事例】卒業記念モバイルバッテリーの実例
電化製品系の卒業記念品5選!
生徒や学生、先生への記念品として世代や趣味嗜好を問わず喜ばれるのは、電化製品系の記念品です。
スマホやノートPCの周辺製品は、学生時代〜社会人になっても常に使うため卒業記念品にぴったりです。ここでは、5つの人気アイテムをご紹介します。
モバイルバッテリー
スマホの長時間使用が当たり前になっている若い世代にとっては、モバイルバッテリーは必需品で複数台を所有する若者も多いです。卒業記念品として贈れば必ず使ってもらえるノベルティになるでしょう。
モバイルバッテリーは、印字面が広く平坦な製品が多いため、学校名やロゴが映えるのも特長です。卒業後の新生活の中で、生徒や学生を応援する存在となるよう、名入れしたモバイルバッテリーを贈りましょう。
おすすめ記事:【メーカー発】モバイルバッテリーノベルティの選び方とおすすめ製品
▼ノベルティ制作事例:モバイルバッテリー一覧はこちら▼
薄型~大容量 名入れモバイルバッテリー 一覧
ワイヤレスイヤホン
マイク機能つきのワイヤレスイヤホンは、オンライン授業やオンライン会議でも使えるため、卒業してからも役立つシーンがとても多いです。
名入れする場所は、広い印刷面を確保できるケースに行いますが、イヤホン本体にもロゴなどをワンポイントとして印刷可能。ワイヤレスイヤホンはケースに入れて充電・持ち運びするため、小さなケースのフタを見るたびに、学校名や校章が目に入ります。
▼ノベルティ制作事例:ワイヤレスイヤホン一覧はこちら▼
コンパクト~高級まで 名入れワイヤレスイヤホン一覧
ワイヤレススピーカー
コンパクトでインテリアになじむデザインを採用したワイヤレススピーカーは、スタイリッシュでおしゃれな記念品に仕上がります。マイク機能が搭載されているタイプは、ハンズフリー機能で通話ができオンライン授業や会議にも便利です。
名入れ面がスピーカーの使用中にも目に入るため、学校名や校章をより印象的に残したいときにおすすめの記念品といえるでしょう。
▼ノベルティ制作事例:Bluetoothスピーカー▼
Bluetoothスピーカーの名入れ例
複数ポート充電器
スマホだけでなくタブレットやワイヤレスイヤホンなども同時に充電できる複数ポート充電器も、実用的で使用頻度が高い卒業記念品になります。
自宅での充電はもちろん、プラグ部分が折りたためるタイプであれば持ち歩きも容易なため、カフェや図書室、コワーキングエリアの利用時にも活躍するでしょう。
製品自体がコンパクトなものは名入れできる部分が狭くなることがありますが、充電器のサイド部分にさりげなく学校名や校章を印刷することでセンスの良い記念品に仕上がります。
▼ノベルティ制作事例:複数ポート充電器一覧はこちら▼
複数ポートタイプの名入れ可能な充電器一覧
充電ケーブル
モバイルバッテリーからスマホへ充電する時、スマホからノートPCへデータを転送する際などに使用するのが「充電ケーブル」と呼ばれるケーブルです。
1mなど長いケーブルを収納できる巻き取り部分のあるタイプは、持ち運びに便利。出張時など外出先で活躍します。名入れは巻き取り部分に印刷するため目立つのが特長です。先ほど紹介した充電器とセットで贈るのも良いでしょう。
▼ノベルティ制作例:充電ケーブル一覧はこちら▼
おしゃれに決まる名入れ可能な充電ケーブル一覧
人気のある卒業記念品5選!
定番の卒業記念品についても見ていきましょう。ノベルティとして名入れのデザインにこだわることで、おしゃれで喜んでもらえる記念品になるでしょう。
名前入りボールペン
大学生や社会人になったとき、1本は持っていたい上質なボールペンも不動の人気です。替えのインクもセットすることで、長く愛用してもらえます。
ボールペンのデザインは流行に関係ないシンプルで機能的な製品を選ぶのがポイントです。
ボールペンをはじめとする筆記用具の贈り物には、「勤勉になれ」といった意味合いを含むことがあるので、先生へ贈る記念品としては避けることをおすすめします。
デジタル時計・デジタルフォトスタンド
温湿度計などがついたデジタル時計は記念品としてよく選ばれる製品です。場所を取らないコンパクトで時間が見やすい機能的なものが好まれます。
デジタルフォトスタンドもおしゃれな卒業記念品になります。スマホで撮影したデータを取り込めるため、スマホ世代には嬉しいノベルティです。以前、卒業記念品として選ばれることが多かった写真立ては、スマホで写真管理をする若い世代にとってはあまり使わないノベルティになる可能性があります。
今どきの若者が日常的に使うものを選び、思い出とともに長く使ってもらえる製品を贈りましょう。
ステンレスボトル
ステンレスボトルは、学校でも職場でも男女を問わず、普段から使ってもらえるノベルティになるでしょう。
140ml前後の超ミニボトルも最近の流行りです。小さいバッグにも入るため、ちょっとしたお出かけや通勤時にも負担なく持ち運べ、社会人にも人気。既成のボトルに学校名などの名入れが可能です。
スマホスタンド・ノートPCスタンド
オンライン授業や会議が増えている昨今、コンパクトに折りたたんで持ち運べ、スマホやノートPCの使いやすさをサポートできるスマホスタンド、ノートPCスタンドの必要性は増しています。
スマホスタンドの名入れは土台の部分になるため、学校名や校章が目立つというメリットがあります。
▼ノベルティ制作例:ノートPC・タブレットスタンド 一覧はこちら▼
名入れ可能なノートPC・タブレットスタンド一覧
タッチペン
生徒・学生、先生ともに、教育現場におけるタブレット端末の使用率が上がっていることにともない、タッチペンの需要も高まっています。
ペン先が細くリアルなペンで書いたような視認性を実現したタッチペンや、小学生向けに小さい手でも持ちやすい鉛筆型のタッチペンもあります。
女性の場合、ネイルをしているとスマホ操作がしづらくタッチペンを利用することが多いため、女子高や女子大の卒業記念品としてもおすすめです。
▼ノベルティ制作事例:タブレット学習に欠かせないタッチペン一覧はこちら▼
オリジナルノベルティとして名入れ可能なタッチペン一覧
卒業記念品で贈るのを控えたいNGノベルティ
卒業記念品に限らず贈答品を贈るときは、縁起の悪いものなどを避ける習慣があります。ここでは贈り物には避けたい記念品について解説します。
持ち帰るのに大変なもの
卒業式は着物や袴など普段着ない服装や慣れない靴を履いていたり、卒業式後に食事会に行ったりする学生も多いでしょう。
持ち帰るのに大変な大きなものや重いものは卒業記念品としては避ける方がよいでしょう。
差別につながるもの
女子校だからエプロン、女子学生にはピンクで男子学生にはブルーなど、イメージを固定するような考えは、男女差別につながる可能性があるので、今どきは避ける方が無難です。
基本的に、男女関係なく同じ製品、色味も男女とも使えるものを選びましょう。
国や宗教の違いで避けるべきもの
外国人の学生が在学している学校や大学では、できる限り出身国のマナーや慣習を調べ、贈り物として嫌われるもの以外を選ぶように工夫しましょう。
郷に入っては郷に従えといいますが、卒業記念品は母国の家族や親戚にも誇らしさを込めて見せる機会も多いため、外国人の学生に対しても配慮をするのが理想です。
白いハンカチ
日本や韓国では、ハンカチは「別れ」を連想させるため、贈り物には縁起が悪いとされています。
ハンカチは別名で「手布(てぎれ)」と呼ばれることから「縁を切る」が連想されるためです。日本ではとくに仏事や法事などで使用する布と同じ色であることから、白いハンカチは贈り物には避けられています。
図書カード・製品券(現金)
生徒や学生に対して贈る「図書カード」は「本を贈る」という意味合いになるため、問題ありません。しかし、目上の方に贈る場合は「より勉強しなさい」といった意味合いが含まれることがあるため、先生へ贈る場合などには注意が必要です。
また、実用的な製品券ですが、受け取る方によっては現金と同じように生々しくぶしつけな印象を持つ方がいます。受け取る製品を選んでほしい場合は、「選べるカタログギフト」などの方が良いでしょう。
刃物
日本をはじめ、アジアの多くの国で刃物は、未来を切る、つながっている縁を切るといった意味合いを持つため、記念品として縁起が悪いとされています。
包丁やハサミが記念品になるケースはあまりないですが、一人暮らしに便利で災害時にも役立つ万能ナイフセット(小さな刃物や缶切りなどが1つになっている)も、これにあたると考えられます。
日本茶
最近は日本茶のイメージを気にしないケースが多いですが、慣習的にお葬式の香典返しに選ばれることが多く、お祝い事や一般の贈答では避けられることが多いです。家族や親戚が気にすることがあるため、卒業記念品の添え物としても避ける方が良いでしょう。
履物・敷物・ベルトなど
靴などの履物、マットなどの敷物は「踏みつける」、ベルトは「締めつける」という意味合いがあるため、記念品としては向きません。もともと卒業記念品にはなりにくいですが、避けたいものとして覚えておきましょう。
本当に喜ばれる卒業記念品で未来を応援しよう
便利に使える記念品を制作すれば、卒業生の新生活や学校に残る先生方の仕事をサポートでき、長く愛用してもらえるでしょう。
そのためには、実用的で箱を開けたときからすぐに使いたいと思えるような機能やデザインの記念品であることが重要です。学校での日々を思い出し、将来への励みにつながるような卒業記念品を贈りましょう。
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