自社オリジナルのスマホ防水ケースを生産する際に、OEMやODMを活用する企業が増えています。OEM、ODMを活用すれば、自社に設備やノウハウがなくても生産が可能になるためです。

しかし、はじめてOEM、ODMで防水ケースを生産するときは「どのようなデザインにしたらいいか分からない」「どんな製品を作れるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか?

本記事では、OEM、ODMの国内メーカーである「オウルテック」監修のもと、オリジナルのスマホ防水ケースを生産する際に参考になる、防水ケースの大きさ、用途、デザインごとに、選び方のポイントやおすすめ製品を解説します。

オリジナルの防水ケースを生産する際に知っておきたい注意点も紹介します。ぜひ参考にしてください。

OEM・ODMであればオリジナル防水ケースがすぐに作れる

OEMやODMを活用すれば、製造ラインやリソースがない企業でも、最小限のコストや人的リソースで、オリジナル防水ケースを作れます。

OEMとは、製品の開発や設計、組立図などを委託企業が用意し、それに沿ってメーカー(受託企業)が生産するビジネスモデルです。

ODMとは、委託企業は、製品の基本的なコンセプトやデザインの希望、方向性は示すものの、製品の詳しい企画やデザインから設計、生産までの工程をメーカーが担うビジネスモデルです。

メーカーによっては大量生産だけでなく、小ロット生産にも対応しているため、自分たちにあった、オリジナルの防水ケースを生産できるでしょう。

まずは、国内OEM、ODMメーカーである「オウルテック」の製品の中から、オリジナル防水ケースのベースとなる、基本的な種類やデザインを見ていきましょう。

【大きさで選ぶ】オリジナル防水ケース おすすめ4選

まずは、防水ケースの大きさ別に、OEM、ODM生産に対応できるおすすめ製品を紹介します。スマートフォンのサイズや紙幣など、防水ケースに入れたいものを具体的にイメージしながら見ていきましょう。

※ここで紹介するスマートフォンのサイズは、公式HPなどに掲載されているサイズを参考に記載しています。型番や発売年度、計測法によってサイズが異なることがあります。また、スマートフォンケースを装着している場合などは入らないことがあります。

基本にしたいスマートフォンのサイズ

OEM、ODMでオリジナルの防水ケースを生産するにあたり、まずは代表的なスマートフォンのサイズから確認しましょう。






























機種 ディスプレイサイズ スマホサイズ
iPhone SE (第3世代) 4.7インチ 約 67.3(W)×7.3(D)×138.4(H)mm
iPhone 15 Plus 6.7インチ 約 77.8(W)×7.8(D)×160.9(H)mm
Xperia 10 V 6.1インチ 約 68.0(W)×8.3(D)×155.0(H)mm



6.7インチの高さ(H)である160mmは、1万円札の長さとほぼ同じです。

このサイズが入る防水ケースの大きさは、おおよそ高さ(H)230mm前後、厚さ(D)15mm前後が必要で、高さだけでいうと牛乳1Lパックの高さ(235mm前後)をイメージするとよいでしょう。

1000円札が折らずに入る大サイズ

スマートフォン用の防水ケースにはいろいろなサイズがありますが、1,000円札(76(W)×150(H)mm)が折らずに入るサイズが、標準的な大きさの一つといえるでしょう。

OWL-WPCSP22 防水ケースサイズ:約 121(W) × 15(D) × 220(H) mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp22/

このサイズの防水ケースであれば、通常は6.1インチのスマートフォン(例:Xperia 10 V)まで対応します。

日本のパスポートもすんなり入るサイズなので海外旅行用品としての企画にもおすすめです。

一回り大きい6.7インチが入るサイズ

6.7インチのスマートフォンが入る大型サイズの防水ケースも人気です。

OWL-WPCSP12S 防水ケースサイズ:約138(W)×15(D)×235(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp12s/

本製品のスマートフォン最大対応サイズは約90(W)×15(D)×180(H) mmなので、6.7インチの iPhone 15 Plusを余裕をもって入れられます。

防水・防塵サコッシュ

サコッシュタイプの防水・防塵ケースもあります。

OWL-WPBAG05 防水・防塵サコッシュ:サイズ:約160(W)×70(D)×320(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpbag05/

サコッシュタイプなので肩かけや斜めがけにして持ち歩くことが可能です。

本製品のスマートフォン最大対応サイズは約81(W)×25(D)×160(H)mm。マチがついている分、全体的に余裕があり、スマートフォンだけでなく、イヤホンや財布などちょっとした小物も入る利便性の高さが人気です。

タブレットが入るサイズ

タブレットが入るビッグサイズの防水ケースは、建設現場や倉庫業界、アウトドア関連業界など、過酷な環境でタブレットを利用する業界向け製品としておすすめです。

OWL-WPCTA02 防水ケースサイズ:約215(W)×20(D)×300(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcta02/

タブレット学習で用いることの多いiPad Air 2のような10インチクラスのタブレットに対応しているため、学校や学習塾向けの企画にも最適でしょう。

【用途で選ぶ】防水スマホケース おすすめ5選

防水ケースをOEM、ODMで生産する際は「どのような用途で使うのか」を主軸に置いて選ぶのもおすすめです。ここでは、用途別におすすめの防水ケースをご紹介します。

水に浮く!マリンレジャーに◎

マリンスポーツや海のレジャーといったシーンで役立つ、水に浮くタイプの防水ケースです。

OWL-WPCSP10S 防水ケースサイズ:約138(W)×15(D)×235(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp10s/

防水ケースに入れたままでスマホ操作や通話はもちろん、クリアな写真撮影もできるタイプです。夏のイベントや子どものいる家族向け製品、キャンプ関連製品などにおすすめです。

水やホコリが多い現場に最適なタフなタイプ

水やホコリが多い現場などに役立つタフな防水ケースも、OEM、ODM製作で人気です。

OWL-WPCSP20-AG 防水ケースサイズ:約 138(W) × 15(D) × 235(H) mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp20/

社員や関連会社、お得意様向けに、防塵機能が高い防水ケースに社名を入れて生産し配布するのも有効です。

本製品は防水機能も高いため、マリンレジャーやウインタースポーツ用品としての製品開発にもおすすめでしょう。

首から下げて気軽に使いたい

オフィスや街中で気軽に利用したい人向けにおすすめな防水ケースもあります。

OWL-WPCSP12S 防水ケースサイズ:約138(W)×15(D)×235(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp12s/

とくに、医療や介護の現場、一般企業の営業職などでは、スマートフォンを首から下げるなどして常に携帯しているシーンをよく見かけます。

首から下げられるタイプの防水ケースは他にもありますが、少し小ぶりな本製品はわずか34gと軽量なため、首への負担を抑えながら利便性を維持できる点が大きな魅力です。

小物が入るマチつきタイプ

ちょっとした小物が入る、マチつきの防水ケースです。

OWL-WPCSP19-WH 防水ケースサイズ:約160(W)×15(D)×240(H)mm
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp19/

マチがあることで、スマートフォンだけでなく、交通系ICカードやマスク、小銭、リップクリームなどを一緒に入れて持ち歩けます。

6.7インチの大型スマートフォンにも対応しており、ネック掛けとショルダー掛けの2WAYで使える本製品は、何かと荷物が多くなりがちな女性向けの企画に最適でしょう。

ランニングやスポーツ時にアームバンド式

ランニングなどのスポーツ中にもスマートフォンを携帯できる、アームバンド式の防水ケースも人気です。

OWL-ARMBND01-BK 防水ケース サイズ:約474(W)×70(D)×161.5(H)mm ※ベルト部を伸ばした状態
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-runnig-bag/armbnd01/

マラソン関連イベントやキャンプ関連企画、スポーツ関連企画、ジム会員向けの製品開発におすすめでしょう。

アームバンド式は腕に装着できるという機能面を維持するため、やや小さくなる傾向です。大きいスマートフォンを想定している場合は、サイズ感についてメーカーと事前に相談することが大切です。


【デザインで選ぶ】防水ケースおすすめ3選

周囲の目につきやすい防水ケースは、デザインにこだわって選ぶのもおすすめです。ここでは人気の3つのタイプを紹介します。

名入れのデザインを目立たせたい

OWL-WPCSP10S 白い防水ケース+オリジナルデザイン
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp10s/

防水ケースに印刷する自社の名入れデザインを目立たせたい場合は、裏面が白い防水ケースをベースにするのがおすすめです。

自社のロゴや社名はもちろん、オリジナルキャラクターやイベント関連のデザインが映えるため、自社オリジナルのデザインに注力したい場合のOEM、ODM製作に最適でしょう。

実例に、プロスポーツチームのオリジナル防水ケースとして、チームロゴやキャラクターデザインを印刷し販売に至った事例があります。

OWL-WPCSP17 カラーバリエーション+ロゴ
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp17/

また、社名やロゴを目立たせるシンプルかつ効果的なデザインとして、防水ケース本体の色でオリジナル性を表現するデザインもおすすめです。

色のバリエーションでオリジナル性を表現

OWL-WPCSP18S オーロラカラー
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp18s/

OWL-WPCSP22 蓄光素材
https://www.owltech.co.jp/product-top/cat_goods/cat_goods-waterproof-case/wpcsp22/

会社のロゴやキャラクターを印刷しなくても、カラーバリエーションを増やすことで、オリジナル性を表現する方法もあります。

防水ケースの開口部分や窓枠の部分にイメージカラーを施したり、夜間に光る蛍光カラーにすることで安全対策製品にもなります。

本章の「名入れのデザインを目立たせたい」で紹介した「OWL-WPCSP17 カラーバリエーション+ロゴ」では、「ロゴ・社名なし」も選べるので、自社のイメージを防水ケース本体の色で表現するデザインもおすすめでしょう。

OEM・ODMで防水ケース製作を成功させるためのポイント

OEM、ODMを活用して防水ケースを生産する場合、依頼するメーカーの選定が成功を左右します。ここでは、OEM、ODM製作を成功させるために知っておきたいポイントを紹介します。

防水性能の確認

OEM、ODMで防水ケースを生産するにあたり、メーカーとはじめにすり合わせておきたいのは、「防水性能」です。

たとえば、IP68と呼ばれる高い防水性能を持つ防水ケースであっても、通常は、一般的な生活環境下での使用を想定しています。

そのため、水中や高水圧の環境下での利用、サウナや温泉など高温多湿での利用、水を意図的に長時間かけ続けるといった想定外の利用には適していません。

もし、「水中利用」「耐水圧が高いもの」といった特別な製品開発を企画している場合は、メーカーが対応できるかを事前に確認する必要があるのです。

IP等級とは?


IP(International Protection インターナショナル・プロテクション)等級とは、国際機関のIEC(国際電気標準会議)により規定された、機械などの耐久性、防水、防塵性能の保護構造などを等級で評価したものです。

性能の高低は、IPの後ろにつく数字で表します。IP68という等級を例にあげると6にあたる部分は防塵性能、8にあたる部分は防水性能を指しています。0は性能がなく、数字が上がるごとに性能が高いことを示します。

再現性の高いメーカーを選ぶ

OEM、ODMを活用する場合、依頼するメーカーの製造技術や印刷技術が低いと、商品の仕上がりやオリジナル印刷の再現度が、イメージとかけ離れてしまうことがあります。

メーカーの技術力を推し量る方法の一つとしておすすめなのが、メーカーの最新製品を確認することです。

製品のデザインや多様性、印刷されている柄の色味や豊富さ、デザイン性を見て、自社の希望やイメージに合いそうか事前に調査することをおすすめします。

売れる商品の提案ができるか

メーカーの製造技術が高くても、今どきのトレンドにあっていなければ売れる商品にはなりません。中でも、ODMで依頼する場合は、製品のデザインから委託するため、売り上げへの影響は大きくなります。

メーカーのオリジナル製品を確認し、売れる商品を提供しているか、売れる商品でも自社の意向や目的と合いそうかなど、慎重にチェックを行いましょう。

OEM・ODMで防水ケース製作を成功させるための注意点

OEM、ODMを利用した防水ケース製作を成功させるためには、スケジュール管理やサンプルチェックなど、いくつか知っておきたい注意点があります。後悔することがないように、しっかり確認しておきましょう。

スケジュール調整を綿密に

OEM、ODMを利用して生産する場合は、日本国内の大型連休(正月・ゴールデンウイーク・お盆)以外に、海外の工場の大型連休も考慮してスケジュール調整する必要があります。

とくにアジア圏で1月下旬から2月上旬にかけてある旧正月では、工場も事務所も完全にオフになるため、余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。

サンプルチェックは必須

防水ケースの開口部分の開閉のしやすさ、素材や手触り感、印刷の色味などは、実際に手にしてはじめて分かることが多いため、必ずサンプルチェックを行いましょう。

その時点で、改善や調整してほしいことをメーカーとすり合わせ、課題を解消しておくことが大切です。

本格生産後の修正は困難なため、社内で確認が必要な部署や人すべてに、サンプルの段階で確認してもらうことをおすすめします。

希望や不安は早めに相談する

納品段階で「色合いが違う」「依頼した通りになっていない」といったトラブルにならないよう、希望や不安、疑問は、発生した時点で早めに相談しましょう。

勘違いや認識の齟齬を避けるため、段階ごとのデザイン、数値・数字、メーカーとの修正記録は、必ずデータや文字で残すことをおすすめします。

OEM・ODMでオリジナルスマホ防水ケースを作ろう

OEM、ODMを活用することで、自社に設備やノウハウ、人的リソースがなくてもオリジナルのスマホ防水ケースの製造が可能です。

メーカーを選ぶ際は、自社の希望やイメージに合う防水ケースを作れるのか、メーカーの最新製品を確認して慎重に検討することをおすすめします。使う人に喜んでもらえる防水ケースを、OEM、ODMで生産しましょう。

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